仮想通貨において最も大事な指標「時価総額」について徹底解説

1分で理解する要約
  • 時価総額=発行枚数×市場価格(リアルタイムの価格)
  • 時価総額が大きい通貨は比較的信頼性が高い

仮想通貨には「時価総額」という指標があります。その仮想通貨がど市場でどれくらいの規模があるかを示す数字です。仮想通貨の投資をする時には時価総額で比べて購入する人もいます。

仮想通貨の時価総額について

そもそも仮想通貨の時価総額って?

仮想通貨の時価総額は「発行枚数×市場価格(リアルタイムの価格)」で算出する値になります。仮想通貨の取引は24時間365日ずっと行われていますので、常に時価総額は更新されることになります。

具体的な例をあげてみると、ビットコイン(1BTC)の価格が100万円だとして、市場に100万枚流通しているとしましょう。

そうすると、100万円×100万枚=1兆円。時価総額1兆円という計算になります。基本的に時価総額が大きければ大きいほど世の中(仮想通貨市場)に流通している場合が多いです。

仮想通貨市場に多く出回っていれば多くの人が保有していることにもなるので、信用度や注目度の高い銘柄と考えられます。

ちなみに、時価総額という考え方は仮想通貨市場だけではなく株式市場でも使われます。株式の場合も同様で株価に発行株数をかけることで時価総額を計算できます。当然、株式市場でも時価総額が大きければ規模の大きな会社と判断します。

仮想通貨の時価総額を理解することのメリット

仮想通貨市場で時価総額を理解することにはいくつかのメリットがあります。まず、その仮想通貨の価値を考えることができます。

時価総額が大きい仮想通貨は発行枚数が多いのか、価格が高いのか、またはその両方も考えられます。いずれにしてもその銘柄に関しての信用度があるために時価総額が大きくなります。

信用度がある仮想通貨は価値が保たれますので突然価値がゼロになるリスクは少ないと言えます。(価格の乱高下はあっても、いずれ価格が戻ってくる可能性が高い)

安全な投資をしたい場合には、時価総額を参考にしてできるだけ上位にランクインしている銘柄を購入してみましょう。

ただ、仮想通貨の時価総額には特殊な事情が隠されています。仮想通貨によって発行上限も違えば発行開始になった時期も異なりますので、同じ目線で考えられない部分もあります。

また、発行方法で管理者が一定数を保有する仮想通貨で管理者が一気に売りに出せば価格は暴落し価格の調整がうまくいかない場合もあります。当然、時価総額に影響が出てきます。

一般的に仮想通貨の時価総額は規模の大きさを示す指標と理解して問題ありませんが、銘柄の全ての価値を保証するものではないと捉えておくことが大切です。

仮想通貨の時価総額がリアルタイムで分かるオススメサイトをご紹介

仮想通貨を購入、取引をする上で指標になる時価総額ですがリアルタイムで確認できるサイトがあります。年中無休で取引される仮想通貨ですのでリアルタイムの数字がわかるのはありがたいものです。ここでは2つのサイトを紹介します。

CoinMarketCap

仮想通貨の銘柄別、取引所別の取引量や時価総額など数字関係をトータル的に確認できるサイトです。どの国で取引が多いのか、他の銘柄に比べて安いのかなども比較できます。

時価総額の確認画面ではランキング化され、大まかなチャートも脇に載ってあります。最近の価格変動の概要もつかめるので便利です。日本語対応のサイトですから安心して情報収拾できます。

無料で利用できますが14日経過すると有料版になり、月15ドルの費用がかかってしまうのが難点です。

CoinCap

CoinCap(コインキャップ)にはスマートフォンアプリもあり手軽な情報収拾が可能になっています。(もちろん、サイト版もあり)

サイト版は日本語、日本円表示にも対応していますのでご安心ください。メイン画面では時価総額順にランキングが表示され、隣には現在価格、24時間の取引量やどれだけ価格の上がり下がりがあったかを一目で確認できます。

スマホのアプリ版でもサイト版同様の使いやすさがあり、時価総額、期間指定によるチャートの表示も可能となっています。

ポートフォリオの管理もできますので仮想通貨の管理や情報収拾まで一手にできる優れもののアプリとなっています。

現在の時価総額ランキングトップ10をご紹介

※時価総額については2018年5月中旬現在の数値になります。

ビットコイン(Bitcoin/BTC)

Bitcoin blockchain modern technology background. Cryptocurrency digital money concept

仮想通貨といえばビットコインと誰もが思うほど知名度があり、時価総額もトップでダントツの数字を叩き出しています。

時価総額は15兆円を超えています。日本の時価総額1位の企業はトヨタ自動車で22兆円ですのでビットコインが超えるのも夢ではありません。ビットコインの現在価格は92万円ほどです。仮に100万円で発行上限の2100万枚に達したら21兆円ですのでビットコインの市場規模は世界的な企業と同等になるといえます。

アルトコイン人気が高まったといえども2位につけるイーサリアムには倍以上の差をつけています。まだまだビットコインの安定感は崩れないでしょう。

イーサリアム (Ethereum/ETH)

ビットコインの牙城を崩す筆頭のイーサリアムは時価総額が7兆3000億円ほどです。ビットコインから大きな差をつけられていますが、発行枚数は定められていません。

ですからマイニングが続く限り新たなコインがどんどん発行されることになります。価格が上昇していけば取引も増えるのでマイニング量も増加します。

イーサリアムの場合、機能のアップデートやハードフォーク(分岐)が行われる前に価格が上昇しています。今後、どれだけ機能がアップデートされていくかが注目されます。

リップル (Ripple/XRP)

リップルは価格が74円と低いわりに時価総額では3位に位置している銘柄です。現在、発行されている枚数が大量であるために時価総額で上位にランクインされています。

リップルの時価総額は2兆9000億円くらいですので、イーサリアムともかなりの差があります。しかし、2013年の公開から順調に時価総額を伸ばしている印象があります。

理由は国際送金に特化している機能を持つことから多くの金融機関が提携している動きが考えられます。

新たなプロジェクトも動き出しているようですから今後も価格の上昇や時価総額でも飛躍をしていくと思います。

ビットコインキャッシュ (Bitcoin Cash/BCH)

ビットコインから分裂して2017年8月に誕生したビットコインキャッシュ。比較的、新しい仮想通貨ですが時価総額で4番手につけています。

一時はビットコインを追随するかのように50万円の価格をつけていましたが現在は16万円前後になっています。時価総額はリップルよりわずかに少ない2兆7000億円くらいです。

本家のビットコインの影に隠れがちに思われますが2018年はアメリカ最大の取引所、コインベース、国内ではSBIが開設する取引所でも上場予定です。流通量が増えればリップルを捉えて3位に躍り出る可能性もあります。

さらに、今月、ハードフォークが予定されていますので価格の上昇と時価総額を延ばす可能性を秘めています。今後の動きが活発なビットコインキャッシュからも目が離せません。

イオス (EOS)

トップ5の最後に名前を連ねたのはイオスです。時価総額は1兆3158億円となっています。現在価格は1544円とこちらも割と低めの価格でありながら時価総額で上位に割り込んでいます。

2017年6月に公開されたばかりですが公開当初から人気が爆発し、すぐに時価総額ランキングのトップ10入りを果たし、ぐんぐんランキングを伸ばしています。

急上昇している理由は取引に手数料がかからないことや処理スピードが速いことに対して投資家が期待したからでしょう。

その特徴に着目しイオスのブロックチェーンを使う企業が増えていくようであれば時価総額も急上昇するでしょう。開発段階からローンチが待たれます。

ライトコイン (Litecoin/LTC)

ライトコインはビットコインに次ぐ歴史を持つ銘柄です。ビットコインは2009年に誕生しますがライトコインは2011年の誕生となっています。

特徴はビットコインよりも取引スピードが4倍速い2分30秒、発行上限も4倍で8400万枚。ビットコインの時価総額を超える条件は揃っているものの価格は15000円、時価総額も8690億円と伸び悩んでいる印象を受けます。

取引スピードでも上回る仮想通貨も出てきていますし、ブロック容量を増やすセグウィット機能を搭載しているものも増えてきています。

ライトコインが今後、時価総額を伸ばしていくには競合との違いを鮮明に出していく必要がありそうです。

カルダノ (Cardano/ADA)

2017年10月に公開されているにも関わらず時価総額ランキングのトップ10入りしているカルダノ(エイダコイン)は特徴が他とは異なります。

オンラインカジノ用の仮想通貨として開発が進み、その決済方法としても使える仮想通貨という特徴があります。スマートコントラクトの機能やプラットフォーム上でユーザーが独自トークンの発行も可能です。

独自の機能が期待を持たせたのか価格は30円と安いものの時価総額は7660億円となっています。2018年4月にはバイナンスで取引ペアに追加されたり、フオビにも上場しています。流通の広がりから今後も時価総額ランキングで順位を上げていきそうな予感がします。

ステラ (Stellar/XLM)

リップルの技術をもとに開発された仮想通貨のステラ。現在価格は41円で時価総額はカルダノに迫りそうな7438億です。

最近の仮想通貨かと思う人もいるかもしれませんが公開は2014年4月で一定の流通実績があります。時価総額も1兆円を超えたこともありますが現在は少し下げています。

チャートを確認してみるとリップルの技術をもとにしているだけあって、価格の変動も似ています。そう考えるとリップルが今後も価格や時価総額を伸ばしていけば、ステラも引っ張られるようにしてランキングの上位に行くことも考えられます。

ステラ独自の動きでもIBMや大手コンサル会社のDeloite、さらにフランスの送金会社TEMPOと提携しています。送金機能に優れている特徴は今後に期待が持てる材料です。

アイオータ (IOTA/MIOTA)

2016年7月に公開されたアイオータはIoTと連携を目指す仮想通貨になります。現在価格は205円、時価総額は5697億円となります。

アルトコイン人気に沸いた2017年12月には時価総額が1兆円を超えていましたが、その後の価格下落により現在の時価総額に留まっています。

インターネットとモノやサービスが繋がるIoTに着目している部分には期待が持てます。あとは導入段階の複雑な仕組みに仮想通貨を紐づけることができるかです。

開発の遅れが生じれば今の価格を維持できなくなる可能性は高いですので、技術の提供が待たれます。それから、取り扱っている取引所も少ないので、流通の面でも広がりを期待したいところです。

トロン (TRON/TRX)

ランキング最後のご紹介はトロンです。2018年4月、韓国の大手取引所「Bithumb(ビッサム)」への上場がアナウンスされて価格の冒頭が起きました。NEO(ネオ)と入れ替わりでトップ10入りを果たします。

トロンは3月にテストネットの稼働が始まりました。メインのネットワークが稼働をスタートさせ、さらにプロジェクトが本格的に始動すればさらなるランクアップも期待できます。

プロジェクトもユニークでブロックチェーン上でクリエイターが自分の作品(デジタルコンテンツ)を公開し支援を受けられるなどの特徴があります。クリエイター支援のプロジェクトと考えてください。

現在の価格は8円、時価総額は4982億円です。すぐ下にいるNEOの時価総額は4556億円ですから一度価格の暴騰があると順位が逆転する可能性があります。トロンもプロジェクトの進行が今後の時価総額を左右しそうです。

まとめ

時価総額は仮想通貨の価値を考えるときの指標になります。時価総額の規模が大きければそれだけ信頼できる仮想通貨と言えます。

今回は時価総額ランキングのトップ10を紹介しましたがいずれも信頼の高い銘柄、今後に期待の持てる銘柄ばかりです。

時価総額も今後の投資に生かして安心した取引をしてみましょう。