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おすすめの仮想通貨

仮想通貨 (暗号資産) は2008年にビットコイン (BTC) が誕生して以来、新たな仮想通貨が次々と生まれています。2021年現在では世界に約10,000種類もあると言われている仮想通貨ですが、これら全ての仮想通貨を知ることはほぼ不可能です。ここでは、数ある中からどういった視点で投資する仮想通貨を選ぶといいのか、またこれから仮想通貨投資を始められる方におすすめな仮想通貨や、仮想通貨投資におけるリスクなどについて解説していきます。

編集:
田中丸 凛太郎 (Rintaro Tanakamaru)
1分で理解する要約
  • 国内で購入できる仮想通貨は全部で32種類
  • 優良な仮想通貨に投資するには時価総額の他に流動性などを確認
  • おすすめ仮想通貨トップ3はビットコイン (BTC) 、イーサリアム (ETH)、リップル (XRP)
  • コールドウォレット保管でハッキングリスク減少
  • 仮想通貨における税金の仕組みを理解し脱税のリスクを避ける

仮想通貨を選ぶポイント

仮想通貨に投資しようしても、数ある通貨の中から自分の投資したい通貨を見つけることは容易ではありません。仮想通貨を選ぶ際に考慮すべき事項を4つ紹介します。

  • 信頼性
  • 流動性
  • 時価総額
  • 将来性

1つめは、仮想通貨の信頼性です。国内取引所に上場している仮想通貨は、金融庁の厳しい審査を通ってきているので、基本的には信頼性が高いといえます。

国内取引所に上場している通貨を掲載するホワイトリストには現在32種類[1]

triangleの仮想通貨が登録されています。

2つめは、流動性です。流動性とはある期間に取引された取引量のことを指し、この流動性が高ければ高いほど、多くの投資家に取引されていて換金可能性などの信用度合いが高くなります。

3つめは、時価総額です。時価総額は「仮想通貨の発行枚数×市場価格」によって計算され、この時価総額が高いほど、取引ユーザーが多いということで、結果的に通貨の流動性と信頼性に繋がっていきます。

4つめは、将来性です。それぞれの通貨は何かしらのビジョンを持っており、このビジョンを実現できそうか、そしてそれが実現されたとき社会にどんな影響をもたらすのか、という観点が価格の上昇に大きく関わる傾向にあります。

おすすめの仮想通貨銘柄10選

ここでは時価総額が上位で、かつ日本での認知度が高いおすすめの仮想通貨を10種類ご紹介します。

ビットコイン (BTC)

ビットコイン (BTC) は、2008年にサトシ・ナカモトがビットコイン (BTC) のシステムの基となる論文[2]

Bitcoin, Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System, 2021年6月27日参照

triangleをインターネットに公開したことがきっかけで開発されました。誕生から現在まで時価総額ランキングは常に1位を保ち続けています。

ビットコイン (BTC) はP2P技術による分散型のシステムによって、非中央主権的な電子決済システムを実現しました。これまでの決済システムは中央の管理者が仲介することで取引が成立していましたが、ビットコイン (BTC) ではこの管理者が存在せず、世界中のユーザー一人ひとりが取引の承認を協力して行います。

ビットコイン (BTC) は仮想通貨の中でも事実上の基軸通貨のような役割を果たしていて、現在存在するアルトコインのほとんどは少なからずビットコイン (BTC) の価格変動の影響を受けているとされています。

イーサリアム (ETH)

イーサリアム (ETH) はビットコイン (BTC) に次ぐ第2位[3]

Market Kasobu, ETH 市場ランキング, 2021年6月27日参照

triangleの時価総額を誇る仮想通貨です。

ビットコイン (BTC) が決済に利用される通貨なのに対し、イーサリアム (ETH) は分散型アプリケーションのプラットフォームで利用される通貨として開発されました。

イーサリアム (ETH) の特徴は、スマートコントラクト機能にあります。スマートコントラクト機能とは、条件を満たした場合に自動的に契約を実行をする仕組みで、ブロックチェーンの分散型ネットワークによって実現されます。スマートコントラクトはビジネスや金融といったさまざまな分野での効率化に役立つと期待されています。

リップル (XRP)

リップル (XRP) は、現在の国際送金における送金時間と送金手数料の問題を解決するために開発された仮想通貨で、時価総額は7位[4]

Market Kasobu, XRP 市場ランキング, 2021年6月27日参照

triangleとなっています。

リップル (XRP) は管理者が存在しないビットコイン (BTC) とは異なり、アメリカに本拠を置くリップル社という企業によって運営されています。

ビットコイン (BTC) と同じくブロックチェーンを利用していますが、リップル (XRP) の場合、取引の承認を行うのはリップル社によって信頼できる参加者であると認定されたバリデーターのみです。ビットコイン (BTC) のようなマイニングが必要ないので、圧倒的な処理速度の速さを実現しています。

具体的には、ビットコイン (BTC) が最短10分なのに対し、リップル (XRP) では最短4秒で決済が完了します。これに着目した各国の金融機関や大手企業が、続々とリップル社との提携を進めています[5]

AWS, AWS Partner Profile: Ripple, 2021年6月30日参照

triangle

ビットコインキャッシュ(BCH)

ビットコインキャッシュ (BCH) は、2017年にビットコイン (BTC) からハードフォーク (分裂) してできた仮想通貨で、時価総額は12位[6]

Market Kasobu, BCH 市場ランキング, 2021年6月27日参照

triangleに位置しています。

ビットコイン (BTC) には、1つのブロックに書き込める取引情報の数が限られていることから、送金に遅延が起きてしまうスケーラビリティー問題があります。この問題をブロックの容量を大きくすることにより解決を目指したのが、ビットコインキャッシュ (BCH) です。

ビットコインキャッシュ (BCH) は通貨としての利便性向上に加え、積極的な普及活動も行われていて、ビットコインキャッシュ (BCH) を基軸通貨とする仮想通貨事業が続々と立ち上がる[7]

triangleなど、今後の将来性に期待する動きが加速しています。

ライトコイン (LTC)

ライトコイン (LTC) は、ビットコイン (BTC) が抱えていた処理速度を解決するために開発された仮想通貨で、時価総額は13位[8]

Market Kasobu, LTC 市場ランキング, 2021年6月27日参照

triangleとなっています。

ライトコイン (LTC) は、高速決済を実現すべくsegwitという仕組みを導入している点が特徴です。segwitによってブロックの使用容量を削減可能になり、ビットコイン (BTC) で約10分かかっていた処理速度を2.5分まで短縮することに成功しています。

ステラ (XLM)

ステラ (XLM) は元々リップル (XRP) の開発者だった人物らが中心となって開発した仮想通貨で、時価総額は19位[9]

Market Kasobu, XLM 市場ランキング, 2021年6月27日参照

triangleとなっています。

ステラ (XLM) は「銀行口座を持てない人たちが送金取引を簡単にできるようにする」ことを目的に開発され、初上場した国はブラジルでした。

ステラ (XLM) は速く低コストで送金できる点が魅力で、その強みを生かし法定通貨同士の交換の橋渡しとして用いられています。

例えば、ドルを円と交換して送金する場合、ドルを一旦ステラ (XLM) に換金し、その後にステラ (XLM) を円に換金して送金するといった使い方がなされます。一見手間のように思えますが、現状の国際送金よりもステラ (XLM) を介して送金したほうがはるかに速く、低コストで行えるのです。

イーサリアムクラシック (ECH)

イーサリアムクラシック (ECH) は、イーサリアム (ETH) からハードフォーク (分裂) してできた仮想通貨で、時価総額は22位[10]

Market Kasobu, ETC 市場ランキング, 2021年6月27日参照

triangleに位置しています。

「The DAO事件」[11]

日経クロステック, 暗号通貨ファンド「The DAO」から数十億円分が流出, 2016年6月20日配信

triangleというイーサリアム (ETH) 上のプロジェクトで発生したハッキング事件の対応を巡り、イーサリアム (ETH) とは別の方法でハッキングを克服しようとして誕生したのがイーサリアムクラシック (ECH) です。

発行上限の無いイーサリアム (ETH) とは異なり、イーサリアムクラシック (ETC) の発行上限は210,700,000 ETC (約2億ETC) [12]

Coinmarketcap, ETC 価格の生配信データ, 2021年6月30日参照

triangleとなっていて、これは拡張性を制限することによってハッキングへの安全性を担保するためです。

イーサリアムクラシック (ETC) はIoT分野での活用が期待されています。

ネム (XEM)

2015年に誕生したネム (XEM) は「New Economy Movement(新しい経済運動)」の頭文字をとって名付けられた仮想通貨で、新たな経済の仕組みを作り出すという目的で開発されました。時価総額は57位[13]

Market Kasobu, XEM 市場ランキング, 2021年6月27日参照

triangleです。

ネム (XEM) の特徴は、コンセンサスアルゴリズムにPoI (プルーフ・オブ・インポータンス) を採用していることです。PoIでは、ネットワークへの貢献度に応じてアカウントごとに重要度のスコアがつけられ、そのスコアが高い順にマイニングの権利が与えられる仕組みになっています。

ネム (XEM) は送金速度が速く、ビットコイン (BTC) が約10分で1ブロックが生成されるのに対し、ネム (XEM) は約1分で1ブロックが生成されます。

リスク (LISK)

リスク (LISK) は2016年にリリースされた仮想通貨で、Liskという分散型アプリケーションプラットフォームで利用されています。時価総額は102位[14]

Market Kasobu, LISK 市場ランキング, 2021年6月27日参照

triangleです。

リスク (LISK) は、メインのブロックチェーンとは別に複数のサイドチェーンを設け、そこにJavaScriptでコードを記述することで、ブロックチェーン機能の拡張や、処理速度の向上が可能です。

メインチェーン1つですべてのプログラムを動かすよりも、複数のサイドチェーンで情報をやり取りしたほうが処理能力が高くなるうえ、もしバグやハッキングが生じたとしてもサイドチェーンだけ切り離すことで被害を抑えられるといった利点があります。

モナコイン (MONA)

モナコイン (MONA) は2013年に日本で生まれた仮想通貨で、日本の掲示板「2ちゃんねる」のアスキーアートの「モナー」をモチーフとして誕生しました。時価総額は151位[15]

Market Kasobu, MONA 市場ランキング, 2021年6月27日参照

triangleとなっています。

モナコイン (MONA) はライトコイン (LTC) を基盤に開発されていて、ライトコイン (LTC) と同じくsegwitを導入しているため、高速送金が可能です。

また、モナコイン (MONA) はアトミックスワップに対応している点も特徴です。アトミックスワップとは、異なるブロックチェーンにある仮想通貨同士を、個人間で取引する技術です。この技術により、個人間で取引する際に持ち逃げや詐欺にあうリスクが低減され、安心して取引できるようになりました。

モナコイン (MONA) はクリエイターへの投げ銭として利用できたりと、コミュニティでの利用が盛んです。現在はまだ日本国内での利用がメインで海外での知名度は少ないですが、今後海外でも認知されるようになれば価格の上昇が見込めるでしょう。

仮想通貨投資のリスク

次に仮想通貨投資における3つのリスクをご紹介します。

1つめは、個人で利用するウォレットが破損するリスクです。ウォレットとは仮想通貨を管理するツールのことです。オンラインのホットウォレットを利用する際は、利用しているサービスのセキュリティが万全か確認しましょう。

2つめは、仮想通貨取引所へのハッキングリスクです。2018年にCoincheckが利用者から預かっている約580億円分の仮想通貨が外部からの不正アクセスにより流出した事件[16]

triangleように、外部からのサイバー攻撃も仮想通貨では気をつけなくてはいけません。

これらのリスクを最小限に抑えるには、利用する取引所がインターネットに接続されていないオフラインのコールドウォレットを採用しているかを確認したり、個人で管理する場合にもある程度の資産をホットウォレットではなくコールドウォレットに保管しておくことが大切です。万が一、使用する取引所や自分のPCがハッキングの被害にあったとしても、ネットから離れた場所に秘密鍵が保管されていれば盗まれるリスクはありません。

3つめは法律や税制の変更です。日本の金融庁は仮想通貨に対して慎重な姿勢をもっていて、今後法律や税制の変更が起きると価格の下落や思わぬ課税に繋がってしまう可能性があります。日本のみならず海外の仮想通貨に対する規制などにも日頃から情報収集をし、市場の傾向を把握しておくことで、いざとなったときに焦らずに対応することが可能です。

また弁護士や税理士などの専門家に相談することで、仮想通貨における税金の仕組みなどをしっかりと理解し脱税などのリスクを避けるよう注意しましょう。

発展途上と言える仮想通貨市場においては、ここで挙げたリスク以外にもさまざまなリスクが存在します。まずは余剰資金で仮想通貨投資を行うなど、万が一投資していた通貨が暴落しても余裕を持って対応できるだけの計画性をもつよう心がけましょう。

仮想通貨の種類別おすすめ

仮想通貨にはさまざまな種類が存在しますが、ここでは4つのカテゴリーに分けた仮想通貨を紹介します。

アルトコイン

アルトコインとは、ビットコイン (BTC) 以外の仮想通貨のことを指します。有名なものでは上記で説明したイーサリアム (ETH) 、ライトコイン (LTC) 、リップル (XRP) 、テザー (USDT) などがあります。

これら以外にも将来性のあるアルトコインがたくさんあります。興味のある方は「おすすめアルトコイン」の記事をぜひ参考にしてみてください。

草コイン

草コインとは、アルトコインの中でも特に時価総額が小さく、また流動性も低い仮想通貨のことを指します。

草コインは取引数も少ないなどのリスクが大きい一方で、将来性のあるコインを選び初期段階で多く保有することができれば、大きな利益も狙えるためハイリスク・ハイリターンな投資といえるでしょう。

草コインに興味のある方は「おすすめ草コイン」の記事をぜひ参考にしてみてください。

DeFi銘柄

DeFiとは、Decentralized Finance (分散金融) の略称で、従来のような中央管理者が存在しない金融サービスを提供するものをいいます。

DeFiサービスでは仮想通貨を貸し借りできる「レンディング」や、仮想通貨を他の仮想通貨と「スワップ」できる機能などがあります。

これらプロジェクトが発行するDeFi関連銘柄に興味がある方は「おすすめDeFi銘柄」の記事をぜひ参考にしてみてください。

NFT銘柄

NFTとは、Non-Fungible Token (非代替性トークン) の略称で、他と区別できる「唯一無二の」性質をもつトークンです。

NFTは一点物のデジタルデータと紐付けることにより、価値を保証されたデジタル上の資産として扱われます。2021年にはNFTの人気が高まり、ゲームやアートなどさまざまな分野でNFTか活用されています。

NFT銘柄に興味がある方は「おすすめNFT銘柄」の記事をぜひ参考にしてみてください。

仮想通貨おすすめ銘柄まとめ

仮想通貨は約1万種類以上[17]

Coinmarketcap, 仮想通貨, 2021年6月26日時点

triangleあるといわれます。それぞれ通貨の特徴と将来性を理解し、自分にあった通貨を見つけることで、仮想通貨取引そのものについて深く学ぶことができるでしょう。

仮想通貨市場は成長を続けているため、投資対象になりますが、多額の取引は避けるなど注意が必要です。

仮想通貨に関するニュースや市場の動向をチェックして、リスクを把握したうえで安全な仮想通貨取引を行うようにしましょう。

情報ソース・引用元一覧

2

Bitcoin, Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System, 2021年6月27日参照

3

Market Kasobu, ETH 市場ランキング, 2021年6月27日参照

4

Market Kasobu, XRP 市場ランキング, 2021年6月27日参照

5

AWS, AWS Partner Profile: Ripple, 2021年6月30日参照

6

Market Kasobu, BCH 市場ランキング, 2021年6月27日参照

8

Market Kasobu, LTC 市場ランキング, 2021年6月27日参照

9

Market Kasobu, XLM 市場ランキング, 2021年6月27日参照

10

Market Kasobu, ETC 市場ランキング, 2021年6月27日参照

11

日経クロステック, 暗号通貨ファンド「The DAO」から数十億円分が流出, 2016年6月20日配信

12

Coinmarketcap, ETC 価格の生配信データ, 2021年6月30日参照

13

Market Kasobu, XEM 市場ランキング, 2021年6月27日参照

14

Market Kasobu, LISK 市場ランキング, 2021年6月27日参照

15

Market Kasobu, MONA 市場ランキング, 2021年6月27日参照

16
17

Coinmarketcap, 仮想通貨, 2021年6月26日時点