イーサリアム (ETH) のおすすめウォレット10選 | 初心者に人気なウォレットを徹底調査

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橋爪 塁成 (Ruisei Hashizume)
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橋爪 塁成

暗号資産(仮想通貨)投資に2017年始めから参入。暗号資産に関するリサーチを日々行いながら、幅広いビジネスニュースを編集しています。

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イーサリアム (ETH) ウォレットの種類

イーサリアムを含む仮想通貨は、ウォレットと呼ばれる専用の場所に保管する必要があります。ウォレットにもさまざまな種類がありますが、まずはそれぞれの概要とメリット・デメリットを見ていきましょう。

ホットウォレットとコールドウォレット

ウォレットには、インターネットに接続された状態の「ホットウォレット」とインターネットから切断されたオフライン状態の「コールドウォレット」の2種類があります。ホットウォレットは、インターネットに接続している端末があれば時間や場所を問わずアクセスできるため、利便性が高いというメリットがあります。一方、インターネットに接続された状態ということは、常に攻撃されるというリスクもはらんでいます。

コールドウォレットは、オフラインの状態で仮想通貨を保管しているため、ハッキングなどによって仮想通貨を盗まれるリスクが少ないというメリットがあります。高額の仮想通貨を長期間にわたって保管するのに安心な方法と言えるでしょう。ただし、保管された仮想通貨にアクセスするのに手間がかかるため、頻繁にやり取りをするには向いていません。

ウォレットには5つのタイプがある

ウォレットには以下の5つのタイプがあります。

  • ウェブウォレット
  • デスクトップウォレット
  • モバイルウォレット
  • ペーパーウォレット
  • ハードウェアウォレット

上記のうち、ウェブウォレットとデスクトップウォレット、モバイルウォレットはホットウォレットに、ペーパーウォレットとハードウェアウォレットはコールドウォレットに分類されます。

ホットウォレットの中でもデスクトップウォレットやモバイルウォレットは秘密鍵を自分の端末で保管するケースが多く、比較的安全性が高いと言えるでしょう。

ペーパーウォレットはアドレスや秘密鍵を紙に印刷したもので、安全性は最も高いですが、物理的な紛失のリスクが大きかったり送金などの際に手間がかかるのがデメリットです。コールドウォレットを利用する場合には、ハードウェアウォレットの利用がおすすめです。

イーサリアム (ETH) を保管するのにおすすめのウォレット10選

各取引所のウォレット

仮想通貨の取引を始めたばかりの初心者やそれほど高額な仮想通貨を保有していない方におすすめです。取引所のウォレット以外を利用する場合には何らかの設定を行う必要がありますが、そうした手間を一切かけずに済ますことができます。Coincheck (コインチェック) やbitFlyer (ビットフライヤー) 、GMOコイン、DMM Bitcoin (DMM ビットコイン) などの大手の取引所であれば、セキュリティー体制もしっかりしているほか、顧客から預かっている仮想通貨の大部分をコールドウォレットで保管しているため、安心して利用できるでしょう。

MyEtherWallet

MyEtherWalletは、イーサリアムの管理に特化したデスクトップウォレットで、イーサリアムだけでなくERC-20トークンすべての保管に対応しています。イーサリアムのウォレットは日本語に対応していないことも多いですが、MyEtherWalletは日本語対応しているため使いやすいのがポイント。またスマホアプリもあるため、複数の端末からアクセスすることができます。さらに、後に紹介する「Trezor」や「Ledger Nano S」といったハードウェアウォレットと連携したり、アドレスと秘密鍵を印刷してペーパーウォレットとして保管したりすることも可能です。秘密鍵をサーバーではなく自分の端末で保管するため、保有しているイーサリアムが流出する危険性は低いですが、秘密鍵を紛失しないように保管しておく必要があります。また、イーサリアムやERC-20トークン以外の仮想通貨の保管には対応していないため、イーサリアムの取引やICO投資を頻繁に行っている人におすすめのウォレットです。

MetaMask

MetaMaskは、ブラウザの拡張機能やスマホアプリとして利用できるイーサリアムの保管に特化したウェブウォレットです。MyEtherWalletと同じく、イーサリアムとERC-20トークンすべての保管に対応しています。MetaMask独自の機能として、DAppsやDEX (分散型取引所) との連携があり、DAppsの利用料金を決済したりDEXの認証に利用したりすることができます。ブラウザの拡張機能で動くため動作が軽く、また日本語と日本円の表示に対応しているため、扱いやすい作りになっているのもポイント。複数のアカウントを簡単に作成できるため、用途ごとにアカウントを用意することも可能です。ただしMetaMaskはホットウォレットなので、コールドウォレットと比較するとどうしてもセキュリティは低くなってしまいます。DAppsやDEXを利用する人であればアカウントを用意しておくと便利です。

Ginco

Gincoは2018年4月にリリースされた、日本発のモバイルウォレットです。日本発であるため、日本語に完全対応しています。またUIもシンプルで、特別な説明の必要なく直感的に扱うことができるのが特徴です。セキュリティも充実しており、秘密鍵をサーバーではなく自分の端末で管理するクライアント型のウォレットのため、万が一サーバーが攻撃されたとしてもウォレットで保管している仮想通貨が流出する危険性が低いと言えるでしょう。さらに、すべての通信に対して高度な暗号化を施しているほか、サーバーにはGinco独自の認証方式を採用していることもあり、Gincoそのものの安全性も高水準に保たれています。日本語でのメールサポートにも対応しているため、何か疑問に思ったことでも気軽に聞きやすいのも安心。デメリットとしては、端末を紛失してしまうと保管していた仮想通貨の入出金を行えなくなってしまいます。使用する際には必ずバックアップを取るようにしましょう。

Mist

Mistはイーサリアム公式のデスクトップウォレットです。Mistの最大のメリットは、イーサリアム公式であるということから信頼性が高い点です。クライアント型のウォレットのため秘密鍵が流出するリスクが低く、セキュリティの面でも信頼度は高いと言えるでしょう。ただし使用の際には、ブロックチェーン上に存在するすべての取引データをダウンロードして完全に同期を行う必要があり、時間がかかったりハードディスクの容量を大量に使用したりするといったデメリットもあります。また、日本語には対応していません。サードパーティの作成したウォレットは信頼性の面で不安という方におすすめのウォレットです。

Trezor

Trezorはハードウェアウォレットに分類されるウォレットで、取引を行うとき以外はオフラインで仮想通貨を保管できます。強固なセキュリティが特徴のウォレットで、取引の際には本体の物理ボタンを押す必要があるため、ハッキングにより遠隔で操作される心配がありません。また、万が一Trazorを紛失したり盗難にあってしまった場合でも、初期設定の際に記録した「バックアップフレーズ」を新しいTrazorに入力するだけで秘密鍵を復元することができます。豊富な種類の仮想通貨に対応しているため、複数の仮想通貨をできるだけ安全に保管しておく用途に向いています。なおTrezorなどのハードウェアウォレットを購入する場合は、できるだけ公式から購入するようにしましょう。第三者が悪意のある改造を施して保管してある仮想通貨を盗む可能性があるためです。

Ledger Nano S

Ledger Nano Sはハードウェアウォレットの中でも人気が高いウォレットです。コールドウォレットのため、ホットウォレットと比較すると安全に仮想通貨を保管することが出来ます。入出金には最初に自分で設定するPINコードが必要なので、盗難にあった場合でも保管してある仮想通貨が流出する危険性は低いでしょう。先ほど紹介したTrezorとの主な違いは対応通貨です。自分が保有している、あるいは購入したいと考えている仮想通貨の種類に合わせてどちらかを選ぶとよいでしょう。

Trust Wallet

Trust Walletは、世界最大規模の仮想通貨取引所であるBINANCEの公式ウォレットで、多機能かつ対応通貨が多いのが特徴です。Web3.0のサイトを閲覧できるブラウザが組み込まれており、DAppsやDEX (分散型取引所) をシームレスかつ安全に利用することができます。また、クレジットカードでイーサリアムやビットコインなどの仮想通貨を直接購入することも可能です。BINANCE公式ウォレットで、信頼性が高いのもポイント。日本語に対応しており、操作も分かりやすいため、DAppsやDeFiをスマホから利用したいという方におすすめのウォレットです。

Jaxx

Jaxxは多数の仮想通貨に対応しているウォレットです。また幅広いデバイスに対応しているのも特徴で、デスクトップとモバイル両方のウォレットがあります。ただし、日本語に対応しておらず英語のみであるという点や、過去に盗難被害にあっており[1]

BITCOINCHASER, Jaxx Hack: More Than $400k Stolen,2021年6月4日参照

triangleセキュリティに若干難がある点がデメリットです。イーサリアムを含むさまざまな仮想通貨の取引を頻繁に行う人が、決済用のウォレットとして利用するのがよいでしょう。

TokenPocket (トークンポケット)

TokenPocketは、日本の会社であるトークンポケット株式会社が開発したモバイルウォレット。iOSとAndroid両方のデバイスに対応しています。日本国内で開発されたモバイルウォレットとして、初めてWeb3.0のブラウザを搭載しているのが特徴です。現時点では「CryptoKitties」や「ForkDelta」、「RareBits」といったDAppsに対応しています。ERC-20トークンにも対応しており、保有しているトークンの総資産額をひと目で確認することが可能。秘密鍵はサーバーに保管されないのでセキュリティ面も安心です。

イーサリアム (ETH) のウォレットに関するQ&A

イーサリアム (ETH) 送金の際に必要な「ガス」とは

イーサリアムでは、送金やスマートコントラクトの実行を行うにはトランザクションの承認が必要ですが、その承認の際にマイナーに支払うのがガスと呼ばれる手数料です。このガスは送金の際に自分で価格を設定することができます。ただし、マイナーはガス価格が高いトランザクションから優先して承認を行っていくため、相場より低い額だと送金がなかなか承認されないということが起こります。特にトランザクションが増加するとネットワーク全体でのガス価格が高騰します。また逆に、ウォレットによってはデフォルトのガス価格が相場より高めに設定されていることもあるので、初期設定の際にはガス価格も確認するようにしておきましょう。現時点での適切なガス価格を知りたい場合は「ETH Gas Station」で調べることができます。

ウォレットでERC-20トークンを受け取ることはできる?

上記のおすすめウォレットでも紹介したように、イーサリアムに対応したウォレットの中にはICOで発行されたERC-20トークンを受け取ることができるものがあります。積極的にICO投資を行おうと考えている場合は、対応ウォレットを確認しておくといいでしょう。

またICOから間もないトークンの場合、そのトークンにウォレットが対応していないことがあります。そのようなときには「Ethplorer」でトークンのContract AddressとSymbol、Decimalsを調べた上で、それぞれのウォレットから「カスタムトークンの追加」を行い、それぞれの値を入力することで対応させることが可能です。

イーサリアム (ETH) おすすめのウォレットまとめ

今回の記事では、イーサリアムを保管するのにおすすめなウォレットをセキュリティや利便性などの面から紹介しました。

イーサリアムをはじめとする仮想通貨は保管する方法を間違えると資産を失うリスクがあります。ウォレットにはいくつかの種類がありますが、それぞれのメリットとデメリットを理解し、自分の取引する仮想通貨や保有している額などから最適なウォレットを選んでください。

情報ソース・引用元一覧

1

BITCOINCHASER, Jaxx Hack: More Than $400k Stolen,2021年6月4日参照