- BINANCEは手数料の計算がしやすく初心者にもおすすめの取引所
- バイナンスコイン (BNB) を使えば取引手数料の割引が受けられる
「BINANCEの手数料は安い?」「BINANCEの手数料にはどんな種類がある?」とお困りではありませんでしょうか。
仮想通貨の取引と手数料は、切っても切れない関係です。そのため、投資でより利益を出すには、きちんと手数料を把握することは大切になってきます。
本記事では、BINANCEの手数料を網羅的に解説し、手数料を安くおさる方法も紹介していきます。
ぜひ最後まで読んで、BINANCEで賢く仮想通貨取引をしていきましょう。
BINANCE (バイナンス) 手数料は安いのか
BINANCEの手数料は、並べて安く設定されています。
例えば、仮想通貨を購入する際の手数料は、注文の方法に関わらず**0.1%**です。
つまり、10万円分の仮想通貨を購入したとすればBINANCEに納める手数料はわずか100円相当額ということになります。
他方、国内の取引所では、購入方法によっては3%以上の取引手数料が発生することもあります。
この場合、10万円の元手を用意しても、3,000円も取引所に徴収され、手元には9万7千円しか残りません。別の言い方をすれば、国内の取引所では、購入した仮想通貨が3%以上値上がりしてやっと、投資の元本が回収できます。
BINANCEの場合は、安い手数料のおかげで仮想通貨の価格が1%上がれば、ご自身の資産価値も購入時点からおよそ1%ほど上昇し、手数料負けを起こしにくいです。
BINANCE (バイナンス) で発生する3つの手数料とは
BINANCEで発生する手数料は、大きく分けて以下の3つになります。
- 暗号資産(仮想通貨)の取引の際にかかる 「取引手数料」
- 暗号資産(仮想通貨)の入金の際にかかる 「入金手数料」
- 暗号資産(仮想通貨)の出金の際にかかる 「出金手数料」
ここからは、それぞれの手数料の詳しい内容を確認していきます。
BINANCE (バイナンス) の取引手数料はユーザー目線でわかりやすい
基本取引手数料は0.1%
取引手数料は、仮想通貨を交換する際に発生する手数料です。
取引手数料は、暗仮想通貨の取引を行う際に、毎回必ず発生するものです。
そのため、特に短期取引を行う人にとっては、取引手数料が費用面での大きな負担となってきます。
BINANCEの取引手数料は、0.1%と業界の中でも安めに設定されているので安心です。
しかも、「0.1%」という数字はとても計算がしやすいので、自分がいくら手数料を払えばよいのかが想像しやすいでしょう。
更に、BINANCEの独自仮想通貨であるバイナンスコイン (BNB) を使って取引手数料を支払うと、支払金額が割引される制度もあるので、実際に支払う手数料を更に抑えることもできます。
バイナンスコイン (BNB) を使った取引手数料の割引に関しては後述します。
売値と買値の価格乖離(スプレッド)も小さく損失が出にくい
スプレッドとは買値と売値の差額のことをいいます。
BINANCEはユーザー同士の板取引による「取引所形式」にて仮想通貨を売買します。「取引所形式」ではスプレッドが狭く0.5ドルから1ドルほどであるのが一般的です。
BINANCEの場合は、市場参加者も多く流動性が担保されているため、スプレッドは最小限に抑えられ,0.5ドル以下のケースが多いです。
他方、国内取引所ではユーザーと取引所が仮想通貨の売買を行う「販売所形式」が多いです。「販売所形式」では、取引所が自らの利益を上乗せしてユーザーと取引します。
そのため、スプレッドが広くなりやすいです。
上記の画像は、2022年2月9日時点での、国内大手取引所Coincheckのスプレッドです。ビットコイン (BTC) の売値と買値の差は30万円以上あるのがわかります。
つまり、Coincheckの販売所でビットコイン (BTC) を1枚買おうとした場合、1枚あたりの価格が30万円以上も上昇しないと赤字となってしまします。
BINANCEの場合は、スプレッドが0.5ドル程なので、100円でも仮想通貨の価値が上昇すればスプレッドで赤字が発生することはありません。
BINANCE (バイナンス) の入出金手数料
BINANCE (バイナンス) の入金手数料
BINANCEでは、入金する仮想通貨の種類を問わず、入金手数料は無料です。
BINANCE (バイナンス) の出金手数料
BINANCEでは、各仮想通貨ごとに個別の出金手数料が定められています。
なお、バイナンスコイン (BNB) とは、BINANCEが独自に発行している仮想通貨です。
2022年2月時点では、仮想通貨の時価総額ランキング4位[1] Market Kasobu, BNB 市場ランキング, 2022年2月10日参照にランクインしており、取引所が発行するトークンとしては最上位となっています。
BINANCE (バイナンス) で出金手数料が発生するタイミング
出金手数料は、仮想通貨を他の取引所やウォレットに送金する際に発生する手数料のことを指しています。
BINANCEでは、日本円を使った入金ができませんが、出金時も同様で、日本円を使った出金ができません。
そのため、仮想通貨を国内取引所に送金して日本円と交換する必要があります。
出金手数料はこの時に発生すると覚えておきましょう。
コンバート機能を使って手数料無料で仮想通貨の交換をする3STEP
コンバート=両替機能
BINANCEでは、少額の保有する仮想通貨を他の仮想通貨に両替(コンバート)をすることができます。
① まず、BINANCE公式ページに進み、ウォレットから「フィアットと現物」を選択します。
② 次に左側の検索窓で両替元の通貨を入力します。
③ 通貨を選択したら、その通貨の「コンバート」ボタンを押します。
その後は、上記の画面が表示されます。
画面の上段に両替元の仮想通貨、画面下段に両替後の仮想通貨を指定し、両替する枚数を入力します。
最後に、金額のプレビューが表示されるので、こちらを確認して両替を確定させます。
すると、取引手数料無料で保有する仮想通貨を他の仮想通貨に交換できました。
BINANCEのコンバート機能では、テザー (USDT) やUSDコイン (USDC) も他の通貨とコンバートできるので、少額の仮想通貨取引を行う場合はぜひ試してみてください。
BINANCE (バイナンス) の取引手数料を他の主要6取引所と比較
「BINANCEの手数料って他と比べて安いの?」という方向けに主要取引所の手数料を比較してみました。
対象の通貨はビットコイン (BTC) で、現物取引、とレバレッジ取引の2つの契約で比較します
他の取引所と比較しても、BINANCEの手数料は条件がいいと言えます。
まず第一に、どの通貨でも一律で取引手数料が0.1%となっています。
他の取引所では、注文の種類や契約の種類によって手数料が複雑化しているのとは対象的な、BINANCEのシンプルな手数料は初心者の方でも簡単にその概要を把握できることでしょう。
また、バイナンスコイン (BNB) の割引をうまく使えば、業界トップ水準の低手数料が実現できます。
BINANCE (バイナンス) の出金手数料を他の主要6取引所と比較
BINANCEでは、ビットコインの手数料が0.0005BTCとなっています。
他の取引所と比べてもそこまで手数料に差がないことがわかります。
出金手数料は、送金作業を担う「マイナー」に対して支払われるものです。
他の取引所と大きな乖離がないことは、マイナー手数料に自らの利益を上乗せしすぎていないことになるので、公正な出金手数料が徴収されていると言えます。
バイナンスコイン (BNB) を用いて取引手数料を安く抑える方法
BINANCEでは、取引所の独自トークンであるバイナンスコイン (BNB) を使って手数料の割引を受けることができます。
2022年時点では、手数料をバイナンスコイン (BNB) で支払うと支払い額の25%が割引されます。
BINANCEの取引手数料は0.1-0.0%となっており、他の取引所と比べても安くなっていますが、バイナンスコイン (BNB) を使うことでさらに割引を受けることが可能となっています。
BINANCE (バイナンス) が取引手数料の割引継続を発表
もともと、バイナンスコイン (BNB) の割引制度は2017年7月にバイナンスが設立されてからの年数に基づいて計算されたもので、徐々に割引率が低下していき2022年7月にはサービスが終了する予定でした。
割引率に関しては、以下の表を御覧ください[2] BINANCE, BNBを使用して手数料のお支払いと25%割引を獲得する方法, 2021年9月13日参照。
しかし、BINANCE4周年目にあたる2022年2月時点でも、ユーザーの継続的なサポートに感謝の意を示すため、25%の割引を7月13日まで延長することが発表されました[3] BINANCE, バイナンスはBNB使用時の取引手数料25%割引を継続へ, 2022年2月10日参照
バイナンスコイン (BNB) の割引率
割り引き率は取引の種類によって異なります。上記の表を参考にしてください[4] BINANCE, BNBのメリット, 2021年9月13日参照。
取引手数料をバイナンスコイン (BNB) 支払いにする方法/解除する方法
BINANCEでは、初期設定でバイナンスコイン (BNB) を保有すると取引手数料として優先的に利用される設定となっています。
ただ、この設定はいつでも変更できるので、切替方法を紹介します。
① まず、ホーム画面右上の人型アイコンをクリックして、上記画像のようなバーを表示させます。その後「ダッシュボード」をクリックします。
② 「ダッシュボード」をクリックした先ではページを下までスクロールしていきましょう。
一番下までスクロールしたら、「BNBで手数料を支払う」のボタンをおすことで手数料支払いの変更が可能です。
BINANCE (バイナンス) で手数料を抑えるその他の方法
BINANCEで手数料を安くしたければ、バイナンスコイン (BNB) を用いる方法が最も効果的です。
しかし、以下の方法を心がけることで手数料を抑えることもできます。
① BINANCE (バイナンス) のVIPプランに挑戦
BINANCEでは、1ヶ月以内に一定量以上のビットコイン(BTC) 取引をするとVIPプログラムに加入できます。
VIPプログラムでは、手数料が割り引かれる特典がついていて最大で190%の割引が受けられます。
VIPレベルの要件と得られる割引率は以下のとおりです。
加入のためには最低でも月間50BTCが必要なため難易度は高いですが、一つの目標にはなると思います。
こちらが各レベル毎の割引一覧です[5] BINANCE, VIPプログラム, 2021年9月13日参照。
VIPレベルは10段階ありますが、一つ上げるためにも月額億単位の取引が必要です。
そのため、ひとまずは一律0.1%の取引手数料、バイナンスコイン (BNB) 支払いで追加の割引、と覚えておけば問題ないです。
② 出金はなるべく一度にまとめる
BINANCEでは出金額ではなく、出金の度に固定の出金手数料が徴収されます。
従って、同じ額の出金であっても、出金回数が少ない方が支払う手数料は少ないです。
BINANCEから仮想通貨を出金する際に、なるべく一度にまとめて送付を行えば、その分の手数料を浮かせることができるでしょう。
③ マイナーへの送金手数料が安い仮想通貨を選ぶ
各仮想通貨の出金手数料は、送金需要の高さや利用するブロックチェーンのスケーラビリティによって大きく異なります。
例えば、ビットコイン (BTC) の送金手数料は0.0005BTCで執筆時点のレートではおよそ2,500円です[6] Market Kasobu, BTC 基本情報, 2022年2月10日参照。
一方、リップル (XRP) の手数料は0.25XRPで執筆時点のレートでは30円弱となっています[7] Market Kasobu, BTC 基本情報, 2022年2月10日参照。
このように、銘柄によって出金手数料は異なります。
必ずしも手持ちの通貨で出金する必要はないので、両替機能などをうまく活用して、手数料の安い通貨にしてからの出金がおすすめです。
BINANCE (バイナンス) の手数料に関するQ&A
BINANCEの取引手数料はいくらですか?
取引手数料は0.1-0.02%です。
BINANCEの手数料を安くする方法はありますか?
BINANCEが発行するトークンであるバイナンスコイン (BNB) で取引手数料を支払うと、取引手数料が割引されます。
BINANCE (バイナンス) の手数料のまとめ
以上、BINANCEでかかる手数料について解説してきました。
BINANCEは、取引手数料が一律で0.1%になっており、非常にわかりやすいです。
また、バイナンスコイン (BNB) を利用すると取引手数料が割引になることも魅力的です。
海外取引所を検討している人や、短期でのトレードが多い方にはおすすめの取引所と言えるでしょう。