- BITPointにはLiteとWalletの2つのアプリがある
- Liteのメリット・デメリットと他の取引所アプリとの比較
- BITPoint LiteとWalletの始め方と使い方
日本の人気仮想通貨取引所BITPointを利用したい方やすでに利用しているユーザーは、アプリの存在も気になるでしょう。
本記事ではBITPointが発行するアプリについて紹介し、ダウンロードすることで何ができるか、どんなメリットとデメリットがあるのかなどを解説します。
BITPoint (ビットポイント) の2つのアプリ
BITPointでは、専用の取引所にアクセスできるBITPoint Liteと、仮想通貨保存システム「ウォレット」の機能を備えたBITPoint Walletという2つのアプリを配信しています。
BITPoint (ビットポイント) Liteとは
BITPoint Liteは仮想通貨取引アプリのひとつで、スマートフォンから仮想通貨のチャートをチェックしたり、売買の注文を出したり、自身の資産状況を見たりできます。
PC版のBITPoint WEB取引ツールと同じくビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リップルを取り扱っています。
チャートはライン (表示形式) と時間の区切りを変えて様々な角度で分析できます。デフォルトはティックチャート形式です。時間は「10分足」「日足」という形で表示されます。これは10分毎や1日毎など値動きの区切りとなる時間や期間を示しています。
ティックチャートとは縦軸をレート、横軸を時間とし注文約定 (取引成立) 時点の時間と価格に該当する場所に点を打ち、集結した点より下の領域を色で染めることにより、仮想通貨市場の動向が分かるチャートです。塗り潰し型チャートとも呼びます。
チャートの下には各仮想通貨の売値と買値があります。通貨を直接タップし、「売却」か「購入」を選ぶことで注文スペースに移ります。数量と取引暗証番号を入力し注文を完了させられます。
自身の資産状況は、総合口座に預けた現金+保有仮想通貨の割合が円グラフで示されるなど、見やすい構造になっています。
BITPoint (ビットポイント) Walletとは
BITPoint Walletでは取引所などから移動させた資産を管理し、取引所などに送金する「ウォレット」の機能を備えたアプリです。
仮想通貨専用の財布ともいわれ、取引所で起きるハッキング対策として仮想通貨を安全な場所に移す目的でウォレットが使われます。
アクセス中、画面下部は常にメニュー欄が表示されています。仮想通貨の出金は「預入」、送金は「送付」から手続きできます。このほか、「履歴」は仮想通貨の送受金履歴、「情報」ではアプリバージョンなどの情報を確認でき、ここからログアウトすることも可能です。
仮想通貨はシステムの更新が定期的に行われますので、それに対応するためにBITPointのバージョンアップも積極的に行うことが大切です。
BITPoint Walletでは仮想通貨での支払いが認められた店舗で、代金を現金に代わって決済できます。決済アプリBITPoint Pay採用店舗では、こちらのウォレットアプリを利用することで、決済時のレートに従い、代金分の仮想通貨を支払えます。これにより、電子マネーと似た要領でスピーディーなお会計が可能です。
決済はビットコインとイーサリアムで行えます。ビットコインキャッシュも対象に入っていましたが、現在はアップグレードに伴い利用を見合わせています。
BITPoint (ビットポイント) Liteのメリット
シンプルで操作しやすいデザイン
BITPoint Liteは各画面がシンプルなレイアウトとなっており、インストールしたての初心者でも操作しやすくなっています。
後に使い方を説明する画像を見れば分かりますが、チャート・注文スペース・資産状況などが項目ごとに単純明快な配置になっています。
操作に手間がかからないことは仮想通貨に限らず、アプリそのものとして愛される要因です。
高い安全性のセキュリティ
BITPoint Liteは、徹底したセキュリティも大きな強みです。 ログイン時に必須となるパスワード、取引時の暗証番号管理、画面ロック機能などを使い、ハッキングの懸念を抑えています。
BITPoint Liteは株式会社ビットポイントが独自の管理体制に基づき、アプリ内での不正を24時間365日監視しており、異常があれば即検知します。またホワイトハッカーが、セキュリティが突破されていないかなどシステムの定期的な点検を行っています。
ホワイトハッカーとは、ハッキングなどの高度なサイバー技術を善良な目的で使う人です。ここではBITPoint Lite内で不正がないかをチェックするサイバーセキュリティの役目を果たしています。
資産確認がどこでもできる
BITPoint Liteでは、いつでもどこでも資産を確認することができます。
全ての通貨が変化するレートに従って日本円換算で表示される優しいシステムもあります。これにより仮想通貨を現在のレート×数量という風にわざわざ計算しないで済みます。
現在は仮想通貨で決済ができる店が増えています。その店を訪れたとき、自身の資産状況で仮想通貨を決済できるか、代金を払っていくら残るかなどがチェックできます。
BITPoint (ビットポイント) Liteのデメリット
BITPoint Liteには注意すべきデメリットも2つあります。
レバレッジ取引ができない
BITPoint Liteを利用してレバレッジ取引をすることはできません。
レバレッジ取引とは、証拠金を払い、決められた倍数分の金額を仮想通貨の売買に利用できる取引です。しかしBITPoint Liteで扱っているのは通常の取引だけです。
レバレッジ取引を希望する場合は、BITPoint本取引所のWEB取引ツールを利用してください。
成行注文しかできない
BITPoint Liteでは、成行注文しかできません。
注文形式にはレート通りの価格で注文する成行注文とユーザー自身の希望レートで注文する指値注文がありますが、BITPoint Liteでは指値注文を受けつけていません。
指値注文を希望する場合も、BITPoint本取引所のWEB取引ツールを利用することになります。
BITPoint (ビットポイント) Liteと他の取引所アプリの比較
BITPoint Liteだけでなく、他の仮想通貨取引所でもアプリが配信されています。BITPoint Liteは他のアプリと比べてどれだけ便利なのかを比較表にまとめました。
BITPoint Liteは取扱通貨数がbitbank.ccやcoincheckよりも少なく、 成行注文しかできないなどのデメリットもありますが、 チャートがシンプルに作られており、他の取引所と比べて余分な要素がなく使いやすさにこだわっていると考えられます。
BITPoint (ビットポイント) Liteの始め方
BITPoint (ビットポイント) で口座開設
まずはBITPointで口座開設=アカウント登録をする必要があります。もし登録していなければ、BITPointにアクセスして手続きを行ってください。また口座開設にあたり身分証明書を用意してください。
アプリのインストール
こちらよりBITPoint Liteのインストールができます。
ログイン
画面右上の三本線の印をタップし、引き出されたメニュー欄より「ログイン」をタップしてください。
ログイン画面でIDとパスワードを入力してログイン完了です。
BITPoint (ビットポイント) Liteの使い方
コインの買い方・売り方
チャートの下に5種類の仮想通貨別現在の売値と買値が示されています。仮想通貨を1つ選び、「売却」か「購入」を選んでください。
売却か購入する仮想通貨の数量を入力してください。下には「10」、「1」、「0.1」などの入力可能数字の欄が設けられており、数字の左側にある「-」、右側の「+」で調整できます。
例えば、リップルを注文する際、「1」の「+」を押せば、仮想通貨の注文数量が1XRP増えます。「0.1」の「-」を押せば、数量から0.1XRP減ります。
取引暗証番号を入力し、「注文」をタップすると、確認画面に移ります。内容に間違いがなければ取引完了させましょう。
チャートの確認方法
チャートの確認は「仮想通貨取引」から確認できます。下にある二つのプルダウン付メニュー欄でチャートのビジュアルを変えられます。
左側は形式です。デフォルトの「ライン」はティックチャート形式は意味し、「ローソク足」との二択です。ローソク足とは、始値から終値の部分を太い管で示し、最安値から最高値までが細い線となり管を貫いています。
右側は区切りの時間・期間です。例えば「日足」の場合は1日ごと、「5分足」の場合は5分ごとの仮想通貨の値動きがチャートに示されます。
上の仮想通貨を選ぶと、その通貨のチャートに変わります。
資産の確認方法
資産確認は画面左上の三本線をタップして引き出されたメニュー欄から「資産サマリー」をタップしてできます。
ここで確認できるのは資産ポートフォリオで、上部にユーザーの入金した日本円+保有仮想通貨の割合を示した円グラフ、下には日本円と仮想通貨別の保有額が日本円換算で示されています。
BITPoint (ビットポイント) Walletの始め方
アプリのインストール
BITPoint Walletのトップページに行き、下へスクロールすると、ダウンロードスペースにたどりつきます。
URLをクリックして、ダウンロードページに遷移したら「入手」をタップしてください。
その後、「インストール」をタップし、完了の知らせを待ちましょう。
ログイン方法
ホーム画面右下の「ログイン」を押し、「ID」と「パスワード」を入力しログインしてください。
BITPoint (ビットポイント) Walletの使い方
こちらがBITPoint Walletのトップページです。各通貨のレートとウォレット内の通貨別残高が示されていますので、送金・受金前に事前に確認しておきましょう。
こちらはログイン後、画面下部に示されているメニュー欄です。仮想通貨の送金は「送金 (送付) 」、受金なら「受金 (預入)」をタップしましょう。ちなみにホームページは実際のBITPointのホームページに移動し、WEB取引ツールで仮想通貨の取引もできます。
BITPoint (ビットポイント) Walletで送金する
送金 (送付) の場合は、対象通貨を選び、送付先アドレスをカメラマークからQRコードで読み取るかアドレスを直接外部からコピー&ペーストしてください。
「指定方法」は仮想通貨指定ならビットコイン数量を直接入力し、「JPY指定」なら日本円を入れてそれに応じた数量の仮想通貨が「送金額」の欄にセットされます。
「認証番号取得」よりスマートフォンのSMSから送られた番号を入力し、最後に取引暗証番号も添えて「確認画面」をタップします。内容に間違いがなければ手続きを完了させましょう。
BITPoint (ビットポイント) Walletに受金する
受金 (預入)の場合は、最初に対象仮想通貨を選びます。アドレスコピーかQRコード読み取りで外部の取引元の対応欄にペーストし、送金してもらいましょう。
BITPoint (ビットポイント) のアプリまとめ
BITPoint Liteは、仮想通貨取引所が配信するアプリのなかでも見やすいレイアウトが特徴です。「チャート」「注文スペース」「資産状況」などがシンプルなレイアウトにより単純明快に認識できます。操作もしやすく、仮想通貨初心者にとっても優しいアプリです。
BITPoint Walletは、BITPointが配信するウォレットアプリで、仮想通貨を取引所から移動させこちらに収めたり、ウォレットから取引所へ送金することもできます。どちらの作業も分かりやすいレイアウトでスムーズに進めやすいです。