ビットコインの空売り(ショート)のやり方を解説!おすすめ取引所も紹介

1分で理解する要約
  • ビットコインの空売りは信用取引またはビットコインFXで可能
  • 売りから取引を始めることで、下落相場でも利益が出せる
  • 空売りには、証拠金の用意が必要

「ビットコインの空売りってそもそも何?」

「空売りができる取引所はどこ?」

など気になっていませんでしょうか。

今回の記事では、空売りとはどんな投資手法か、メリット・デメリットなどを解説し、空売りができるおすすめの取引所をご紹介していきます。

下げ相場でも利益が出せる空売りをマスターして、投資戦略の幅を広げましょう。

ビットコインの空売り (ショート) とは

空売りとは、元々保有していない金融商品を売却後に買い戻す行為です。

空売りは、信用取引やビットコインFXで「売り」から取引を始める際に用いられます。

空売りを始めるためには、取引する会社に証拠金として資金を預けます。すると空売りに対応した取引方法で「売り」が可能です。

空売り後は、ビットコインが値下がりした後にビットコインを買い戻すと取引が完了します。

その際、買い戻した金額から空売りした金額を引いた差額が利益となります。

ビットコインの空売り (ショート) は信用取引・ビットコインFXで可能

ビットコインの空売りは、「信用取引」もしくは「ビットコインFX」で行うことができます。

この2つの名称のどちらを使うかは取引所によって変わりますが、利用できるサービスは基本的に同じです。

空売りは取引所から仮想通貨を借りる必要があるため、現物取引しかできない取引所では行うことができません。

なお、「信用取引」「ビットコインFX」の2つでは、レバレッジ取引にて空売りを行います。

レバレッジ取引とは、自分が持っている資金を証拠金として預けることで、取引所を運営している企業からさらなる資金を借りて資産運用を行う方法で、短期的に大きな利益を狙う際によく利用されます。

レバレッジの上限は取引所によって別々に設定されています。

国内取引所の場合、金融庁の規制によりレバレッジ倍率は最大2倍となっています。この場合、保有する資産の2倍の金額までの取引が可能です。

ただ、海外取引所では日本の金融庁の規制が及びません。そのため、レバレッジは自由度が高いです。取引所によっては最大レバレッジが100倍以上といったものも珍しくありません。

最大レバレッジが100倍の取引では、自身の保有する資産の100倍の取引ができるので、元手が10万円でも1,000万円分の取引が可能です。

ただ、当然レバレッジが高いほどリスクリターンの割合は大きくなります。ロスカットが発生する証拠金維持率やゼロカットシステムの有無など、取引をするうえで大切な要素は必ずチェックしておきましょう。

ビットコインを空売り (ショート) できる取引所4選

Bybit (バイビット)

Bybit (バイビット)
取扱通貨
300銘柄以上
取引手数料
現物取引:Maker 0.1% / Taker 0.1% デリバティブ取引:Maker 0.01% / Taker 0.06%
最大レバレッジ
100倍
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

Bybitは、シンガポールに拠点を置く仮想通貨取引所です。海外取引所でありながら、日本語に完全対応しているうえ、クレジットカードでの入金も可能です。デリバティブに注力している点が特徴で、最大100倍のレバレッジ取引を行えます。

Bybitは、本社をシンガポールに構える仮想通貨取引所です。

レバレッジ取引はもちろん、多種多様なデリバティブ取引を提供しているのが特徴です。

また、日本語に完全対応している点も嬉しいポイントです。サポートも日本語でできるようになっており、いちいち英語から翻訳する必要もありません。

Bybitで設定可能なレバレッジは最大100倍となっています。そのためより利益を最大化したい人におすすめできます。

また仮に大きな損失が発生しても、Bybitでは追証は発生しません。ロスカットが間に合わず証拠金以上の損失を背負うとしても、ゼロカットシステムによって、証拠金を超える損失はBybitが補填してくれます。

BINANCE (バイナンス)

Binance (バイナンス)
取扱通貨
取引手数料
最大レバレッジ
日本語対応
-
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

BINANCE (バイナンス) は、取引高世界1位を誇る仮想通貨取引所です。シンガポールを拠点に全世界へ展開しています。300種類以上の豊富な取扱通貨数や、手数料の安さなどが高い評価を受けています。セキュリティ体制も充実していて、信頼性の高さも魅力的です。日本語にも対応しています。

BINANCEは、マルタ島に拠点を構える仮想通貨取引所です。

2022年3月現在、ユーザー数は世界一位を誇り、取引高ランキングでも他取引所を圧倒するなど、高い人気を得ています。

BINANCEは2021年7月に最大レバレッジを100倍から25倍に引き下げましたが、それでも国内取引所と比較すると高いレバレッジをかけることが可能です。もちろん追証もありません。

GMOコイン

GMOCoin (GMOコイン)
取扱通貨
26銘柄
取引手数料
販売所:無料 取引所:Maker -0.01% / Taker 0.05%
最大レバレッジ
2倍
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネットグループの子会社であるGMOコイン株式会社が運営する仮想通貨取引所です。GMOインターネットグループが培ってきたIT・金融関連事業でのノウハウを活かし、安心のセキュリティ体制と取引環境を提供しています。

GMOコインは、東証一部に上場している「GMOインターネットグループ」のグループ会社が運営する取引所です。

同グループはFX取引高世界第一位の証券業者である「GMOクリック証券」を運営しており、そこで培ったノウハウやリソースを元にビットコインFX事業を行っています。

ビットコインだけでなく、イーサリアム (ETH) やビットコインキャッシュ (BCH) 、リップル (XRP) など全13通貨のレバレッジ取引を行うことができ、送金手数料や取引手数料が無料なのも魅力です。

また、スマホアプリがあるため、外出時の急な相場変動にも対応が可能です。

CryptoGT (クリプトGT)

CryptoGT (クリプトジーティー)
取扱通貨
取引手数料
最大レバレッジ
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

CryptoGTは、2017年に設立されたマーシャル諸島に登録されている仮想通貨取引所です。このプラットフォームは、Forex、CFD、金属、指数、そして仮想通貨の取引を含む多様な資産クラスにアクセスを提供します。CryptoGTは、60種類以上の従来型およびオーダーメイドの取引ペア、合成暗号通貨、そして独自のGTi12指数を提供し、業界内で革新的な存在として位置づけられています。さらに、最大500倍のレバレッジと狭いスプレッドを提供し、利用者に魅力的な取引条件を提供しています​​​​​​​​​​。

CryptoGTは、キプロスに運営会社を持つ仮想通貨取引所です。

CryptoGTの特徴は、最大500倍のレバレッジ設定にあります。海外取引所で一般的な100倍以上のレバレッジがかけられるため、少額から大きな利益を稼ぐことが可能です。

また、取引で多額の含み損を背負った時の追証もありません。仮にロスカットが遅れて証拠金以上の損失が発生しても、ゼロカットシステムのおかげで借金になることはないです。

トレードツールについても本格的な設計になっており、高度なチャート分析までこなせます。

日本語にも対応しており、英語が分からない方も安心です。

ビットコインの空売り (ショート) のやり方・手順

まずは、取引所へのログインが必要です。レバレッジ取引の仕様は取引所によって異なるので、実際に取り組む前に必ず確認をしておきましょう。

そして、口座へ資金を振り込みます。銀行口座からの振込は、銀行によって手数料が抑えられるところもあります。

その後は、入金した資金を、現物用の口座からレバレッジ用口座に移しましょう。取引所によって専用口座の名称は変わってきます。

次の手順は、レバレッジ設定です。設定したレバレッジが証拠金にかかるため、どれくらいの規模でどのようにリスク管理ができるのかを考慮して決定してください。

最後は、いよいよレバレッジ取引です。

空売りするビットコイン数を入力して注文を出します。

注文タイミングと注文量は相場状況とリスク管理でそれぞれ決めましょう。なお新規注文は成立前ならキャンセル可能です。

そして、ショートポジションを持った後は、決済注文をするだけです。取引に費やせる時間と相場の状況を見て、無理のない範囲で決済してください。

ビットコインの空売りで知っておくべき3つのポイント

証拠金を預け入れる必要がある

レバレッジ取引では、初めに投資資金を証拠金として預け入れる必要があります。

現物取引では、ビットコインを持っていない場合にできる取引は「買い」のみです。

しかし、レバレッジ取引では、証拠金を預けることによって、ビットコインを持っていなくても「売り」からも取引が始められるようになります。

ただし、売りを仕掛ける際は、証拠金維持率に気を配らなければなりません。

証拠金維持率とは、預け入れた証拠金額と取引金額によって算出される指標です。

証拠金維持率が基準値を下回ると、ロスカットが発生し、保有ポジションが全て強制的に決済されてしまいます。

そのため、定期的に証拠金の残額を確認し、追加で入金する必要があります。

少ない資産で効率よく取引できる

レバレッジ取引では、レバレッジを掛けることにより、自分の保有する資産以上の金額を取引できます。

例えば、国内取引所で最大となる2倍のレバレッジを掛けた場合、5万円の資金を投じれば10万円分の資金を動かして取引できます。

仮想通貨は、他の金融資産と比較して、価格変動率(ボラティリティ)が大きいです。そのため、上手くいけば少ない取引回数で大きな利益を出すことも可能です。

ハイリスク・ハイリターンな方法である

レバレッジ取引は、実質的に取引所から資金を借りることによって成立しています。

例えば、先述したレバレッジ2倍で5万円の資金を用意し、10万円分の取引を行う例を考えます。

このとき、10万円-5万円=5万円は、取引所から資金を借りている状態に該当します。

もし通貨の価格が下がり、5万円の資金に対してレバレッジ取引で10万円(全額)の損失が発生すると、差額の5万円は「追証」という借金として返済義務が発生します。

そのためレバレッジ取引では、この追証が発生しないように、証拠金を適宜追加入金して、証拠金維持率を基準値以上に保つ「資産管理」が大切になります。

よって、レバレッジ取引では、失敗した時の損失額をあらかじめ想定しておき、失敗しないためにどのような投資戦略を取るのか考えてから行いましょう。

ビットコインの空売り (ショート) 3つのメリット

両建て取引ができる

両建て取引とは、買い(ロング)と売りの双方でポジションを維持する投資戦略です。

2つのポジションを保有すると、相場がポジションより上になっても下になっても、それぞれで含み益と含み損が発生するおかげで損失をゼロに抑えられます。

例えばビットコインで両建て取引を行ったとします。

通常の現物取引であれば、購入時よりも価格が下がれば、当然損失が発生します。

しかし、両建て取引を行えば、価格が下がっても、売りのポジションが相殺的に働くことにより、損失が発生しません。

ただし、買いと売りの2つでポジションを取るために、手数料が通常の2倍かかるうえ、それぞれで証拠金が必要なので、証拠金も通常の2倍必要になります。

どんな相場もチャンスにできる

現物取引は、ビットコインを保有していない場合、買いしか取引が行えません。

しかし、レバレッジ取引では、売りにも対応しています。つまり、相場の状況に合わせた投資戦略を取ることが可能です。

例えば、ビットコインが上昇トレンドに乗っている場合は、買い(ロング)でポジションをとります。

一方、相場が下降気味のときは、ショートでポジションをとります。

こうすれば、下降トレンドの環境でも利益を狙えるのです。

短期で利益を狙える

売りのポジションでは、基本的に短期間の取引が一般的です。

上昇トレンドに乗りそうな様子を見極めて、適切なタイミングで決済注文を出せれば、素早く利益を出せます。

スイングトレード(2、3日〜1週間程のスパンで決済する取引)に比べて、長時間チャートのことを考えなくて良いので、取引にかかるストレスを軽減できます。コツコツ利益を積み重ねるタイプのトレーダーの方にも向いているでしょう。

ビットコインの空売り (ショート) で利用できる7つの注文方法

指値注文

指値注文とは、注文量とエントリー価格を設定して新規注文を出す方法です。

相場の状況を見極めて、適切な位置でポジションを取れれば、高値でショートすることもできます。

一度出した指値注文は約定するまでキャンセル可能なので、注文を出したまま約定する雰囲気がなければ注文し直しましょう。

成行注文

成行注文とは、注文時に最も条件が良い価格でショートポジションをとる方法です。

仮に成行注文と指値注文が同時に起こった場合、成行注文が優先されるので、優位に取引を進められます。

ストップオーダー

注文時に損失を許容できる金額を設定することで、相場が設定ラインに到達したタイミングで成行注文が入る注文方法です。

最終的に成行注文として指値注文より優先ので、確実な注文が可能です。

ストップリミット注文

逆指値の設定で相場が設定価格に触れたタイミングで、指値注文が自動的に実行される注文方法です。

ストップオーダー注文との違いは、値動きが激しい状態でも指値注文で狙った価格帯で注文が通る点です。

トレール注文

トレール注文では、値動きに合わせて逆指値の設定価格が変動します。相場価格が上昇した時に逆指値価格も追随する仕様なので、自然と獲得利益を増やせる注文方法です。

またトレール注文の利用によって、相場変動が激しくても逆指値注文を毎回入れなおす必要もありません。

OCO注文

OCO注文では、2つの注文を一度に出します。片方の注文が約定した場合、残りの注文は破棄される仕様です。

ポジションを持っている時に指値注文と逆指値注文を同時に入れることで、後はチャートに張り付かなくてもトレード結果が予想できるようになります。

IFDOCO注文

IFD注文とOCO注文が組み合わさった注文方法です。

新規注文として指値を入れた後、決済用に指値と逆指値の2つの注文を入れられる仕組みになっています。

IFDOCO注文を駆使すると、一度注文を設定するだけで新規注文から決済まで自動化できます。

ビットコインを空売り (ショート) するときの注意点

ビットコインの空売りをする際には、現物取引には無い注意点がいくつかあります。

空売り (ショート) すべきタイミングを見極める

ショートで利益を上げるには、相場が下降トレンドから上昇に転じる前に決済を行う必要があります。

相場の下降トレンドがどれくらい継続するのかは、誰にもわかりません。そのため、チャート分析を通して、大体のラインを決めておくのも手です。

ロスカットがある

ロスカットとは、証拠金維持率が取引所の指定したラインを下回ったとき、全てのポジションを強制決済する仕組みです。

取引前に証拠金維持率を把握しておくことはもちろん、余裕を持って追加の証拠金をこまめに入金しましょう。

損失が大きくなる可能性がある

レバレッジは、高く設定すればするほど発生する利益を大きくできますが、当然下落した時に発生する損失も同様に膨らんでいきます。

損切ラインを事前に設定するほか、複数の注文方法を状況に応じて使い分けて、リスク管理を行いましょう。

ビットコインの空売り (ショート) でよくある2つの質問

ビットコインの空売りは儲かる?

空売りは、ビットコインの価格が下がるタイミングで利益を出せる取引方法です。

そのため、ビットコインの価格が下がるタイミングを見極めて売り注文をだす必要があります。

直近で大きくビットコインの価格が下落した事例としては、テスラのビットコイン決済中止、中国の新たな仮想通貨規制公表によって価格が大きく下落した、2021年5月の推移が挙げられます。当時は空売りによって利益を出したトレーダーが多数存在しました。

普段からビットコインの情報が入ってくる環境を整え、価格が下がるタイミングで取引を行えるようにしておくことが重要です。

ビットコインの空売り (ショート) が規制・禁止されるって本当?

ビットコインを含め、仮想通貨はボラティリティが高く、以前からハイリターンで安定性のない投資方法だという声が少なくありません。

加えてレバレッジ取引は、自分の資金額以上のお金を動かして取引するため、なおさらリスクが高いという考え方もできます。

空売り禁止論が盛り上がることで、規制される可能性も否めません。

しかし、2021年からアメリカでビットコインETF承認の動きが進んでいることなど、近年は国際的に仮想通貨の取引環境を整える動きが進んでいます。今後の動向に注目です。

ビットコインの空売り (ショート) まとめ

空売りとは、売りから取引を始めて、価格が下がった時に買い戻すことで、相場が下げ調子でも利益を出せるトレード手法です。

空売りが可能な信用取引・ビットコインFXでは、レバレッジをかけることで、資金額以上の取引を実現できます。

レバレッジ取引はハイリスク・ハイリターンな取引のため、損切りラインを事前に設定し、相場に応じて適切な注文方法を選択しましょう。

レバレッジ取引であれば、日本語対応にも優れたBybitがおすすめです。

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