BitMEX (ビットメックス) の公式API利用 | 自動売買botの作り方

1分で理解する要約
  • BitMEXでは公式が自動売買プログラムを認めている
  • 自動売買botはpythonで作成する
  • 第三者が作った自動売買プログラムは購入可能

仮想通貨のFX取引をするなら、中国の香港に所在地を置く海外仮想通貨取引所BitMEXがおすすめです。BitMEXは最大レバレッジ100倍でゼロカットシステムを採用しており追加証拠金もないので、安心して取引することができます。さらにビットコインだけでなくリップルやトロンにEOSトークンなど、さまざまなアルトコインでレバレッジをかけた取引を行うことが可能です。

そんなBitMEXですが、公式に自動売買プログラム開発を認めておりAPI公開をしています。

本記事では自動売買bot開発法について紹介していきます。自動売買botをうまく活用すれば、取引画面に張り付かなくても自動で利益をあげることができるようになります。

そもそも自動売買botとは

2018年から仮想通貨業界では「bot取引」が流行り始めていていました。仮想通貨の自動売買bot取引は、設定しておくだけであとは勝手に取引してくれるというとても便利な取引方法です。

日中は仕事で忙しいサラリーマンの方や朝から講義があって忙しい大学生の方など、専業トレーダーではないため常にチャートとにらめっこできるわけではありません。そのために突然現れる絶好のエントリーポイントを逃してしまいがちです。

bot自動売買取引をすることができれば、チャートに張り付く必要がなくなり仕事や勉強に集中することができるようになります。

しかしbot自動売買取引にはプログラミングの知識が必須になるので、手を出しづらいというトレーダーが多く存在しますがbot自動売買取引は初めてという初心者の方でも慣れてしまえば意外とカンタンです。

BitMEX (ビットメックス) の自動売買botとは

BitMEXでは自動売買botAPIが公開されており、自動売買botは公式公認となっています。そんな自動売買botですが、bitFlyerなどでは動作に遅延が発生していました。

しかし、BitMEXではあまり動作に遅延が見られず、BitMEXは自動売買botを動作させるのに向いていると言えます。ちなみに、BitMEXはサーバーの負荷になるbotを、サーバー負荷軽減のため弾くことがあります。

botは自動なので、入力したコードが正しくなかった場合、サーバー負荷の原因と見なされてBitMEXから弾かれますので注意が必要です。

BitMEX (ビットメックス) のbotをpythonで作成

BitMEXは自動売買botを動作させるのに向いている環境ですので、実際に自動売買botを作成して、自動売買botを使ったbot取引を行ってみましょう。それほど準備に手間をかけることなく、手軽に作ることができます。

本記事は、pythonが使えることを前提にbot作りに必要なパーツを紹介します。pythonがわからない方は、以下の記事を参考にしてください。

CCXTのインストール

CCXTとはbot取引になくてはならない仮想通貨取引所のAPIをまとめたモジュールを指しています。モジュールについてカンタンに解説すると、一定の処理を行うプログラムを、簡単なコードで実行することができるようになるモノのことを指しています。

CCXTをインストールするには、ターミナルに「sudo pip install ccxt」と打ち込みエンターキーを押すことで、インストールすることができます。CCXTがあれば、他の取引所にて動作するbotを作りたいときにモジュールをインストールする手間が省けるので便利です。

APIキーの取得

BitMEXのアカウントを作成してAPIキーをダウンロードすることで、botと取引所を繋げることができるようになります。アカウントを作成したらBitMEXにログインしてください。

ログインしたら上のメニューにある①「アカウント」をクリック。そして左メニューから②「APIキー」をクリックしてください。③「名前」ではAPIキーの名前を任意で設定することができますので、botで許可されている動作の種類などを設定しておきましょう。

④「キーのアクセス許可」の欄は「注文」を選択して、⑤「2要素トークン」に二段階認証コードを入力してください。最後に⑥「APIキーを作成」ボタンをクリックすればダウンロード完了です。APIキーが表示されたら必ずメモしておいてください。忘れた場合APIを再発行しなければならなくなります。

基本パーツについて

CCXTとAPIキーをダウンロードしたところで、基本パーツについて解説していきます。

APIキー

まずは「APIキー」について、ターミナルを起動して以下のコードを入力してください。

import requests
import ccxt
import time
bitmex = ccxt.bitmex({
'apiKey': 'APIキーを入れる',
'secret': 'secretを入れる',
})

注文について指定する

2つ目は、注文についてのコードです。
pair = "取引する通貨ペア"
LOT = 注文する枚数
DELTA = 現在価格といくら離すか
trigger = 0.5単位で損切りラインを設定

BitMEX (ビットメックス) アカウント口座の情報取得

3つ目のパーツは、BitMEXアカウントの口座情報についてです。仮想通貨取引は口座残高があってこそなので、口座情報の取得に失敗して残高が確認できなくなってしまった場合、それでもなおbotなので自動で指定されたパラメーターで注文を繰り返します。

BitMEXはサーバー負荷軽減のために、そのようなbotを弾くので注意しましょう。アカウント口座の情報取得コードは、以下の通りになります。

注文に関する情報

最後に注文に関する情報を取得するパーツを解説します。上が価格の取得コードで、下が注文のコードです。

def lastprice(pair):
value = bitmex.fetch_ticker(pair)['last']
return value

以下のコードは、リップルのビットコイン建で指値注文となっています。「if error_times」の欄にある数字はエラー回数によってbotを停止させるコードです。以下のコードでは、4回エラーを吐いたらbotを停止させるようになっています。

購入するときはorder_stop_limit(“buy”)、売却するときはorder_stop_limit(“sell”)とプログラムしてください。

def order_stop_limit(side):
last_price = lastprice()
if bitmex.fetch_balance()['BTC']['total'] >LOT:
error_times = 0
try:
if side == 'buy':
trigger_price = last_price - trigger
price = last_price + DELTA
if side == 'sell':
trigger_price = last_price + trigger
price = last_price- DELTA
params = {
'stopPx': trigger_price,
'execInst': 'ParticipateDoNotInitiate,LastPrice',
}
value = bitmex.create_order('XRP/BTC', type='StopLimit', side=side, amount=size, price=price, params=params)
except Exception as e:
print (e)
error_times = error_times + 1
if error_times == 4:
value =0
break
else:
print('残高が足りません。')
return value

botまとめ

本項目にて解説したコードを組み合わせてカンタンなbotを作り、どの条件で買いどの条件で売るかという「アルゴリズム」次第でbotは活かされます。botは「自動で取引してくれるから、楽に誰でも儲けられる。」というよりも、「手動でも利益は出せるが時間がない。」という方向けになっています。

BitMEX (ビットメックス) の自動売買botを購入する

BitMEXの自動売買botは、第三者が作ったbotを購入することができます。いくつかのbotを紹介していきます。

BitMEX inago bot

イナトレさんという方が作成したbotで、「すぐに本番運用できるBitMEX向けの自動売買botの基本プログラム」としてnoteで販売していました。元は10,000円で販売していましたが、100部限定販売だったため現在は販売していません。

NumpinBOT

価格が行ったり来たりのレンジ相場にて本領を発揮する自動売買botとなっており、安いときに買い高いときに売るというシンプルなプログラムになっています。NumpinBOTは現在販売されており、価格は9,800円となっています。

BitMEX (ビットメックス) のbotを利用するときの注意点

BitMEXにて、自動売買botを利用するときの注意点を解説します。自動売買botは、botという名前のとおり自動で取引を行うことが可能になります。仮想通貨取引所側は、サーバーへの負荷をもっとも気にしています。

ですので、自動売買botの設定を誤り注文が通らずエラーを吐き続けると、取引所から弾かれてしまいます。自動売買botを利用するときの注意点を、確認しておくことを推奨します。

強制停止

先ほども記載した通りbotの設定を誤ると取引所はサーバー負荷の原因と認識し、botをサーバーから弾き出します。自動売買botを使用するときは、動作確認を行ってから放置しましょう。

手数料

BitMEXでは、少額の取引を頻繁に行うとサーバーへの負荷とみなされます。万が一botの設定を誤っていなくても、高頻度で少額トレードをbotにて行うとサーバーへの負荷とみなされています。みなされた場合以下のように設定されるため注意しましょう。

0.0025XBT以下の注文は非表示注文になる
注文内容に関わらず常にTaker手数料が発生する
指値注文が全て拒否される

BitMEX (ビットメックス) のbot まとめ

使用方法を間違えるとBitMEXからスパム扱いされますので、自動売買botの取り扱いには十分注意しましょう。「注文内容コードの確認」→「高頻度にならないよう設定」→「動作確認」を行うようにしましょう。

自動売買botはユーザー自身が上手く取引することができて、初めて本領を発揮します。仮想通貨FXについて事前によく調べておくことをオススメします。

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