イーサリアムクラシック (Ethereum Classic/ETC)の今後と将来性 | 最新の相場情報からわかる仮想通貨の今後

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Kasobu 編集部 (Kasobu editorial team)
1分で理解する要約
  • イーサリアムクラシックはトランザクションが速い
  • IoT分野への進出を進めている
  • 価格は長期手に見て上昇傾向にある

この記事では、イーサリアムクラシックの将来性について解説しています。イーサリアムの特徴を具体的に確認しながら、イーサリアムに将来性があるのか、詳細に述べていきます。また、後半部分では、イーサリアムのチャートやおすすめの取引所についても情報をまとめていきます。

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イーサリアムクラシック (Ethereum Classic/ETC) とは

まずはじめに、イーサリアムクラシック (Ethereum Classic/ETC) の情報、特徴をまとめていきます。

イーサリアムクラシック (Ethereum Classic/ETC) の基本情報

イーサリアムクラシックの基本情報

リリース日

2016年7月20日

発行枚数上限

2億1000万~2億3000万ETC

現在の価格

856円

時価総額

956億8820万9395円

イーサリアムクラシックは、2016年7月にリリースされた仮想通貨で、仮想通貨の中では比較的初期の段階で登場したものです。時価総額は956億円で、ビットコインやイーサリアムと比べるとやや低い額になっています。現在の取引価格は、856円を推移している状態です。

イーサリアムクラシック (Ethereum Classic/ETC) 誕生の経緯

イーサリアムクラシックは、イーサリアムから分裂して作られたプラットフォームです。なぜ、イーサリアムからわざわざ分裂したかというと、その理由は The DAOの事件にあります。

The DAO事件

The DAOとは、イーサリアムのプラットフォーム上のプロジェクトとして設置された分散投資組織です。

The DAOは、非中央集権でかつ自立型での組織で、投資先をファンド参加者の投票で決定していました。利益がでれば、それを参加者に配分するしくみです。2016年5月よりICOを始めて、約150億円もの資金を集めるほど巨大なファンドとなっていました。

イーサリアム (Ethereum/ETH)の流出

ただ、The DAOには1つ致命的な欠点がありました。それは、The DAOのプラットフォームで資金を移動する際に、バグが生じてしまうというものです。このバグは、資金移動が繰り返し行われるときに生じることが多く、セキュリティの弱さを露呈していました。

このバグに付け込まれて、The DAOにある約360万ETHが盗まれる事件が発生しました。被害額は、当時の額で約52億円で、出資者たちから非難を浴びることになりました。

The DAO から分離された資金が、ハッカーによって盗まれたのですが、この盗まれた資金は最低27日間は、そのアドレスから移動できない仕組みでした。The DAOのプラットフォームには、ハッキングにあって盗まれはしましたが、方法によってはそれらを出資者たちへ戻すことが可能だったのです。

イーサリアムクラシック (Ethereum Classic/ETC) 誕生

盗まれたイーサリアムの処置として、ソフトフォークハードフォークという2つの方法が挙げられました。ソフトウォークとは、口座を凍結する処置で、アドレス上にあるイーサリアムの取り出しが一切できなくなります。これによって、ハッカー側はイーサリアムの取り出しができなくなります。ただ、被害者側もイーサリアムの引き出しができなくなる諸刃の手段です。

もう1つの手段が、ハードフォークと呼ばれるもので、これは既存のブロックチェーンとは別のブロックチェーンを作る手段です。ハッキングを受けたブロックチェーンとは別のブロックチェーンとなるので、ハッキングそのものを無かったものにできます。

どちらの処置を採用するか、議論が行われた結果、後者のハードフォークが採用されることになりました。これにより、従来のイーサリアムとは別のイーサリアムが誕生したのです。このもう1つのイーサリアムは、イーサリアムクラシックと名付けられました。こうして、イーサリアムクラシックが誕生したのです。

イーサリアム(Ethereum/ETH) との違いは?

イーサリアムは、ハードフォークによってイーサリアムから分離したプラットフォームであるため、技術面での違いはほとんどありません。イーサリアムクラシックは、イーサリアムの分身であるという認識で問題ないです。

ただ、イーサリアムとイーサリアムクラシックは、それぞれ利用目的が異なります。イーサリアムは、分散型のアプリケーションの提供を目的に開発が進められています。イーサリアムを利用して、別のプラットフォームを構築するというイメージです。

たとえば、イーサリアムを利用したプラットフォームとして、オーガー (Augur) と呼ばれるゲームシステムが挙げられます。イーサリアムのプラットフォームを利用することで、ゲーム内での取引の透明性を高くしています。

これに対して、イーサリアムクラシックは、IoT分野への利用を目指しています。IoTとは Internet of Things の略称で、モノをインターネットでつなぐシステムを指します。たとえば、インターネット上でモノを遠隔操作することが挙げられます。 IoT は、現在世界中で利用が進められている分野で、イーサリアムクラシックはこの急上昇中の分野の中で中心的なプラット―フォームとなれるよう、開発が進められています。

完全な非中央集権を目指す思想

イーサリアムは、開発者の権限でハードフォークが実施されたため、比較的中央集権的な仮想通貨であるといえます。それに対して、イーサリアムクラシックは、多数の賛成から形成されたもので、権力が集中していません。プラットフォーム上に刻まれたコードが、イーサリアムクラシックのルールとなります。このように。イーサリアムクラシックは、誕生の背景も相まって、完全な非中央集権を目指す思想を体現しています。

発行枚数上限と半減期の設定

イーサリアムクラシックは、発行枚数上限が2億1000万~2億3000万ETCに設定されています。半減期は、5,000,000ブロック (約2年4ヶ月) の周期で20%ずつ報酬が減少していきます。これに対して、イーサリアムは発行枚数上限と半減期が設定されていません。

運営開発力の違い

イーサリアムクラシックの運営は、組織ではなく複数の有志によって行われています。イーサリアムクラシックは、ハードフォークによって分裂した、いわばイーサリアムの分身のため、開発者たちはオリジナルのイーサリアム開発に留まってしまったのです。

この点を考慮すると、イーサリアムクラシックの運営開発力は、イーサリアムよりも劣っていると言えますね。

トランザクション(送金処理) が早い

イーサリアムクラシックは、**トランザクション (送金処理) **が早いことでも知られています。これは、イーサリアムのトランザクションがもともと早いことが起因となっており、イーサリアムの特徴を引き継いだ形となっています。

トランザクションが早い理由は、イーサリアム、イーサリアムクラシックに導入されているスマートコントラクトが処理スピードを上げているためです。

IoT分野でのポジションで差別化

イーサリアムクラシックは、イーサリアムと差別化するために IoT 分野での利用が進められています。イーサリアムと性能がほぼ同じなため、イーサリアムと同様の使い方をしては、オリジナルに食われてしまいます。

そのため、イーサリアムクラシックは、本家のイーサリアムとは別の活路を見出している状況です。IoT 分野に進出している仮想通貨は、現状そこまで多くないため、イーサリアムクラシックの利用が期待されています。

イーサリアムクラシック (Ethereum Classic/ETC) の特徴

次にイーサリアムクラシックの特徴をまとめていきます。

スマートコントラクト(自動契約)が書ける

イーサリアムクラシックは、イーサリアムと同様にスマートコントラクト (自動契約) を採用しています。スマートコントラクトとは、所定の条件を満たせば自動的に契約が結ばれるシステムを指します。

プログラム上で取引条件が満たされれば、その段階で契約が更新されます。このスマートコントラクトによって、取引をスムーズに進めることが可能です。

IoTの実現を目指す

イーサリアムクラシックは、IoT分野への進出を目指して開発が進められています。IoTはインターネットであらゆるモノをつなぐシステムのことです。イーサリアムクラシックは、スマートコントラクトを駆使して、インターネット上での契約スピードを加速させることが期待されてます。

今まで実現できなかったインターネット上での決済が、イーサリアムクラシックによって可能になるかもしれません。

サイドチェーン

イーサリアムクラシックは、サイドチェーンと呼ばれる技術を採用しています。サイドチェーンとは、複数のブロックチェーン間でトランザクションや情報のやり取りをするしくみです。サイドチェーンによって、1つのブロックチェーンではできなかった処理を行うことができます。処理にかかる時間も短縮され、取引のスピードアップにも貢献しています。

DApps

DAppsとは、Decentralized Applicationの略称で、ブロックチェーンを利用した非中央集権的なアプリケーションという意味になります。イーサリアムが、中央集権的なプラットフォームなのに対して、イーサリアムクラシックはDAppsを形成して、非中央集権的なプラットフォームを実現しています。

イーサリアムクラシック (Ethereum Classic/ETC) の今後・将来性

ここまでイーサリアムの基本情報、特徴についてまとめてきました。次はイーサリアムの将来性を確認していきましょう。

IoT分野での活躍

イーサリアムクラシックは、スマートコントラクトを実装していますので、IoT分野での利用が期待されています。実際、イーサリアムクラシックの開発グループも、IoT分野での利用を目指して開発を進めています。

キャッシュレス社会が到来し、インターネットを介した取引が盛んになってきています。イーサリアムクラシックは、過疎通貨の枠を飛び越えて、キャッシュレス社会のインフラとなるかもしれません。そうなると、イーサリアムクラシックにかかる期待値は更に高くなります。

サイドチェーン実装

イーサリアムクラシックには、サイドチェーンが実装されてます。サイドチェーンが実装されると、複数のブロックチェーン上で処理が可能になりますので、処理スピードが速くなります。多くの仮想通貨は、1つのブロックチェーン上で処理を行うため、処理に時間がかかることがあります。イーサリアムクラシックの場合、処理が滞ることは少ないです。

SDK配布

SDKとは、Software Development Kitの略称で、イーサリアムの開発環境をパッケージ化したものです。SDKを見れば、どのようにイーサリアムクラシックが開発されたのか、知ることができます。SDKの配布によって、イーサリアムクラシックの技術開発が更に進むことが期待されます。

ディフィカルティボムの除去

イーサリアムクラシックは、2018年5月にディフィカルティボムの除去を目的に、ハードフォークを行いました。ディフィカルティボムとは、マイニングの難易度調整機能を指します。

ディフィカルティボムの除去によって、マイニングしても利益が得られない状況が改善されました。ただ、ハードフォークが行われたものの、新しいコインの発行は行われていません。あくまでも、既存のコインのマイニング環境が整備されたのみです。

イーサリアムクラシック (Ethereum Classic/ETC) の価格予想・チャート分析

それでは、イーサリアムクラシックの価格予想、チャート分析に入っていきましょう。

イーサリアムクラシック(Ethereum Classic/ETC) 最新価格・相場・チャート

2019年7月5日現在、イーサリアムクラシックの価格は856円となっています。1ヶ月あたりの値幅の推移は、数十円ほどです。2019年1月には400円台を推移していて、5月には一時1000円に値が迫る場面もありました。

現在は、価格はやや下降傾向になっていますが、長期的に見ると価格は上昇傾向にあります。価格が下がる場面がありつつも、堅調に伸びていくことが期待されます。

イーサリアムクラシック(Ethereum Classic/ETC) の取引のポイント

イーサリアムクラシックの価格は、イーサリアムの価格変動に影響されます。もともと、イーサリアムクラシックはイーサリアムから分離してできたものです。機能もほとんど同じなので、価格変動の傾向も似通ってきます。イーサリアムに急な価格変動が起こった場合は要注意です。

イーサリアムの価格の推移を追っていれば、イーサリアムクラシックの価格変動も、ある程度予想できます。常に、イーサリアムの価格も追うよう心掛けましょう。

イーサリアムクラシック (Ethereum Classic/ETC) を購入できるおすすめ取引所

最後にイーサリアムクラシックを購入できるおすすめの取引所を紹介していきます。

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イーサリアムクラシック (Ethereum Classic/ETC) 今後・将来性まとめ

いかがでしたでしょうか。イーサリアムクラシックは、イーサリアムと機能は同様ですが、独自の地位を形成しています。

今後、IoT分野への進出が期待されているので、将来性がある仮想通貨です。価格の推移も堅調に伸びてきています。イーサリアムの価格変動に影響される面もあるので注意は必要ですが、投資する価値は十分あると言えますね。