- ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX) は、MT4を利用できる
- 最大レバレッジは4倍
- 通貨ペアは4種類
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX) の特徴とメリット・デメリット、注文方法について解説しています。
※2019年2月、『BITPointFX』のサービス名は『ビットポイントMT4取引』に変更されました。
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX)の特徴
MT4が使える
BITPointのFXでは、ソフトウェアのMeta Trader4 (メタ トレーダーフォー) を利用できます。
MT4は、FX (外国為替証取引) の取引ツールとして知られています。金融取引のソフトウェアを開発している企業から提供されており、高機能なチャート分析ができたり自動売買が行えたりすることが特徴。
仮想通貨取引所の取引システムよりも高機能となっていますので、レバレッジ取引上級者の方におすすめです。
最大レバレッジ
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX) の最大レバレッジは4倍です。2019年2月7日に最大レバレッジが引き下げられ、現在は、「2倍」か「4倍」のどちらかを選択できます。
取引手数料
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX) の取引手数料は無料です。ただし、取引するときは後述する「スワップポイント」が手数料として差し引かれます。
スプレッド
スプレッドとは、買値と売値の差のことで、その値が狭いほど利益を出しやすいとされています。なお、ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX) のスプレッドは、やや高めです。
スワップポイント
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX) のスワップポイントは、0.035%/日です。このスワップポイントが発生するタイミングは次の2つです。
- 新規建て時
- 建玉を翌日に持ち越したとき
例えば0.1BTCの建玉を翌日に持ち越した場合、当日の終値が1BTC=40万円であればスワップポイントとして14円 (40万円×0.1BTC×0.035%) の手数料がかかります。
ロスカット
証拠金維持率が120%を切るとアラートが出て、100%を切ったときにロスカットが発動します。新規注文が取り消され、建玉は成行で強制的に反対売買が行われます。
追証の有無
追加で証拠金の差し入れを求められる「追証」は、ロスカットがあるため多くの場合で発生しません。
ただし、急激に相場が変動したときは反対売買の注文が即座に成立せず、証拠金維持率が100%まで回復しないことがあります。その場合は、追証が発生するでしょう。
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX)のメリット
売りから入れる
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX) は、「ビットコインそのもの」を受け渡す現物取引とは異なり、「売り注文」から始められます。これは、「売り」と「買い」2つの注文の差額を決済する「差金決済取引」の特徴です。
相場が下がると予想するときに「売り注文」から入り、実際に相場が下がったときに「買う」と利益を出すことができます。
豊富な通貨ペア
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX) の通貨ペアは、次の4種類です。
- BTC/JPY
- BTC/USD
- BTC/EUR
- BTC/HKD
MT4を利用できる
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX) の最も優れている点は、MT4を利用できることです。つまり高度な相場分析や注文、自動取引を行うことができます。
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX)のデメリット
広いスプレッド
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX) のデメリットは、スプレッドが広いことです。差金決済取引を行える市場のスプレッドを比較した表を見てみましょう。
※2019年2月16日23時ころの価格を取得したものです。
ご覧のとおり、7つの市場のうちビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX) は6位となっています。スプレッドが広いので、デイトレードなどの短期取引には向きません。
出来高が少ない
差金決済取引を行える市場の24時間取引高を見てみましょう。
※2019年2月15日の出来高です
見てのとおり、ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX) 出来高はbitFlyer Lightningの4分の1程度となっています。
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX)とレバレッジ取引の違い
BITPointが提供する差金決済取引には、「ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX) 」と「レバレッジ取引」の2種類があります。この2つの違いについて見ていきましょう。
取引ツール
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX) がレバレッジ取引と大きく違うのは、「MT4を使える」ことです。レバレッジ取引で利用できるツールは、パソコンとスマホのWEBブラウザのみです。
MT4を使えることで、高度なチャート分析や自動売買を行えます。
通貨ペア
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX) では取引できる通貨ペアが4種類なのに対し、レバレッジ取引では1種類となっています。
手数料
手数料については、「手数料の名称」が異なるものの、かかる料率やタイミングは同じです。
取引ルール
取引ルールについては、さまざまな項目で異なります。
ビットポイントMT4取引で選択できるレバレッジ倍率は2倍または4倍ですが、レバレッジ取引では2倍・4倍に加え「1倍」を選択可能です。注文や建玉の上限については、レバレッジ取引のほうが大きいです。
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX)で取引を始める準備
BITPointでMT4取引を始めるには、「総合口座」に加え、「MT4取引口座」の開設が必要です。
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX)の口座開設
BITPoint (ビットポイント) に登録していない場合
BITPointの総合口座を開設していない場合の手順は次のとおりです。
BITPointでは、「総合口座を開設してからMT4取引口座開設を依頼する」という手順を踏みます。
総合口座を解説した後の手続きについては、次を参照ください。
BITPoint (ビットポイント) の総合口座を持っている場合
BITPointの総合口座を開設している場合は、次の手順でMT4取引口座の開設を進めましょう。
なお、総合口座とMT4取引口座の審査基準は異なりますので、総合口座を持っているからと言って必ずしもMT4取引口座を開設できるわけではないので注意しましょう。
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX)口座への資金の振替
取引を始めるには、「MT4取引口座」へ資金を移動させる必要があります。
総合口座へ入金後、「取引サイト」>「入出金・振替」>「証拠金振替指示」と進み、総合口座からビットポイントMT4取引口座へ資金を振り替えます。
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX)のやり方〜7つの注文方法〜
MT4取引では、次の7種類の注文方法を利用できます。
1.成行注文
2.指値注文
3.逆指値注文
4.IFD (イフダン) 注文
5.OCO (One Cancel Other) 注文
6.IFD + OCO 注文
7.トレイリングストップ注文
1.成行注文
通貨の「数量のみ」を指定して「価格」を指定しない注文方法です。
買いの場合は取引時でもっとも低い価格で即座に注文が決まり、売りの場合は取引時でもっとも高い価格で即座に注文が決定します。
2.指値注文
通貨の「数量」と「価格」を指定して注文する方法です。
指定した価格以下で買う、または指定した価格以上売る注文方法です。
3.逆指値注文
通貨の「数量」と「価格」、「注文が発動する条件」を指定します。
「指値注文」とは逆に、指定した価格以上で買う、または指定した価格以下で売る注文方法です。
4.IFD (イフダン) 注文
「新規注文」発注時に、その新規注文が約定されたときに発動する「決済注文」を指定するものです。
新規建て時に「決済」まで指定できるので、いちいち相場を追わなくても済みます。
5.OCO (One Cancel Other) 注文
「決済注文」を出す際に、指値注文と逆指値注文の2つを同時に発注でき、どちらかが約定したら片方がキャンセルされるものです。希望価格で決済される可能性を持ちながら、損失が広がるリスクを抑えられます。
6.IFD + OCO 注文
IFD注文で指定する「決済注文」に、指値と逆指値の2つを指定できます。
7.トレイリングストップ注文
指値に「市場価格との差」を指定することで、相場に連動して決済価格が自動的に調整されます。指値で指定したときに比べて利益を確保しやすい特徴があります。
PCからの注文方法
新規注文
新規注文を出すには、メニューバーの「新規注文」をクリックしましょう。
そうすると、発注画面が表示されます。注文種別では、「ストリーミング注文」と「指値注文」のどちらかを指定しましょう。
成行注文
「ストリーミング注文」を選択し、「新規取引:成行売り」または「新規取引:成行買い」を押します。
指値注文
「指値注文」を選択後、「Buy Limit」または「Sell Limit」を選択し、価格を入力して「発注」をクリックします。
逆指値注文
「指値注文」を選択後、「Buy Stop」または「Sell Stop」を選択し、注文が発動する価格を入力して「発注」を押します。「買い」のときは「〇〇円以上になったとき」、「売り」のときは「〇〇円以下になったとき」に発動します。
IFD (イフダン) 注文
指値または逆指値の手順を踏んだ後、「決済注文」の発注価格を「決済逆指値 (S/L) 」または「決済指値 (T/P) 」に入力します。
IFD+OCO注文
指値または逆指値の手順を踏んだ後、決済注文の発注価格を「決済逆指値 (S/L) 」と「決済指値(T/P)」の両方に入力します。
決済注文
決済注文を出すには、下の取引タブに表示されている建玉をダブルクリックしましょう。
建玉は残高の上に、未約定の注文は残高の下に表示されています。
注文種別の欄で、行いたい注文の種類を選択します。
成行決済
「ストリーミング注文」を選択後、「決済取引・・・・」と書かれている黄色いボタンを押します。
(One Cancel Other) 注文
「注文の変更または取り消し」を選択後、「決済逆指 (S/L) 」と 「決済指値(T/P) 」に価格を入力します。そして、「~~に変更する」と書かれた、赤色のボタンを押します。
スマホアプリからの注文方法
スマホアプリ「MetaTrader4」は、下記のリンクからダウンロードできます。
新規注文
アプリで注文するときは、下のメニューの「トレード」をタップしてください。
右上の「+」ボタンをタップしましょう。
発注画面が表示されますので、「ストリーミング注文」をタップしましょう。そうすると、その下に注文方法のメニューが表示されます。
行いたい注文方法から、適切なメニューを選びましょう。
成行注文
ストリーミング注文を選択し、「売」または「買」をタップします。
指値注文
「Buy Limit」または「Sell Limit」を選択し、「価格」欄に価格を入力します。そして、「発注」をタップします。
逆指値注文
「Buy Stop」または「Sell Stop」を選択します。買いの場合は「〇〇円以上になったら買う」、売りの場合は「〇〇円以下になったら売る」とする価格を「価格」欄に入力します。
IFD (イフダン) 注文
指値または逆指値の手順を踏んだ後、「決済注文」の発注価格を「ストップロス (決済逆指値) 」または「テイクプロフィット (決済指値) 」に入力します。
IFD+OCO注文
指値または逆指値の手順を踏んだ後、「決済注文」の発注価格を「**ストップロス (決済逆指値) 」と「テイクプロフィット (決済指値) **」の両方に入力しましょう。
決済注文
アプリで決済するときは、決済したいポジションを「長押し」しましょう。そうすると、下からメニューが出てきます。
「クローズ」か「注文変更」のどちらかをタップします。
成行決済
「クローズ」を選択したら、「Close with・・・」と書かれたボタンをタップしましょう。
OCO (One Cancel Other) 注文
「注文変更」を選択し、「ストップロス (決済逆指値) 」と「テイクプロフィット (決済指値) 」にそれぞれレートを入力し、「注文変更」をタップします。
BITPoint (ビットポイント) FXのリスク・注意点
MT4取引はレバレッジをかけられるため、相場が予想と逆に動くと損失を被るリスクがあります。
利用者が元本以上の損失を被らないよう証拠金維持率が100%を切るとロスカットが発動しますが、証拠金維持率内での決済を保証するものではありません。つまり、ロスカットが発動したとしても元本以上に損失が出る可能性があります。
ロスカットだけに頼らず、逆指値などで損切りラインを決め、損失が広がるのを防ぎましょう。
ビットポイントMT4取引 (旧BITPointFX)まとめ
BITPointは、MT4で高度な注文を行える取引所です。特にもっともっとレバレッジ取引を極めたいと考えている方におすすめです。