- イーサスキャンはイーサリアム関連に特化した分析サイト
- イーサスキャンでトランザクションを確認できる
- イーサスキャンならマイニングプール分析やトークン情報も調べられる
イーサスキャンは、イーサリアムやERC20、ERC721トークンに特化した分析サイトです。イーサスキャンで確認できる情報は多岐に渡り、トランザクションやトークン情報、マイニング、イベント関連と情報量は大変豊富です。
本記事では、イーサスキャンを使いこなして、正しい情報を手に入れる方法をご紹介します。
Etherscan (イーサスキャン) 概要
イーサスキャンは2015年に設立された、イーサリアム関連に特化した分析プラットフォームです。イーサリアムの取引や、ERC20、ERC721トークンのトランザクションなどについて、非常に簡単に確認できます。
Etherscan (イーサスキャン) とは
イーサスキャンは、イーサリアム、ERC20トークン、ERC721トークンにかかわる情報を検索できるサイトです。イーサリアム対応のウォレットの中身を確認したり、トランザクションの確認だけでなく、世界的なブロックチェーンのイベントや主要マイニングプールのマイニング量など、イーサリアムに関する情報を集めるのに適しています。
Etherscan (イーサスキャン) の対応通貨
イーサスキャンの対応通貨は、イーサリアム、ERC20トークン、ERC721トークンです。ERCとはEthereum Request For Commentsのことで、イーサリアムの技術仕様を文章化したもので、そのあとに続く数字はその仕様が提案された順番を表しています。
Etherscan (イーサスキャン) のメリット
自身のウォレットを確認できる
イーサスキャンの検索窓に、自身のイーサリアムアドレスを入力してみましょう。保有イーサリアム量やドル換算額、取引数、保有トークン量といったウォレットの情報を確認できます。
トランザクションの確認ができる
イーサスキャンのページにある検索窓にイーサリアムのアドレスを入力すると、そのイーサリアムに関する取引状況や取引履歴といったトランザクションを確認できます。
ERC20 ERC721トークンの様々な情報を確認できる
イーサスキャンの検索では、ERC20、ERC721トークンについての様々な情報を確認できます。
ICOに参加する場合に役立つ
イーサスキャンでは、トークンに関する様々な情報を確認することが可能です。これらの情報を参照すれば、トークン取引にかかわるトラブルを回避でき、ICO詐欺を早期に見抜ける可能性も高まります。
またイーサスキャンは、違法行為に関連のあるイーサリアムやウォレットを調べ、自動的にブラックリスト化する「イーサプロテクト」というシステムを公開しており、不正防止、早期発見に寄与しています。
Etherscan (イーサスキャン) でできること・やり方
アクセス方法
イーサスキャンへのアクセス方法は、URLから直接アクセス、メタマスクのアカウント詳細画面からアクセス、メタマスクの取引画面からアクセス、マイイーサウォレットからアクセスの4つです。
それぞれのアクセス方法を詳しくご紹介します。
URLからアクセスする場合
以下のボタンをクリックして、直接イーサスキャンにアクセスできます。
メタマスクのアカウント詳細画面からアクセスする場合
メタマスクとは、イーサリアムやERC20トークンに対応するウォレットの一種です。メタマスクのアカウント詳細画面から、イーサスキャンにアクセスできます。
右上のメニューから「Etherscanで見る」をクリックしましょう。イーサスキャンが開きます。
メタマスクの取引画面からアクセスする場合
メタマスクのログイン画面に、取引履歴が表示されます。ここをクリックして、イーサスキャンにアクセスしましょう。
マイイーサウォレットからアクセスする場合
マイイーサウォレットのアカウントページから、取引履歴の確認で、イーサスキャンにアクセスできます。
ウォレットの中身を確認
ウォレットの基本情報
ウォレットの基本情報に表示される用語の意味は、以下の通りです。
トランザクション
過去のトランザクション履歴を確認できます。トランザクション履歴にある用語の意味は以下の通りです。
インターナルトランザクション
Internal Txnsは、インターナルトランザクションを表しています。詳細画面に表示される用語の意味は以下の通りです。
インターナルトランザクションとは、自分が発生させたトランザクションに対して返されたトランザクションのことです。例えば何かを出品し、売れ際に発生するトランザクションをインターナルトランザクションといいます。
ERC721トークン トランザクション
ERC721トークンのトランザクションも確認できます。ERC721トークントランザクションで表示される用語の意味は、以下の通りです。
コメント
この欄では、イーサスキャンに質問を送れます。何か質問がある時には、こちらからイーサスキャンに尋ねてみましょう。
イーサリアムの価格
ウォレットの情報ではイーサリアムの価格に関する情報を確認できます。「Ether Value」は、保有イーサリアムを米ドル換算した価格です。
ウォレットとトランザクションに関する統計
Analyticsでは、ウォレットのトランザクションに関する統計をグラフで確認できます。
イーサリアムのトランザクション確認
確認方法
イーサリアムのトランザクション一覧を確認するには、検索窓にウォレットアドレスを入力して検索します。トランザクション一覧では、過去の入金、送金履歴を確認できます。
「Transaction」タブから一覧を開きましょう。
トランザクション画面一覧の見方
トランザクション画面の一覧に表示される用語と意味は以下の通りです。
トランザクションの詳細画面の見方
トランザクションの確認画面で表示される用語と意味は以下の通りです。
トランザクション未確認の場合
トランザクションが未確認の場合は、Block Heightに「Pending」と表示されます。送金したばかりのタイミングでこの画面を見ると、Pendingと表示されていることが多いです。
契約を別のユーザーに先行された場合
イーサリアムを送金したものの、契約を別のユーザーに先行された場合、TxReceipt Statusが「Fail」となり、Toの欄の末尾に赤字で「Reverted」と表示されます。
この場合、送金したイーサリアムは返却されますが、手数料は戻ってきません。
ガス代が不足している場合
トランザクション設定時にガス代が不足していると、送金に失敗する場合があります。この場合、TxReceipt Statusに「Fail」、Toの欄の末尾に赤字で「Out of Gas」と表示されます。
こういったことが起きないように、イーサガスステーションなどを参考にして、適切なガス代を設定しましょう。
トークンの情報 見方
見方 一覧
イーサスキャン公式サイト上部の「Tokens」をクリックすると、ERC20トークンとERC721トークンが表示されます。この中から調べたいトークンを選択しましょう。
ここで、選択したERCトークンが表示されます。ここで表示される用語の意味は、以下の通りです。
見方 個別
トークンの情報を個別に確認する方法もあります。トークンの情報は、ウォレットに追加する際に利用する場合がありますので、個別の確認方法を覚えておきましょう。
まず、イーサスキャン公式サイトの検索覧で調べたいトークンのアドレスを入力して検索します。
これで個別のトークン情報を確認できます。
ここで表示される用語の意味は以下の通りです。
開発者向けAPIの使い方
イーサスキャンから、開発者向けAPIを取得できます。開発者向けAPIを取得して得られる情報は、特定アドレスの残高やトランザクション履歴、マイニングされたブロックのリストなどです。
まずは公式サイト上部の「More」から「APIs」をクリックしましょう。
次のページで各種APIが表示されますので、必要なAPIを選択して取得できます。
DEXフロア情報の確認
DEXとは分散型取引所のことで、中央集権型と違い、主だった管理者のいない取引所のことです。イーサスキャンからは、DEXフロア情報も確認できます。
DEX情報を確認するには、公式サイト上部の「More」から「DEX Tracker」をクリックしましょう。
DEX Pie Chartでは、取引数の多いDEXをグラフで確認できます。
マイニングプールをチェックアウト
イーサスキャンからは、世界的に主要なマイニングプールも確認できます。
また公式サイト上部「Resources」の「Chart & Stats」をクリックして表示されるページにある、「Top 25 Miners by Blocks」からは、イーサリアムのマイニング量の多いマイニングプールを確認できますので、取引の参考にしてください。
イベント情報確認
ブロックチェーンにかかわる主要なイベントも、イーサスキャンから確認できます。以下のリンクから確認してみましょう。
Etherscan (イーサスキャン) のまとめ
今回の記事では、Etherscan (イーサスキャン) について詳しく解説しました。DEXなどを使うにあたって、Etherscan (イーサスキャン) は欠かせないツールでとなっています。
ICOに参加したり、ブロックチェーン関連のイベントなどの除法を得たりする際にもとても役立ちます。
イーサリアム系のトークンの情報が必要な場合は是非Etherscan (イーサスキャン) を使ってみてください。