ネム (XEM) の保管におすすめなウォレット3選

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安藤 啓明 (Hiroaki Ando)
この記事の編集者
安藤 啓明

暗号資産 (仮想通貨) に関する記事のディレクターで、これまでにも「お金」をテーマにした記事のディレクションを多数行った経験があります。

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ネム (NEM/XEM) をウォレットで保管した方がいい理由

仮想通貨取引所でネムを購入したら、売却するまでウォレットで保管するのがおすすめです。ネムをウォレットで保管したほうがいい理由は、以下の2点です。

  • 取引所のハッキングリスクに備えるため
  • 取引所の破綻リスクに備えるため

取引所では多くのユーザーの秘密鍵を保管しているため、ハッカーから攻撃を受けるリスクも高くなっています。もちろん各取引所ではハッキング対策を行っていますが、過去にハッキング被害が起きた取引所もあります。

個人でウォレットを用意し、そこでネムを保管しておけば、取引所がハッキング被害にあっても自分の資産を守ることが可能です。

またウォレットで保管を行えば、取引所が経営不振などの理由で破綻しても、自分の資産にアクセスできなくなる心配もありません。

銀行や証券会社などは、運営会社が破綻しても利用者の資産が守られるように法整備が行われています。それに対し仮想通貨取引に関しては、法整備が整っていなかったり判例が少なかったりするため、補償が行われない可能性もあるのです。

ネム (NEM/XEM) を保管するウォレットの種類

ネムなどの仮想通貨を保管するためのウォレットは、大きく分けて以下の2種類に分けられます。

  • ホットウォレット
  • コールドウォレット

ホットウォレットは、インターネットに接続して使用するウォレットのことを指します。インターネットに接続されている分、送金などがしやすく便利です。その一方で、ハッキングなどのリスクが高いというデメリットもあります。

ホットウォレットには、以下のようなものがあります。

  • ウェブウォレット
  • デスクトップウォレット
  • モバイルウォレット

一方コールドウォレットとは、オフラインの状態で資産を保管するウォレットのことです。オフラインのため、ハッキングなどによる盗難のリスクは非常に低いのがメリット。高額の資産を保管する場合は、コールドウォレットで保管するといいでしょう。一方、コールドウォレットは物理的な手段で保管するため、破損や紛失、盗難といったリスクに備える必要があります。

コールドウォレットの主な例は以下の通りです。

  • ハードウェアウォレット
  • ペーパーウォレット

ネム (NEM/XEM) を保管するのにおすすめのウォレット3選

NEM Wallet

NEM Walletは、ネム公式が提供しているデスクトップウォレットです。WindowsとMac、Linuxと3種類のOSに対応しています。

対応している仮想通貨がネムだけである一方、ネムに特化した以下のような機能が備わっています。

  • ハーベストに参加可能
  • モザイクを発行可能

NEM Walletはホットウォレットに分類されますが、秘密鍵をサーバーではなく自分のPCに保管するタイプのウォレットなので、取引所のウォレットと比較するとセキュリティの面でも安全でしょう。

ネムの取引を今後も行っていきたい方は、用意しておくと便利なウォレットのひとつです。

Trezor

ハードウォレットでネムを管理したいのであれば、Trezorがおすすめです。Trezorの主な特徴は以下の2つです。

  • 様々な通貨に対応
  • コールドウォレットのためハッキングのリスクが低い

Trezorは複数種類の通貨を保管するのに対応しているので、ネム以外の仮想通貨も取引したい人におすすめです。メジャーな通貨であれば一通り対応していますが、2種類あるモデルのうち「Trezor One」はリップル (XRP) に対応していません。リップル (XRP) も保管したい場合、「Trezor Model T」を購入しましょう。

またハッキングや不正アクセスには強いですが、Trezorのデバイス自体を破損、紛失してしまうと、保管していた通貨を取り出せなくなる可能性があります。リカバリーフレーズを設定しておくなどの対策が必要です。

NEM Wallet

上記で紹介したNEM Walletはデスクトップウォレットだけでなく、モバイルウォレットもあるのが特徴です。モバイル版はiOSとAndroidそれぞれに対応しています。

モバイルウォレットの特徴は、スマホから操作可能なため時や場所を選ばずに保管している資産にアクセスできることです。

なおデスクトップ版と異なり、以下の機能はついていません。

  • モザイクの発行
  • ネームスペースの入力

デスクトップ版のNEM Walletとも連携可能なので、デスクトップ版とモバイル版の両方を使い分けるのもいいでしょう。秘密鍵を自分の端末で保管するため、スマホの紛失や盗難リスクにも備えておく必要があります。あらかじめバックアップを取っておくのがおすすめです。

ネム (NEM/XEM) 公式ウォレット「NEM Wallet」とは

上記でも紹介しましたが、ネム公式ウォレットとして、NEM Walletが提供されています。ネムの保管に特化した機能を持つのが特徴です。デスクトップ版とモバイル版の両方がありますが、どちらも秘密鍵を自分のPCや端末で保管します。

ここでは、NEM Walletの使い方などを見ていきましょう。

NEM Wallet (デスクトップ) の使い方

NEM Walletのデスクトップ版を使い始めるための手順は、以下の通りです。

  1. NEM Wallet公式ページからNEM Walletをダウンロードする
  2. アカウントを作成
  3. 秘密鍵とパスワードを控えておく
  4. ネムをNEM Walletに送金

NEM Walletは日本語対応もしているので、ダウンロードと解凍がすんだら、言語を日本語に選択しましょう。

その後は「アカウント作成」から「シングルウォレット」を選びます。ウォレット作成時の不正アクセスを防ぐため、このときにパソコンのインターネット接続をオフにしてください。その後の画面で、ネットワークは「Mainnet」を選択し、ウォレット名を入力します。最後にパスワードの設定と秘密鍵の生成を行い、万が一のときのためのバックアップファイルを作成しておきます。

ここまでの手順が完了したら、インターネットに再度接続して問題ありません。取引所の口座などから上記で作成したNEM Walletに、ネムを送金します。送金は以下の手順で行うことが可能です。

  1. NEM Walletダッシュボードの「アカウント」メニューからアドレスを確認する
  2. 取引所の送金メニューから上記で確認したアドレスに送金する

ネムの送金後は、以下の機能が自由に使えるので、自分の利用目的に合わせて使用しましょう。

  • ネムの送金
  • ハーベストの参加
  • モザイクの発行
  • NEM Walletとの同期や連携

バックアップは再び取得することも可能なので、紛失してしまった際には取り直しておくのがおすすめです。

NEM Walletから取引所へネム (NEM/XEM) を送ると紛失する?

NEM Walletから取引所へネムを送金した際にミスがあると、送金したネムを紛失することがあります。

NEM Walletから取引所の口座にネムを送金するときには、入金用メッセージの入力が求められます。このときに入金用メッセージの入力を間違えてしまうと、送金しようとしたネムの所有者が不明となり紛失してしまうのです。

ネムをNEM Walletから取引所の口座に送金するときには、以下のことがないか確認してから送金を行うようにしましょう。

  • メッセージの入力し忘れ
  • メッセージの入力ミス

ネム (NEM/XEM) の保管におすすめのウォレットまとめ

仮想通貨取引所でネムを購入した場合、ウォレットに移して保管するのがおすすめです。取引所の口座でネムを保管しつづけると、取引所のハッキングリスクや破綻リスクに対応できません。

仮想通貨のウォレットは、大きく分けてホットウォレットとコールドウォレットがあります。使い勝手が良いのはホットウォレットですが、安全性が高いのはコールドウォレットです。

ホットウォレットを利用するのであれば、ネム公式が発行しているNEM Walletがセキュリティや機能の面からおすすめです。パソコンとスマホの両方に対応しています。コールドウォレットなら、複数の仮想通貨を安全に保管ができるTrezorが便利です。

自分の取引のスタイルや保有している仮想通貨の種類にあわせて、ネムを保管するウォレットを選びましょう。