100万円を元手にビットコイン (Bitcoin/BTC) 投資を行う方法・注意点まとめ

1分で理解する要約
  • ビットコインの特徴について
  • ビットコインの投資方法と注意点
  • ビットコインの税金について

仮想通貨のなかで最も流通量が多く、高い知名度を誇るビットコインは2009年に運用開始しました。ビットコインは法定通貨に交換できることから、初心者にも人気が高い通貨です。

ただしビットコインは課税対象となることもあるため、しっかりと学んでから投資を開始するようにしましょう。本記事では、ビットコインの特徴や投資方法、注意点などについて紹介します。

ビットコイン (Bitcoin/BTC) とは

ビットコインは仮想通貨の1種で、法定通貨との交換が可能です。また限られた量しか採掘できない金と同様、ビットコインをはじめとする仮想通貨も供給量が限られていることから、金に近い性質を持っているともいえるでしょう。

ビットコインの単位はBTCで、上限は2,100万BTCと決められています。上限を設けることでインフレが起きるのを防止しています。新規発行のスピードもプログラムで設定されており、勝手に発行することはできません。

ビットコイン (Bitcoin/BTC) 価格推移

ビットコインは2009年の運用開始時、取引価格はわずか0.0025ドルでした。しかし2020年10月19日現在、120万円前後で取引されています。

次にビットコインの価格推移についてくわしく解説します。

2020年2月 コロナの影響で100万円割れ

2020年は世界的に新型コロナによる不況に襲われました。2020年の年初から2月上旬までのビットコインは、価格変動をくり返しながら年初比約40%上昇していましたが、2月23日から価格は下落。2月26日の夜に100万円割れとなりました。100万円を割るのは2月5日以来です。

新型コロナが世界に蔓延することで、経済に対する懸念が高まり、仮想通貨だけでなく株式市場などでも不透明感が広がりました。また投資家による利確や法定通貨への換金によって、ビットコインだけでなくアルトコインなどの価格も下落しました。

2020年7月 100万円上位の高値

2020年3月中旬まで新型コロナによる影響でビットコインの下落は続きました。しかしその後は順調に価格が回復し、2020年5月には100万円台にまで上昇。その後、110万円台と91万円台のあいだで価格が上下する状態が6月下旬まで続きました。

7月に入ると価格が安定した状態となり、7月7日には再び100万円上位の高値を更新。高値更新するとトレーダの期待が高まり、7月下旬には市場価格が100万円台後半を記録しました。

ビットコイン (Bitcoin/BTC) の特徴

ビットコインはどのよう特徴があるのでしょうか?初心者のためにビットコインの特徴をわかりやすく解説します。

ビットコインは最も取引量が多い仮想通貨

ビットコインとは新しいタイプの電子通貨で、仮想通貨の1種です。手に取って見える法定通貨に対し、ビットコインをはじめとする仮想通貨はインターネット上などで保有します。

現在の仮想通貨はビットコインのほかにアルトコインと呼ばれる豊富な種類が取引されていますが、ビットコインが仮想通貨のスタートといえます。

ビットコインの時価総額は約13兆円、1日の取引量は約3兆円と、最も取引量が多い仮想通貨として知られています。仮想通貨のなかにはマイナーなアルトコインもありますが、取引量が多いビットコインは価格が比較的安定しているため、初心者にも人気です。

知名度の高いビットコインに投資を行えば、仮想通貨のトレンドの判断にも役立つでしょう。

ビットコインの今後の将来性

ビットコインを取引する人の多くは、今後の将来性が気になると考えられます。ビットコインには「半減期」と呼ばれる期間が設定されています。半減期とは取引の検証や承認のために、新規発行されるビットコインの数量が半分になる時期のことです。

取引検証や承認はマイニング (採掘) と呼ばれ、検証に成功するとビットコインの報酬が支払われます。半減期は4年に1回あり、1回目が2012年11月28日、2回目が2016年7月です。そして2020年5月12日に3回目を迎えました。

新規発行通貨量が少ないとビットコインの希少性が高まるため、半減期前のビットコイン価格は上昇します。

またビットコインは運用開始時と比較すると普及していますが、金よりもまだ認知度が低いです。今後さらにビットコインが普及すれば、需要増加による価格上昇が期待できます。

ビットコイン (Bitcoin/BTC) を100万円からはじめる投資方法

ビットコインの投資をはじめる人のために、仮想通貨取引所のCoincheckを例として100万円を使った投資方法を紹介しましょう。

まずビットコインの投資をはじめるためには、Coincheckにアカウント登録をしてから、口座開設をしなくてはなりません。Coincheckのアカウントは、公式HPやスマートフォン用アプリから登録可能です。

アカウントを登録したらSMS認証後に、住所や氏名が記載された本人確認書類の画像やIDセルフィーを提出して口座開設しましょう。口座開設完了後は、日本円で100万円を入金してビットコインを購入することで投資を始めることができます。ビットコインが購入価格よりも上昇したタイミングで売却すると利益が生まれます。

投資する際のポイント

100万円でビットコインの投資をする際のポイントを紹介します。

長期保有する

ビットコインに100万円を投資する際には、長期保有することがポイントです。将来的な価格の上昇に期待して、長期間ビットコインを保有する投資方法がおすすめです。

ビットコインは価格が変動するため、価格変動によって短期で手放してしまう人もいます。しかしビットコインは価格上昇が期待できる仮想通貨です。価格変動に惑わされることなく、何年かあとの価格上昇によって獲得できる大きな利益を狙ってみましょう。

ただし必ずしもビットコインが将来的に価格上昇するとは限りません。100万円投資する場合には、50万円分のビットコインを長期間持ち、残りは価格変動の状態を見極めながら短期売買に回す方法もあります。

いずれにしても、100万円投資するならば短期型の投資だけでなく長期投資のスタイルを念頭に置いておきましょう。

100万円ではじめるビットコイン (Bitcoin/BTC) 投資の注意点

ビットコインの投資には、注意すべき点が2つあります。注意せずに投資を行うと、予想外の損失が発生するかもしれません。ここではビットコイン投資の注意点を2つ解説します。

余剰預金を利用する

ビットコインの価格は需要と供給によって決まります。そのため価格の変動幅は株式などの投資よりも大きくなりがちです。

大きな価格変動によるリスクを軽減するためには、余剰預金から投資金を捻出することが重要です。生活資金や必要なお金を投資金として投資すると、売却のタイミングや価格下落の許容範囲が大きく変わってきます。

ビットコインの価格は過去にも何度か暴落したことがあるため、生活に影響が出るような投資スタイルは危険です。あくまでも投資は余裕のある資金繰りによって行うようにしましょう。

損失が生じたときに深追いしすぎない

ビットコインの投資に限らず、投資では損失が生じたときに深追いしすぎないように心がけましょう。投資では利益が出ることもあれば、損失が発生することもあります。

損失が生じると冷静な判断ができにくくなり、損失分を取り戻そうとさらにお金を投資してしまう人がいます。さらに投資して価格が上昇する可能性もゼロではありませんが、冷静な判断ができない状況下での深追いは危険です。価格動向を見誤ったり、損失額が拡大する恐れもあります。

万が一損失が生じても、1日の取引量に上限を設けたりするなどの方法で冷静に対処し、深追いするのはやめましょう。

ビットコイン (Bitcoin/BTC) で100万円を投資するときにかかる税金

ビットコインで100万円を投資する場合、税金はかかるのでしょうか?ここではビットコイン投資の課税対象、税金の支払い方法について解説します。

ビットコイン投資にかかる税金

ビットコイン投資は利益が出た場合には税金が発生します。ビットコイン取引で獲得した利益は雑所得として扱われ、総合課税の対象となります。そのため金額に応じた税金を納めなくてはなりません。

総合課税では給与所得や不動産所得などの総合課税である所得と合算することで、納付すべき税金の金額が決まります。税率は合計所得金額によって異なり、所得が高ければ高いほど税率は上がります。そのため100万円をビットコインに投資して多額の利益が発生した場合には課税金額も多くなります。

税金を払う対象と方法

課税対象となるのは、ビットコインを売却して獲得した利益や仮想通貨同士の交換取引です。そのためビットコインを保有しているだけでは、利益が発生したとはいえないため税金はかかりません。

課税対象の場合には原則確定申告が必要です。しかし確定申告をしなくてもいい場合もあります。

たとえば給与所得者では給与所得以外の所得額が20万円を超えると確定申告が必要ですが、20万円以下の場合には確定申告はいりません。また専業主婦や学生は基礎控除が適用されます。2020年より基礎控除額が38万円から48万円に引き上げられたため、所得が48万円以内の場合、確定申告は必要ありません。ビットコインの利益やほかの所得と合わせて48万円を超えた場合には確定申告を行いましょう。

ビットコイン (Bitcoin/BTC) を購入できる取引所

ビットコインは取引所や販売所で購入可能です。ここではおすすめの取引所を3つ紹介します。

Coincheck (コインチェック)

Coincheck (コインチェック)
取扱通貨
27銘柄
取引手数料
販売所:無料 取引所:無料
最大レバレッジ
-
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

Coincheck (コインチェック) は、2012年8月設立の日本の老舗暗号資産(仮想通貨)取引所です。東証プライム上場企業であるマネックスグループが主要株主になっており、セキュリティがしっかりとしています。また、スマホアプリが使いやすいと評判で、初心者にたいして門戸が広い取引所です。

Coincheckはマネックスグループが運営する仮想通貨取引所です。取扱通貨の種類が国内最多の14種類と、豊富な通貨を取り扱ってる点が特徴です。Coincheckの取扱通貨は以下のとおりです。

  • ビットコイン
  • イーサリアム
  • リップル
  • ライトコイン
  • ビットコインキャッシュ
  • ネム
  • リスク
  • ファクトム
  • イーサリアムクラシック
  • モナコイン
  • クアンタム
  • ステラルーメン
  • ベーシックアテンショントークン
  • アイオーエスティー

またビットコインをはじめとする仮想通貨の取引手数料が一切かかりません。Coincheckの手数料は以下のとおりです。

コインチェックの手数料一覧
仮想通貨取引所Coincheck
入金手数料無料 (銀行へ支払う振込手数料は各自負担)
クイック入金手数料3万円未満770円 / 3万円以上50万円未満1018円 / 50万円以上は入金金額 × 0.11% + 495円
出金手数料407円
取引所手数料Maker0.000% Taker0.000%
販売所手数料無料
ビットコイン送金手数料0.0004BTC

気になるセキュリティ面に関しては顧客資産の分別管理やコールドウォレット、2段間認証などさまざまな対策を行っており、信頼性が高いといえます。

bitFlyer (ビットフライヤー)

bitFlyer (ビットフライヤー)
取扱通貨
21銘柄
取引手数料
販売所:無料 取引所:0.01~0.15%
最大レバレッジ
2倍
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

bitFlyer (ビットフライヤー) は2014年に設立された、日本の仮想通貨取引所です。取引量、ユーザー数、資本金と、いずれの点でも国内では最大級の規模を誇っています。アルトコインも取引所形式で購入でき、様々な投資戦略に対応できます。

三菱UFJキャピタルやみずほフィナンシャルグループなどが出資するbitFlyerは、国内最大級の仮想通貨取引所です。bitFlyerは取引所としての機能だけでなく販売所としての機能もあるため、価格を把握してからビットコインを購入することができます。

ビットフライヤーの最大の特徴は注文方法の豊富さでしょう。多くの国内取引所では、執行条件に指値と成行の2種類しか選べません。しかしビットフライヤーでは指値と成行のほか、ストップ注文 / ストップ・リミット注文 / トレーリング・ストップ注文が選べます。

また注文種別はIFD / OCO / IFDOCOの3種類となっています。執行条件と注文種別を組み合わせることで、より複雑な注文方法が可能です。

bitFlyerの取扱通貨は以下の11種類です。

  • ビットコイン
  • イーサリアム
  • リップル
  • ライトコイン
  • ビットコインキャッシュ
  • ネム
  • リスク
  • イーサリアムクラシック
  • モナコイン
  • ステラルーメン
  • ベーシックアテンショントークン

取引手数料が一切かかりません。手数料は以下の表のとおりです。

bitFlyerの手数料一覧
仮想通貨取引所bitFlyer
入金手数料無料 (銀行へ支払う振込手数料は各自負担)
クイック入金手数料住信SBIの場合は無料 その他の金融機関は330円
出金手数料三井住友銀行の場合は220 ~ 440円 その他の金融機関は550 ~ 770円
取引所手数料無料
販売所手数料無料
レバレッジ手数料無料
ビットコイン送金手数料0.0004BTC

DMM Bitcoin (DMMビットコイン)

DMM Bitcoin (DMM ビットコイン)
取扱通貨
38銘柄
取引手数料
販売所:無料取引所:-
最大レバレッジ
2倍
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

DMM Bitcoinは、DMMグループの子会社である株式会社DMM Bitcoinが運営する仮想通貨取引所です。豊富な種類のアルトコインでレバレッジ取引ができる点が大きな魅力となっています。さらに、DMMグループで培われたセキュリティ体制や使いやすさと高機能を追求した取引ツールなども魅力です。

DMM Bitcoinは大手企業であるDMM.comが運営する取引所で、取扱通貨の種類は全11種類です。すべての通貨でレバレッジ取引ができます。取扱通貨は以下のとおりです。

  • ビットコイン
  • イーサリアム
  • リップル
  • ライトコイン
  • ビットコインキャッシュ
  • ネム
  • クアンタム
  • イーサリアムクラシック
  • モナコイン
  • ステラルーメン
  • ベーシックアテンショントークン

またDMM Bitcoinでは入出金手数料と取引手数料が無料で利用できます。

DMMビットコインの手数料一覧
仮想通貨取引所DMM Bitcoin
入金手数料無料 (銀行へ支払う振込手数料は各自負担)
クイック入金手数料無料
出金手数料無料
取引所手数料無料
販売所手数料-
レバレッジ手数料0.04% / 日
ビットコイン送金手数料無料

ビットコインを利用してレバレッジ取引をしたい人にはおすすめです。

100万円からはじめたいビットコイン (Bitcoin/BTC) 投資に関するQ&A

100万円からのビットコイン投資でよくある質問を2つ紹介します。

ビットコインの価値がなくなることはありますか?

ビットコインの価値はなくなる可能性もあります。これはビットコインだけでなく仮想通貨全般、そして法定通貨においても同じです。

通貨としての機能がなくなり使用できなくなってしまった通貨は多く、2015年に廃止されたジンバブエのジンバブエドルもその一例です。法定通貨の価値がなくなる原因としてはハイパーインフレーションが挙げられますが、ビットコインのハイパーインフレーションは起こりませんが、技術的な失敗や政治的な問題によって価値がなくなる可能性があります。

ビットコインの取引が制限される場合はありますか?

ビットコインの発行上限数は2,100万BTCと決められています。しかしビットコインを100万分の1の価値に置き換え、btcといった小さな単位にして取引することも可能です。そのため取引が制限されることはありません。

100万円からはじめたいビットコイン (Bitcoin/BTC) 投資に関するまとめ

ビットコインは仮想通貨のなかでも最も取引数量の多い通貨です。そのため知名度が非常に高く、価格変動リスクが低いという点が魅力です。

ただし投資する際は余剰金を使うことが大切です。生活に負担をかけない程度の金額をビットコインに投資し、利益を獲得しましょう。

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