- ブロックチェーンの仕組みで暗号資産 (仮想通貨) 送金時は手数料が必要
- Coincheckユーザー間の送金手数料は無料
- 取引所ごとに送金手数料が違う。
暗号資産 (仮想通貨) 取引所では取引や日本円の出入金の際に手数料がかかります。同様に暗号資産 (仮想通貨) の入出金をする際にも手数料がかかります。
今回はCoincheckの暗号資産 (仮想通貨) の送金手数料について、そしてCoincheckと他の取引所の送金手数料を比較します。
手数料以外のCoincheck (コインチェック) の特徴
初心者でも使いやすい
Coincheckの最大の魅力は、初心者でも使いやすいデザイン設計です。
「日本で一番簡単にビットコインを買える取引所」を目指して、ユーザーの使いやすさの向上に力を入れています。
スマホアプリも非常に使いやすく、面倒な手順を踏むことなく簡単にビットコインを購入できます。
現在価格や価格変化をひと目で確認できるチャートを採用している点や、仮想通貨の送金や受け取りのサービスにも対応している点も魅力的です。
2017年9月にはスマホアプリのダウンロード数国内1位を記録しています。
暗号資産 (仮想通貨) の種類が豊富
Coincheckのもう一つの魅力は、国内取引所の中では暗号資産 (仮想通貨) の取扱種類が豊富なことです。
取扱通貨は以下の16種類です。
ビットコイン (Bitcoin/BTC)
イーサリアム (Ethereum/ETH)
イーサリアムクラシック (Ethereum Classic/ETC)
リスク (Lisk/LSK)
ファクトム (Factom/FCT)
リップル (Ripple/XRP)
ネム (NEM/XEM)
ライトコイン (Litecoin/LTC)
ビットコインキャッシュ (Bitcoin Cash/BCH)
モナコイン (MonaCoin/MONA)
ステラ (Stellar/XLM)
クアンタム (Quantum/QTUM)
ベーシックアテンショントークン (Basic Attention Token/BAT)
アイオーエストークン (IOStoken/IOST)
オーエムジー(OMG)
日本円からアルトコインの購入が可能
日本円でアルトコインを購入できる点もCoincheckの良さの一つです。
多くの取引所では、アルトコインの購入には一度日本円でビットコインを購入してから、そのビットコインでアルトコインを購入するというステップを踏む必要があります。
しかし、Coincheckでは直接購入が可能なので、余計な手数料がかかったり、面倒な作業で買い時のタイミングを逃すといった心配もありません。
最大年率5%の貸仮想通貨サービスが魅力的
Coincheckは、最大年率5%の貸仮想通貨サービスを行っています。
ユーザーがCoincheckに保有している暗号資産 (仮想通貨) を一定期間貸し出すと、貸出期間が満了した時に、貸出通貨に加えて利用料というインセンティブを受け取ることができます。
このサービスはCoincheckの取り扱う15種類すべての暗号資産 (仮想通貨) で利用でき、貸出期間は14日間・30日間・90日間・180日間・365日間から選ぶことができます。
長期保有を考えている人は、このサービスの利用を検討してみるのはいかがでしょうか。
ただし、このサービスはウェブ画面からのみ利用でき、スマホアプリからは行えない点に注意してください。
スマホアプリが使いやすい
繰り返しになりますが、Coincheckのスマホアプリは非常に使いやすいです。
資産状況の確認だけでなく、日本円の入出金、仮想通貨の購入・売却、暗号資産 (仮想通貨) の受け取り・送金など、いろいろな操作がスマホひとつで、場所を選ばずいつでも簡単に行えます。
そのほかにも、視覚的なチャート画面、リアルタイムで暗号資産 (仮想通貨) の価格や変動率を確認できるウィジェット機能、タイミングを逃さないためのプッシュ通知機能など、便利な機能が多数搭載されています。
Coincheck (コインチェック) の仮想通貨送金手数料
暗号資産 (仮想通貨) はブロックチェーンの仕組みが採用されています。暗号資産 (仮想通貨) の秘密鍵のやり取りでは、マイナーに承認されて暗号資産 (仮想通貨) の送金が実行されます。この際にマイナーが承認による報酬(手数料)を受け取ることで、正当性が担保されます。マイナーに支払う手数料として、暗号資産 (仮想通貨) の送金をするには手数料が必要です。
Coincheckのウォレットから暗号資産 (仮想通貨) を送金する場合も、手数料はかかります。しかしCoincheckユーザー間の送金手数料はかからないため、ユーザー同士なら無料で暗号資産 (仮想通貨) を送金できます。
Coincheckのウォレットから仮想通貨を送金する際の送金手数料は以下になります。
※ - 略式記号一覧 -
BTC=ビットコイン
ETH=イーサリアム
ETC=イーサリアムクラシック
LSK=リスク
FCT=ファクトム
XRP=リップル
XEM=ネム
LTC=ライトコイン
BCH=ビットコインキャッシュ
Coincheck (コインチェック) の暗号資産 (仮想通貨) 送金手数料を他の取引所と比較
暗号資産 (仮想通貨) ごとにも送金手数料は違ってきます。Coincheckと他の取引所との暗号資産 (仮想通貨) 送金手数料を比較します。
CoincheckのBTCとETH、ETCの送金手数料は、他の取引所と比べて高い傾向があります。
Coincheckの他にBTCとETH、ETCを取りあつかっている取引所はbitFlyerとBINANCEです。bitFlyerはCoincheckよりも手数料が安くすみます。BINANCEはBTCの送金手数料がCoincheckよりも安くなり、ETHとETCでは同じ手数料になります。
比較している取引所の中でLSKとFCTについては、取りあつかっている取引所が少ないです。LSKはCoincheckの他にbitFlyerとBINANCEが取りあつかっており、出金手数料は変わりません。FCTはCoincheckでのみ取りあつかっています。
またCoincheckでのXRPの送金手数料は0.15XRPです。比較対象の取引所の中では中間の値になります。
XEMを取りあつかっている取引所は、上記ではCoincheckとBINANCEのみでCoincheckの送金手数料のほうが安いです。LTCの送金手数料はGMOコインとBITPointでは無料で、Coincheckを含む4つの取引所では0.001LTCとなります。
CoincheckのBCHの送金手数料は0.001BCHです。BINANCEの次に高い送金手数料になっています。
Coincheck (コインチェック) の手数料を節約する方法
ここからはCoincheckの手数料を節約する方法をご紹介します。
Coincheckは確かに海外取引所に比べると手数料が高めですが、工夫次第では無駄な支出を抑えてお得に取引が可能です。
手数料を節約する方法は以下の3つです。
- 販売所で頻繁に取引を行わない
- 細かい入出金・送金を行わない
- 複数の取引所を使い分ける
販売所で頻繁に取引を行わない
Coincheckのスプレッドは高めなので、回数を抑えて取引するのをおすすめします。
相場のタイミングをしっかり考えて、ここだ、というタイミングで取引するようにしましょう。
細かい入出金・送金を行わない
入金手数料・出金手数料・送金手数料は、移動するお金の額に関わらず毎回同じ額の手数料が課されます。
そのため、入出金や送金を頻繁に行うと、その度に手数料がかさんでしまいます。
よって、なるべく大きな額をまとめて動かし、資金の移動回数を減らすことをおすすめします。
複数の取引所を使い分ける
Coincheckの最大の魅力は取引のしやすさです。
Coincheckの強みを活かしつつ、でも手数料を安く抑えたい、、、という方は、Coincheckと他の取引所を使い分けることをおすすめします。
具体的には、手数料のかかる工程では他の取引所を利用し、Coincheckでは取引だけを行う、といった使い方が考えられます。
複数の取引所を使い分けるというのは、少し裏技のようにも感じられるかもしれませんが、トレーダーの間では一般的に行われていることです。
是非Coincheck以外の取引所についても調べてみてください。
Coincheck (コインチェック) の送金手数料 まとめ
Coincheckは国内で最多の9種類もの暗号資産 (仮想通貨) を取りあつかう取引所です。より多くの暗号資産 (仮想通貨) を触りたい人におすすめの取引所ですが、暗号資産 (仮想通貨) を動かす際には各種の手数料に注意する必要があります。
今回紹介した送金手数料では、取引所ごとに大きな違いが出てきます。取扱通貨で取引所を選ぶのはもちろんですが、手数料も考えておくことで賢く暗号資産 (仮想通貨) 投資に取り組みましょう。