- Ledger Nano Xは2019年に発売されたLedger社の新製品
- Bluetooth対応でスマホと無線で通信しながら通貨を送金できる
- 価格は15800円でやや高め
本記事ではLedger Nano Xの概要と公式サイトから購入する方法について解説します。本記事を読むことでLedger Nano Xの特徴を知り、自分の使い方に適しているか判断できるでしょう。
Ledger Nano X (レジャーナノX)とは
Ledger Nano X (レジャーナノX)とはハードウェアウォレットの一種
Ledger Nano XはフランスのLedger社によって2019年に発売された新しいハードウェアウォレットです。それまでの主力製品だったLedger Nano SはパソコンとUSBケーブルで接続して利用しますが、Ledger Nano XではBluetoothで通信するためケーブルが不要になりました。ゆえにパソコンに加えてスマホから通貨を送金でき、外出先でもかんたんに活用できます。
なおLedger Nano Sも併行して販売されています。Ledger Nano Sは約9,000円ですがLedger Nano Xは15,800円と6,000円ほど高くなっています。
Ledger Nano X (レジャーナノX)の基本情報
Ledger Nano X (レジャーナノX)の特徴
Ledger Nano XはLedger Nano Sよりも進化した製品です。Buluetoothで無線通信できるためUSBケーブルは不要となりました。スマホと無線で通信できるようになったため、外出先でもかんたんに通貨を送金できます。さらにLedger Nano Sよりも保存できる通貨数が増え、ディスプレイの表示もなめらかになり見やすくなりました。
Ledger Nano X (レジャーナノX)の概要
2019年に追加されたLedger Nano X (レジャーナノX)の新機能
2019年に発売された新製品であるLedger Nano Xで追加された新機能は主に以下の3つです。
・Bluetooth機能が搭載されている
・メモリの容量がアップし仮想通貨が大量に保管できる
・画面の解像度が高い
それでは詳しくみていきましょう!!
Bluetooth機能が搭載されている
Ledger Nano XにはBluetooth機能が搭載されています。Bluetoothとは近距離で行う無線規格のひとつで、ノートパソコンやスマートフォン、周辺機器に搭載されていることが多いです。USBケーブルなしで機器に接続するため、よりかんたんに接続できます。
また外出先で仮想通貨を送金するとき、Ledger Nano SはパソコンとLedger Nano S本体、USBケーブル、モバイルルーターを持ち歩かなければなりませんでした。しかしLedger Nano Xで外出先で仮想通貨を送金するときに持ち歩くのは、スマホとLedger Nano X本体だけ。持ち物がぐっと減ったので、外出先で通貨を送金するのが楽になりました。
メモリの容量がアップし仮想通貨が大量に保管できる
Ledger Nano Xは容量がアップしたため、Ledger Nano Sよりも多くの種類の通貨を保管できます。Ledgerシリーズに仮想通貨を保管するときは、Leger Nano本体に保存する仮想通貨のアプリケーションをインストールします。従来のLedger Nano Sでは最大18アプリまでしかインストールできませんが、Ledger Nano Sでは最大100アプリインストール可能です。
画面の解像度が高い
Ledger Nano シリーズにはパスフレーズなどを表示できる小さなディスプレイが搭載されています。Ledger Nano Xではこのディスプレイの解像度が改善されました。ゆえに文字情報が見やすくなったため、ストレスを感じにくくなっています。
Ledger Nano X (レジャーナノX)に対応した仮想通貨
Leger Nano Xは1,100以上の仮想通貨に対応しています。その中で日本の取引所で取り扱われている通貨の対応状況をまとめました。
ご覧のとおり、モナコインとネム以外の通貨にすべて対応しています。
Ledger Nano X (レジャーナノX)と他製品の価格比較
他のハードウォレット製品とLedger Nano Xの価格帯を比較してみましょう。
従来型のUSB接続タイプのハードウォレットよりは高価ですが、TREZORの最新モデルである Model Tよりは安いです。
Ledger Nano X (レジャーナノX)のメリット
Ledger Nano Xを利用するメリットは次の4つです。
・デバイスで秘密鍵を管理するため安全性が高い
・国内で取り扱われている通貨にほぼ対応している
・モバイルアプリと連携している
・複数のウォレットに接続することができる
それでは詳しくみていきましょう!!
メリット1 デバイスで秘密鍵を管理するため安全性が高い
1つ目のメリットは、インターネットから切り離された媒体に秘密鍵を保存できる点です。秘密鍵は通貨を送金する際に必要となるコードのことで、この秘密鍵が第三者に漏洩すると通貨を盗まれてしまいます。
この秘密鍵を安全に保管できるウォレットが最もセキュリティが高いとされていますが、Ledger Nano Xはパソコンやスマートフォンと切り離されていますので、ハッキングに遭う可能性が少なく安全性が高いです。
メリット2 国内で取り扱われている通貨にほぼ対応している
Ledger Nano Xは国内取引所で取り扱われている通貨にほぼ対応しています。ネムとモナコイン以外はすべて対応していますので、1つあれば多くの通貨を保存できるでしょう。
メリット3 モバイルアプリと連携している
Ledger Nano XはBluetooth接続でスマートフォンアプリと連携します。通貨を送金する際もパソコンと接続させる必要はなく、スマホ1台で用が足ります。外出先で送金する際もパソコンを持ち歩く必要がありませんので、手軽に送金できます。
メリット4 複数のウォレットに接続することができる
Ledger Nano Xを利用して通貨を送金するとき、パソコンやスマートフォンでウォレットアプリを起動します。Ledger Nano XがサポートしているウォレットアプリはLedger社が提供するLedger Liveのほかに、別の企業が提供しているウォレットアプリもあります。
ゆえに他のウォレットサービスを使いながらLedger Nano Xで秘密鍵を管理することができ、幅広い種類の通貨に対応できるしくみを実現しています。
Ledger Nano X (レジャーナノX)のデメリット
Ledger Nano Xのデメリットは次の2つです。
・他の製品と比べて価格がやや高め
・一部の通貨に対応していない
それでは詳しくみていきましょう!!
デメリット1 他の製品と比べて価格がやや高め
Ledger Nano Xはそれまでの主力製品だったLedger Nano Sや他の製品と比べて、価格がやや高めです。幅広い種類の通貨に対応していたり、ケーブルと接続する必要がなかったりなど使い勝手が良いため、価格が高くなるのは仕方ないかもしれません。
デメリット2 一部の通貨に対応していない
Ledger Nano Xに限ったことではありませんが、すべての通貨に対応しているわけではありません。国内で取り扱われている通貨でいうと、ネムとモナコインには対応していません。これらの通貨を保有している方は、別のウォレットを利用する必要があります。
Ledger Nano X (レジャーナノX)とLedger Nano S (レジャーナノS)の性能比較
Ledger Nano Xとそれまでの主力製品であるLedger Nano Sのスペックを比較してみましょう。
Ledger Nano Xは画面の解像度がアップしています。一方本体サイズは大きくなり、重量は倍以上になっています。
Ledger Nano X (レジャーナノX)の購入方法
メーカーであるLedger社からLedger Nano Xを購入する手順を解説します。
まずLedger社の公式ページへアクセスし、Products > Ledger Nano Xと進みます。
次のページでは「Learn more」ボタンを押します。そうするとLedger Nano Xの購入画面に変わります。
「Add to cart 」ボタンを押して購入手続きを進めましょう。数量を確認して「** Checkout **」ボタンを押します。そして住所など個人情報を入力しましょう。
チェックボックスを入れるところは「Ledger社から製品、アップデート、業界ニュースに関するメールを受け取ることに同意します。」という内容ですが、アップデート情報を受け取るためにチェックを入れましょう。次に配送方法を選択し、最後に支払情報を入力します。支払い方法は次の3種類から選べます。
- クレジットカード (Visa、Mastercard、American Express)
- PayPal
- Bitpay
決済されると確認メールが届きます。
まとめ
仮想通貨を安全に、かつ便利に保管したいのであればLedger Nano Xがおすすめです。
自分が保有している通貨に対応しているのであれば、ぜひ手に入れて通貨を安全に保管してみてください。