カストディサービスとは

編集:
安藤 啓明 (Hiroaki Ando)
この記事の編集者
安藤 啓明

暗号資産 (仮想通貨) に関する記事のディレクターで、これまでにも「お金」をテーマにした記事のディレクションを多数行った経験があります。

編集ポリシー

カストディとは、有価証券を管理する業務のことを指します。カストディサービスとは、顧客の代わりにカストディを行うサービスのことで、主に銀行や信託銀行といった金融機関が提供しています。具体的なカストディサービスの例として、口座管理や取引決済、配当金と利息の支払いの回収、税務サポート、外国為替管理などが挙げられます。

従来の有価証券を対象としたものとは別に、近年では仮想通貨を対象にしたカストディサービスも増加しています。仮想通貨向けカストディサービスの主な有用性は、資産の保護です。送金や保有している資産へのアクセスに必要な秘密鍵は、盗まれたりハッキングされたりする可能性があります。そのため、仮想通貨を対象にしたカストディサービスでは、秘密鍵を安全に保管することが最重要項目です。

仮想通貨カストディサービスを提供している業者で有名なものに、米取引所のCoinbase (コインベース) が挙げられます。Coinbaseは2018年に機関投資家向けのカストディソリューション分野に参入し、登録ブローカーであるカリフォルニアのKeystoneCapitalなどの買収を実行しました。

日本では改正資金決済法において、金融庁への登録が必要な「暗号資産交換業」が行う業務のひとつに「他人のために暗号資産の管理をすること」が定められています。そのため、日本国内で暗号資産 (仮想通貨) 向けカストディサービスを提供するには、暗号資産交換業としての登録が必要です。