BitMEX (ビットメックス) のロスカット – 仕組み・証拠金・計算方法について詳しく解説

1分で理解する要約
  • ロスカットは損失を拡大させない仕組み
  • ロスカットを避けるには追加の証拠金を入金する
  • BitMEXでは損益計算ツールが使える

この記事では海外取引所BitMEXのロスカットについて解説しています。具体的にはロスカットの仕組みや証拠金、ロスカットの計算方法などについて詳しく解説しています。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

BitMEX (ビットメックス) のロスカット

まずはBitMEXのロスカットについて、概要や仕組みを確認していきましょう。

ロスカットとは?

ロスカットとは、損失を拡大させない仕組みとして使われるものです。FX取引では、証拠金をもとにレバレッジをかけて、自分が持っている以上の資金を使ってトレードを行うことができます。この証拠金に対して、損失が一定水準以上に発生した場合にロスカットが発生する仕組みとなっています。

証拠金やレバレッジ。FX取引に関する詳しい内容は、下記の記事をご参考ください。

ロスカットの基準値

シンボル最小リスク制限ステップ最小維持証拠金最小当初証拠金
XRPZ1850 XBT50 XBT2.50%5.00%
BCHZ1850 XBT50 XBT2.50%5.00%
ADAZ1850 XBT50 XBT2.50%5.00%
EOSZ1850 XBT50 XBT2.50%5.00%
TRXZ1850 XBT50 XBT2.50%5.00%
XBTUSD200 XBT100 XBT0.50%1.00%
XBTZ18200 XBT100 XBT0.50%1.00%
XBTH19200 XBT100 XBT0.50%1.00%
ETHUSD50 XBT50 XBT1.00%2.00%
ETHZ1850 XBT50 XBT1.00%2.00%
LTCZ1850 XBT50 XBT1.50%3.00%

上記の表は、BitMEXのロスカットの基準値になります。ビットコインとアメリカドルの最小維持証拠金は0.5%、最小当初証拠金は1.0%となっています。

たとえば、1万円の自己資金で100倍のレバレッジをかけて、100万円の資金でトレードを行った場合を想定してみましょう。この場合、1万円(1.0%)の証拠金に対して、5,000円(0.5%)になるまで損失が発生した場合、ロスカットが発生する仕組みとなります。

このように、BitMEXではロスカットの基準値が定められています。

ロスカットが起きるとどうなるのか

ロスカットが起きると強制的にポジションが決済されてしまいます。つまりその後値上がりしたとしても、利益にはなりません。つまり、本来であれば上昇トレンドだったとしても、急激な価格変動に巻き込まれてロスカットが発生すれば、自分が狙ったトレードができないことになってしまいます。

また、場合によってはロスカットが価格の変動に追いつかず、証拠金よりも大きな金額の損失が発生してしまう可能性があります。この場合、損失分の追加の証拠金 (追証) を入金する必要があります。

しかし、BitMEXでは証拠金が0円になった時点でそれ以上の損失が発生しないゼロカットシステムが導入されているため、追証を入金する必要もありません。つまり、借金を背負うことがない仕組みとなっています。

BitMEX (ビットメックス) のロスカット回避方法

ここからはBitMEXのロスカットの回避法を見ていきましょう。

ロスカット前に損切り

ロスカットを避ける方法の1つ目は、ロスカットが入る前に損切りをすることです。具体的には、ロスカットの基準値よりもより高い位置に決済注文を入れておくと良いでしょう。これによって、ロスカットで発生する損失よりも小さい損失でポジションを決済することができます。

証拠金の追加入金

証拠金の追加入金はロスカットを避けるもっとも効果的な手段の1つです。証拠金を増やした分だけ、損失が増えてもロスカットが入らないようになります。

クロスマージンの利用

BitMEXでは、レバレッジの設定にクロスマージンを利用することができます。具体的には、クロスマージンは入金額の全額を証拠金として扱う仕組みです。入金額の一部だけを証拠金として扱う分離マージンもありますが、証拠金が少ないためロスカットも入りやすくなります。

BitMEXでロスカットを避けるためには、クロスマージンを使って取引すると良いでしょう。

Funding手数料には注意

BitMEXではFunding手数料が発生します。具体的には、Funding手数料はポジション保有の時間に対して発生する手数料です。日本の時間に合わせると、5時と13時、21時に発生する仕組みとなっています。

このFunding手数料が発生する直前のタイミングでトレードに入ると、余計な手数料がかかることになってしまいます。そのため、トレードするタイミング、ポジションを保有するタイミングに気をつけて取引することをおすすめします。

BitMEX (ビットメックス) のロスカットの計算

ここからはBitMEXのロスカットの計算方法について確認していきましょう。

BitMEX (ビットメックス) の損益計算ツール

BitMEXでは損益計算ツールを使うことができます。利確するタイミングや、ロスカットが入るタイミングを事前に把握しておくことに役立ちます。
損益計算ツールでは以下の3つの計算を利用することができます。

  • 利益/損失の計算
  • 目標価格の計算
  • 清算価格の計算

利益/損失の計算

画面上部のタブでは「ロング」と「ショート」を切り替えることができます。「数量」には取引したい数量を入力します。「参入価格」にはポジションを持つレートを入力します。「出口価格」にはポジションを決済するレートを入力します。「レバレッジ」では取引に使うレバレッジの倍率を設定します。

以上の入力が完了すると、画面右側に参入価格と出口価格の差がパーセンテージで表示され、利益/損失にもいくらの利益や損失が発生するかの表記がでます。計算はすべてシステムが自動でやってくれます。

目標価格の計算

目標価格の計算画面では「ロング」と「ショート」を切り替えることができます。「参入価格」にはポジションを持つレートを入力します。「ROE %」は利益率のことを指しています。「レバレッジ」では取引に使うレバレッジの倍率を設定します。

以上の入力が完了すると、画面右側に利益/損失などを自動でシステムが反映してくれます。

清算価格の計算

清算価格の計算画面では「ロング」と「ショート」を切り替えることができます。また、分離マージンとクロスマージンの切り替えも行うことができます。「数量」「参入価格」を入力しましょう。クロスマージンを選択している場合には、「ウォレット」に残高を入力します。分離マージンを選択している場合には「レバレッジ」を入力しましょう。

以上の入力が完了すると、画面右側に清算価格を自動でシステムが反映してくれます。

BitMEX (ビットメックス) のロスカット まとめ

以上、BitMEXのロスカットについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。BitMEXでは投資家向けのさまざまな機能が備わっており、仮想通貨トレードを積極的にやれる環境が整っています。気になる方は登録してみても良いのではないでしょうか。

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