仮想通貨の投資を始めたい人必見 !! 知っておくべき仮想通貨投資の基礎知識をわかりやすく解説

1分で理解する要約
  • 仮想通貨投資には、短期・長期トレード・FXなど様々な方法がある
  • 仮想通貨には少額から参入できる、一攫千金が狙えるなどのメリットがある
  • 詐欺通貨の存在や税率の高さなどのデメリットにも注意

2017年に空前の仮想通貨バブルが発生し、仮想通貨投資への注目度は大幅に高まりました。しかし、仮想通貨に興味があっても「仮想通貨の投資って本当に儲かるの?」「仮想通貨の投資って危険じゃないの?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

仮想通貨の価格は最盛期と比べると少し下がっていますが、長期的に見るとこの先価格が再上昇する可能性は十分にあります!

この記事では仮想通貨のおすすめの投資方法や、仮想通貨の仕組み、おすすめの仮想通貨取引所まで詳しく紹介します。

そもそも仮想通貨とは

仮想通貨とは、インターネット上で流通する資産です。

イメージがコインと似たもので表されることから「仮想通貨」と呼ばれ、別の呼び名としては「デジタル通貨」「暗号通貨」などがあります。

仮想通貨の価値は日本円などの法定通貨で表示され、換金もできます。株やFXで見られるような中央管理者がいないため、ユーザー全員が独自で管理と運営を行っており、暗号化技術も使うことで改ざんやハッキングなどの対策も十分されています。

また仮想通貨の開発に銀行は一切関わっていないため、 法定通貨よりも取引や送金などの手数料が安いという強みがあります。

仮想通貨の種類

仮想通貨1.0

仮想通貨1.0とは、ビットコインのような比較的初期に誕生した仮想通貨のことを指します。

ライトコインやモナコインなどがこれに当たり、それぞれ送金速度などの違いはありますが、主に通貨としての機能のみを持っている仮想通貨になります。

仮想通貨2.0

仮想通貨2.0とは、初期の仮想通貨にはない機能を持つ仮想通貨のことを指します。

例えば、イーサリアムです。イーサリアムはブロックチェーン上に契約内容を記録できるスマートコントラクトという機能を持っており、様々なビジネスシーンでの活用が検討されています。

その他、リップルという仮想通貨はトランザクション速度が非常に早く、従来の国際送金をより素早くセキュアする通貨として期待されています。

アルトコイン

アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨の総称です。

代表的なアルトコインには、先述したイーサリアムやリップル、ネム、ビットコインキャッシュなどがあります。

草コインと呼ばれる通貨もアルトコインに含まれており、現在、アルトコインだけでも2000種類以上存在します。

仮想通貨の代表格 ビットコインとは

インターネット上で取引や新規発行ができる通貨

ビットコインはインターネット上で送金や決済を行うことができる世界初の分散型仮想通貨のことです。仮想通貨と言われていることから分かる通り、ビットコインはきちんとしたとした「お金」です。

私たちが普段使っている円やドルと同じように「お金」としての価値をしっかりと持っている通貨なのです。

政府や中央銀行に管理されていないお金

私たちが普段使用している日本円は中央銀行が発行しています。一方で、ビットコインは発行主体が存在しません。

ビットコインは国や特定の企業が管理しているものではなく、P2Pで分散管理されています。そのため、銀行や政府を介さずに取引することができ手数料を無料、もしくはかなり安く抑えることが可能になります。

また、日本円のように政府が管理している場合、通貨の発行量も政府に依存していることになります。つまり、政府がお金を発行すればするほどインフレになり、通貨の価値が下がってしまう可能性があります。ジンバブエでは実際に政府の破綻によってハイパーインフレとなり、ジンバブエドルの価値はほとんどなくなってしまいました。

ビットコインは、ジンバブエのように国家の破綻によって無価値になるリスクが抑えられるというメリットもあるのです。

ビットコインはデジタル版の金?採掘によって発行される?

法定通貨は政府によって発行したい分だけ発行することができますが、ビットコインはプログラムによってあらかじめ発行上限が決められています。

そのビットコインの発行上限は2100万BTCと定められています。

この採掘速度もプログラムによって定められており、はじめは10分ごとに50BTCが発行されていましたが、約4年ごとに発行数が半減されて行きます。これを半減期といいます。つまりこのペースで新規発行が続くと、約2140年には発行上限に達し、ビットコインはそれ以上増えないことになります。

このように採掘上限があるという点が「」と似ていることから、ビットコインは「デジタルゴールド」とも呼ばれています。

採掘が難しくなり発行数が減ると価値は上昇、値上がりを待つ人も

ビットコインが2100万枚発行しきると、それ以上は2度と発行されません。つまり、ビットコインの供給がそれ以上増えなくなるため、少しでも多く手に入れようとした人々によって採掘の競争率は上がります。

そのため、最初は一般的なコンピューターでも採掘できましたが、現在では高速な計算処理ができる高性能コンピューターでなければ採掘が困難になったのです。そんな中、仮想通貨取引所が開設され、今日のようにビットコインの値上がりを期待した多くの方がビットコインを取引できるようになりました。いずれ供給量がなくなる通貨に値上がりを期待するのは当然のことでしょう。

このようにして、サトシ・ナカモトの論文のように、ビットコインは1つの新しい通貨として認められるようになりました。現在ではビットコイン以外にも多くの仮想通貨が存在しています。

仮想通貨の仕組み

ブロックチェーンとは

ブロックチェーンとは個々の取引データをまとめて1つのブロック化し、鎖状に数珠つなぎにしていくコンピューターの仕組みです。

仮想通貨はこのブロックチェーンという画期的なしくみを使って取引を記録しているため、改ざん不可能性を持ちます。その結果、取引記録の信用を高め、ビットコインの価値につながっています。

マイニングとは

マイニングとは、参加者の送金リクエストを検証してブロックチェーンのブロックを作成・追加する作業のことです。

マイニングの作業は競争形式で行われており、その競争に勝利した人が報酬として新規発行の仮想通貨 (ビットコイン) を受け取ることができます。

これを、金鉱の発掘作業に例えて、「マイナー (採掘者) 」「マイニング (採掘) 」と呼びます。

ICOとは

ICO(Initial Coin Offering : イニシャル・コイン・オファリング)とは、独自の仮想通貨を発行し、資金調達を行うことです。日本語に直訳すると、「新規仮想通貨公開」になり、「クラウドセール (Crowd Sale) 」や「プレセール (Pre Sale) 」、「トークンセール (Token Sale) 」などと呼ばれることもあります。

従来の資金調達方法は銀行からお金を借りるか株式を発行するのが一般的でしたが、ICOは仮想通貨を発行することによって資金を調達するというこれまでにはなかった資金調達方法として注目を集めています。

ハードフォークとは

ハードフォークとは、ブロックチェーン自体の仕様を変更することでブロックチェーンが分岐することです。

取引処理速度の改善を図るために、「取引容量を圧縮するビットコイン」と、「取引を記録するブロック容量そのものを拡大するビットコインキャッシュ」にハードフォーク (分裂) した例が有名です。

その他にも、THE DAO事件をきっかけにハードフォークしたイーサリアムが例として挙げられます。この時のハードフォークによりイーサリアムクラシックが誕生しました。

仮想通貨投資が人気の理由

理由①:仮想通貨は儲かると考える人が多い

仮想通貨投資は儲かると聞いたから始めた」という方が非常に多いです。

実際に、2017年には約11万円から最高値227万円まで高騰し20倍を達成しています。当時は「寝ているだけでお金が増える」といわれたほどです。

このように、仮想通貨は値動きが大きく、今後も価格が倍になるのではないかという期待が仮想通貨投資の大きな魅力の1つとなっているようです。

理由②:投資初心者でも簡単に始めやすい

仮想通貨は投資初心者でも始めやすいといわれています。株式などの証券投資を行う投資家の年齢層はほとんど50代以上であるのに対し、仮想通貨投資の年齢層は20代、30代が多くを占めています。

投資経験はないが投資を始めてみたいという方にもってこいなのが仮想通貨投資であるといえるでしょう。

理由③:株と違い24時間取引ができて忙しくても投資可能

株の取引は平日の9時~15時、FX為替取引であれば月曜日の早朝~土曜日の早朝までと、取引できる時間帯に制限があり、サラリーマンの方々が取引するには難しくなっています。

しかし、仮想通貨投資は24時間365日取引可能であるため、自分の都合のいい時間帯に取引できます。

理由④:数千円から投資可能

仮想通貨投資は1000円からでも始めることができ、取引所も無料で開設できます。

自分に合った金額から取引を始められるのが、仮想通貨投資の魅了であるといえるでしょう。

仮想通貨投資をする主なメリット

仮想通貨投資には大きく分けて以下の4つのメリットが存在します。

  • ボラティリティが高い
  • 少額から投資が可能
  • 市場自体に将来性がある
  • 365日時間を気にせず投資できる

メリット1 ボラティリティが高い

仮想通貨はボラティリティ (価格変動性) が高いです

仮想通貨は24時間365日常に取引ができます。株やFXのように取引時間が限定されないまま秒単位で価格が動くため、大きな値動きを見せる可能性も高いです。

保有していた仮想通貨の価格が高騰すれば売却により大きな儲けが出ますが、価格暴落の可能性もあるので無理な金額を投じて大きな損失を出さないよう注意しましょう。

メリット2 少額から投資が可能

仮想通貨は少額から投資を始めることができます。

最も人気のあるビットコインは2019年5月時点で1BTC90万円台を推移していますが、他の仮想通貨には人気がありながら1枚100円に満たないものもあり、購入のハードルがとても低い点が特徴です。実際に0.1や0.01などの小数点以下の数量だけ買うことのできる通貨も存在します。

以上のことから仮想通貨は1000円からでも購入することができます

メリット3 市場自体に将来性がある

仮想通貨市場自体、金融業界の注目度も高く将来性があります。

現在仮想通貨は資産としてだけでなく、商品や飲食の代金決済やゲームやアプリの開発システムとしての利用など用途が多様化しています。また銀行が仮想通貨を開発したり、ネットショッピングの会社が仮想通貨取引所を開設するなどの動きも見られます。

既存の財産的価値を超越した可能性により、多くの業界が仮想通貨に注目しています。

メリット4 365日時間を気にせず投資できる

ビットコインは取引所メンテナンスのわずかな時間を除いて、24時間365日いつでも取引することができるため、自分に合った時間で取引を行うことができます。

これは株や為替にはない特徴です。

仮想通貨投資をする主なデメリット

上では仮想通貨投資のメリットばかり述べましたが、もちろんメリットばかりではなく、注意しておきたいデメリットも存在します。

  • 詐欺通貨がいまだに多い
  • 流動性がまだ少ない
  • 高い税率が課される
  • 大きく損失を被る可能性がある

デメリット1 詐欺通貨がいまだに多い

仮想通貨のなかには詐欺にあたるものも多いので注意が必要です。

仮想通貨の発行に特段の資格は必要ないため、企業から民間人まで誰でも発行できます。仮想通貨を作るサービスもあり、プログラミングをある程度学んでいれば普通の会社員や主婦でも仮想通貨が作れます。

しかしその一方で利益や元本の保証をうたい、発行した仮想通貨を売りながら途中で連絡を途絶えさせるなどの詐欺案件も少なくありません。

仮想通貨という名前だけをかたり、一部のコミュニティでしか売買できなかったり、そもそも仮想通貨としてのシステムを全く持たないデータを流通させたりなどの悪質な業者もいるので気をつけましょう。

デメリット2 流動性がまだ少ない

仮想通貨は株やFXと違い世間的な認知度はまだ高くないため、仮想通貨に怪しい印象を抱き仮想通貨投資への参入を渋る人も多いです。

流動性が低い投資分野は少ない取引量で価格が激しく上下することがあります。仮想通貨のなかでも取引量の少ない草コイン (マイナーコイン) は売買したいときに取引できなかったり、約定価格が希望から大きく外れてしまうことも多いです。

デメリット3 高い税率が課される

仮想通貨の利益には高い税率が課されます。

仮想通貨をはじめ投資で稼いだ利益は20万円を超えた場合確定申告の必要があり、相応の税金を納めなければなりません。仮想通貨の場合、雑所得に分類され、最大55%の税率になります。税金を納め忘れると、脱税とみなされ追徴課税などのペナルティで払わなければいけないお金がさらに増えます。

自身の利益から税金として納めなければいけない額をしっかりチェックしておきましょう

デメリット4 大きく損失を被る可能性がある

先述した通り仮想通貨は非常にボラティリティが高く、大きく儲けることもできる反面、大きく損失が発生する可能性もあります。

一度価格が下がり始めると多くの投資家が損失を避けるために連鎖的に仮想通貨を売り、大暴落を生むことがあります。

仮想通貨の投資方法 | 取引方法別

仮想通貨投資も他の金融商品と同じように多種多様な方法があり、取引方法は主に2種類に分けることができます。

現物取引

現物取引は仮想通貨の投資の中でも最も基本的な方法です。単純に仮想通貨を購入したり売却したりする取引のことを指します。現物取引では既に仮想通貨を保有している状態でしか売却ができないので、最初に仮想通貨を購入するところから取引が始まります。

また、現物取引は『取引所』と『販売所』の2つで行うことができます。『取引所』はユーザー同士の仮想通貨の取引を行う場所で、『販売所』は仮想通貨取引所を相手にか惣司の取引を行う場所という位置付けです。『取引所』はスプレッドが小さいため実質的な手数料が安い一方、『販売所』は希望した価格での売買が約定しやすいというメリットがあります。

レバレッジ取引

仮想通貨取引所の多くはレバレッジ取引も採用しています。他には信用取引や仮想通貨FXなどといった名称でも呼ばれます。

レバレッジ取引では証拠金を取引所に預けることで、実際の資金を超える額の取引を行うことができます。レバレッジ取引では少ない元手で一攫千金が狙えますが、大きな損失を出した場合に取引所に借金をする可能性もあります。

慣れないうちは少額の投資から始めたり、低いレバレッジから投資を始めることをおすすめします。

仮想通貨の投資方法 | トレード期間別

仮想通貨の投資方法はトレード期間によっても2種類に分けることができます。

トレードを趣味程度にやるのか、本格的に利益を求めてやるのかでどちらを選ぶかは変わってきますので、自分のトレードスタイルに合わせて投資方法を変えていきましょう。

短期トレード

短期トレードとは短期間で多くの取引を行い利益を得る取引方法のことで、一日単位で取引を行うデイトレーダーが主流です。

他には数分から数十分のスパンで購入した仮想通貨を売却するスキャルピングや、数週間から数ヵ月間もの期間仮想通貨を持ち続けて決めただけの値段が上がっていれば売却するスイングトレードなどの戦略があります。

短期トレードではテクニカル指標を用いたチャート分析が役立つので、株やFXでのトレード経験者にはおすすめの取引方法です。

長期保有 (ガチホ)

仮想通貨を長期間持ち続けて値上がりしたところで売却する長期保有という戦略もあり、「ガチホ」とも呼ばれます。

長期的な成長を見込んで購入した仮想通貨を1年から10年程度のスパンで持ち続け、決めた時期に値上がりした状態で売ることができれば成功です。

目先の価格変動に一喜一憂せず、長い目で成長を見守りましょう。5年間保有すると決めた仮想通貨が保有中に価格が暴落しても回復し、購入から5年後には購入時よりも価格が高くなっている可能性が十分にあります。

失敗しない仮想通貨投資のコツ

仮想通貨投資をこれから始める方に向けて、初心者が押さえておくべきコツを紹介します。

『販売所』より『取引所』で売買する

仮想通貨取引所には取引所と販売所がありますが、仮想通貨投資を始めて間もない方は取引所形式で仮想通貨を購入することをおすすめします

販売所』形式の取引では、自分が購入したい数量の仮想通貨を『販売所』が提示する価格で購入することができます。ただし『販売所』での購入では、取引所で仮想通貨を買うよりもはるかに多くの手数料が取られてしまうため、何度も売買を繰り返しているうちに手数料が利益を上回ってしまうことも起こります。

それに対し、『取引所』形式の取引で仮想通貨を購入する場合には、売却を検討している他のユーザーから仮想通貨を購入することになります。こちらの方式では、売却したいユーザーがいなければ仮想通貨を購入できないという難点があるものの、『販売所』に比べて取引手数料を大幅に抑えることができます。

取引所』と『販売所』の両方にメリットはありますが、相場の動きを見て売買を繰り返す仮想通貨投資においては『取引所』の方が圧倒的に利益を出しやすいシステムだといえます

初めのうちはレバレッジをかけない

レバレッジ取引では、証拠金を取引所に預けることで実際の資金よりも高額な取引ができるようになります。このレバレッジ比率は取引所によって様々ですが、国内取引所では最大レバレッジが5〜25倍に設定されています

もちろん狙った方向に相場が動けば大きな利益を手にすることができますが、予想が外れた場合に抱える損失も多大なものになってしまいます。仮想通貨の相場はまだ発展途上なため、価格の乱高下が非常に多いです。レバレッジをかけていて運悪くこれに巻き込まれてしまうと、投資を始めてすぐに資金のほとんどを失ってしまうことも考えられます。

最初のうちは、現物取引で相場のパターンを掴むことを心がけましょう。

余剰資金で仮想通貨に投資する

少し前の仮想通貨バブルでは、仮想通貨投資で億を超える資産を築いた「億り人」も大勢生まれました。これを見て自身の資産のほぼ全てを仮想通貨投資に投じた方もいましたが、仮想通貨投資は必ず余剰資金で行うようにしましょう。

仮想通貨は金融商品としてまだ未発達なため、現在は価格が上昇傾向にあっても突然急落する可能性も十分にあります。そうなるとそもそもの生活が崩壊してしまうのはもちろん、精神的な余裕がないと適切なタイミングでの損切りが難しくなってしまいます。

仮想通貨の値動きの激しさは魅力的ですが、投資する額には必ず余裕を持つようにしましょう

できるかぎり一次情報から情報を収集する

2017年に起きた仮想通貨バブルの際には、中身のない仮想通貨による詐欺が横行しました。誤った情報を参考に投資判断をすることは非常に危険です。成長する仮想通貨を見極めるためには、人の意見を鵜呑みにすることはせず、最低限自分の投資する銘柄についての情報は収集するようにしましょう。

また、日々のニュース情報の影響で大きく価格が変動することがあります。日々、仮想通貨に関するニュースには目を通すようにするとよいでしょう。

かそ部」では、投資家の皆さんに役立つため仮想通貨に関する最新ニュースを日々配信しています。ぜひ参考にしてみてください。

ドル・コスト平均法で着実に積立投資を進める

ドルコスト平均法とは投資の世界では名の通った投資法で、資金を分散して、同額を定期的に購入する方法のことです。例えば仮想通貨に100万円分の投資をしたい場合、資産を10万円ずつに分散し、毎月10万円ずつ10回に分けて購入します。「積み立て投資」とイメージすると分かりやすいでしょう。

ドル・コスト平均法を用いて、同額で定期的に購入することで高値掴みのリスクを抑えることができます。

初心者は特に、現在の価格で買うのがお得なのか、もっと下がってから買った方がいいのかなどの判断が難しいです。

ドルコスト平均法で投資することで、価格が上がっても乗り遅れることはなく価格が下がっても平均購入額が下がるため、日々の相場変動に一喜一憂することがなく安定した投資が可能になります。

売却戦略を考えておく

株は長期保有することで配当をもらえたりしますが、仮想通貨は売却することで初めて利益を得ることができます。

仮想通貨が世の中に浸透し使えるようになるまで保有するという手もありますが、それが実現するにはまだまだ時間がかかります。そのため、投資として利益を上げたいと考えている方は、「どの段階で仮想通貨を売却するか」を考えておくことが重要です。

仮想通貨投資の始め方

仮想通貨投資を始めるまでの手順はわずか3ステップで完結することができます!こちらでは例としてCoincheckの画面を用いて解説します。

Coincheck (コインチェック)
取扱通貨
29銘柄
取引手数料
販売所:無料 取引所:無料
最大レバレッジ
-
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

Coincheck (コインチェック) は、2012年8月設立の日本の老舗暗号資産(仮想通貨)取引所です。東証プライム上場企業であるマネックスグループが主要株主になっており、セキュリティがしっかりとしています。また、スマホアプリが使いやすいと評判で、初心者にたいして門戸が広い取引所です。


仮想通貨投資の始め方
STEP1取引所の口座を開設する
STEP2取引所に入金する
STEP3取引所で仮想通貨を購入する

それでは詳しく見ていきましょう。

STEP1 取引所の口座を開設する

アカウント登録の方法

所要時間
所要時間4~5分

まずは新規にメールアドレスを設定します。

メールアドレスを設定すると上の画像のような画面になります。取引所からのメールが送信されているはずなので自身のメールボックスをチェックしましょう。

きちんとメールアドレスが登録されていれば上の画像のような確認メールが届きます。この確認メールのURLをクリックすることで取引所へのアカウント登録は完了します。

本人確認の方法

所要時間
所要時間4~5分

アカウントの登録が完了した後で、取引所にログインすると上の画像のような画面が表示されます。ここから取引を始めるには本人確認書類の提出が必要になります。まずは「本人確認書類を提出する」をクリックしましょう。

本人確認書類を提出する」をクリックすると上の画像のような画面に切り替わります。電話番号の欄に自身の電話番号を入力し、電話番号の認証を行いましょう。

電話番号を入力して「SMSを送信する」をクリックすると取引所からSMSにメッセージが届きます。このメッセージの中のURLをクリックすることで電話番号認証は完了します

ここまで来たら、次は本人確認書類を提出します。上の画像に記されているように「本人確認」をまずはクリックします。

本人確認」をクリックすると上の画像のような画面に移ります。空欄に個人情報を記入し、免許証や保険証などの本人確認書類をアップロードすれば本人確認書類の提出は完了します。

最後に重要事項の確認画面に移ります。左側のチェックマークを入れて、下のボタンをクリックすることで本人確認の一連の流れが完了します。

ハガキの到着を待つ

所要時間
所要時間1~2週間程度

これらの手順が完了すると、Coincheckでの審査が行われます。審査が通ればCoincheckからのハガキが届きます。このハガキを用いてアカウントの認証を行えば取引所の口座開設は完了します。

STEP2 取引所に入金する

取引所に口座を開設したら、次は口座に日本円を入金しましょう。

まずは「銀行振込」をクリックしましょう。

銀行振込」をクリックすると、りそな銀行と住信SBIネット銀行の口座番号が表示されます。ここに記載されている口座へ振込を行うことで入金が完了します。

STEP3 取引所で仮想通貨を購入する

取引所の口座に入金したら、次は取引所で仮想通貨を購入しましょう!

まずはホーム画面の左側にある「コインを購入」をクリックします。

次にこちらの画面で購入する通貨を選択し、数量を設定して購入ボタンをクリックすることで購入が完了します。

ビットコイン (BTC/Bitcoin)

仮想通貨の代表格といえばやはりビットコインです。初めて開発された仮想通貨であり、これまでずっと時価総額1位の座をキープし続けています。

他の価格の低いアルトコインに比べるとビットコインの価格推移は比較的安定しており、大損するリスクはそこまで高くないうえにチャート分析もビットコインでは効果的に活用することができます。「仮想通貨にとりあえず投資してみたい!」という方はまずはビットコインに投資することをおすすめします。

リップル (XRP/Ripple)

リップルは2019年5月時点で時価総額3位の仮想通貨で、銀行間の国際送金のために開発されました。新時代の新たな送金手段として、「送金手数料が安い」「送金スピードが速い」などの多くのメリットを備えています。

すでに世界各国の200社以上の企業が「RippleNet」というプロジェクトに参加しています。日本ではみずほ銀行やSBIホールディングスがリップルと提携しており、実用化に向けた実験を行っています。もし新たな送金手段としてリップルの実用化が実現すれば、大幅な価格上昇が期待できるためリップルに投資する価値は十分にあるといえます。

イーサリアム (ETH/Ethereum)

イーサリアムは2019年5月時点で時価総額2位の仮想通貨です。スマートコントラクトを搭載したプラットフォーム上で、新たな仮想通貨を開発することができる点で注目を集めています。

多くの開発者がイーサリアムプロジェクトに関わっており、その機能の多さがイーサリアムの強みです。今後も新たなプロジェクトが展開されていけば、さらに価格が跳ね上がることが期待できます。

モナコイン (MonaCoin/MONA)

モバコインは2014年に5ちゃんねる (2ちゃんねる) で開発された、最初の国産仮想通貨です。またモナコインは、ライトコインの技術をベースに発行されています。

さらには世界で初めて「Segwit」と呼ばれる技術を導入したことでも知られています。「Segwit」とはブロックに記録する取引データを圧縮する技術です。

リスク (Lisk/LSK)

リスクは、イーサリアムと同様にスマートコントラクトを搭載しています。またJavaScriptで分散型アプリケーションを開発できる点が魅力のひとつです。

またリスクはサイドチェーンを作成でき、問題が起こったときはサイドチェーンを切り離して対処します。そのため他の仮想通貨に比べて更にセキュリティが強固です。

ライトコイン (Litecoin/LTC)

ライトコインはビットコインの次に古い仮想通貨で、ビットコインの送金速度の遅さを解決するために開発されました。そのためブロック生成速度が約4倍ほど速いです。

また決済サービスとしての利用が増えているため、今後仮想通貨決済が世に普及するにつれてライトコインの価値も高まるでしょう。

仮想通貨投資におすすめの取引所

それでは仮想通貨投資を始める際におすすめの取引所を紹介します。

Coincheck (コインチェック)

取引量・ユーザー数は日本で最大級!使いやすいスマホアプリと豊富な取扱通貨

Coincheck (コインチェック)
取扱通貨
29銘柄
取引手数料
販売所:無料 取引所:無料
最大レバレッジ
-
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

Coincheck (コインチェック) は、2012年8月設立の日本の老舗暗号資産(仮想通貨)取引所です。東証プライム上場企業であるマネックスグループが主要株主になっており、セキュリティがしっかりとしています。また、スマホアプリが使いやすいと評判で、初心者にたいして門戸が広い取引所です。

BTC (ビットコイン)、ETH (イーサリアム)、XRP (リップル)はもちろん、MONA (モナコイン)、LSK (リスク)、FCT (ファクタム)など珍しい仮想通貨を含め、計10種類と、取り扱いが豊富です。また初心者にもかんたんに操作できるスマホアプリも魅力的。iOSアプリ、Androidアプリでの使いやすさでは群を抜いています。スマホのウィジェット機能も使えるので、いつでもかんたんに価格をチェックできます。

さらに2018年4月マネックスグループ株式会社の完全子会社傘下に入り、経営体制・内部管理体制などの抜本的な改革を実行。万全のセキュリティ体制で初心者でも安心してはじめられます。

DMM Bitcoin (DMM ビットコイン)

大手DMM社が運営する国内最大手の仮想通貨取引所

DMM Bitcoin (DMM ビットコイン)
取扱通貨
38銘柄
取引手数料
販売所:無料 取引所:-
最大レバレッジ
2倍
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

DMM Bitcoinは、DMMグループの子会社である株式会社DMM Bitcoinが運営する仮想通貨取引所です。豊富な種類のアルトコインでレバレッジ取引ができる点が大きな魅力となっています。さらに、DMMグループで培われたセキュリティ体制や使いやすさと高機能を追求した取引ツールなども魅力です。

DMM Bitcoin大手企業のDMM社が運営する国内最大級の仮想通貨取引所です。正確にはいつでも好きなだけ仮想通貨の売買が可能な「販売所」です。販売所であるにも関わらず、スプレッド手数料を除いてほぼすべての手数料が無料であるのが最大の特徴になります。また大手企業が運営しているためセキュリティが非常に強固で、これまでに一度も行政指導が入ったりハッキング事件が起きたことがありません。

取り扱っている仮想通貨の種類も非常に豊富で、全7種類の通貨を取引することができます。国内の取引所においてこれだけの仮想通貨を扱っているところはあまりないため、より多くの仮想通貨で取引したい方は是非とも口座開設をしておきましょう。

矢印
DMMビットコイン アルトコイン取引

bitFlyer (ビットフライヤー)

国内取引高No,1の圧倒的実力 ※

bitFlyer (ビットフライヤー)
取扱通貨
21銘柄
取引手数料
販売所:無料 取引所:0.01~0.15%
最大レバレッジ
2倍
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

bitFlyer (ビットフライヤー) は2014年に設立された、日本の仮想通貨取引所です。取引量、ユーザー数、資本金と、いずれの点でも国内では最大級の規模を誇っています。アルトコインも取引所形式で購入でき、様々な投資戦略に対応できます。

bitFlyerは取引量が日本No,1の国内最大級の仮想通貨取引所です。過去に一度も仮想通貨に関するハッキング事件が起きた事が無く、サービスの安定性・セキュリティ・信頼性は抜群となっています。なかでも独自に開発された取引ツール『bitFlyer Lightning』はFXや先物取引など多様な取引手法に対応しており、使いやすさは国内外の取引所と比較してもピカイチです。

他にも手数料の安さ補償サービスの充実度が人気の理由として挙げられます。ビットコイン取引量によって手数料が安くなったり、FXでは当日中に決済すると手数料が無料になるなど、総合的に手数料を安く抑えることができます。また国内初となる補償サービスを、大手損保会社と連携して提供しており安心して利用できます。

※ 関東財務局長 第00003号 (仮想通貨交換業)
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2020年1月-4月の月間出来高 (差金決済/先物取引を含む)

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仮想通貨投資のリスクについて

追証(おいしょう)制度には注意?!

仮想通貨のFX取引では、場合によって「追証」という制度が適応されます。追証が適応されると、自分の預けている証拠金以上の損失を出してしまい、借金を抱えてしまう恐れがります。

取引所によっては追証なしのところもあるので、初心者の方はこのような制度のない取引所を選ぶようにしましょう。

仮想通貨のGOX (ゴックス) には注意

仮想通貨取引所のハッキングや送金アドレスの間違いによって仮想通貨を失ってしまうことを、かつて仮想通貨取引所Mt.GOXがハッキングされたことにちなんで「GOX (ゴックス)」といいます。

仮想通貨のGOXを防ぐためには、取引所に資産を預けたままにせず、仮想通貨ウォレットで保管することが重要です。

仮想通貨投資はいくらから始める?

仮想通貨は非常に値動きが激しく、日々高騰・暴落を繰り返しています。そのため、大金を投資してしまうと、その分リスクも大きくなります。

仮想通貨投資は1000円からでも始めることができます。仮想通貨投資に興味があり、始めようと考えている方は、必ず少額から始めるようにしましょう。

投資をした仮想通貨の保管方法・おすすめウォレット

仮想通貨のGOXを防ぐためにも、仮想塚投資を始めたら保管方法を考えておくことが重要です。

2018年のCoincheckハッキング事件は、取引所が利用者の資産をホットウォレット (オンライン状態) で保管していたために起こったと言われています。

仮想通貨を購入したら、自分のウォレットに移動して安全に管理しておきましょう。

そもそもウォレットとは

ウォレットとは仮想通貨を保管・管理する財布の役割を果たすものです。

また仮想通貨ウォレットは主に以下の5種類に分けられてます。それぞれの特徴を理解して自分の用途に合ったウォレットを探してみてください。

仮想通貨ウォレットの種類
ウェブウォレット仮想資産をウェブ上で管理します。取引所での管理はこちらに分類されます。
モバイルウォレットスマートフォン端末上で仮想通貨を管理します。
デスクトップウォレットPC端末上で仮想通貨を管理します。
ペーパーウォレット仮想通貨を守る秘密鍵を紙面上に保存します。ハッキングなどの不正アクセスには強いのですが、物理的紛失に関しては注意が必要です。
ハードウェアウォレット仮想通貨を守る秘密鍵をオフライン端末で管理します。オンラインから離れて文字通り「財布」のように仮想通貨を管理します。

おすすめのウォレット① Ledger Nano S (レジャーナノS)

LedgerNanoS (レジャーナノS)

仮想通貨のための専用ウォレットが販売されています。 USBなどでパソコンと接続し、ウォレットに保管した後はオフラインで管理します。外部から侵入されることは物理的にあり得ないため、非常にハッキングリスクが低いです。

ただし、 安くてもオークションなどで中古を購入することは絶対に避けてください。過去に、ウイルスがインストールされたハードウェアウォレットによる盗難事件が発生しています。必ず、未開封の新品を購入してください。

おすすめのウォレット② Ginco (ギンコ)

秘密鍵を端末のみで保存するクライアント型方式を採用しており、高いセキュリティを持ちます。

また、バックアップキーを保存することで端末の紛失や盗難のリスクにもしっかりと対応しています。

仮想通貨の投資 まとめ

現在の仮想通貨は投機対象としての側面が強いですが、この先仮想通貨の技術が実用化されていけば安定した金融商品としての地位が確立されていくでしょう。

仮想通貨の投資を始めるならば、なるべく価格の低いうちの方が望ましいです。仮想通貨の投資は5000円程度の少額からでも始められるので、この機会にぜひ取引所の口座を開設してみましょう!

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