KuCoin (クーコイン)への送金方法|反映時間・手数料・注意点を解説

1分で理解する要約
  • KuCoinは第2のBinanceといわれる中国の取引所
  • KuCoinは日本語に対応しているため使いやすい
  • KuCoinの送金手数料は他の取引所よりも比較的安い

海外取引所KuCoinは国内で取り扱いしていない通貨を豊富に取り扱っており、他の取引所よりも各種手数料が安いという特徴を持った取引所です。

KuCoinに入金するには、KuCoinを含む海外取引所が日本円の入金に対応していないため、まず始めにビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨でKuCoinに入金を行う必要があります。また、日本円に両替したいときには国内取引所に仮想通貨を送金しなくてはなりません。

本記事では初心者の方でも簡単に送金 (出金) や入金が行えるように、KuCoinの送金方法や送金手数料、送金時の注意点などについて詳しくご紹介していきます。

KuCoin (クーコイン) とは

KuCoinはシンガポールに拠点をおく仮想通貨取引所です。2017年9月に中国のアリババグループ系列の金融会社に勤務していた元技術者によって設立されました。

KuCoinは2017年7月に香港を拠点に設立された仮想通貨取引所のBinanceとサービス内容が似ていることから第2のBinanceとも言われています。

具体的には「取引所独自のトークンの発行が可能」であることや「基本手数料が0.10%」「マイナーコインを豊富に扱っている」など同様のサービスが提供されておりKuCoinとBinanceはよく比較される取引所です。

一方で、KuCoinにはBinanceが提供していないサービスがあります。それは「仮想通貨NEO建ての取引」です。

また、KuCoinはBinanceが取り扱っていないコインも豊富に取り扱っています。そのため、近年では取引所の登録時にはBinanceに加えてKuCoinを登録する傾向も見られるようになってきました。

KuCoin (クーコイン) から他取引所への送金 (出金) 方法

1.ヘッダーメニューから資産→取引口座を選択する

KuCoinの公式サイトを開き、ヘッダーメニューから「資産」を選択します。

取引で扱った仮想通貨は「取引口座」に格納されていますが、送金処理は「メイン口座」にて行います。

そこで、取引口座から送金したい仮想通貨を選択し、右側の「振替」ボタンでメイン口座へ資産を振り替えます。

2.送金情報を入力する

メイン口座への振替が完了したら、「資産」から「メイン口座」を選択し、こちらから出金したい仮想通貨を選びます。

仮想通貨を選択後、右側の「出金」をクリックしてください。

送金先のウォレットアドレスを選択します。

初めて使用する送金アドレスの場合は、「ウォレットアドレスの追加」と表示されますので、「ラベル名」と「送金先のウォレットアドレス」を登録します。

その後、ネットワークや送金枚数を指定して「確認」をクリックします。

3.Googleの2段階認証コードを入力する

Googleの2段階認証コードには、Google認証アプリを開いてKuCoinの6桁の数字を入力します。

最後に「確認する」を選択し問題がなければ送金します。これで送金は完了です。

KuCoin (クーコイン) の送金の反映時間

KuCoinからの送金やKuCoinへの送金に関わらず、仮想通貨の送金反映時間は仮想通貨の送金詰まりや各取引所のサーバ状況などで送金の反映時間は前後します。

仮想通貨ビットコインの場合は安全性を担保するために送金にかかる時間は約10分とされており、瞬時に送金が完了されることはありません。

また、ビットコインが約10分間で処理できる許容量を超えてしまった場合、送金詰まりが発生するため次の取引処理が行われるまで待たなければなりません。

その他にも取引所のサーバが混雑したときに送金の反映が遅れてしまうことがあります。

他取引所からKuCoin (クーコイン) への送金 (入金) 方法

今回は一例として、国内取引所のbitFlyerからビットコインをKuCoinに送金する流れをご紹介します。
bitFlyerからKuCoinへ送金する手順は以下の通りです。

  1. 入出金画面を開く 画像
  2. 送付したい通貨を選択する
  3. 送金情報を入力する

1.入出金画面を開く

bitFlyerの公式ページを開き、左側のメニューから「入出金」を選択します。

2.送付したい通貨を選択する

ビットコインを送金したい場合は「BTCご送付」を選択します。

3.送金情報を入力する

①ラベルを選択する

ラベルはご自身のKuCoinのウォレットアドレスを選択します。初めて使用する送金アドレスの場合は「ラベル名」と「送金先のウォレットアドレス」を登録しなければなりません。

今回はKuCoinのウォレットアドレスに送金するので一度KuCoinの公式ページでアドレスを確認しましょう。

KuCoinのヘッダーメニューの「資産」を選択し、画面左側のメニューから「預り金」を選択します。その次にウォレットアドレスをコピーしbitFlyerのラベルにペースト、最後に「追加する」を選択すればラベルの登録が完了します。

②送付数量を入力する

送付数量には送金したい通貨の枚数を入力します。bitFlyerの場合はすぐ横に日本円に換算した料金が表示されますので目安にしてください。また、誤って多額の資金を送金してしまうことがないように入力後は金額をしっかり確認してください。

③優先度を選択する

優先度は設定しなくても構いません。しかし、早急に送金を完了させたい場合はマイナーに手数料を支払うことにより送金処理を優先的に行なってもらえます。

最後に「ビットコインを外部アドレスに送付する」を選択すれば完了です。

KuCoin (クーコイン) の送金手数料一覧

仮想通貨取引所KuCoinから他の取引所に送金する際には送金手数料が発生します。各取引所ごとに取引所の送金手数料は異なるため、手数料が比較的安い取引所を利用するとコストを抑えることができます。

仮想通貨別の送金手数料

KuCoinの送金手数料は、以下の通りです。

KuCoin (クーコイン) の送金手数料
通貨名手数料
BTC0.0005BTC
ETH0.01ETH
LTC0.001LTC
BCH0.0005BCH
XRP0.5XRP
NEO0NEO

※2018年1月時点

表ではKuCoinで取り扱っている有名なコインを一部抜粋して送金手数料を紹介しています。手数料は頻繁に変更されるため、最新情報は公式ページからご確認ください。

KuCoinで取り扱いしているビットコイン (BTC) とビットコインキャッシュ (BCH) の料金が比較的安く、ネオ (NEO) の料金に関しては送金手数料が無料です。一方で、リップル (XRP) については料金が少し割高と言えます。

取引所に記載されている手数料は変更される可能性もありますので送金する前には手数料を確認をするようにしましょう。

海外取引所の送金手数料比較

KuCoinと他の国外取引所の送金手数料を比較しました。今回は人気の通貨であるビットコインとイーサリアムの手数料を紹介します。

送金手数料比較
取引所名BTCETH
KuCoin (クーコイン)0.0005BTC0.01ETH
Binance (バイナンス)0.001BTC0.01ETH
Poloniex (ポロニエックス)0.0001BTC0.005ETH
Bittrex (ビットレックス)0.001BTC0.01ETH
Huobi (フオビ)0.001BTC0.01ETH

※2018年1月時点

ビットコインとイーサリアムの送金手数料はPoloniexが一番安く、その次にKuCoinが比較的安い送金手数料になっています。KuCoinはBinanceとサービス内容をよく比較されますが、送金手数料においてはKuCoinの方が安いと言えます。

KuCoin (クーコイン) の注意点

仮想通貨を送金する際には送金アドレスの誤入力に注意してください。
日本円で振込先に送金する際には、口座番号や支店番号、送金先の名前が画面に表示されるので誤入力があった場合でもすぐに気づくことができます。

しかし、仮想通貨の場合は1または3から始まる27~34文字の英数字の送金アドレスしか表示されないため誤入力に気づくことが難しいです。

送金先を間違わないためにも以下の3点を守り、誤送金のリスクを防ぐようにしましょう。

・送金先のアドレスはコピペして使用する
・初めて使用する送金先は少額から送金する
・送金先リストには分かりやすいラベルを貼る

送金先のアドレスはコピペして使用する

送金先のアドレスをコピーする方法は「QRコードから送金アドレスを読み取る方法」と「英数字で並んでいる送金アドレスをコピペする方法」の2つ方法があります。
この際、送金アドレスを手入力してしまうと誤って入力してしまう可能性が高くなり誤送金につながりますので、QRコードで読み取るかコピペで入力するようにしましょう。

また、QRコードやコピペ入力をしたからといって安心してはいけません。近年では仮想通貨取引所へのハッキングや決済サービスの不正利用が多発しているため、念入りに送金前と送金後にアドレスの確認をする必要があります。
送金前には入力した送金アドレスの始まりと終わりの5文字に相違がないかを確認し、送金後に送金先のウォレットに反映されているかどうかを確認するようにしてください。

初めて使用する送金先は少額から送金する

初めて使用する送金アドレスには少額から送金を行うように対策すると一度に大量の誤送金をしてしまうリスクを防ぐことができます。
例えば、もし友人や知人が共有してきたアドレスが間違っていれば送金した側は多額の資金を一度に失ってしまうことになります。そのため、被害を最小限に抑えるためにも少額送金で一度試されてから希望の金額を送金するといった対策が重要です。

送金先リストには分かりやすいラベルを貼る

送金先アドレスのラベル名を分かりやすくすることで誤送金を防げます。

仮想通貨取引所から送金する際には送金アドレスにラベル名を付けることができます。送金先が増えてくるとラベルも増えてきますので「aaa」のような見分けがつきにくいラベル名にしないようにしてください。
「田中太郎さんのアドレス」「自分のアドレス|取引所GMOコイン」のように送金先を見分けやすいラベル名をつけることが重要です。

KuCoin (クーコイン) の送金 まとめ

仮想通貨取引所KuCoinは取り扱い銘柄も豊富で送金手数料も安く、日本語に対応していますので初めて国外取引所を使う方も安心して利用できます。同様のサービスを提供している取引所Binanceが日本語対応していないので英語に不安のある方は仮想通貨取引所KuCoinも登録をしておきましょう。

また、仮想通貨の送金は売買取引や投資を行う上で基本的な作業のひとつになります。ご自身の大切な資産を他のウォレットに資金移動させる行為でもあるため、誤った操作で資産を失うことがないように正しい送金方法を学んだ上で送金作業を行いましょう。

国内 暗号資産(仮想通貨)取引所比較ランキング
  1. Coinceck(コインチェック)

    取引量・ユーザー数は日本で最大級!使いやすいスマホアプリと豊富な取扱通貨で人気の取引所!

    詳細を見る
  2. Bitbank(ビットバンク)

    全ての暗号資産(仮想通貨)が板取引形式 (最安手数料) で売買できる!

    詳細を見る
  3. GMOコイン

    安心のGMOインターネット (東証一部上場)グループの暗号資産(仮想通貨)取引所

    詳細を見る
※ 2023年11月22日 最新更新国内取引所ランキングをもっと見る
海外 暗号資産(仮想通貨)取引所比較ランキング
  1. Bybit(バイビット)

    クレカ入金可能!レバレッジの効いたFX取引に特化した暗号資産(仮想通貨)取引所!海外ならココ一択!

    詳細を見る
  2. Zoomex(ズームエックス)

    レバレッジ取引に特化した次世代仮想通貨取引所!

    詳細を見る
  3. MEXC(メックスシー)

    取り扱い銘柄数1,500種類以上の大手仮想通貨取引所!

    詳細を見る
※ 2023年11月22日 最新更新海外取引所ランキングをもっと見る
目次
詳細表示