- Coincheckの出金方法をweb・アプリともに画像付きで解説
- 出金にかかる手数料は他の取引所と比べても普通一般的で大損する可能性は低い
- 出金できない場合はの対処法も紹介
この記事では、国内取引所Coincheckの出金方法について解説しています。
また、出金できない場合の対処法も解説しています。
Coincheckからの出金方法を事前に確認したい方も、出金できず困っている方もぜひ最後まで御覧ください。
Coincheck (コインチェック) から出金する場面
日本円出金の場面は、保有する仮想通貨を売却して日本円にした、いわゆる利確の場面です。
利確して獲得した日本円をCoincheckの外に持ち出す際に出金の手続きが必要です。
一方、仮想通貨をCoincheckから出金する際は利確が目的という訳ではないでしょう。
まず1つ考えられるのは、日本円が入金できない海外取引所で取引するために、日本円を仮想通貨に交換して送金する目的です。
もう一つは、Coincheckで購入した仮想通貨をウォレットに入れて保存するために持ち出すことなどです。
いずれの場合でも、本記事のやり方で出金が可能です。
Coincheck (コインチェック) から日本円を出金する際の準備
Coincheckの口座内の日本円を出金するためには、本人確認を済ませる必要があります。
本人確認のために以下の公的書類を1つ用意しましょう。
また用意した公的書類の顔写真と本人の顔が同時に移ったIDセルフィー写真も必要です。
公的書類の写真とともに用意しましょう。本人確認画面で用意した写真を提出することで審査の後に本人確認が完了します。
Coincheckの本人確認がお済みでない方はCoincheckの本人確認のやり方記事を参考にしてください。
【ブラウザ版】日本円の出金口座を登録する
本人確認がお済みの方は、Coincheckから資産が着金する金融機関の口座を登録しましょう。
Coincheckから初めて日本円を出金する場合や新しい振込先を指定したい場合は、事前にその口座の情報を登録しておきます。
まずはブラウザ上での登録方法を紹介します。
左側のバーから「日本円の出金」を選択し、トップに出てくる「新しい口座を登録する」を押した先から出金先の銀行口座が登録できます。
【スマホアプリ版】日本円の出金口座を登録する
アプリの場合は下部のメニューバーから「ウォレット」を選択し、画面中央の「日本円」をタップします。
その後の画面では、中央の「出金」を選択して以下の画面へ移動します。
こちらの画面で「出金口座」を選択して、日本円の出金先口座を登録します。
【ブラウザ版】Coincheck (コインチェック) 日本円出金方法
まずはCoincheckのブラウザからの出金方法について解説していきたいと思います。
出金の手順
Coincheckにログイン後、再度「日本円の出金」をクリックします。
「日本円の出金」を押した先で出金額を入力し、手数料を確認して右下の「出金申請をする」を押します。
【スマホアプリ版】Coincheck (コインチェック) の日本円出金方法
ここからは、Coincheckのアプリからの出金方法を確認していきましょう。
下部のメニューバーから「ウォレット」を選択し、画面中央の「日本円」をタップします。
その後の画面では、中央の「出金」を選択します。
出金先の口座登録が終わっている場合はこちらの画面上部に口座情報が表示されます。
出金に利用したい口座をタップし出金額の入力と手数料の確認を行います。
最後に「出金申請」を押して手続きは完了です。
【ブラウザ版】Coincheck (コインチェック) の仮想通貨出金方法
ウォレットの登録
はじめての仮想通貨を送金する場合や新しいウォレットに送金する場合はウォレットアドレスの登録が必要です。
簡単なステップで終わるので、必ず送金前にこなしておきましょう。
まず、Coincheckにログインします。
- ① ログイン後は、左側のメニューバーより「暗号資産の送金」をクリックします。
画面上段から送金する仮想通貨銘柄を選択します。今回はビットコイン (BTC) を選択します。
② 銘柄を選んだら、「送金先リストの編集」をクリックします。
③ クリックすると、ウォレットを登録するポップアップが表示されますので、「ラベル」と「新規宛先」を入力します。
「ラベル」とはウォレットに名前をつけることです。「Bybit ビットコイン」など、仮想通貨の送付先と銘柄をラベルに入れておくと後々便利です。
「新規宛先」には送付先のウォレットアドレスを正確にペーストします。
- ④ 入力が完了したら、「追加」を押します。
ウォレットアドレスは一文字でも違うと送金が成功しません。
また、誤ったウォレットに送った仮想通貨は原則、取り戻せません。正確にペーストできたかを必ずダブルチェックしてください。
仮想通貨の出金
出金先のウォレットの登録が完了したら、実際に通貨を送ってみましょう。
ブラウザで仮想通貨を出金するには以下の3手順を踏みます。
① 改めて「仮想通貨の送金」をクリックします。
② 次の画面では上部から送金したい銘柄を選びます。今回もビットコイン (BTC) を例に出しています。
③ もし、その銘柄の送付先ウォレットがすでに登録されている場合はこちらに表示されます。ウォレットを選択し、その下に送金額などを入れます。
- ④ 内容を確認後「送金する」を押せば送金完了です。
仮想通貨の送金は誤ったアドレスに送金すると取り戻せない可能性があります。
送金先の確認は、ウォレットのの登録時に行っていると思いますが、不安な方は一旦少額をテスト送金し、この着金が確認出来次第で残りを送ると確実性が高まります。
【スマホアプリ版】Coincheck (コインチェック) の仮想通貨出金方法
ウォレットの登録
アプリからの出金も、ブラウザ版とUIが若干異なるだけで手順は同じです。まずはじめに、ウォレットの登録をします。
① アプリ下段のメニューバーから「ウォレット」を選びます。
② 「すべての暗号資産を表示」をクリックして仮想通貨を表示します。
選んだ先に仮想通貨の一覧が表示されるので、出金したい銘柄を選びます。今回はビットコイン (BTC) を使って説明します。
銘柄を選んだ場面では、「送金/send」をクリックします。
「送金/send」を押した先ではウォレットの登録画面が現れます。
初めての送金の場合は、「送金先の追加」が表示されるのでこちらを押します。
押した先の画面では送金する通貨の「ラベル」と「新規宛先」を入力します。
「ラベル」とはウォレットに名前をつけることです。「Bybit BTC」など仮想通貨の送付先と銘柄をラベルに入れておくと後々便利です。
「新規宛先」には送付先のウォレットアドレスを正確にペーストします。
「ラベル」と「新規宛先」を入力したら、「追加」を押します。
「追加」を押すと二段階認証を指示が来ますので、お使いの方法で認証を完了させます。
例えば、携帯のSMSで二段階認証を行っている方は上記の画面に送られてくる認証コードを入力します。
ウォレットアドレスは一文字でも違うと送金が成功しません。また、誤ったウォレットに送った仮想通貨は原則、取り戻せません。ペーストがうまく行ったか不安な方は、少額を送金してテストを行い、着金が確認できたら残りを送る2段階送金がおすすめです。
仮想通貨の出金
Coincheckのアプリでは、ウォレットの登録を行った画面の真下に送金情報の入力画面があります。
ウォレットを登録していれば、「宛先」からウォレットアドレスが選択できます。送り先を選び、金額と手数料を確認して「送金する」をクリックすれば完了です。
銘柄によっては、着金までに30-60分を要するものもあるので、送金した仮想通貨の平均的な送金時間を調べておくとよいです。
Coincheck (コインチェック) の出金手数料
Coincheck (コインチェック) の銘柄別の出金手数料
ここからは、Coincheckの出金手数料を確認していきましょう。手数料は各通貨ごとに異なります。執筆時点での手数料[1] Coincheck, 手数料, 2021年9月20日参照を以下にまとめました。
他の取引所と比較して高い?
次に、Coincheckの出金手数料を他の国内主要取引所と比較します。比較対象はbitFlyer[2] bitFlyer, 手数料一覧・税, 2021年9月20日参照 GMOコイン, 入出金(日本円・暗号資産), 2021年9月20日参照 Zaif, 入出金に関する手数料, 2021年9月20日参照GMOコイン[3]
Zaif[4]
です。これらの取引所でビットコイン (BTC)、イーサリアム (ETH)、リップル (XRP) の送金手数料を比較します。
Coincheckの日本円の出金手数料平均的な金額でした。
仮想通貨に関してはCoincheckとbitFlyerが通貨ごとに一律の手数料をとっており、初心者には分かりやすくておすすめです。
GMOコインは手数料が無料、Zaifでは送金需要に応じて手数料が変わります。
ただし、これらの取引所はCoincheckよりも流動性で劣る場面も散見されます。急激な値動きによって手数料以外の箇所で不利な取引をせざるを得ない状況も考えられます。
初心者の方には流動性の高いCoincheckでの口座開設が堅実です。
Coincheck (コインチェック) の出金反映時間
ここからは、Coincheckの出金反映時間を確認していきたいと思います。こちらも、よりわかりやすいように、他の国内取引所と比較していきます。
日本円の反映時間
Coincheckの日本円出金の反映時間は1日~2日営業日となっています。
銀行営業日の午前9時までに出金申請を行った場合は、原則として申請日の翌営業日に手続きが完了します。銀行営業日の午前9時以降の申請では、申請日を除く2銀行営業日後に手続きが完了します。
スピード感としては若干遅めです。
仮想通貨の反映時間
仮想通貨の場合は、出金から着金まで数秒から数時間のうちに完了します。所要時間は銘柄によって大きく異なるので、出金前に目安時間を検索しておくとよいです。
また、Coincheckの出金手数料には取引の承認を担う「マイナー」への手数料も含まれています。
「マイナー」は手数料を一定以上積んだ送金リクエストを優先して承認する傾向にありますが、Coincheckの出金手数料はこの一定値をクリアしているので、送金が格段に遅延する可能性も低いです。
Coincheck (コインチェック) の出金ができない場合の確認すべきポイント
ここからは、Coincheckで出金ができない場合の確認すべきポイントについて見ていきましょう。
本人確認が住んでいるか
Coincheckで出金できない場合に考えられる原因として、「本人確認が済んでいない」という場合があります。
日本では、金融庁の規制の影響で、国内取引所で仮想通貨取引を利用する場合は本人確認が必須となっています。この場合、出金することができないので、まずは本人確認を済ませましょう。
7日以内にクイック入金していないか
Coincheckで出金できない理由として、入金方法にクイック入金 (ペイジー入金) を利用している場合が考えられます。
クイック入金 (ペイジー入金) とは、インターネットバンキングなどを利用して、すぐに入金が反映される入金方式のことです。
クイック入金の場合、反映が早いというメリットがある反面、入金後7日間は出金できないというデメリットがあります。
そのため、前回の入金時にクイック入金していないか、していたとしたらそれから7日間以上経過していないかを確認するようにしましょう。
ちなみにですが、7日間経過してなくても、トレードなどで入金金額以上の利益が発生している場合など、一部の資金を出金できる場合もあるので覚えておきましょう。
日本円残高は足りているか
仮想通貨取引をはじめたばかりの方の場合、よく起こる事例なのですが、トレードで保有している仮想通貨は日本円に交換しなければ、日本円として出金することができません。
そのため、自分のウォレットを確認して、保有している仮想通貨を日本円に交換してなければ、いったん交換を行ってから再度出金申請をしてみるようにしましょう。
ちなみに、日本円でなく仮想通貨自体を、他の取引所や個人のウォレットに送金 (出金) することも、もちろんできますので覚えておきましょう。
上限金額以上を出金しようとしている
Coincheckから日本円を出金できない原因として考えられるのは、出金上限額の5,000万円を超えた金額で申請している場合です。
ほとんど考えられないケースですが、入力ミスでそうなっているかもしれません。入力した出金額を再度確認してみてください。
Coincheck (コインチェック) の出金まとめ
以上、Coincheckの出金方法などについて確認してきましたが、いかがでしたでしょうか。
システムのアップデートなどで若干UIが変わることもあるかもしれませんが、一度使い勝手を覚えてしまえば十分に対応できます。
また、Coincheckは国内取引所の中では一般的な出金手数料となっており、手数料で他の取引所と比べて大幅に損をすることはなさそうです。
まだ登録を済ましていない方は、ぜひこの機会に登録してみてください