- 貸仮想通貨は貸し出しで取引せずに利益をだすことができる
- 相場状況によっては元本割れしてしまう可能性もある
- Coincheck (コインチェック) では短期間での貸し出しも可能
仮想通貨を取引所に貸し出し、そのレンタル料をもらうという貸仮想通貨サービス。取引を行わなくても利益を得ることができる仕組みとして注目されていますが、その実態はどのようなものでしょうか。詳しく紹介・解説していきます。
Coincheck (コインチェック) の貸仮想通貨サービスとは
「貸仮想通貨」とは、仮想通貨の取引所に仮想通貨を一定期間貸し出すことで、貸し出した量と期間に応じて金利を上乗せして返還してくれるサービスのことです。定期預金のようなイメージで考えるとわかりやすいでしょう。
また、仮想通貨を「貸す」という名前にちなんで、「**レンディング (英語で貸すという意味) **」と呼ばれることもあります。
年率
貸仮想通貨の貸出期間と利用料の年率は次のとおりです。
貸仮想通貨の貸出期間と利用料の年率
14日間:年率1%
30日間:年率2%
90日間:年率3%
365日間:年率5%
例えば「ビットコイン・10BTCを年率3%で90日間貸出した場合」、もらえる利用料の計算方法は以下となります。
10BTC × 3% 1÷ 365日 × 90日 = 0.0739726BTC
2019年12月現在のレートで計算すると、もらえる利用料はなんと58211円です。たった3ヶ月預けるだけで58211円もらえるのは非常におトクといえるでしょう。
なお貸出するには、最低10万円相当額の仮想通貨数量が必要です。そして、貸し出す仮想通貨の数量には上限がありません。
Coincheck (コインチェック) の貸仮想通貨サービスの内容
ここからは、Coincheckにおける、貸仮想通貨サービスの概要などを確認していきましょう。
Coincheck (コインチェック) の貸仮想通貨サービスの特徴
Coincheck の貸仮想通貨サービスの特徴は、「ユーザーが自由にサービスの詳細を決めることができる」という点にあります。
通常の貸仮想通貨では、取引所側がサービス内容などを一括して決め、ユーザーがそれを選ぶような形です。これに対してCoincheck (コインチェック) では、ユーザーが貸し出しの期間や数量などの詳細を決め、Coincheckに申請をあげます。
そして、その内容をCoincheck側で確認し、承認がおりれば貸仮想通貨をスタートすることができます。
このようにCoincheckでは、他の取引所と違い、ある程度自分の裁量でサービスを決めれることが特徴といえます。
Coincheck (コインチェック) への貸し付け条件
Coincheckでは貸仮想通貨の最大年率は5%となっています。また、貸付期間は最短14日から可能で、最長で365日まで選択することも可能です。
Coincheck (コインチェック) の貸仮想通貨はどんな人におすすめ?
貸仮想通貨は、次のような方におすすめです。
売るつもりがない方
通貨をずっと保有しておきたい方
リスクなく安全に仮想通貨を増やしたい方
仮想通貨を短期では売買する予定のない方に特におすすめです。保有しているだけですと、仮想通貨が増えることはありませんが、貸し出すことで仮想通貨の数量が増えていきます。
また、トレードには様々な知識が必要ですが、貸仮想通貨は預けるだけですので知識は不要。
貸仮想通貨はリスクなく安全に仮想通貨を増やしたい方におすすめです。
Coincheck (コインチェック) 貸仮想通貨のメリット
貸仮想通貨には、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。まずは、このメリットを確認していきましょう。
取引せずに収益を上げることができる
通常、仮想通貨の取引において、収益をあげるためには仮想通貨の売買を行わなければいけません。これによって、利益がでる場合もありますが、場合によっては損失が出してしまう可能性もあります。
これに対して貸仮想通貨では、仮想通貨のトレードを行わなくても、貸し出した期間などに応じて利益を得ることができます。こうした点から、取引をせずに、比較的安定した収益をあげることができる点は、貸仮想通貨のメリットと言えるでしょう。
相場を見なくてよい
貸仮想通貨の2つ目のメリットは、「相場を見なくてよい」という点です。仮想通貨のトレード経験者であればよく分かると思いますが、いったん仮想通貨を購入すると、チャートの変動が常に気になってしょうがなくなります。
これに対して貸仮想通貨では、そもそもチャートの変動も関係ないので、相場を気にせず過ごすことができます。こうした点は貸仮想通貨のメリットの1つということができるでしょう。
Coincheck (コインチェック) 貸仮想通貨のデメリット
貸仮想通貨には、ここまで確認したようにメリットがある反面、同じようにデメリットも存在します。ここからは、そのデメリットについて見ていきましょう。
途中で解約できない
貸仮想通貨のデメリットとして、「途中で解約できない」という点があげられます。いったん契約をしてしまうと、途中で解約して資金を引きあげるといったことができません。契約した期間いっぱいまで、自分の手元に仮想通貨は戻ってきません。
こうした点は貸仮想通貨のデメリットと言えるでしょう。
売買できない
貸仮想通貨は、取引をせずに利益をあげることができるというメリットがある反面、同じくして「売買できない」というデメリットがあります。
たとえば、2017年12月時点において、仮想通貨はあきらかな下落傾向にあります。このように、市場の状態がよくない場合は、保有している仮想通貨を損切りするのが普通です。しかし、貸仮想通貨では、そもそも売買することができないため、損切りすることもできません。
そのため、暴落に巻き込まれて損切りできず、損失をだしてしまうかもしれないというデメリットがあることを覚えておきましょう。
元本割れリスク
貸仮想通貨では、「元本割れリスク」も存在しています。仮想通貨はボラティリティ (価格変動) が激しいことでも有名です。そのため、貸仮想通貨を行っている期間のあいだに、相場が大きく変動してしまい、場合によっては金利分の利益以上の損失を出してしまう可能性もあります。
こうした元本割れのリスクがある点も、貸仮想通貨のデメリットの1つとして覚えておきましょう。
詳しくは下記のCoincheck公式ホームページをご確認ください。
Coincheck (コインチェック) と他の取引所の貸仮想通貨サービスの比較
ここからは、Coincheckと他の貸仮想通貨サービスの比較を行っていきたいと思います。
貸仮想通貨サービス取引所別比較一覧
上記の表は貸仮想通貨の取引所ごとのスペック一覧表です。Coincheckでは貸仮想通貨の対応通貨が非常に多くなっています。また、他の取引所では貸仮想通貨の期間が長期間ですが、Coincheckでは短期間での貸仮想通貨も選択することができるため、期間の面ではより融通が効くということが言えるでしょう。
上記デメリットの項目でも解説しましたが、他の取引所と違い、Coincheckでは途中解約することができません。Coincheckで貸仮想通貨をする場合には、短期間からスタートしてみて、慣れてきたら長期間に切り替えるという感じでも良いかもしれませんね。
Coincheck (コインチェック) の貸仮想通貨サービスの始め方
ここからは、Coincheckでの貸仮想通貨サービスの始め方について確認していきましょう。
Coincheck (コインチェック) ホームページにアクセス
まずは、上記のボタンからCoincheck (コインチェック) のホームページにアクセスし、画面右上の「新規登録」をクリックします。するとタブが出現するので、そのタブの中から「貸仮想通貨アカウント」をクリックします。
メールアドレスとパスワードを入力する
すると新規登録の画面に移動します。入力項目に、メールアドレスとパスワードを入力し、チェックボックス2個所にチェックを入れて、「登録する」をクリックします。
確認メールに添付されているリンクを開く
登録したメールアドレスあてに確認メールが届くので添付されているリンクをクリックします。ログイン画面に移動するので、登録したメールアドレスとパスワードを入力してログインします。
「コインを貸す」をクリックする
ログイン後、画面左側にある「コインを貸す」をクリックします。
必要事項を入力
すると、貸仮想通貨の選択画面に遷移します。ここでレンディングしたい銘柄と期間、数量を入力します。
決定ボタンをクリックする
すべての入力が完了したら、画面下にある決定ボタンをクリックします。今回はビットコインを選択しているので、BTCで表記されていますが、他の銘柄であれば他の銘柄名で表示が出ます。以上で貸仮想通貨の手続きが完了します。
Coincheck (コインチェック) の貸仮想通貨まとめ
以上、Coincheckにおける貸仮想通貨について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。貸仮想通貨には、メリットもありますが、デメリットも存在することがよく分かったと思います。
また、他の取引所と比較した場合のCoincheckのサービス内容の良い点や悪い点もわかりましたね。
はじめて貸仮想通貨にチャレンジする人は、Coincheckで短期間の貸仮想通貨からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。