ビットコイン (BTC) FXとは

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松本 頌平 (Shohei Matsumoto)
この記事の編集者
松本 頌平

暗号資産 (仮想通貨) を専門に扱うライター兼編集者であり、執筆作品はKasobuにて紹介されています。

編集ポリシー
1分で理解する要約
  • ビットコイン(BTC)FXはレバレッジをかけることができる
  • 損失が大きくなる可能性がある
  • 取り扱い額が大きくなるため、資金管理が必要である

ビットコインの知名度は上がってきていますが、ビットコイン(BTC)FXについての情報は知らない方も多くいると思います。そのため今回はビットコイン(BTC)FXにのメリットやデメリットを中心にわかりやすく解説していきます。

ビットコイン (BTC) FXとは?

ビットコインFXはFX口座に資産を証拠金として預けて、借りた資金で取引を行う方法です。ビットコインFXの特徴はレバレッジをかけられる点です。レバレッジは倍率を意味しており、証拠金に対して運営側が指定する範囲内で倍率を設定可能です。

実際の取引ではエントリーした地点から「買い」か「売り」でポジションを立てます。「買い」ではエントリー価格より値上がりすることを狙い、予想通り値上がりを見せると「売り」で決済する流れです。またエントリー価格から値下がりすることを予想した場合、「売り」注文を出し予想的中後は「買い」で決済します。

仮に予測した価格推移と真逆の値動きをした場合、含み損が発生します。損失分については証拠金残高から補填される仕組みです。

ビットコイン (BTC) FXと現物取引の違い

現物取引とビットコインFXの違いは保有資金を投じるかどうかにあります。現物取引では手持ちの資金を投じて仮想通貨の購入や売却が可能です。交換した資金はそのまま取引所から送金も行えます。

ビットコインFXでは証拠金として資金を預けて取引資金を動かします。また「買い」と「売り」どちらのエントリーも可能です。相場が右肩下がりの場合「買い」でエントリーしても損失を出す危険性が考えられます。しかし「売り」から入れることで、相場がどんな状態でも利益を狙えるようになります。

レバレッジを掛けると証拠金の数倍の資金で取引ができる点も特徴です。より大きな金額で取引ができるので、十分な資金管理は必要ですがハイリターンを狙えます。

ビットコイン (BTC) FXのメリット

手持ち資金より多く取引ができる

ビットコインFXは資金を証拠金として預けて取引をおこないます。この時取引資金については運営より借りる形になるのですが、取引金額については範囲内で自由に倍率をかけられるのです。つまり証拠金として少ない金額を用意していても、高いレバレッジをかけると取引で利用できる金額が大きくなります。

レバレッジの上限は取引所にかかっている規制などで変動します。国内取引所では金融庁の規制によってビットコインFXのレバレッジは最大2倍です。しかし海外取引所の場合、金融庁による規制の範囲外のため自由にレバレッジが設定されています。取引所によってはレバレッジを100倍に設定することも可能です。

少額から取引することができる

ビットコインFXの特徴は少ない金額でも大きな資金を借りて取引が可能になる点です。国内取引所でレバレッジをかける場合2倍が上限になっています。仮に10万円を原資とするなら、最大20万円の資金を借りて取引を行えます。仮に100倍のレバレッジ設定が行える海外取引所を利用する場合は、10万円を証拠金とすることで1,000万円規模での取引も可能です。

取引の利益にはレバレッジが当然かかります。そのため2倍のレバレッジをかけた状態で発生する利益は現物取引よりも大きなものになります。少ない金額からでも利益を最大化できる点がビットコインFXのメリットだと言えるでしょう。しかし損失もレバレッジをかける分大きくなるので注意が必要です。

価格が下落していても利益が出る

ビットコインFXは「売り」から取引を行えると説明しました。この取引方法を「空売り」といい、下げ相場でも利益が出せるシステムになっています。

例えば、1BTC = 400万円のときに、1BTCを取引所から借りて空売りしたとします。すると口座には400万円が入金されます。その後、1BTC = 380万円のときに1BTCを買い、取引所に返却すれば、口座に利益である20万円が残るという仕組みです。

この要素は相場がどんな状況でも利益を狙えるという特性を実現しています。相場が右肩上がりの場合は通常通り「買い」から取引を始めれば問題ないですが、価格が右肩下がりの場合「売り」からエントリーすると有利に取引を進められるでしょう。下げ相場が得意に人にとってビットコインFXは、現物取引よりも活動しやすい場だと言えます。

365日24時間いつでも取引が可能

ビットコインFXは24時間365日いつでも実施可能です。元々存在する法定通貨のFX取引では土日が取引できない期間となっており、利益を挙げられるチャンスが平日に限られていました。しかしビットコインFXでは土日も取引機能を利用できるようになっており、トレーダーの好きなタイミングで取引を行えます。

トレードは焦らずに計画性を持って執り行うことが大切です。いつでも取引できるために時には自分の体調と相談して休日を過ごすこともできます。

ビットコイン (BTC) FXのデメリット

ビットコインFXはビットコインをレバレッジにかけて取引できるというメリットがある一方で、当然踏まえるべきデメリットが存在します。これらのデメリットはビットコインFXを取り組む上で気をつけるべき内容です。以下の項目でそれぞれの内容を説明します。

大きな損失を出すリスクがある

レバレッジをかけられる点は利益を大きくできる意味でメリットですが、レバレッジは利益だけにかかるわけではありません。借りた資金で損失を出した場合、そのまま証拠金から差し引かれることになります。

例として10万円を証拠金に2倍のレバレッジで取引をしました。この場合20万円で取引が始まります。「買い」でエントリーしたのに関わらず30%の値下がりを見せた場合、6万円の損失を抱えて証拠金は4万円に減るということです。

レバレッジを高く設定するほど損失の広がりも大きいので、取引では慎重な相場予測と資金管理を心がけましょう。

取引所が閉鎖してしまった場合のリスク

取引のために利用していた取引所が閉鎖してしまった場合、一時的に入れていた資金を動かせない可能性も念頭に置いておきましょう。国内取引所であれば顧客資産は銀行と提携して信託保全が適用されている場合がほとんどです。取引所がなくなっても預けた資産は手元に戻ります。

また取引所のシステムが停止してしまうとポジションを動かせなくなります。仮にその期間で大きな値動きがあり、含み損も増大するとロスカットが発生するかもしれません。

ビットコイン (BTC) FXを始める前に知りたい基礎知識

ポジション

ビットコインFXを実施する際は「新規注文」と「決済注文」を出すことになります。新規注文は新しくポジションを持つための注文方法です。「買い」で出した注文はロングポジションと呼ばれ、「売り」の注文はショートと呼ばれます。注文を出した時点が始まりとなり値動きによって含み損や含み益が広がります。

そして決済注文は保有しているポジションを閉じて、利益や損失を確定させるために行われる注文です。決済注文を出すまではポジションが維持されるので、中長期投資でもない限りは取引を終了させる前にかならずポジションをしまいましょう。

買い注文の種類

買い注文には主に「成行注文」と「指値注文」、「逆指値注文」が用意されています。

成行注文は英語でMarketと記載される場合がほとんどです。注文時点で最も有利な価格を適用してポジションを持つようになっています。そして指値注文は英語でLimit orderと表記されます。自分で指定した価格でビットコインを購入することができます。その代わり、売り手がいなければ取引は失敗してしまいます。指値注文は自分で価格推移を予想して、底値を狙うときに利用されます。

逆指値注文は、自分が指定した金額よりもビットコイン価格が高くなったら「買い」、安くなったら「売り」の注文が自動で実行される注文方法です。買い注文は、ビットコインが急騰したときに有効で、売り注文では「これ以上下がったら売る」という損切りのルールを自分で設定する事ができます。英語表記はStop orderです。

売り注文の種類

売り注文では買い注文と同じく「成行注文」と「指値注文」、「逆指値注文」を利用可能です。成行注文では数多く表示されている注文板から、注文時点で最も条件の良い条件を適用します。指値注文では自分でショートポジションに入る価格を指定します。相場の状態を観察して、最も高値になる時を予測して注文を入れるのが一般的な使い方です。

そして逆指値注文はロングポジションを損切りで売る際に使用されます。ロングポジションは下げ相場でいつまでも保有していると、いつの間にか含み損がひろがりロスカットされるでしょう。そのために保険として逆指値注文は利用されます。他にも下落相場が続く場合に、新規注文として利用されます。

ビットコイン (BTC) FXは儲かる人もいるが負ける人が多い

ビットコインFXはうまく取引することで少ない資金でも大きな利益を獲得可能です。しかし取引では勝つ人がいれば負ける人がいます。そのため誰でも利益を獲得できるほどかんたんではありません。

特にトレードは多くの上級者が参入している状況です。経験豊富なトレーダーは取引の心構えや資金管理を理解しており、そのようなレベルが集まっている時点で大きな利益を狙うのは至難の技でしょう。取引で勝つには取引に慣れるしかないため、学習内容を身に着けながら経験を積むことが大切です。

ビットコイン (BTC) FXで儲かるコツは?

ビットコインFXで儲けるには精度の高い相場予測が必要です。そのための分析方法としてテクニカル分析とファンダメンタル分析が挙げられます。

テクニカル分析は相場予測のもっともメジャーな方法です。チャートの値動きはトレーダーの心理状況が形になっています。ビットコインFXは今さっき始まったばかりの取引ではありません。そのため過去のチャートでも同じような値動きが見られる場合が多々あります。テクニカル分析は指標を用いることで過去の値動きを参考に未来の相場を予測できます。主に短期中期投資で利用されており、「移動平均線」など豊富な指標を利用可能です。

ファンダメンタルは経済指標を意味します。つまりファンダメンタル分析はビットコインの経済状況や関連企業の動きなどを参考に未来の価格を予測する分析方法です。主に中長期投資の判断材料として重宝されています。

ビットコイン (BTC) FXに税金はかかるの?

ビットコインFXで発生する利益は雑所得として課税対象になっています。雑所得は所得税の対象です。所得税では合計所得に合わせて税率が変動する仕組みとなっています。住民税とあわせて最大55%の税負担がかかります。

また確定申告を放棄すると数年後に税務署が税務調査に訪れ、更に多額の税金をとることが多いです。そのためビットコインFXで利益を得たら必ず確定申告を行いましょう。

ビットコイン (BTC) FXまとめ

ビットコインFXは現物取引と異なり、下げ相場でも利益を出せる取引方法です。レバレッジもかけられて効率良い稼ぎも狙えます。レバレッジ倍率の分損失額も膨らむため資金管理が必要ですが、現物取引に慣れてきた人は低いレバレッジからはじめてみることをおすすめします。