仮想通貨のデメリットとは?支払いと投資のデメリットを解説!

1分で理解する要約
  • メリットは「送金技術の発達」「大きな利益を狙える」「少額から投資できる」
  • デメリットは「取り扱い店舗が少ない」「大きな損をする」「ハッキングのリスク」

仮想通貨周辺では、一方では「仮想通貨投資は儲かる」や「億り人」という甘い噂や単語が、もう一方では「大損をした」というネガティブな噂が飛び交っています。このような噂ばかりが飛び交って具体的なメリットやデメリットを理解していない人が多々います。この記事では特にデメリットについて解説します。

仮想通貨とは

仮想通貨とは、インターネットを通じて支払いできるデジタル通貨の1種です。最も有名な仮想通貨にビットコインがあります。

円や米ドルといった法定通貨と異なる点は以下の3点です。

管理者が不在

円や米ドルでは、「景気が悪くなったから、日本円をもっとばらまこう!」というように通貨の発行量を政府がコントロールしています。

しかし、仮想通貨には、このようなコントロールする管理者は存在しません。誰の思惑にも左右されないため「非中央集権的」であるとしています。

すべての取引履歴が保存され公開されている

仮想通貨には、すべての取引履歴が保存されています。

「どこの口座から」「いつ」「いくら」「どこに」支払ったかといった送金記録が、世界中のコンピュータに分散して保管されています。

多くの仮想通貨では、その取引履歴が公開されており、誰でも見れるようになっています。どういうお金の流れがあるのか一目瞭然であるため、不正が起こりにくいとされています。

様々な機能を持っている

仮想通貨は、様々な機能を持っています。この部分は、通貨としてではなく、ソフトウェアとして考えるとわかりやすいでしょう。

例えば、ファイルを保管できるストレージの機能があったり、アプリケーションを開発するためのツールとなったりします。通貨の種類によってこの機能は異なり、この機能の部分が仮想通貨独自の特徴となります。

仮想通貨を通貨として利用するときのデメリット

利用できる店舗が少ない

料金を支払う時に仮想通貨で支払える店舗が少ないです。ビッグカメラやHISなど、ここ数年で増えてはいるものの、普及しているとは言えません。

そのため、支払い手段として日常的に利用することは難しい状況です。

所得の計算が必要

仮想通貨で支払ったあとに、所得を計算しておく必要があり、手間がかかる点がデメリットでしょう。仮想通貨における所得とは、仮想通貨を購入した時の値段と支払額の差のことです。

なぜ所得の計算が必要かというと、仮想通貨による所得が一定のラインを超えると、確定申告する必要があるからです。現金やクレジットカードと比べて少し面倒な点はデメリットと言えます。

インターネット接続がないときは使えない

仮想通貨払いは、スマートフォンでインターネット接続された状態でのみ使えます。そのため、スマホの電源が切れてしまったりインターネットが使えなかったりするときは支払いができません。

持ち歩くだけの現金やクレジットカードと異なり、支払いにはスマホとインターネットが不可欠です。

仮想通貨の投資対象としてのデメリット

仮想通貨投資をするうえで、デメリットになる点をまとめました。

値動きが激しいので、大きな損をすることも

仮想通貨は、株や為替に比べて値動きが激しいことが特徴です。そのため、大きな利益を狙えることもありますが、大きく値を下げてしまい損失を出してしまう可能性も高いです。

例えば、2017年12月にビットコインは230万円を記録しましたが、2018年6月現在約70万円で140万円ほど値下がりしています。12月に仮想通貨投資に参入した方は、大きな損失を抱えているかもしれません。

流動性の少ないコインはすぐに売れないことも

仮想通貨は1600種類以上ありますが、取引量が少ない通貨も多くあります。マイナーな通貨を購入して後で売ろうとしても、買い手がつかないことも考えられます。

売りたいときにすぐに売れる株とは異なり、売れにくい通貨があることはデメリットと言えます。

取引所がハッキングされるリスク

仮想通貨取引所がハッキングされてしまい、自分が保有している通貨を盗まれてしまうリスクがあります。これは、株取引などの他の投資手段にはない、仮想通貨独特の問題です。

ハッキングを避けるためには、セキュリティ対策がきちんと施されている取引所を選択する必要があります。

参考 : 仮想通貨・ビットコイン関連の事件まとめ〜事件に巻き込まれないためには?〜

仮想通貨のメリット

投資により大きな利益が期待できる

仮想通貨投資は、ほかの投資手法と比べて大きな利益を狙える特徴があります。株式相場の場合は、1日の値動きが一定の水準になるとストップ高(安)としてそれ以上の値動きを止めてしまいます。

仮想通貨にはそういった仕組みがないため、短期間で大きく値が動くこともたびたびあります。例えば1日で10%近く値段が変動することも珍しくありません。

例えば、ビットコインは2017年1月には11万円でしたが、12月には230万円とおよそ21倍になっています。通貨によっては数百倍の値段になるものもありますので、大きな利益を得る可能性があります。

仮想通貨の値動きが激しい点は、大きな利益を期待できるメリットと言えます。

海外でもそのまま利用可能

仮想通貨は、管理主体が存在しないため、世界中どこでも利用できます。

通常、海外旅行をする際は、現地の法定通貨に日本円を両替しておく必要があります。しかしビットコイン対応の店舗であれば、両替せずにそのままビットコインで支払うことが可能です。

そのため、両替手数料の分お得に買い物できます。

仮想通貨払いが普及しているシンガポールでは、ビットコインを使って様々な買い物ができます。

投資を小額から始めることができる

仮想通貨投資は、少額から始めることができます。そのため、大きな資金を投資することが難しい方でも、気軽に投資を始めることができるでしょう。

株式では100株単位での購入が基本となっているため、最低10万円は必要ですし、ほしい銘柄によっては、50万円~100万円用意しないと購入できないケースもあります。

仮想通貨は、相場や取引所によりますが1,000円から購入できるため、簡単に始めることができます。仮想通貨で得た相場の知識を株式投資に活かすこともできるため、投資初心者にもおススメです。

仮想通貨の将来性

仮想通貨の将来性は、高いと言えます。なぜなら、近々自主規制団体がルールを策定するため、仮想通貨業界全体が健全化される流れになるからです。

これまでは、詐欺やシステムトラブル、セキュリティの不備によるハッキングにより、たびたび仮想通貨市場は混乱していました。仮想通貨業界はまだ新しい分野であるため、法整備が追い付いていなく、業者の裁量に任せられていたことが原因です。

2018年に入ってからは金融庁から取引所に対し、たびたび行政指導が行われました。また、自主規制団体が策定するルールの概要が発表されるなど、健全化へ向けた動きは強くなっています。

市場が健全化することで市場が安定し、安心して取引が行えるようになるでしょう。

参考 : 仮想通貨の今後と将来性予想 | 2025年へ向けた仮想通貨の見通しとは

まとめ

「取り扱い店舗が少ない」「大きな損をする」「ハッキングのリスク」といったデメリットがある一方、「大きな利益を狙える」「少額から投資できる」といったメリットがあります。

仮想通貨市場は今後健全化されていくと思われるため、投資初心者の方も安心して利用できるようになります。

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