- Coincheck (コインチェック)の手数料を把握する
- Coincheck (コインチェック)と他の取引所の手数料が比較できる
- Coincheck (コインチェック)の手数料を抑える方法を理解する
CoincheckはNEMの大流出事件をきっかけに、悪い意味で有名になってしまった国内最大手取引所の1つです。マネックス証券に買収され、流出から約10ヶ月を経て復活を果たしたCoincheckですが、もともとUI(ユーザーインターフェイス)はよく、アプリ版のチャートを見るために使った人も多かったのではないかと思われます。
今回は、そんなCoincheckをまた使ってもらうために手数料の視点から紹介していきたいと思います。
「取引所ごとの手数料ついて詳しく知りたい!」
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Coincheck (コインチェック) の手数料
銀行振込手数料
まず銀行振込は、手数料が無料となっています。
コンビニ入金の手数料は以下のようになっています。
クイック入金の手数料は以下のようになっています。
仮想通貨の入金手数料は上記の様になっています。
通常速度での入金は手数料がかかりませんが、すぐにでも着金させたい場合は手数料がかかってしまいます。また高速入金に対応しているのはBTCのみになっています。
仮想通貨の送金手数料
仮想通貨の送金手数料は上記表の様になっています。送金手数料とは、仮想通貨を外部ウォレットや別の取引所に送金する際に生じる手数料のことを表しています。
Coincheckユーザー同士の送金に関しては無料で行われます。
仮想通貨の販売手数料
Coincheckの販売手数料は、一定ではないので参考になる表はありません。
そもそも、販売手数料とは何かを解説しておきましょう。CoincheckはBTCのみ、ユーザー同士の売買が可能な取引所を所有していますが、アルトコインに関してはユーザーはCoincheckから購入をする形になる販売所の形態のみ存在します。
つまり、買う時の値段と売る時の値段にスプレッド(金額の差)が生じています。当然、買う時の方が高い値段で設定され、売る時の値段が安くなっています。
このスプレッドを販売手数料と定義しましょう。平均すると2%から6%のスプレッドが生じています。
取引所手数料
Coincheckの取引所では、ビットコイン (BTC) の売買を行えます。
スプレッド
Coincheckの販売所では、ビットコイン (BTC) と8種類のアルトコインの売買を行えます。
手数料は無料ですが、約2%のスプレッドが実質の手数料としてかかります。スプレッドとは、買値と売値の差額のことです。例えばリップルの売値が38円、買値が40円だったとき、差額の2円が実質の手数料となります。
通貨の種類や取引量などでスプレッドは変動しますが、約2%と非常に高いので、取引する際は注意が必要です。
レバレッジ手数料
昔はコインチェックも他の取引所同様にレバレッジ取引を行っていましたが2020年3月13日を持って終了しております。
Coincheck (コインチェック) の手数料を他の取引所と比較
取引手数料で比較
Coincheckの取引所における取引手数料を、他の仮想通貨交換所と比較してみましょう。
ご覧のとおり多くの取引所の取引手数料が無料となっており、Coincheckも同じく無料となっていることがおわかりいただけると思います。
では、販売所におけるスプレッドを比較してみましょう。
見ていただくとおわかりいただけるように、Coincheckの販売所スプレッドは高い部類に入ります。そのため販売所はなるたけ利用せず、取引所を利用するのが賢明です。
Coincheck (コインチェック) の手数料は高いのか
他の取引所との比較
コインチェックの手数料が他社と比較して安いのかを見ていきましょう。
法定通貨の入出金手数料比較
入手金手数料に関しては他の取引所と大きな差はありません。コンビニからの入金やUSD入金に対応している点は他の取引所との差別化が図れています。
海外(USDが法定通貨の圏内)から使用する場合には便利です。
仮想通貨の入出金手数料比較
国内取引所では、仮想通貨の入金手数料は基本的に無料です。
出金 (送金) 手数料に関しては以下の図のような差があります。
Coincheckのほうが手数料が低くなる場合
Coincheckユーザー同士の送金
coincheckの送金手数料は少し割高です。
しかし、Coincheckのユーザー同士での送金に関しては無料で行えるので、それらを上手に使いこなすと良いでしょう。
無駄な通貨が出ない
Coincheckの販売所は、手数料を含めた全額での取引が可能なのも実質的な手数料が低くなるポイントになります。自動で手数料までを計算し、全額を他のコインに交換ができるのは国内ではCoincheckのみです。
他の取引所では、通貨の最低購入および最低売却枚数が決まっており、1円や2円単位の額は中途半端に残ってしまいます。
Coincheckではこれが起こらないため、無駄な通貨が誕生しないのはお勧めできるポイントです。(海外にはBinanceなど、独自トークンに交換する機能などで対策している所もある。)
Coincheck (コインチェック) の手数料を安く抑える方法
ビットコインの取引は販売所をできるだけ使わない
Coincheckはスプレッドが表示されていません。しかし、販売所で取引をすれば、必ずこの額が手数料として取られてしまいます。
ビットコインの取引に関しては販売所ではなく、必ず取引所を使うようにしましょう。
急ぎの用で、すぐにBTCが必要な場合をのぞいて販売所で買うのは勿体無いという結論になります。
アルトコインの頻繁な取引を控える
Coincheckでアルトコインを売買するときは、なるたけ長期で保有することをおすすめします。
というのも、Coincheckにおいて、アルトコインはスプレッドの高い販売所でしか購入できないからです。つまり購入するときは高いですし、売却するときは安い価格でしか売れません。
可能であれば販売所を利用すること自体をやめたほうがよいのですが、Coincheckの販売所でしか購入できない銘柄もあるはず。どうしてもCoinchekの販売所を使いたいときは、手数料の面を考えて、頻繁に取引することは避けるべきです。
スマホアプリでBTCを取引しない
Coincheckのスマホアプリでビットコイン (BTC) の取引を行わないことも、手数料を節約する方法の一つです。
なぜならCoincheckのスマホアプリは、販売所形式のみに対応しているからです。スマホアプリでビットコインを売買すると、スプレッドが高くついてしまいます。
ビットコインの売買を行うのであれば、スマホのWEBブラウザかパソコンから行いましょう。
入出金の頻度を減らす
入出金する際は、振込手数料や出金手数料が都度かかります。少しづつ入金したり出金したりするとその都度手数料がかかりますので、なるべく1回にまとめて行うことをおすすめします。
仮想通貨の出金についても送金手数料がかかりますので、まとめて送りましょう。
入出金の頻度を減らす
日本円での入手金の頻度を少なくしましょう。入出金頻度が増えるとその分手数料が取られてしまいます。
Coincheck (コインチェック) の手数料 まとめ
CoincheckはUI (ユーザーインターフェイス)が綺麗で、アプリも使いやすくお勧めの取引所の1つです。しかし、販売所という欠点を兼ね備えている点は考慮するべきでしょう。
歴史的な大事件から奇跡の復活を遂げたCoincheckをこれからも見守っていきましょう。