イナゴフライヤーとは | イナゴフライヤーの使い方とトレード活用法を徹底解説!


イナゴフライヤーは仮想通貨FXトレーダー必須のツール
ツールを使いこなすことで有利に立ち回ることが可能

トレードをする上で情報やツールは非常に重要なものになります。いち早く情報を獲得した人が有利なポジションを持つことができるためです

特に仮想通貨FX市場は動きが激しいので他の投資商品よりも重要さは増します。今回は、そんな仮想通貨FX市場で相場の勢いを知るのに必須のツールである「イナゴフライヤー」をご紹介します。

イナゴフライヤーとは

イナゴフライヤーはトレード状況の監視ツール

イナゴフライヤー」とは多くの注文が入ったときにアラートで知らせてくれるツールです。

ビットコイントレードのイナゴ計測ツール(Webページ)をつくったのでよかったら使ってみてください。https://t.co/Ng0LrE5vTG
— inagoflyer (@inagoflyer) 2017年3月31日

開発者はこの方です。イナゴフライヤーやbitFlyerでの特筆すべき動きのツイートはもちろん、タイムリーなニュースなどもツイートされるためBTCトレーダーならフォローをしとくべきアカウントです。

イナゴとは

投資先の価格の変動を察知し、短期売買で一気に莫大な利益を狙う投資方法を『イナゴトレード』と言います。

『イナゴトレーダー』とは、イナゴトレードを好む投資家のことです。別名『イナゴ投資家』とも呼ばれます。元々は、株式市場で馴染みの言葉でしたが、仮想通貨の盛り上がりに合わせ、仮想通貨のイナゴトレーダーが多く誕生しました

この名前の由来は、イナゴトレーダーが昆虫のイナゴが食べごろに育った稲穂に一斉に群がる様子と似ていることからきています。価値が高まる投資先(美味しい稲穂)に、投資家(イナゴ)が集まる様子をイメージすると理解しやすいでしょう。

イナゴフライヤーが重要な理由

仮想通貨市場は、株式や外国為替のように出来高が多くないため、一度に大量の注文が入ると価格はその方向へ動きやすいです。

下記のチャートをご覧ください。

ローソク足と出来高を表示させてたFXBTC/JPY15分足のチャートです。

チャートを見ると、大きな価格変動が起こる際に出来高が急増しているのが分かります。逆に、相場の方向性が定まらないレンジ相場では出来高は少ないです。このように出来高は価格変動に影響を与えていることが分かると思います。そのため、価格差で利益を狙うBTCトレーダーにとって必須の指標となります。

結果、価格変動の要因となる多くの注文が入ったときにアラートで通知をしてくれるツールである、イナゴフライヤーが重要なのです。

イナゴフライヤーの特徴

7種類の仮想通貨のトレードをサポート

イナゴフライヤーは次の7つの通貨をサポートしています。


**ビットコイン (BTC)**
**イーサリアム (ETH)**
**ライトコイン (LTC)**
**ビットコインキャッシュ (BCH)**
**リップル (XRP)**
**モナコイン (MONA)**
**ネム (XEM)**

ゆえに上記の通貨をトレードする方には非常に役に立ちます。ビットコインのみならずイーサリアムなどのアルトコインにも対応しているため、イナゴフライヤーは多くのユーザーにとって有益なツールだと言うことができます。

国内外の多くの取引所に対応している

イナゴフライヤーで注文数量を検知している取引所は次のとおりです。


**Zaif (ザイフ)**
**Coincheck (コインチェック)**
**bitFlyer (ビットフライヤー)**
**Liquid by Quoine (リキッドバイコイン)**
**GMOコイン**
**bitbank (ビットバンク)**


**BitMEX (ビットメックス)**
**Coinbase Pro (コインベースプロ)**
**Gemini (ジェミニ)**
**Bitstamp (ビットスタンプ)**
**Bitfinex (ビットフィネックス)**
**BINANCE (バイナンス)**
**OKEx (オーケーイーエックス)**
**Kraken (クラーケン)**
**Huobi (フオビ)**
**Upbit (アップビット)**
**CME**
**BW.com (ビーダブリュードットコム)**

国内取引所は6つ、海外取引所は12個対応しています。非常に多くの取引所をサポートしていますので、お使いの取引所が含まれている確率は高いはずです。

買い時を逃さないアラート機能の搭載

イナゴトレードするときに最も大切なのは、いち早くトレンドに乗ることです。短い時間に大量の注文が発生したとき、イナゴフライヤーではアラートでお知らせしてくれます。ほかのWebサイトを見ていても音が鳴るため、PCの前にいさえすれば気づけるでしょう。

また取引所ごと、さらに売り注文・買い注文ごとにサウンドを設定できます。自分がよく使う取引所にわかりやすいサウンドを付けておけば、より気づきやすくなるはずです。

イナゴフライヤーを使うタイミング

イナゴトレードを行いたいとき  

イナゴフライヤーはイナゴトレードを行いたいときに役に立ちます。なぜなら価格が上がりはじめる (または下がり始める) タイミングをいち早くお知らせしてくれるからです。

イナゴトレードで利益を出すには値上がり (または値下がり) の早いタイミングで注文を出す必要があります。チャートとにらめっこしなくても値上がり (または値下がり) タイミングを把握できるイナゴフライヤーを使うことで、より効率的にトレードできます。

仮想通貨FXのスキャルピングにも役立つ

仮想通貨FXにおいて、わずかな利幅で1日に何度も取引を行うことをスキャルピングと呼びます。このスキャルピングにおいてもイナゴフライヤーは役に立つでしょう。

スキャルピングはイナゴトレードと同様に、値上がり (または値下がり) の早いタイミングでエントリーすることが利益を上げるうえで最も大切だからです。ゆえに仮想通貨FXをメインにしている方にもイナゴフライヤーをおすすめします。

イナゴフライヤーの使い方

イナゴフライヤーは基本的に画面は見ない

ここまでの内容でイナゴフライヤーの重要性をお分かり頂けたと思いますが、常に画面を見る必要はありません。音で通知がくるので、取引所ごとの音の種類を変えてバックグラウンドで表示させておきましょう。

ただし、節目となる攻防ラインや相場の急変時などは、画面を表示させてどのくらいの注文が入っているか視覚的に確認しましょう。何度も見続けることで相場のクセを感覚で理解できることもあります。

ついついイナゴにつられて騙しに乗ってしまうことを防ぐ

イナゴフライヤーの音が激しくなっていると、「この勢いに乗らなくては」と思い、慌ててポジションを持ってしまったことはないでしょうか。もちろん、その方向への勢いはあるものの、過去から意識されている「サポートライン」・「レジスタンスライン」でローソク足が止まる可能性が高いです。

上のチャートを見てください。

ところどころ、意識されるラインへローソク足が向かっていくのが分かると思います。しかし、ラインで跳ね返され再びレンジ内に引き戻されています。

この際に、いなごに飛び乗った人が損失を出し、ラインを意識して逆張りでヒゲを狙いにいった人が利益を得ています。そのため、単純にイナゴフライヤーのアラートと同時に慌ててポジションを取ることはオススメできません。

しかし、このレンジをブレイクした場合は、状況が変わってきます。

何度もサポートラインとレジスタンスラインで反発・反落しているレンジ相場のためレンジ内には多くのエネルギーが溜まっています。そのため、レンジ相場をブレイクした場合はブレイクした方向へ順張りでイナゴトレードをするのも手法の一つとなります。

チャート画面の見方

イナゴチャートへアクセスすると、下記の画面が表示されます。

イナゴフライヤー 画面

銘柄切り替えタブ

画像の 「 ①通貨を選択 」欄でトレードしたい通貨を選びましょう。

イナゴチャート

画像の「 ②イナゴチャート 」で大量の注文が発生しているかどうかを確認しましょう。

このチャートの横軸は時間となっており、右端の積み上げ棒グラフが最新のチャートです。右から左に向かって、積み上げ棒グラフが流れていきます。ひとつの棒グラフの単位時間は初期値では5秒です。つまり5秒間に発生した注文数量を取引所ごとに、積み上げ棒グラフにまとめて表示しています。この単位時間は5~60秒の間で設定することができます。

そして縦軸の0から上は買い注文、0から下は売り注文です。上に突き出たチャートですと、買い注文が多いことがわかります。反対に下に突き出たチャートですと、売り注文が短時間に発生したことがわかります。上も下も同じくらい突き出ていれば、注文数量が拮抗していることがわかります。

積み上げ棒グラフの色および高さは、各取引所で発生した注文量を表しています。つまり棒グラフの専有面積が大きいほど大量の注文が起こっていることを表しています。棒グラフにマウスオンすると、取引所の名前と発生した注文数量が表示されます。

取引所ごとの価格

イナゴチャートに表示されている取引所の価格一覧が、画像の③の欄に表示されます。イナゴチャートでお知らせがあったときに、棒グラフの色から取引所とその取引所の価格をチェックするとよいでしょう。

イナゴフライヤーの通知をスマホ・PCで受け取る方法

いなごツールのアラートをSlackチャットの通知で受信できます。Slackスマホアプリをインストールすればプッシュ通知をスマホで受け取ることも可能になります。

いなごツールSlackチャット部屋をご用意いたしました。
スマホなどのslackアプリをインストールしておけばプッシュ通知でアラートメッセージを受け取れます。
参加方法は以下のURLからご登録してください。※要メールアドレスhttps://t.co/hKpUkgfsqw pic.twitter.com/ZYXQnDlglU
— inagoflyer (@inagoflyer) 2017年9月23日

SFD価格

bitFlyerでは現物価格とFX価格の乖離を防ぐために、一定の乖離が広がったら乖離を拡大させる注文に手数料を徴収します。逆に、乖離を縮小させる注文には手数料が付与されます。

「価格乖離 (%)」と「SFD」は以下の式で計算されます。

**【価格乖離 (%)の計算方法】**

価格乖離 (%) = (Lightning FX 取引価格 ÷ Lightning 現物 (BTC/JPY)最終取引価格 − 1)× 100
**【SFDの計算方法】**

SFD(円)= 取引数量 × Lightning FX 取引価格 × SFD 比率

約定の種類,新規注文,決済注文
乖離価格を拡大する方向の約定,SFD徴収,SFD徴収
乖離価格を縮小する方向の約定,SFD付与, SFDなし


価格乖離,SFD比率
5%以上10%未満,0.25%
10%以上15%未満,0.50%
15%以上20%未満,1.00%
20%以上,2.00%

SFD価格の前後では激しい椅子取りゲームのようなSFD手数料付与を狙う注文が多数入ります。

イナゴフライヤーのChrome拡張機能でその価格を自動で表示させてくれるため、有利に立ち回ることができます。

詳しくは下記ツイートのリンクをご覧ください。

いなごSFD価格 とりあえず版(ブックマークレット形式)

仕様
・価格は小数点切り上げで表示
・価格をクリックすると価格入力
・bFAPIはpubnubを使用

・ブックマークレットで機能を拡張(※やりかたはウィジェット導入ページのブックマークレット項目参照)https://t.co/dH2dBF7gCg pic.twitter.com/KPYEfoz6wx
— inagoflyer (@inagoflyer) 2018年2月18日

イナゴフライヤーの設定方法

音量、通知音の設定方法

イナゴフライヤーでは、取引所ごと、および買い注文と売り注文ごとに、各ユーザーが取引所ごとに設定した注文額以上の注文があった際に、指定の音量にて指定の通知音を鳴らすことができます。

上のスクリーンショットを元に解説していくと、一番左の列である「Board Name」の欄に、各設定を入力する取引所名が書かれています。

そして左から二つ目の列には「Chart on/off」列があり、取引所ごとに通知のオン、オフをできるようになっています。

三列目および四列目に「Up sound」「Down sound」ということで、ロングおよびショートが行われた際の通知音を、それぞれ29種類の中から選択、設定することができます。

最後一番右の列は、「Alert Volume」すなはち通知音量ということで、通知音量の設定が可能です。

より高度な設定

Chart Column Setting

こちらの項目では、何秒に一回グラフを作成するか、そして画面上に何本分のグラフを表示させるかについての設定ができるようになっています。左の項目に、何秒に一回グラフを表示させるのか、右の項目に表示させるグラフの本数を入力します。

Alert Setting

こちらでは、イナゴの発生を確認する更新頻度を設定することができます。空欄に入力した秒数ごとにイナゴの発生を確認する仕組みとなっています。

Alert Sound Setting

こちらでは、イナゴの通知音のさらに詳細の設定ができます。Volumeのつまみを移動し音量設定、Rateを移動し通知音の再生速度を設定することができます。

View Setting

こちらでは、グラフの向きに関して設定ができます。Price Board Reverseにてロング、ショート注文の表示を上下逆転させることができ、Chart X-Direction Reverseよりチャートの流れる向きを逆転、Chart Height(240-1200 px)​にてグラフの高さを、Y Axis Fixedにてイナゴチャートの縦軸の値を調整できます。

Alert Log

ここではイナゴチャート上に認識された注文内容の言語設定を日本語及び英語から選択することができます。

Send Alert JSON Message(POST)

こちらは、イナゴフライヤーの情報を利用して自動売買システムを利用する際に使います。

PriceBoard SubRateCurrency

ここでは、イナゴフライヤー上部に表示されている各取引所のBTC価格を、どの通貨にて表示させるか選択することができます。円、元、米ドル、ユーロ、ウォンより選択することが可能です。

Setting Save & Load

こちらでは、これまでのようなイナゴフライヤーの各種設定保存および読み込みができます。

どんな設定が良いの?

自分の中で特別なこだわりがない場合は、デフォルトの設定の状態で構いません。これもテクニカル分析が機能する理由と同じで、多くの人が見てるシグナルであればあるほどそのシグナルの信頼度が増すのと同じ理論となります

そのため、イナゴフライヤーでも多くの人がデフォルト設定の状態であることが考えられるので特別に数値を調整する必要はないと言うことです。少し、調整したいなら数値を1小さくするくらいでしょう。これはテクニカル分析で大衆よりも早くシグナルを判断するために移動平均線の数値を99に設定するのと同じ理論になります。

まとめ

イナゴフライヤーの使い方をまとめますと、以下となります。

  • イナゴフライヤーなごFlyerで相場の勢いを知ることができる、この情報で相場の方向性を分析しましょう
  • ただし、「騙し」の動きには注意しましょう
  • 設定はデフォルトの状態で十分です。また、常にPCで開いておきましょう

仮想通貨トレードで有利に立ち回るために、ぜひ参考にしてください。

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