- ファクトムは住宅ローンなどの情報管理を目的としたプラットフォーム
- ビットコインの機能拡張など独自の役割で注目を受けている
- ファクトムの取引に便利な仮想通貨取引所3つも紹介
ファクトムはビットコインの次世代版として注目を受けている仮想通貨です。今回はファクトムを知りたい人のために、主な特徴を紹介します。加えてファクトム購入におすすめの仮想通貨取引所も紹介するので、これを読んで全体像やお得な取引のヒントを学べます。
ファクトム (Factom/FCT) とはどんな仮想通貨?
ファクトムは大量の情報データのスムーズな管理を目的として誕生したプラットフォームです。主目的は仮想通貨としての価値上昇よりもドキュメントの管理効率アップで、データの存在を保存時間帯も合わせて証明できるのが強みです。
仮想通貨市場では「ファクトイド」という別名で上場していますが、従来通り「ファクトム」と呼んでいる人も多いようです。発行枚数は900万枚ですが、上限は設けていません。
ファクトム (Factom/FCT) の特徴
ファクトムにはほかの仮想通貨には見られない独自の特徴が複数あります。この章ではファクトムの全体像をつかめるように、主な特徴を4つ紹介します。これを読んで存在意義をチェックしましょう。
ビットコインの機能を拡張するレイヤー
ファクトムを象徴する独自機能には、ビットコインの機能拡張があります。正確にはビットコインとトランザクションデータの共有を行い、お互いの負担を分け合います。
ビットコインはひとつのブロックに1MBの容量しかなく、データ処理に時間がかかることもしばしばです。ファクトムがビットコインのブロックチェーン上で働くことで、データ処理の時間削減に役立ちます。
ファクトム側はビットコインのブロックチェーンにあるハイレベルなセキュリティ機能に守られ、ハッキングリスクを軽減できます。2種類の通貨はWin-Winな関係でいられます。
第三者による管理を必要としないデータ管理
ファクトムにはデータ管理機能があり、特定の人物による作業量を大幅に削れます。契約書や機密文書などの大切なデータもファクトムがあれば一括管理できるので、管理者がデータを悪用したり一部を紛失したりするリスクも避けられます。
以上からファクトムは政府や企業向けのプラットフォームといえるでしょう。国家機関や法人には膨大な書類を使う仕事があり、保存だけでなく、必要分を探し出すにも時間がかかります。
しかしファクトムなら荷物がかさばることなく、データの取り出しも簡単なので、働く人たちの味方といえるでしょう。
住宅ローン業界のデータ管理プロジェクト
ファクトムは「ファクトムハーモニー」として住宅ローンのデータ管理を行なっています。住宅ローンの取引に必要な膨大なデータの保存や公開ができ、特定の管理者なしで情報整理が簡単に行うことが可能です。
以上からファクトムがあれば不動産取引もスムーズに進められます。アメリカでは住宅ローンのデータ記録に毎年5兆ページを使っているという情報もあるので、ファクトムがあれば紙資源の節約や、住宅業界で働く人の負担軽減ものぞめます。
個人の医療記録を管理・閲覧可能
ファクトムには、個人の医療履歴をまとめられる「dLoc」というシステムもあります。出生証明やケガ・病気の医療記録の管理を目的としています。
特定の患者のカルテも取り出しやすいので、緊急の処置を要するケガや病気でも、必要なデータに簡単にアクセスできることもポイントです。
個人の医療情報は「dLocステッカー」というデータベースに収められ、患者の持病やアレルギー、過去の術歴などを一斉にチェックできます。これにより正確な治療方法を容易に見つけ出せるでしょう。
ファクトム (Factom/FCT) の取引所選び方
ファクトムを少しでもお得に買うために、取引所選びにこだわる人もいるでしょう。今回は取引所の選定に大切なポイントを3つピックアップしました。場所選びを後悔しないためにもチェックしておきましょう。
セキュリティ
取引所選びでセキュリティレベルの確認は最優先したいところです。たとえば二段階認証の有無、資産管理用ウォレットのオフライン管理などはチェックをしておきましょう。このようなハッキング対策だけでなく、犯罪被害を受けた際の補償まで見ておくことが大切です。
日本国内なら金融庁から仮想通貨交換業者としての認可を受けていれば、一定以上のセキュリティレベルが望めます。海外の取引所は健全といえる基準が日本と異なるので、公式ホームページを隅々まで確かめてセキュリティを見極めましょう。
手数料
仮想通貨の取引や資産の入出金には手数料がかかる場合があるので、取引所同士を比べてなるべく安いところを選びましょう。
一度行うたびに手数料を要するため、投資者にとっては手痛い出費になります。人気の取引所は国内外問わず手数料がお得な場合が多いので要チェックです。買値と売値の差を意味する「スプレッド」の大きさにも気を配りましょう。
使いやすさ
取引所の使いやすさも要チェックです。たとえばシンプルなレイアウトなら画面が見やすく、注文の仕方もすぐに覚えられるでしょう。メニューの場所を簡単に見つけられることもポイントです。
ほかにもスマートフォンアプリが使いやすければプラスです。このように初心者でも取り組みやすい取引所は、画面やメニューの配置がわかりやすく仕上がっています。
ファクトム (Factom/FCT) の取引所手数料比較
makerは1枚あたりの価格を指定する指値注文、takerは取引所が決めた価格で売買を行う成行注文による手数料です。
ファクトム (Factom/FCT) の取引所おすすめランキング
ファクトムのおすすめ取引所をベスト3形式で紹介しますので、上記の手数料表も参考にしながらチェックしましょう。
1位 Coincheck (コインチェック)
Coincheckは2018年4月にマネックスグループへ入って以来、ハイレベルなセキュリティと使いやすさなどで評判です。国内でファクトムを買える唯一の仮想通貨取引所としても貴重です。
販売所形式なのでスプレッドの大きさに注意が必要ですが、ファクトムなど将来性の高い仮想通貨の長期保有に向いています。国内の取引所では取扱通貨も多いので、ビットコインなどほかの通貨も買ってみたくなったらすぐに対応できます。
スマートフォンアプリも使いやすく、仕事休憩の合間に相場チェックや追加の売買もできます。このようにCoincheckはあらゆる場面で使いやすい取引所です。
2位 Poloniex (ポロニエックス)
Poloniexは、アメリカの仮想通貨取引所であり、世界トップクラスの取引量として話題です。レンディング機能として仮想通貨を取引所側に貸し、年利などを重ねての資産運用もできます。
上場中の仮想通貨の種類も豊富なので、ファクトムだけでなくほかの仮想通貨に注目している人もおすすめです。複数の通貨に同じ金額を分けて投資する分散投資の組み合わせも選びやすい環境です。
日本円非対応で、国内の取引所から買った仮想通貨をPoloniexで送金する必要があります。それでも手数料の安さがウリで利益の最大化も狙いやすい取引所です。
3位 Bittrex (ビットレックス)
Bittrexはアメリカの大手仮想通貨取引所で、200種類以上の通貨をチェックできます。そのなかにファクトムも入っており、選択肢が多いことがポイントです。日本では見られない草コインもここでチェックできます。
日本語非対応であるうえ、日本への入金ができないので国内の取引所で買った仮想通貨を送る必要があります。しかしPoloniexのセキュリティはハイレベルで、特に顧客資産をオフラインのウォレットで管理していることがポイントです。
レバレッジはなく現物取引だけですが、手数料が安いことも強みです。余分な損失のリスクを抑えながら売買を繰り返せます。
ファクトム (Factom/FCT) はハードウェアウォレットで保管する
ハードウェアウォレットを手に入れれば、ハッキングによるファクトムの盗難リスクを最小限に抑えられます。ハードウェア系はオンライン管理の必要がなく、犯罪者の手に届きづらいからです。
ハードウェアウォレットのおすすめはLedger Nano S
ハードウェアウォレットで特におすすめなのが「Ledger Nano S」です。入れられる仮想通貨が27種類と豊富であり、国内で扱う仮想通貨はほとんどが対象です。ファクトムのついでに買いたい仮想通貨があっても、Ledger Nano Sひとつで対応できます。
「Ledger Live」という専用アプリもあり、ここにはLedgerの対象のうち24種類の通貨を収められます。安全を確保しながら、状況に合わせて柔軟に使えるのがLedger Nano Sの特徴です。
ファクトム (Factom/FCT) のおすすめ取引所 まとめ
ファクトムはビットコインの拡張やビジネスシーンでの活躍が期待できるプラットフォームです。
CoincheckやPoloniexなど人気の取引所で買えることもポイントです。今回の記事でファクトムに興味が出たら、ここで紹介した取引所の情報を参考にしながら、購入の準備を進めてみましょう。