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  • カリフォルニアのマイニングベンチャー「3G Venture II」が、インテルの半導体工場を購入、マイニング拠点の開発が目的か

マイニング拠点の需要急増

Gazetteが報じたところによると、カリフォルニアのマイニングを行うベンチャー「3G Venture II」は、インテルが保有する半導体の製造拠点を1300万ドルで購入したことを発表した。本格的なマイニングの拠点を生み出すことが狙いとみられている。

本案件に携わったマイケル・パーマー氏によれば、カリフォルニア当局は3G Venture IIのトップであるジョン・チェン氏がマイニングの拠点を建設することを認識していたという。

マイニングビジネスは、莫大な量の電気と機械の冷却装置を必要とする。つまり、冷涼な気候・電気代の安さという2つの条件は必須である。

インテルから購入された140万平方フィートの発電所は、2000年にインテルが半導体の生産を目的に建設した。しかし、半導体ビジネスの衰退とともに工場は売却されるにいたった。

チェン氏にとっては、この工場は電気の供給は十二分にあることや、山間部という立地が購入の決めてとなった。加えて、この工場は変電所と、電力供給装置を二つ保有している。

コロラドスプリングズにおける電気代は、アメリカ政府の産業発展の要請により、アメリカ全土より電気代は比較的安い。電気代の安さは、海外企業誘致のインセンティブにもなっていると言われている。
さらに電気代の安さは、データを扱う企業にとっても魅力的だ。マイニング同様、データの管理のために多くの電力やサーバーシステム、多くのコンピューター機器を管理できる場所が必要である。FedExやプログレッシブ・コープ、ウォルマートらが保有する施設はこれらの特徴が顕著に現れる。

ディーク・ドレーパー氏の見解

Colorado Springs Chamber of Commerce & EDCのCEO兼取締役のディーク・ドレーパー氏によれば、3G Venture IIが行った今回の購入に対する金銭的な援助や外部からの要請などは一切なかったと言う。「ビットコインのマイニングは莫大な電力が必要であり、3G Venture IIも我が社が生み出す電力が必要とするだろう。チェン氏の3G Venture IIは今後機械などにも投資する可能性が高いが、我が社として協力する方針は現在のところない」

ドレーパー氏によれば、データ集積所と比べ、マイニング拠点はいかなる雇用も生み出さないという。「もちろん特定の層にとっては有益なものになるが、私たちは雇用の早出を重視したい」としている。