イーサリアム (Ethereum/ETH) の送金時間は速い?遅いときの対処法についても徹底解説!

編集:
Kasobu 編集部 (Kasobu editorial team)
1分で理解する要約
  • イーサリアムの送金時間にラグが発生する原因
  • イーサリアムの送金が遅いときの対処法
  • イーサリアムの手数料相場について

こちらではイーサリアムの送金時間にラグが発生する原因についてくわしくご紹介します。イーサリアムの取り引きでラグが発生する原因は大きくわけて3つありますので、こちらも参考にしてみてくさい。

またイーサリアムの送金が遅いと感じた場合の対処法も解説していきます。さらにイーサリアムの手数料相場を調べる方法もご紹介しますので、参考にしてみてください

2020年、イーサリアムを購入するなら圧倒的使いやすさを誇るコインチェックがおすすめ!

暗号資産(仮想通貨)の取引送金時間のラグ原因

暗号資産(仮想通貨)であるイーサリアムには取引送金時間のラグが発生するといわれています。ラグが発生するのは、行われた取引が正当かどうかチェックしているためです。

正当性をチェックしなければこのようなラグは発生しないでしょう。しかし正当性のチェックによって、イーサリアムの信頼性は高まっているのです。信頼できない暗号資産(仮想通貨)を取引したいと思う人は少ないでしょう。

正当性に問題なければすぐに承認されますが、取引量が多くなればなるほど送金へのタイムラグが長くなる傾向にあります。またイーサリアムを送金するための承認はマイナーが行っています。

マイナーは取引手数料をたくさん払っている取引から優先して承認するため、高い手数料を払う人ほどはやく承認され、安い手数料の人ほど遅くなる可能性もあるのです。

イーサリアム (Ethereum/ETH) の送金が遅くなる3つのポイント

イーサリアムの送金が遅くなるポイントは、おもに以下の3つになります。これらの3つのうちどれか1つでもあてはまると送金するのに時間がかかってしまうでしょう。

  • ネットワークが混雑している
  • 取引所が絡んでいる
  • 手数料が低い

取引所が絡んでいる場合はトレーダーからするとわかりにくいですが、ネットワークの混雑や手数料の安さはトレーダーから見てもわかりやすいといえます。

手数料が低い

1つめの原因として送金時に支払った手数料が安い可能性があるでしょう。イーサリアムに限った話ではありませんが、暗号資産(仮想通貨)の送金は手数料を多く払ってくれる人を優先するようにできています。

これはイーサリアム送金時の手数料はマイナーと呼ばれる承認作業を行う人に払われるからです。マイナーはより多くの手数料をもらうため、高い手数料を払っている取引から優先して承認作業を行います。

送金手数料を低く設定しすぎると送金ができないケースもありますので注意しましょう。また「送金が遅い」「いつまで経っても送金されない」という場合は、支払った取引手数料が適切かどうか見直すのがおすすめです。

取引所の処理時間

暗号資産(仮想通貨)の送金はウォレットで行う場合と取引所から行う場合の2パターンがあります。この2種類のうち取引所が絡んでいる場合は、取引所内の処理で時間がかかっている可能性が高いです。

これはイーサリアム側の問題ではありません。暗号資産(仮想通貨)取引所が、トレーダーの送金情報や資金を正しく管理するために行っているチェックであり、安全に取引するためにも必要な時間です。

また通常送金する場合は「取引所から送金する」場合よりも「取引所へ送金する」場合の方が時間がかかるといわれています。

ネットワークの混雑

3つめの原因としてネットワークが混雑している場合、送金詰まりというものが起こってしまいます。暗号資産(仮想通貨)は情報の記録をブロックごとに行い、それらのブロックをチェーンでつなげているのが特徴です。

取引前のまだブロックに書き込まれていない情報はメモプールという場所に保管され、順番に承認・書き込みが行われます。

しかしネットワークが混雑するとこれらの処理作業が遅くなってしまい、ブロックチェーンに書き込めない未処理のトランザクションが渋滞を起こしてしまうのです。

また1つのブロックに格納できる容量が決まっているのも渋滞の原因といわれています。

送金が遅い際の対処法

こちらではイーサリアムの送金が遅いと感じた際の対処法についてご紹介します。

送金手数料を適した価格で設定する

送金手数料が低く設定していた場合は、今よりも高い価格設定に変えてみましょう。あまりに高くする必要はありませが、相場にあった価格かどうか見直しを検討してみるのもおすすめです。

別の暗号資産(仮想通貨)で送金を行う

タイムラグが短い暗号資産(仮想通貨)を選んで送金してみるのも1つの方法といえます。たとえばビットコインの送金時間のタイムラグは平均およそ10分です。

ビットコインは最初に出た暗号資産(仮想通貨)なのでタイムラグが大きい方といわれており、アルトコインであるリップルのタイムラグの平均は数秒となっています。かなり開きがあるのがわかるでしょう。

イーサリアムでの送金がなんらかの原因により遅い場合は、別の通貨での送金を試してみるのもおすすめです。

送金時期を選択する

つづいて送金時間を選択するのも対処法としてはおすすめです。暗号資産(仮想通貨)の取引は基本的にマイナーが承認してはじめて送金されます。

そのため取引量が多くなり混雑してくると相場もしくは高めの手数料を払ったとしても、作業に遅れが出てきてしまうのです。

したがって他の人が送金しないような時間帯を狙って送金してみるのもいいでしょう。また一度送金して「取引量が多い」「混雑している」と感じたら、別の時間帯を狙ってみてください。

イーサリアム (Ethereum/ETH) の手数料相場の調査方法

イーサリアムの送金は取引手数料を高く支払った人が優先されるとご紹介しました。しかし相場の取引手数料がいくらかわからないという人も多いでしょう。

自分では適切だと思っていた手数料が、実は相場より安くそのために承認を後回しにされていたという可能性もあります。そこでイーサリアムの手数料相場の調査方法を行うのがおすすめです。

イーサリアムの手数料相場はかんたんに調べられます。「https://ethgasstation.info/」にアクセスしてみてください。

こちらのページで注目するポイントは以下の4つになります。

  • ①Std Cost for Transfer→米ドル建ての標準的な送金手数料
  • ②Gas Price Std ( Gwe ) →現時点の平均的なガス価格
  • ③SafeLow Cost for Transfer→米ドル建ての最低限必要な送金手数料
  • ④Gas Price SafeLow ( Gwei ) →現時点の最低限に必要なガス価格

スムーズな送金をしたい場合は②の価格を参考にしましょう。なるべくコストを抑えたリーズナブルな取引手数料がいいのであれば、④の価格を参考にするのがおすすめです。

スムーズにはやく送金したい人は②の金額よりも多い価格に設定するといいでしょう。

手数料に対する送金目安時間の調査方法

手数料に対する送金目安時間の調査方法もあります。「https://ethgasstation.info/calculatorTxV.php」にアクセスしてみてください。このホームページでは手数料に対してどの程度の時間で送金できるのか、目安時間の算出が可能です。

しかしあくまでも目安時間のため、これより下回る場合もあれば上まわる場合もあります。絶対ではありませんので参考程度に考えましょう。

まず「Gas Used」の部分には「21000」の数字が入っていますが、この数字はこのままで問題ありません。次に「Gas Price」の部分を見ていきましょう。上から順番に以下のようになっています。

  • fastest→最もはやい
  • Average→平均
  • Cheap→遅い
  • Other→カスタム

さらに画面下にいくと「Outcome」とかかれた項目の中に「Mean Time to Confirm ( Seconds ) 」とありますが、これは秒単位の目安時間を表しています。その下にある「Transaction fee ( ETH ) 」はイーサリアムの手数料です。送金時間で悩んでいる人は、ぜひこちらを参考にしてみてください。

手数料高騰のケース

2018年7月にイーサリアムの送金手数料がおよそ6倍まで跳ね上がるという事件が発生しました。およそ2年前ですので、記憶に新しい人も多いでしょう。

報道によるとEOSコミュニティが意図的に手数料を高騰させたという疑いがあるようです。事件が起きたとき、イーサリアムの手数料総額は日本円にしておよそ370億円を超えていました。

これはビットコインの手数料の2倍といわれる金額です。とくに2018年8月に入ってからイーサリアムの手数料は爆発的に急騰していきました。

しかしEOSの暗躍と囁かれる一方で、2018年夏に流行った分散型金融DeFiの登場が、料金高騰の理由ではないかといわれています。

イーサリアムの手数料が高騰した理由は明確にはなっていませんが、通常通り使っていたユーザーの中には被害にあった人も多いでしょう。

手数料を多く払うことで混雑を回避

たとえばネットワークが混雑していたり、取引量が多くて混雑している場合は取引手数料を多く支払うと解決できます。手数料を高く支払った方が、優先的にマイナーが処理してくれるからです。

しかし相場よりも少しあげたくらいでは送金のはやさを感じられない場合があります。よりスムーズに送金したいのであれば、相場の金額の「5~10倍」に取引手数料を設定してみましょう。送金が遅れる理由はさまざまです。取引手数料を多く支払うのは、送金をスムーズに行うための1つの手段です。

かならずしも高い手数料を払ったからスムーズに送金ができるわけではないと覚えておきましょう。

イーサリアム (Ethereum/ETH) の送金状況をEtherscanで確認

イーサリアムの送金状況は「Etherscan」で確認できます。「https://etherscan.io/」のホームページにアクセスすると画面上に検索バナーがあるはずです。

こちらに「送金元」もしくは「送金先」のイーサリアムアドレスを入力して検索してください。「Block Height」の部分が「Pending」と表示されていたら、まだ処理中です。

将来的な送金状況の解消の見込み

イーサリアムの送金状況についてですが、2020年には送金詰まりなどこれらの問題が解決されるといわれています。すると手数料の高騰も防げるため、ユーザーとしてはうれしいかぎりでしょう。

マイナーが行う承認作業は人間が対応しています。そのため1度に承認できる数は多くはありません。しかし人間に対して送金情報が多すぎると、未処理のトランザクションが溜まって送金詰まりといった現象が起きるのです。

これを専門用語で「スケーラビリティ問題」といいます。スケーラビリティ問題を解決するためにイーサリアムの考案者であるビタリック氏は、2018年から3つのプロジェクトを準備しています。

各プロジェクトの名前は「プラズマ」「キャスパー」「シャーディング」です。これらのプロジェクトは2018年から2、3年かけて反映していく予定です。

プロジェクトにある「プラズマ」とはサイドブロックチェーンの活用によってメインチェーンの負担を軽くするプロジェクトです。これによりメインチェーンを軽くし、送金処理をスムーズに進められます。

キャスパー」とはイーサリアムが使っているアルゴリズムを移行するプロジェクトです。イーサリアムはPoWというアルゴリズムを使っていますが、PoSへ移行予定となっています。

これはPoSの方がより短時間での承認・送金が可能となるからです。つづいて「シャーディング」とは各ノードの役割を分業し、作業効率をあげるためのプロジェクトになります。

これまでノード1つに対する作業量が大きかったため、これらを分業しようという考え方です。処理能力の向上が期待できます。

イーサリアム (Ethereum/ETH) の送金時間に関するQ&A

こちらではイーサリアムの送金時間に関するQ&Aについてご紹介します。

イーサリアムの送金時間はなぜラグが生まれるのですか?

イーサリアムを取引した際に、この取引が正当であるかどうかをチェックしているからです。取引の正当性をチェックしなければ、送金時間に今ほどのタイムラグは生まれないでしょう。

しかし正当性をチェックしているからこそ、安全に取引できるのです。もともと暗号資産(仮想通貨)自体はブロックチェーンという技術により、強固なセキュリティが強みでした。

しかしリスクを回避できるならした方がいいでしょう。また正当性のチェック以外にも、取引量が多い場合やネットワークが混雑していると通常よりも送金時間がかかる可能性があります。

イーサリアムの送金時間が遅いときの対処法はなんですか?

イーサリアムの送金時間が遅い場合に少しでもはやめる方法として、送金手数料を高く設定する方法があります。一般的に送金時の承認作業をマイナーといわれる人間が行っています。

マイナーは取引手数料が高いものから優先的に承認していくため、取引手数料を高く設定するとよりはやく送金されやすいのです。もう1つは別の暗号資産(仮想通貨)で送金する方法があります。

たとえばビットコインの送金タイムラグはおよそ10分です。しかしリップルであれば送金タイムラグは数秒といわれています。よりはやく送金できる暗号資産(仮想通貨)を使って送金するのもおすすめです。

イーサリアム (Ethereum/ETH) の送金時間に関するまとめ

イーサリアムの送金時間にタイムラグが発生するのは、取引の正当性をチェックしているため仕方がないといえます。正当性のチェックがなければもっとはやい送金が可能となっています。

しかし正当性のチェックを行わないと不正な取引を承認する結果となり、安全に取引できなくなってしまうからです。

また送金時間を短縮したいのであれば「取引手数料を高めに設定する」「混雑しない時間帯に送金する」「別の暗号資産(仮想通貨)で送金する」等をためしてみるのがおすすめです。