- 取引手数料はどのくらいかかるのかを解説
- 他の取引所と徹底比較!
- 手数料を安くするには?
GMOコインとはGMOインターネット株式会社の参加、GMOコイン株式会社が運営しています。GMOグループはGMOクリック証券など、様々なサービスを運営している会社が運営しています。
非常に知名度の高いGMOコインですが、実際にその使い勝手や評判はどのようなものなのでしょうか。本記事では、GMOコインについて詳しく解説します。
GMOコインとは
※ 取引所での現物取引において、指値注文を発注した側 (テイカー)にのみ0.01%の手数料がかかります。
GMOコインはGMOコイン株式会社が運営している、国内の仮想通貨取引所です。2017年9月に仮想通貨交換業者として、関東財務局から認められました。運営会社であるGMOコイン株式会社の株主GMOインターネットグループは、大手証券取引所のGMOクリック証券を運営しています。
GMOコインは株主が優秀な企業であるため、仮想通貨取引所として投資家から厚い信頼を得ている取引所です。
GMOコインでかかる手数料一覧
GMOコインを利用するときに必要となる手数料の項目は次の5つです。
- スプレッド
- 入出金手数料
- 取引手数料 (現物)
- 取引手数料 (レバレッジ)
- レバレッジ手数料
GMOコインの手数料 【スプレッド】
スプレッドとは暗号資産 (仮想通貨) 取引所の取引画面に表示されている買値と売値の差額のことです。相場よりも高い買値を、また安い売値を表示させることで取引所は利益を確保しています。
GMOコインには取引所と販売所の2つの売買形式がありますが、販売所のほうがスプレッドが広く設定されています。
GMOコインの入出金手数料
GMOコインの口座へ入金するときは、振込入金と即時入金の2種類から選ぶことができます。即時入金では365日24時間いつでも即座に口座へ入金が反映されます。なお即時入金できる金融機関は決まっています。
振込入金は金融機関の振込手数料が利用者の負担となります。即時入金は振込手数料の負担なく無料で利用できます。
GMOコインの取引手数料 【現物】
GMOコインで現物取引するときは、取引所と販売所の2種類から選択できます。それぞれの取引手数料は次のとおりです。
取引所ではMaker/Takerで取引手数料が異なっています。Makerは取引板に注文が載る注文方法で、Takerは注文板に載っている注文を消費する注文方法です。
Makerはマイナス手数料なので、Makerで注文したときはリベートをもらうことができます。例えば10万円分の暗号資産 (仮想通貨) を注文して取引が成立すると、10円がリベートとして付与されます。
販売所では取引手数料は無料です。ただし前述したようにスプレッドが大きく設定されており、実質的な手数料は取引所よりも多いでしょう。
GMOコインの取引所手数料 【レバレッジ】
取引所でレバレッジ取引を行うとき、または暗号資産 (仮想通貨) FXを行うときの取引手数料は無料です。つまり10万円分の注文を行って注文が成立しても、取引手数料は差し引かれません。ただしレバレッジ取引と暗号資産 (仮想通貨) FXでは、レバレッジ手数料がかかる場合があります。
GMOコインのレバレッジ手数料
GMOコインでは日本時間朝6時をまたいで建玉を保有したときに、レバレッジ手数料がかかります。手数料の比率は建玉の0.04%で、1日ごとにかかります。
たとえば100万円の建玉を保有して朝6時をまたぐとき、400円/日 (100万円×0.04%) の手数料が差し引かれます。建玉の価格は取引当時の終値から算出されます。
GMOコインのロスカット手数料
そもそもロスカットとはレバレッジ取引の最中に、含み損が大きくなりすぎると強制決済される仕組みです。
GMOコインではロスカットアラートと呼ばれる、ロスカットを警告する仕組みが証拠金維持率100%を下回る含み損を抱えたときに、メールが届きます。
ロスカット手数料は建玉ごとに0.5%と定められています。
現引/現渡し手数料
そもそも現引や現渡しについてわからない方は多いでしょう。
GMOコインの公式サイトから引用するとこのように記載されています。
「「現引き」(げんびき)とは、買建玉を決済する際に、自己資金(日本円)の中から建玉代金を支払い、暗号資産(現物)を受け取る決済方法です。
「現渡し」(げんわたし)とは、売建玉を決済する際に、元々保有している暗号資産(現物)の中から同銘柄・同数量の暗号資産 (仮想通貨) を差し出し、代金を受取ることで決済する方法です。」
GMOコインとは現引、現渡しにかかる手数料は「建玉レート × 建玉数量 × 20%」と決められています。
GMOコインと他の取引所の入出金手数料を比較
この章ではGMOコインとその他暗号資産 (仮想通貨) 取引所との入出金手数料を比較していきます。まずは表をご覧ください。
GMOコイン
GMOコインの出金手数料は先程も触れましたが無料です。では、入金はどうなっているのでしょうか。
即時入金は、
- GMOあおぞらネット銀行
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
- ジャパンネット銀行
- ペイジー
で利用可能です。そして、その入金手数料は無料です。その代わり最低入金額が1000円となっています。
上記以外の金融機関の場合手数料は、振込をする人が負担することになります。
bitFlyer (ビットフライヤー)
bitFlyerの入金に関する手数料は、入金方法や振込を行う金融機関によって振込手数料が変化します。
まず、住信SBIネット銀行を持っている場合は、bitFlyerへの振込は無料になります。三井住友銀行からの振込でも無料になる場合があるのですが、条件を満たす必要があるため、無料で入金を行う簡単な方法は住信SBIネット銀行からの振込になります。
また、金融機関によっては他銀行への振込を無料としているところもあるため、自分が利用している金融機関の手数料について確認しておくのも良いでしょう。
また、その他の入金方法としてはクイック入金というものがあります。手数料が330円必要になりますが、コンビニなどを利用して即座に口座に入金額を反映させることが出来ます。
入金はいろいろな方法がありますが、出金はシンプルです。出金額が3万円未満の場合、三井住友銀行への出金は220円、それ以外の銀行の場合は550円必要です。
出金額が3万円以上の場合、三井住友銀行への出金は440円、それ以外への出金は770円です。
bitFlyerから出金する場合、三井住友銀行を利用するのが出金手数料を考えると得になります。
Zaif (ザイフ)
Zaifへと入金する場合、住信SBIネット銀行を利用することで入金料は無料になります。その他の保管方法としてコンビニ入金もありますが、この場合は手数料が495円(3万円未満の場合)必要となるため、銀行振込のほうが安くなります。
出金手数料は、3万円未満の場合は385円、それ以上の場合は770円となります。出金に関してはbitFlyerと大差ありません。
bitbank (ビットバンク)
bitbankへの入金は、現在銀行振込のみ対応しています。銀行振込の手数料ですが、基本的に振込をする人が負担をします。ただ、住信SBIネット銀行を利用した場合は振込手数料は無料になります。
住信SBIネット銀行を利用することで、bitbankへの入金手数料は確実に無料にすることができます。
出金手数料は、3万円未満は550円、3万円以上は770円です。出金に関しては他の取引所と大きな差はないようです。
GMOコインと他の取引所の送金手数料を比較
GMOコインと他の大手暗号資産 (仮想通貨) 取引所の送金手数料について比較していきます。
まずは表にまとめました。
GMOコイン
GMOコインの暗号資産 (仮想通貨) の送金手数料は、ビットコイン、アルトコインともに無料となっています。通常暗号資産 (仮想通貨) は送金するときに手数料が必要なのですが、それが無料というのは他に類を見ません。
bitFlyer (ビットフライヤー)
bitFlyerのビットコイン、アルトコイン(多くの取引所にあるイーサリアムを比較対象にします)の送金手数料は以下の様になっています。
無料ではありませんが、ほとんどの取引所と大きく違いがない、平均的な送金手数料となっています。
Zaif (ザイフ)
Zaifの送金手数料は以下のようになっています。
どこの取引所でも送金手数料を上乗せすることで、より早く仮想通貨の送金が行われます。Zaifの場合だと、この送金手数料が最低額であり、実際に送金する際には0.0010BTC以上を手数料に設定することを推奨しています。
手数料を安くしすぎると送金が遅くなる問題も発生するため、相場環境にあった送金手数料を設定しなければなりません。
bitbank (ビットバンク)
bitbankの送金手数料は以下のようになります。
bitbankの送金手数料は、ビットコインの送金手数料が少し高めの設定になっています。送金手数料の大きさで取引所が決まるわけではありませんが、やはり安いほうが得であることに代わりはありません。
GMOコインの手数料を安くする方法
GMOコインの手数料を安くすますには、次の4点を注意して取引しましょう。
- 取引所を使って取引する
- レバレッジ取引は短期的に取引する
- 可能な限り即時入金を行う
- 他の取引所からの送付手数料の設定を見直す
取引所を使って取引しよう
現物取引するときは、販売所ではなく取引所を使うようにしましょう。前述したように販売所はスプレッドが大きく設定されており、高い価格で購入せざるを得ません。販売所は初心者の方でも購入しやすいというメリットはありますが、操作に慣れた中上級者が使うメリットはあまりありません。
取引所も販売所も取り扱い通貨は変わりませんので、取引所を使ったほうがよいでしょう。
レバレッジ取引は短期的に取引しよう
レバレッジをかけて取引するときは、短期トレードするようにしましょう。というのもレバレッジ取引で手数料がかかるのは、朝6時を超えて建玉を保有するときだけだからです。ゆえに朝6時までに建玉を解消できていれば、手数料を一切かけずに取引できます。
即時入金ができる金融機関で振り込み入金をしてしまう
振り込み入金でかかる手数料は自己負担になるので、即時入金ができるうちは使わないようにしましょう。
GMOコインでは即時入金を使えば手数料がかかりませんが、ユーザーが使う金融機関によっては即時入金を扱っておらず、通常の振り込みをしなければならないケースもあるでしょう。
事前に利用口座で即時入金が可能かを確かめ、できなければ他の銀行などでの口座開設がおすすめです。
他の取引所からの送付手数料を高く設定しすぎている
暗号資産 (仮想通貨) の種類によっては「トランザクションフィー」として送金手数料がかかるので注意しましょう。
送金手数料を高くすれば、口座に反映するまでの時間を短縮できますが、余分な利益を失う可能性も考えられます。急ぎの用事が特になければ手数料をむやみに高くしすぎないように注意しましょう。
GMOコインの手数料に関する口コミ・評判
GMOコインに関する口コミを集めてみました。以下、御覧ください。
【GMOコイン】
もともとFXをやっているインターネットインフラが本業の上場企業が母体で、技術力・資本力は高いと思います。なぜか出金手数料が0なのが特徴です。
取引手数料も比較的低く、板取引もできますが、板がまだスカスカです。こちらも、bitbankよりも値動きが軽いです。
— すいっかー?skylake (@ripplespread) 2019年7月12日
新たに立ち入り検査が決まったGMOコインですが、ここはなんと”暴落が始まったらコインの販売を停止・暴騰しかけたら買取を停止”するという半端ない取引所で、かなりヤグザ度が高いです。
なお同時に立ち入りがあるZaifですが、ここは売買規制とかの告知もなしにいきなり鯖落として来ます。最強。$BTC
— INO|井上 (@vs_ino) 2018年2月9日
まあGMOコインは送金手数料無料だから鬼仕様とまでは思わんけど、いろいろ他の制約もキツいので、緩和して欲しい制約はアレコレある…
— ブロックにゃん《緩》 (@block_chan) 2019年7月6日
GMOコインについての口コミはなかなか辛辣なものが多いです。これは、金融庁から行政処分を受けたことが大きく影響していると考えられます。
GMOコイン手数料まとめ
GMOコインのメリット・デメリットと、各手数料について紹介してきました。条件次第では手数料がどれも無料になるところがGMOコインの良いところです。
他の取引所と比較しつつ、暗号資産 (仮想通貨) FXを行いたい方、即時入金にメリットを感じている方は、暗号資産 (仮想通貨) 取引にGMOコインを利用してはいかがでしょうか。