- Coincheckで指値注文をする方法
- 指値注文できるのはビットコインのみ
- 注文手順を解説
Coincheckに登録して、仮想通貨の取引を始めたばかりの人向けに、指値注文の方法を解説します。
指値注文の意味が分からない、指値注文をやってみたいがCoincheckでどうすればいいか分からない人は多いでしょう。仮想通貨の取引は、指値注文と成行注文の二つの方法が存在します。
Coincheckでは、指値注文ができる仮想通貨の銘柄にも限りがあるので注意が必要です。ただし取引所では指値注文をしたら手数料が発生しないなど、メリットも存在します。
Coincheck (コインチェック) での指値注文について
Coincheckで仮想通貨を注文する際は、必ず「指値」か「成行」かの注文形式を選ばなければなりません。そのうち、指値を選んだ場合は、注文の際の購入金額または売却金額を自身の意思で決めることができます。ただし、金額を設定しても、それが不自然に安すぎたり高すぎたりして、相手側の希望にかなわなければ取引は成立しません。
指値注文は、現在の相場に関係なく金額を設定できます。ただこのとき、極端に高い価格を提示してしまうと、買い求める人たちからの印象が悪くなり、誰も取引に応じてくれない可能性が高いので、相場からなるべくズレすぎない値段を設定するのがいいでしょう。
指値注文と成行注文の違い
指値注文は、前述のとおり、相場価格を問わず、そのとき自身が希望した買値や売値を出して注文を出し、取引相手が名乗り次第、注文が成立します。「値」段を「指」定して注文することができます。
成行注文は、そのときの仮想通貨の相場に従い、注文することです。例えば、ビットコインが1BTC60万円の場合、1BTCを買えば60万円払うことになり、2BTCを売れば120万円を得ることができます。仮想通貨の相場に対する「成」り「行」き任せの注文です。
取引所形式での指値注文は手数料が無料
指値注文は、取引所でのみ可能です。販売所では指値注文に応じてもらえません。取引所での指値注文の場合、手数料 (スワップ)が発生しません。成行注文では手数料がかかります。
買い注文の際は相場よりわずかに低い金額で購入したり、わずかに高い金額で売却したりすることで、手数料にとらわれず仮想通貨をお得に扱うことができます。
Coincheck (コインチェック) で指値注文できるのはビットコイン (Bitcoin/BTC) のみ
Coincheckにおいて指値注文ができるのはビットコインのみであり、アルトコインでは一切指値注文ができません。ビットコインから派生したビットコインキャッシュでも指値注文は不可能です。
アルトコインはCoincheckの取引所ではなく、販売所での売買になるからです。前述のとおり、ユーザーの言い値で取引ができるのは、取引所のみなのであり、アルトコインはCoincheckにおいてユーザー同士の取引を行うことはできません。常にCoincheckが指定した値段による成行注文でのみ売買できます。
Coincheck (コインチェック) スマホアプリからの指値注文はブラウザを使用
スマートフォンからもCoincheckの指値注文ができます。スマートフォンのブラウザからCoincheckにアクセスすることで、ビットコインの取引ができます。
取引に利用される現物取引のページでは、買い板と売り板に分かれ、買値と売値のレートが表示されています。 それを意識し、自身の言い値を設定して売買を行います。
Coincheckの公式アプリでは取引所形式に対応していませんので、指値での取引を行う場合はブラウザを使用する必要があります。
逆指値注文する方法
ここでは、指値で逆指値注文する際の手順について解説します。
注文画面で、
- 「逆指値を有効にする」にチェックを入れます。
- レートと注文量を入力します
- 逆指値(注文が発動するトリガーとなる価格)を入れます
- 注文ボタンを押します
そうすると3に入力した逆指値に市場価格が到達したときに、注文が発動します。
例えば、下記の設定をしたとしましょう。
- レート:50万円
- 注文量:1BTC
- 逆指値:51万円
- 注文種類:売り
この場合は相場が1BTC=51万円に下がったら、「50万円の指値で1BTCの売り」が自動的に注文されます。
Coincheck (コインチェック) で指値注文する方法
Coincheckで指値注文する手順を、順に紹介していきます。
トレードビューで指値注文
トレードビューの画面右側下部に注文の必要事項を記入する欄があります。
レートや注文量の欄の上に「注文」「成行注文」「信用取引」「レバレッジ取引」の4つの項目がありますが、ここでは「注文」を選択します。それが「指値注文」です。
仮想通貨を買いたい人は、緑のボタンの上にあるレートと注文量を設定しクリックしましょう。仮想通貨を売りたい人は、赤いボタンの上にあるレートと注文量を設定しクリックしましょう。
注文一覧に示された買値と売値のリストに注目してください。値段はすべて1BTCあたりの金額で、買値の左と売値の右はそれぞれの数量です。例えば、緑の数字で「776672」と示され、左に「0.03」が示されている場合、1BTCあたりの買値が776,672円と計算され、それに準ずる値段で0.03BTC (23,300円)を買いますと申し出ている人がいます。
買い注文ボタンの上にあるレート欄に1BTCあたりの金額である「776672」を入力し、注文量を「0.03」とし、緑色のボタンをクリックすれば注文が完了します。リストにある数字を移した注文は取引が成立する可能性が高いです。
赤い数字が「776709」で、右側が「0.1」だと、1BTCあたり776,709円に準ずる値で、0.1BTC (77.670円)を売りますと申し出ている人がいます。売り注文の上にあるレート欄に「776709」を入力し、注文量を「0.1」に設定し、赤色のボタンをクリックすると売り注文が完了します。
スマホのブラウザで指値注文
「Coincheck」のロゴの真下の項目を「現物取引」としましょう。下部に表示されている希望された買値および売値のリストを参考に、レートと注文量を入力すれば、注文が成立します。
指値注文をキャンセルする方法
トレードビュー、ブラウザそれぞれの「未約定の注文」(まだ注文に乗った相手がいなくて、取引が成立していない状態)の項目をクリックし、それぞれのページから該当する注文を指定し「キャンセル」をクリックすれば、注文を取り消すことができます。
ビットコインをはじめ仮想通貨の値段は24時間365日常に変動します。そのため、1BTC77万円程度からの値下がりを予測し70万円で買い注文を出しながら、通貨が値上がりしてしまう場合があります。
逆に1BTCが80万円に値上がりすると踏んでその値段で売り注文を出した後に値下がりが起きたりもします。そうした場合は、注文に応じてくれる人がいなくなる可能性が高いので、指値注文を取り消した方が賢明です。
Coincheck (コインチェック) の指値注文まとめ
指値注文は、ユーザーが希望した価格で、指定した量の仮想通貨を注文することができます。成行注文の場合は、価格指定はできず、相場や販売所が指定した価格での取引になります。
Coincheckに登録したばかりの仮想通貨初心者にとっても、指値注文の意味や成行注文との違いを知ることは大切です。指値注文の手順はパソコンで見れるトレードビューとスマートフォンのブラウザからアクセスした場合とで少し異なりますが、どちらも初心者にとって分かりやすいものと言えます。