- BITPointでビットコインキャッシュを注文・送金・受金する方法
- BITPointでビットコインキャッシュを取引するメリット
- BITPointでは現在、ビットコインキャッシュの送受金を停止中
日本の人気仮想通貨取引所BITPointが取り扱う仮想通貨のひとつに、ビットコインからのハードフォークで誕生したビットコインキャッシュがあります。BITPointとビットコインキャッシュに興味がある人は多いでしょう。
本記事はBITPointでのビットコインキャッシュの取引方法や、同取引所でビットコインキャッシュを購入するメリットなどを解説します。
BITPoint (ビットポイント) の最新情報
仮想通貨入金サービスの再開決定
2019年12月10日、ビットポイントジャパンが運営する仮想通貨取引所BITPointが、仮想通貨の入金サービスを再開しました。
BITPointは7月11日に管理サーバーに不正アクセスを受け、ホットウォレットに管理していた仮想通貨35億円規模が流出しました。不正流出に伴いBITPointのサービスが一時停止されました。システムの見直しが行われるとともに、点検が終了したサービスから順次再開されています。
また入金サービスの再開とともに、仮想通貨の管理方法が更新されます。オンライン環境のホットウォレットから、オフライン環境のコールドウォレットへ移行となり安全性が確保されました。仮想通貨の入金アドレスも変更されるので、以前のアドレスを登録している人はアドレスの更新を行うようにしましょう。
なお新規口座開設については、まだ再開されていません。
BITPoint (ビットポイント) とは?
BITPointは、2016年3月に東証2部上場企業リミックスポイントの子会社ビットポイントジャパンにより設立された日本の仮想通貨取引所です。
上場企業の子会社らしく取引所内のセキュリティが徹底され、ハイレベルなリスクマネジメントが行われています。
BITPointでは、取引、日本円の入金・出金、仮想通貨の送金・受金にかかる手数料は一切無料です。同取引所内のWEB取引ツールをはじめとした諸機能だけでなく、BITPointが配信するアプリ「BITPoint Lite」や「Bitpoint Wallet」も、わかりやすいレイアウトです。
妥協のないトラブル対策、一切無料の手数料、初心者でもすぐ慣れる操作性の良さで多くのユーザーに親しまれています。
BITPointでは、ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、リップル、ライトコインの5種類の仮想通貨を扱っており、ビットコインのみアメリカドル、ユーロ、香港ドルにも対応し、国内の取引所最大の25倍のレバレッジをかけることもできます。
ビットコイン以外の仮想通貨はレバレッジ取引の対象外です。
ビットコインキャッシュ (Bitcoin Cash/BCH) とは?
2017年8月、ビットコインからハードフォーク (分裂) する形でビットコインキャッシュが生まれました。2019年2月28日時点で発行枚数は1700万を超えています。
ハードフォークとは、取引履歴を記録するブロックチェーンが2つに枝分かれし、それ以降、2つの仮想通貨は別物としてあり続けることです。
つまりビットコインキャッシュは、ビットコインから生まれた子どものようなものですが、独自の意思を持ち、ビットコインとは異なるシステムやルールで仮想通貨の世界を生きます。
発行上限枚数が2100万枚であったり、ブロック生成に10分程度かかるなど、ビットコインと同じ面も持つあたりは、まさにビットコインの子どもです。
しかしブロックサイズは、ビットコインが最大1MBに対し、ビットコインキャッシュは最大32MBもあります。そのため、ビットコインのようにデータが空き容量が少なくなって決済などのスピードが遅くなるトラブルが起きづらいです。
BITPoint (ビットポイント) の注文方法
BITPointでビットコインキャッシュを注文する方法を解説します。まずはトップページ上部のメニュー欄にて「仮想通貨取引」→「BITPoint Trade」を選択してください。WEB取引ツールへ移動します。
通貨ペアには「BCH/JPY」(ビットコインキャッシュ/日本円)を選んでください。
成行注文
取引所が定めたレートに従った注文です。「レートが成り行き任せ」であることから成行注文と呼びます。
注文すれば多少のタイムラグはあるものの、すぐに約定(取引成立) します。BITPointに出された未約定の指値注文のうち、「買い」は安い方から、「売り」は高い方から順に、こちらが注文した数量が全て取引され終わるまで約定していくからです。
指値注文
取引所が定めたレートを無視し、ユーザーが希望したレートに従った注文です。「レートがユーザー指定の値」であることから指値注文と呼びます。
注文すれば、同意する別のユーザーが現れて初めて約定します。逆に名乗り出る人がいなければ、いつまでも約定しません。
そのため、取引所のレートから大きく外れた指値注文は、約定される可能性が低いです。
ストリーミング注文
ストリーミング注文とは、リアルタイムに変動する売値・買値レートパネルが置かれたスペースから行う注文です。パネルは注文執行スイッチの役目も果たしており、ここで売買の意思を表示します。
成行と指値を選べますが、パネルに示されたレートが優先されるため、レート指定スペースがそもそもなく、違いがあまり生じません。
シングル注文
通常形式の注文です。初心者はしばらくこちらから注文を出すといいでしょう。
売買選択、数量、成行か指値かを選び、指値ならレートも指定します。取引暗証番号を加え、「注文」ボタンを押しましょう。
逆指値注文
逆指値注文は、ユーザーが指定したレートに仮想通貨が到達した瞬間、成行注文で約定する注文方法です。
「注文時にレートを指定して仮想通貨を注文」する指値注文ではなく、「レートを指定してそこに仮想通貨が達したら発注」することから逆指値注文と呼ばれます。
急な価格の高騰や暴落による損失に備え、資産のダメージを最小限に抑えるために逆指値注文を行うことが多いです。
BITPoint (ビットポイント) ビットコインキャッシュ (Bitcoin Cash/BCH) を取引するメリット
BITPointでビットコインキャッシュを取引できるメリットは以下の4つがあります。
ビットコインキャッシュ (Bitcoin Cash/BCH) を板取引できる
BITPointでは、ビットコインに限らず、ビットコインキャッシュなど4種類のアルトコインの板情報が見れます。板情報は注文スペースの左隣にあり、上が未約定である売り希望の指値注文のリスト、下が買い希望の指値注文のリストです。
板情報と注文スペースが隣同士なので、未約定の注文を参考に、こちらも指値注文ができます。板情報のさらに左側にはチャートもあるので、こちらも参考にするといいでしょう。
市場分析をしながらすぐに取引に行けることが、BITPointでビットコインキャッシュを取引するうえで便利な要素です。
取引手数料が無料
BITPointでは、取引にかかる手数料が無料です。手数料ありの取引所の場合、1度の買い注文のたびに手数料がかかり、仮想通貨を売っても手数料がかかるため、出費が煩わしいと感じる人も多いです。
BITPointはそうした仮想通貨ユーザーの悩みに答える形で、取引にかかる手数料一切無料にしています。これは通常取引に限らず、レバレッジ取引、ビットポイントFXでも同様です。
入金・送金・出金手数料が無料
BITPointでは入金・送金・出金手数料も無料です。他の取引所では日本円を入金したり仮想通貨から換金した現金を出金するのに手数料がかかることがあります。これは仮想通貨を他の取引所へ送金したり、向こう側から出金してもらう手続きをするのも同様です。こちらの出費も煩わしいと思うユーザーが多いです。
しかしBITPointでは、こうしたお金や仮想通貨の移動に関わる手数料が一切かかりません。ただしBITPoint側ではなく、銀行側では振込手数料がかかりますので注意しましょう。
以下にBITPointにおける手数料をリストアップしておきました。
BITPoint側では、お金や仮想通貨に関するあらゆる行動に手数料が一切かからないことがわかります。
24時間365日即時入金ができる
BITPointでは日本円の即時入金 (クイック入金) が可能です。イオン銀行、住信SBIネット銀行、ジャパンネット銀行の口座からのみ、24時間365日いつでも入金できます。
通常の入金の場合は、入金元である銀行の実際の営業時間内にしかできず、入金反映も営業時間内のみです。即時入金の場合はほとんど制約なく入金を反映してもらえるので便利です。
BITPoint (ビットポイント) の入金方法
日本円の入金
銀行振込
初めにBITPointのメニューから「入出金、振替」を選択します。出てきたメニューから「入金先口座情報」を選択します。
入金できる銀行口座が表示されます。ジャパンネット銀行が表示されるので③記載の口座に入金します。入金の際の振込手数料は自己負担です。
即時入金
初めにメニューから「入出金、振替」を選択します。出てきたメニューから「即時入金」を選択します。
対応する金融機関を選択します。今回は住信SBIネット銀行を選択します。入金額を入力したら「確認画面」を押します。
確認画面が出てくるので⑥取引暗証番号を入力します。「入金依頼」を押します。
ポップアップウインドウから住信SBIネット銀行のログイン画面が起動します。ログイン後即時決済サービスの確認を行い、スマホでの認証を完了することで即時入金が完了します。
仮想通貨の入金
メニューから「入出金、振替」を選択します。出てきたメニューから「受金 (預入)」を選択します。
入金可能な仮想通貨が表示されます。入金希望の仮想通貨のアドレスをコピーして受金を行いましょう。BITPointで入金可能な仮想通貨はビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコイン、リップルです。リップルの場合は宛先タグの記入も必要です。宛先タグを誤入力または入れ忘れると、入金が失敗することがあります。
BITPoint (ビットポイント) での送受金
BITPointにおけるビットコインキャッシュの送金および受金の方法について解説します。
ビットコインキャッシュ (Bitcoin Cash/BCH) の送金
「入出金・振替」より「送金 (送付)」をクリックします。
右下の送金スペースより仮想通貨をビットコインキャッシュに指定してください。次に送金アドレスを入力します。アドレスは送金先から入手してください。
送金額を指定します。指定方法にビットコインキャッシュの数量を入力する「BCH指定」とビットコインキャッシュが相当する日本円の額を入力する「JPY指定」がありますのでどちらかを選んで金額を入力してください。
取引暗証番号を入力し、確認画面から送金を完了させてください。
ビットコインキャッシュ (Bitcoin Cash/BCH) の受金
「入出金・振替」より「**受金 (預入)**」をクリックします。5種類の仮想通貨の受金アドレスとQRコードが表示されますので、そのうち左側の真ん中にあるビットコインキャッシュのアドレスをコピーするか、 QR コードを読み取ってください。
送金する側の取引所にアドレスをペーストすればこちらにビットコインキャッシュが受金されます。
BITPoint (ビットポイント) はビットコインキャッシュ (Bitcoin Cash/BCH) の送受金を停止中
現在、BITPointではビットコインキャッシュの送受金ができない状態です。ビットコインキャッシュはアプリ「BITPoint Wallet」でも送受金できる仮想通貨のひとつでしたが、こちらでも同様に送受金サービスを中止している状態です。
ビットコインキャッシュ (Bitcoin Cash/BCH) のアップグレードが原因
2018年11月15日から2日間にわたったビットコインキャッシュのアップグレードが原因です。この時期のアップグレードはビットコインキャッシュのハードフォークを意味しています。
ハードフォークは仮想通貨が2つに分裂することをいいますが、分裂前は2つとも同じブロックチェーンであるため、そのまま取引所では使うことでシステムに悪影響を及ぼす可能性が考えられます。
BITPointはハードフォーク後のビットコインキャッシュを原因としたトラブルを未然に防ぐために、同通貨が関わる送受金サービスを停止せざるを得ませんでした。
ビットコインキャッシュ (Bitcoin Cash/BCH) の売買はできる
送受金サービスが停止している間もビットコインキャッシュは売買可能です。ビットコインキャッシュを売却すると日本円に換金されますが、その日本円を出金しても何ら問題ありません。
一度BITPointで購入したビットコインキャッシュは、別の取引所に移せないので気をつけましょう。
BITPoint (ビットポイント) でビットコインキャッシュ (Bitcoin Cash/BCH) まとめ
BITPointが扱うアルトコインのひとつであるビットコインキャッシュは、ビットコインのハードフォークにより誕生した「ビットコインの子ども」とも言える仮想通貨です。
ビットコインキャッシュもBITPointでは板情報やチャートを参考にしながら取引が可能です。
取引所としてBITPointが好きで、ビットコインキャッシュを買いたい人にとって、日本への入金・出金、あらゆる方法による仮想通貨の取引などに一切手数料がかからないことはありがたい限りです。
しかし現在、BITPointでは、ビットコインキャッシュの送受金が停止している状態です。ビットコインキャッシュを買ったら、売却して換金するしかないので注意してください。