仮想通貨のホワイトリストとは?わかりやすく解説します!

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1分で理解する要約
  • 仮想通貨のホワイトリストとは?
  • 仮想通貨法とは?
  • 認定されている仮想通貨及び取引所

仮想通貨のホワイトリストとは何でしょうか?

仮想通貨市場はこれから成熟していく市場なので聞きなれない用語が数多く出てきます。用語を正しく理解することは、仮想通貨取引をスムーズに行うために必要不可欠です。ここでは仮想通貨のホワイトリストについてわかりやすく解説していきます。

仮想通貨のホワイトリストとは

ホワイトリストとは簡単にいうと金融庁に登録した取引所が扱う仮想通貨のことをホワイトリスト入りしていると表現しているところから生まれた用語です。2018年4月時点で20種類の仮想通貨がホワイトリスト入りしていると言われています。

仮想通貨は様々な種類のものがあり、見方によっては詐欺に類するものまであります。ホワイトリストはこのようなリスクから利用者を守るために作られた仕組みといえます。

仮想通貨交換業者の登録制度とは?!

仮想通貨交換業者の登録制度とは簡単にいうと、国内取引所の金融庁への登録に関する制度のことです。改正資金決済法(仮想通貨法)という法律によって国内取引所は金融庁への登録が義務化されることになりました。

国内取引所の中にはセキュリティ面が脆弱だったり、金融庁の定める基準に達していない所も多くあります。そのような取引所で取引を始めてしまうと利用者の仮想通貨が消失してしまう等といったリスクもあります。また大手の取引所でもまだ登録が完了していない取引所もあります。

一方で登録が完了している取引所は、少なくとも金融庁の定める基準をクリアしているため、利用者は、これらの取引所で取引を始めることによって取引所に関するリスクを最小限に抑えることができるます。

改正資金決済法 (仮想通貨法) とは

改正資金決済法とは2017年4月1日に施行された法律です。この法律によって仮想通貨とは何かということについて定義がなされ、あわせて取引所に関する規制が定義されました。この法律によってホワイトリスト入りしていない仮想通貨は国内での取引ができないこととなりました[1]

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ホワイトリスト入りの条件とは?

どのような理由でホワイトリスト入りするのか、金融庁は具体的な条件を明記しているわけではありません

しかし、ホワイトリスト入りを果たしたコインがマネーロンダリングに使われてしまうことは避けたいはずなので、仮想通貨の管理や整備に懸念点がある場合や申告漏れなどがあればホワイトリスト入りをするのは難しいでしょう。

また仮想通貨の仕組みが明らかになっているコインや安全性が考慮されているコインはホワイトリスト入りしやすい傾向にあります。

ホワイトリスト入りした仮想通貨一覧

ホワイトリスト入りしている仮想通貨については必ず値上がりするということではありませんが、ある程度の信頼性があると金融庁が認めた仮想通貨ということになります。逆にホワイトリスト入りすることが難しい仮想通貨は匿名性が高い犯罪に使用される可能性が高い仮想通貨と一般的には言われています。2020年2月時点では20種類の仮想通貨がホワイトリスト入りしています。

なおホワイトリスト入りしている仮想通貨は次のとおりです。

BTC (ビットコイン)

ETH (イーサリアム)

ETC (イーサリアムクラシック)

BCH (ビットコインキャッシュ)

LTC (ライトコイン)

MONA (モナコイン)

XRP (リップル)

QASH(キャッシュ)

LSK (リスク)

XCP(カウンターパーティー)

Zaif(ザイフ)

BCY(ビットクリスタル)

SJCK(ストレージ)

PEPECACH(ペペキャッシュ)

FSCC(フィスココイン)

CICC(カイカコイン)

NCXC(ネクスココイン)

ZEN(ゼン)

XEM(ゼム)

CMS(コムサ)

今後増えていく可能性もありますが、2020年2月時点では以上の20種類の仮想通貨となっています

ホワイトリスト入りしていない仮想通貨・取引所

国内の取引所は、金融庁への登録が義務づけられていますが、認定を受けていない仮想通貨や取引所も存在します。理由としては取引時に匿名性が高い仮想通貨は犯罪に使用される可能性があるため、それらの仮想通貨を取り扱う取引所は登録が難しいからではないかと考えられています。

なお2018年4月時点で認定を受けていない仮想通貨や取引所は下記のとおりとなります。

仮想通貨

取引所(申請中)

REP(オーガ)

コインチェック

XMR(モネロ)

みんなのビットコイン

ZEC(ジーキャッシュ)

BMEX

DASH(ダッシュ) 他

上記からコインチェックで取扱のある匿名性の高い仮想通貨が認定されていない傾向となっています。

【最新版】コインチェックが金融庁に認可

申請中でみなし業者として活動していた取引所、コインチェックが新たに金融庁から認可をうけました。

この影響でコインチェックでしか扱いがなかったファクトムもホワイトリスト入り。一方でコインチェックはモネロ、ダッシュ、ジーキャッシュの3つの取引を中止。

現在、コインチェックは金融庁認可の取引所として安全性のある仮想通貨のみの取引のみになっています

仮想通貨のホワイトリストが市場に与える影響

ホワイトリストが市場に与える影響としては、ホワイトリスト入りしている仮想通貨が必ずしも安全であるとは限らないのですが、ホワイトリスト入りする仮想通貨は価格の暴騰が起きやすい傾向にあります

また登録されている取引所で仮想通貨の上場が決まると、その仮想通貨もホワイトリスト入りする可能性が高いためやはり値上がりする傾向があります。

ホワイトリスト入り=国が認めたと一般的には認知されるため、このような現象が起きる原因となっています。

ホワイトリスト入りしそうな仮想通貨

ビットコインゴールド

ビットコイン系列の仮想通貨ではビットコインとビットコインキャッシュがホワイトリストに入っています

その2つの次にホワイトリスト入りが期待されるのがビットコインゴールド。他の仮想通貨より流動性が高い点が評価されていて、決済機能に関する発表などがあれば独立して価値を高めていくと予想されています。

DASH

2018年にコインチェックからの取り扱いが停止されたDASHですが、時価総額は変わらず高く人気の仮想通貨であることに変わりはありません

特徴は匿名性のある仮想通貨であることですが、この匿名性こそDASHのホワイトリスト入りの問題点です。匿名性のあるコインでも認められるかが大きな争点になるでしょう。

Tron

エンターテイメント業界で有名になった仮想通貨Tron。

デジタルコンテンツに特化した仮想通貨で、非営利団体が運営しているという点もホワイトリスト入りが期待される理由です。

仮想通貨ホワイトリストのまとめ

今回記事では、以下の事項について触れました。

  • ホワイトリストの用語の意味
  • 仮想通貨交換業者の登録制度について
  • 改正資金決済法について
  • ホワイトリスト入りした仮想通貨一覧について
  • 認定されていない仮想通貨、取引所について
  • ホワイトリストが市場に与える影響について

以上の内容から、もしホワイトリスト入りしていない仮想通貨で今後上場が期待されている仮想通貨を見つけることができたら、その仮想通貨は今後成長の可能性が高いというように解釈することもできるということが理解していただけたと思います。

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