- セービングは暗号資産(仮想通貨)を預けることにより利子を得られるサービス
- いつでも資産を償還でき使いやすいのが「フレキシブルセービング」
- 一定期間は償還できない「ロックセービング」は利率が高め
2022年12月最新情報
BINANCEが2022年11月30日に日本からの新規ユーザーが口座開設・登録することを禁止しました。
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また、BINANCEの日本ユーザー登録禁止に関しては、下記の記事で詳細が記載されていますので、参考にしてください。
「BINANCE (バイナンス) のセービングって何のこと?」そう思っていませんか。セービングは取引所へ暗号資産(仮想通貨)を預けることにより、利子を得られるサービスです。
本記事ではBINANCEのセービングサービスについて、特徴や申込み手順を画像つきで解説します。本記事を読んで、BINANCE (バイナンス) セービングのやり方について学びましょう。
BINANCE (バイナンス) のセービングとは
セービング (saving) の日本語訳は「預金」です。暗号資産(仮想通貨)取引所において提供されるセービングは、ユーザーから暗号資産(仮想通貨)を預かり利子をつけるというものです。銀行預金と同じと考えるとよいでしょう。
ただし金利は銀行預金よりもはるかに高いため、非常に魅力的なサービスといえます。
BINANCEのセービングの特徴
BINANCEにおけるセービングサービスの特徴は、対応通貨数が58種類 (2021年3月5日現在) と豊富なことがあげられます。また最高金利は10%と利率が非常に高いです。
なおBINANCEのセービングには次の2種類があります。
2つのサービスの違いは、預入期間を指定するかどうかです。フレキシブルセービングは預入期間は設定せず、いつでも好きなときに資産を償還できます。
定期セービング (Locked Sabings) は、預け入れ期間を指定します。利子を受け取りたいのであれば、預け入れ期間中に資産を償還することはできません。
2つのサービスについては、次の見出しで詳細に解説します。
BINANCE (バイナンス) のセービングの種類
Flexible Savings
Flexible Savingsの特徴は、次の2つです。
- 預けた資産をいつでも償還できる
- 対応通貨が53種類と豊富
預けた資産をいつでも好きなときに口座に戻せますので、現物取引のためにウォレットに入れていた資産も預けられるでしょう。
また対応通貨数が53種類と豊富なため、お手持ちのコインが対象となっている可能性は高いはずです。使いみちがなくて困っているような通貨も預けられるかもしれません。
メリット
Flexible Savingのメリットは、利息を2重で受け取れるケースがあることです。具体的には、通常の利息に加えて以前エアドロップで付与されたことがあるトークンを2つ目の利息として受け取れます。
2021年3月現在では、ネオとヴェチェーンが対象です。たとえばネオを預け入れると、通常のネオの利息に加え、ガスを利息としてもらえます。この2重で利息を受け取れる点は、Flexible Savingの最大の魅力といえるでしょう。
またいつでも資産を償還できるため、暗号資産(仮想通貨)を預けるハードルが低いといえます。
オプションの「自動振替」をオンにすれば、スポットウォレット内の暗号資産(仮想通貨)を自動的にフレキシブルセービングへ振替えてくれます。いちいち手動で操作する必要がないため、手間がかからず楽でしょう。
Locked Savings
Locked Savingsの特徴は次の2つです。
- 預け入れ期間中は資産を償還できない
- 対応通貨が少ない
Locked Savingsでは預け入れ期間をあらかじめ決め、その期間中は基本的に償還できません。正確にいうと償還できることはできるのですが、利子が没収されてしまいます。
預け入れ期間は通貨によって選択肢の数が変わりますが、基本的に次の4種類から選択できます。
- 7日
- 14日
- 30日
- 90日
またLocked Savingsに対応している通貨種類は非常に少ないです。2021年3月時点で、次の3種類のみが対象です。
- テザー
- BUSD
- USDC
メリット
Locked Savingのメリットはすべての通貨で金利が高いことです。
たとえばテザーのFlexible Savingsの金利は6.0%ですが、Locked Savingsの7日間の預け入れ金利は6.31%です。預入期間を最大の90日とすると、金利は7.0%まで上昇します。
長期保有予定の通貨でLocked Savings対象通貨があれば、Locked Savingsを利用することで資産を増やせるでしょう。
BINANCE (バイナンス) のセービングの方法・やり方
BINANCEでセービング画面を表示させるには、上部メニューの「ファイナンス」をクリックしましょう。
BINANCE (バイナンス)公式ホームページはこちらから。
ファイナンスの下に表示されるメニューから「バイナンスアーニング」を選択します。
フレキシブルセービング
フレキシブルセービングの詳細を出すには、「バイナンスアーニング」の画面から「フレキシブルセービング」をクリックし、「詳細」に移動します。
そしてセービングを行うコインの「振替」ボタンを押しましょう。そうするとフレキシブルセービングの申し込み画面が表示されます。
預け入れ数量を入力し、規約を読んでチェックを入れてください。そして「振替が確認されました」ボタンを押します。これで申し込みは完了です。
貸し出した資産状況を確認するには、上部メニューの「ウォレット」から「収益」へ進みましょう。
そして「セービング」を選択し、「柔軟性」をクリックしましょう。そうするとフレキシブルセービングしている資産の状況を確認できます。
資産をセービングから償還するときは、上記の手順で表示した資産状況から、オペレーション列にある「償還」をクリックしてください。償還方法は次の2つから選択できます。
当日の金利を獲得したい場合は、「通常償還」を選択しましょう。当日中に資産を償還したい場合は「高速償還」を選択しますが、こちらは当日の金利が付与されませんのでご注意ください。
用語説明
7日間APYは、過去7日間の利息のことです。そして「昨日のフレキシブルAPY&トレンド」は、昨日の利息のことです。「過去7日間の利息」と「昨日のフレキシブルAPY&トレンド」を比べて、変化しているかチェックするとよいでしょう。
「1000あたりの柔軟な利息」は、通貨1000枚を預けたときに見込まれる利息の実数値です。
「自動振替」は、現物ウォレットからの振替を自動実行するための機能です。たとえばビットコインのフレキシブルセービング自動振替をオンにすると、日本時間の午前11時時点で現物口座にあるビットコンが、フレキシブルセービングへ自動的に振替されます。
注意点
フレキシブルセービングの注意点は、締め時間が日本時間のAM9時ということです。セービングでいう「当日」を正確に表すと、「現時刻から翌9時になるまで」です。よって次の2つに注意しましょう。
セービングに資産を振り替えたあと、翌9時を過ぎるまでは償還できません。たとえば20時に振り替えたら、償還できるのは翌日の9時以降です。
また金利が付与されるのは翌9時以降です。たとえば1月1日の20時に振り替えたら、1月2日の9時以降に金利のカウントがはじまります。申込時~翌9時までの「当日」は金利は付与されません。
ロックセービング
ロックセービングを設定するには、バイナンスアーニングの画面から「定期セービング」をクリックし、「詳細」へ移動しましょう。
そして「振替」ボタンをクリックします。そうするとロックセービングの申し込み画面が表示されます。
資産の預け入れ期間を選択しましょう。期間は次の4つから選択できます。
- 7日
- 14日
- 30日
- 90日
次にロット量を入力します。1ロットの数量は、申込み画面の右上に記載されていますので確認してみてください。
そして規約を読みチェックを入れましょう。最後に「振替が確認されました」ボタンを押します。
用語説明
年利は利息のことで、期間 (日) を変更すると利息が変わります。資産をロックする期間が長いほど、高い年利が適用されます。
「ロット単位の利息」とは、100通貨ロックしたときにもらえる利息の実数値です。
スマホアプリを用いてBINANCE (バイナンス) でセービングする方法・やり方
スマホアプリでもセービングを行えます。まず下のメニューから「ウォレット」をタップしましょう。
そして「収益」をタップします。次の画面では「製品を購入」ボタンをタップします。次の画面では「詳細」をタップしましょう。
フレキシブルセービングとロック (定期) セービングの通貨の一覧が表示されます。セービングしたい通貨の「振替」ボタンを押しましょう。
セービングの申し込み画面が表示されます。ここではフレキシブルセービングの申し込み画面を例として表示します。
預け入れる通貨の数量を入力し、規約を読んでチェックをいれましょう。そして「振替が確認されました」ボタンを押してください。
BINANCE (バイナンス) のセービングサービス「Activities」
BINANCEの「Activities」は、不定期で募集が行われるセービング商品の1つです。Flexible StakingやLocked Staking と異なる点は、次の3つです。
- 満期日が設定されてる
- 満期後に自動的にスポットウォレットへ資産と利息が返却される
- 利息が非常に高い
「アクティビティ製品」にはあらかじめ満期日が設定されており、満期日を迎えるとスポットウォレットに資産と利息が自動的に返却されます。たとえば「BTC 90D (5%)」は満期日が90日後に設定されているアクティビティ製品です。
アクティビティ製品の利息は非常に高いことも特徴です。ビットコインのアクティビティ製品では90日間で5%もの年利がつきますし、なかには88%もの年利がついた通貨もあります。
BINANCE (バイナンス) のセービングで得た利益にかかる税金
得た利益は雑所得に区分される
BINANCEのセービングで利子を得たとき、暗号資産(仮想通貨)トレードによる所得と同様に、「雑所得」として申告が必要になる場合があります。
給与所得者のケースでいうと、雑所得の合計金額が20万円以上になったときに確定申告が必要です。
なおセービングによる所得は、所得区分の「利子所得」の対象ではありません。
なぜなら国税庁のWebサイトにおいて、利子所得は「預貯金及び公社債の利子並びに合同運用信託、公社債投資信託及び公募公社債等運用投資信託の収益の分配に係る所得」と定義されているからです。暗号資産(仮想通貨)のセービングには言及されていないのが現状です。
税金について注目すべきポイント
貸していた暗号資産(仮想通貨)が返され、利子を得たとき
セービングによる所得が発生するタイミングの1つ目は、貸していた暗号資産(仮想通貨)が返却され利子を得たときです。たとえばフレキシブルセービングで1BTCを預けたあと、償還して0.002BTCを利子として受け取ったとき、0.002BTCが所得となります。
この利子として受け取った0.002BTCは、受け取ったときの時価で日本円に換算しましょう。たとえば受け取った時点のレートが1BTC=500万円だったとき、所得は1万円 (500万円×0.002BTC) となります。
また預けっぱなしのときは、所得は発生しません。画面上では利子はついているもの、実際に利子を受け取ってはいないからです。
リターンとして得た暗号資産(仮想通貨)が存在するとき
利子として受け取った0.002BTCを売却したときも、所得が発生します。このとき利子として受け取った暗号資産(仮想通貨)の取得価額は、利子を受け取ったときのレートから計算してください。
たとえば0.002BTCを利子として受け取った時点でのレートが1BTC=500万円だったとき、取得価額は1万円です。これを1BTC=600万円になったときに日本円へ売却した場合、所得は2,000円 (600万円×0.002BTC-1万円) となります。
なお他の暗号資産(仮想通貨)に交換したときにおいても、同様に所得が発生します。交換して入手した暗号資産(仮想通貨)のレートを元に、日本円で計算しましょう。
貸した暗号資産(仮想通貨)が戻らないとき
取引所が閉鎖したり倒産したりなどしてセービングで預けた資産を回収できなかったときは、雑所得内で損失を計上するとよいでしょう。ただしこれは業者から補償されないケースに限ります。
BINANCE (バイナンス) のセービングに関するQ&A
セービングとはなんですか。
セービングとは預金のことです。銀行預金のように、お金を預けることで金利が付与されるサービスです。
定期預金のように一定期間下ろせないものは「ロックセービング (定期セービング) 」、いつでも引き出しできるものは「フレキシブルセービング」としてサービスが提供されています。
Flexible SavingsとLocked Savingsの違いはなんですか
Flexible SavingsとLocked Savingsの違いは、「預ける期間を指定するか、しないか」です。Flexible Savigsは預ける期間を指定しません。ゆえにいつでも資産を償還できます。
一方Locked Savingsは預入期間を指定して資産を振り替えますが、預け入れ期間中に資産を償還すると付与された利子は没収されてしまいます。
トレードに利用するものはFlexible Savings、長期保有すると決めているものはLocked Savingsを利用するとよいでしょう。
BINANCE (バイナンス) のセービングに関するまとめ
BINANCEのセービングは、ただ保有している通貨を預けるだけで利息をつけてくれるお金をリスクなく増やせるサービスです。
特にFlexible Savingsはペナルティなしでいつでも資産を償還できるため、利用しやすいのではないでしょうか。本記事を参考に、ぜひセービングをはじめてみませんか。
2022年12月最新情報
BINANCEが2022年11月30日に日本からの新規ユーザーが口座開設・登録することを禁止しました。
他の海外仮想通貨取引所をお探しの方であれば、BYBITがおすすめです。
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また、BINANCEの日本ユーザー登録禁止に関しては、下記の記事で詳細が記載されていますので、参考にしてください。