フラッシュローンとは、DeFiのレンディングプラットフォームの1つであるAaveによって開拓された、スマートコントラクトによって実行される新しいタイプの無担保ローンです。
従来のDeFi (分散型金融) レンディングでは、借り入れに担保が必要となります。そして、借りる側は担保価値のおよそ75%分しか借り入れることができません。しかし、フラッシュローンでは、同じトランザクションでローンを返済できる限り、無担保で上限なく借り入れを行うことができます。
フラッシュローンの主な利用用途としては、DEX (分散型取引所) 間の価格差から収益を得るアービトラージが挙げられます。
フラッシュローンがいくつかのDeFiプラットフォームに導入されて以降、フラッシュローンを利用して不正にトークンを引き出す攻撃が連続して起こっています。特に2020年2月には一週間に2度のフラッシュローン攻撃が行われ、2度目の攻撃ではレンディングサービス「bZx」から約6,900万円相当のイーサが引き出されました。