BitMEX (ビットメックス) の追証は!?ゼロカットについてもやさしく解説

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1分で理解する要約
  • BitMEXは追証なしでトレードができる
  • 国内取引所では多額の損失を出した例もある
  • ゼロカットシステムで自己資金以上の損失は発生しない

この記事では海外取引所BitMEXの追証について解説しています。具体的には、FXにおける証拠金維持率やロスカットについてや、BitMEXの追証とゼロカットシステムについて解説しています。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

証拠金維持率

FX取引では、証拠金を担保として自己資金以上の資金を使って取引をすることができます。証拠金維持率とは、この取引で生じている損失と担保としている証拠金との比率のことを指しています。主に、証拠金以上の損失を発生させないことを目的として定められています。

ロスカット

ロスカットとは証拠金維持率が一定水準を下回ると自動でポジションが決済される仕組みのことです。BitMEXでは200BTC以下の取引に関しては証拠金維持率50%と定められています。

たとえば、自己資金1万円で、その1万円を証拠金としてレバレッジ100倍でFX取引をする場合を想定します。そして、1BTCあたり5200ドルでポジションを保有します。その場合、2600ドルまで1BTCの価格が下落すると、証拠金維持率が50%以下となるので、自動で損切りが行われる仕組みとなります。

追証(追加証拠金)

通常は、証拠金維持率が取引所が定めた一定水準以下となった場合には、ロスカットが入ります。しかし、相場が急激に変動した場合、このロスカットの注文が追いつかず、自己資金以上の損失が発生してしまう場合があります。追証とはこのような時に、追加して支払わなければいけない証拠金のことを指しています

ゼロカットシステム

ゼロカットシステムとは、自己資金以上の損失が発生しないようにしてくれるシステムのことです。具体的には、損失が自己資金よりも大きくなった場合に自動でロスカットが入るだけでなく、そのマイナスの損失分を取引所側で保証してくれる仕組みのことになります。

たとえば、1万円の自己資金で、ロスカットが間に合わず1万5,000円の損失が出たとすると、通常であれば追証が5,000円必要になります。しかし、ゼロカットシステムを採用している取引所であれば、この損失分の5,000円を取引所側で保証してくれるのです。

これによってユーザーは自己資金以上の損失を被らずに取引を行うことができます。

BitMEX (ビットメックス) と他のFX取引所の違い

ここからはBitMEXと他のFX取引所との違いについて確認していきます。

BitMEX (ビットメックス) では追証がない

BitMEXでは追証がありません。そのため、証拠金維持率が一定水準を下回っても、追加の入金をする必要がなく、トレードに専念することができます。

BitMEX (ビットメックス) はゼロカットシステムを採用

BitMEXではゼロカットシステムが採用されています。BitMEXでは通常の取引で使う資金とは別に、追加補填用の資金をプールしています。これによって、ユーザー側は自己資金以上の損失が発生しないようになっているのです。

他の取引所で起こった悲惨な話

海外取引所では一般的なゼロカットシステムですが、国内取引所では採用している取引所はありません。そのため、自己資金以上の多額の損失を発生した例が数多くあります。

bitFlyer (ビットフライヤー) のFXトレードでの悲惨な話

「【報告】ビットコインFXで日次マイナス1600万円喰らいました。
172万で30枚ロング、125万で強制ロスカット。証拠金はマイナス450万円に。
3日以内に支払えとのことです。証拠金50%切ったら自動で切ってくれるんちゃうの...。CBからの追証は辛すぎる 」

SINPY FX (@sgoroku) 2018年1月16日

上記は国内取引所のbitFlyerでビットコインFXをしていた人のツイートです。なんと1日で1,600万円の損失が発生したようです。証拠金もマイナス450万円となったため、追加で450万円の支払いが必要になります。

本人も、証拠金維持率50%でロスカットが入ると安心していたようですが、相場の急激な変動でロスカットが追いつかなかったようです。ゼロカットシステムがないと、実際にこうした事が起こってしまう可能性があるのです。

GMOコインのFXトレードでの悲惨な話

「3日前に3万円を入れて始めたビットコインFXの資金が100万突破しました('0')/ハイ!
今朝の20万下げで-60万、20万の追証受けましたが何とか生き延びました...
仮想通貨界隈にはまだ入っていないのでFFさん募集です!
Rippleとかモナコインをガチホしたいと思ってます、RTしてくれたら嬉しいです。」

れれ (@Lo_lerr) 2017年12月8日

上記はGMOコインのFXトレードにおける悲惨な話です。こちらの方は価格変動によって60万円の損失が発生したようで、追証として追加で20万円を支払った模様です。

GMOコインは証拠金維持率が75%と高めに設定してありますが、それでもこうした追証が発生してしまうことになります。

BitMEX (ビットメックス) と他の取引所との違いがなぜ生じるのか?

BitMEXと他の取引所では、追証なしという点と、ゼロカットシステムが採用されているという点がやはり一番の違いという事ができます。FXトレードでの悲惨な話でも紹介した2つの例ですが、どちらもBitMEXであれば起こらなかったものです。

たとえば、bitFlyerの例でいえば、ゼロカットシステムが採用されていれば、仮にマイナスの損失が発生したとしても、取引所側がその損失を補填してくれるため、ユーザーは自己資金を失うだけで済んでいました。また、GMOコインの例でも、追証なしであれば、追加の20万円の支払いもなしで、そのままポジションを保有することも可能だったでしょう。

このように、BitMEXと他の取引所ではこの2つの点で大きな違いが生まれていると考える事ができます。

追証から見たBitMEX (ビットメックス) を利用するメリット

BitMEXを利用する追証観点からのメリットを考えてみましょう。

1番の強みは、追証なしでポジションを保有し続けることができる点だと言えます。追証なしであれば、少ない自己資金でも余計なことは気にせずトレードにだけ専念することができます。

追証のことを気にしてトレードすると、買い時や売り時の判断にも影響を与えてしまう可能性があるからです。

BitMEX (ビットメックス) の追証とロスカットを実際の画面で解説

BitMEX

上記の画像の①は注文時のポジションの総額、②はビットコインの数量、③は注文時のレート、④は現在のビットコイン価格、⑤はロスカットが実行される価格、⑥はロスカット時にBitMEXが回収する金額となります。

BitMEX (ビットメックス) の追証に関するよくある質問

ここからはBitMEXの追証に関するよくある質問を確認していきましょう。

追証なしでレバレッジをかけられるのはどうして?

BitMEXのCSOはJPモルガンやIBMなどの大手企業で、長年に渡りシステム開発を行ってきたベン・デロ氏が務めています。また、CTOのサミュエル・リード氏も香港の大企業でアプリケーションの開発に従事してきたエキスパートです。

この2人によって開発されたBitMEX独自のトレードシステムは、リアルタイムに取引を迅速に処理できる優れた機能を持っています。この独自技術こそが、BitMEXで追証を発生させない理由となっています。

追証がないことで発生するデメリットはあるの?

一般的に追証がないFX業者は、スプレッドが広く手数料も高いと言われています。また、損失もFX業者が被る可能性があるので、場合によっては倒産してしまうリスクも考えられます。

BitMEX (ビットメックス) の追証についてまとめ

以上、BitMEXの追証やゼロカットシステムについて解説してきました。FXトレードを低リスクで楽しめるBitMEXを気になる方は使ってみても良いのではないでしょうか。

※2020年4月28日にBitMEXは日本人の利用を禁止しました。 そのためBitMEXにモデルが似ている上、さらに使いやすく安全性の高いBybitが注目されています。

BitMEX (ビットメックス) が一概に悪徳業者と断定はできませんが、日本人にも人気の海外業者の中には詐欺まがいの行為を行なっている業者が紛れていることも事実です。また暗号資産(仮想通貨)交換業として登録していない取引所が日本でサービスを行うことは法律で固く禁じられています。海外暗号資産(仮想通貨)取引所の多くは、日本国内での法律に違反していることが多いため、被害に遭って大きな損害を受けてしまう恐れもあります。当サイトとしては万が一のリスクに備え、安全な国内業者を利用されることを強くおすすめいたします。

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