- 2020年明けからリスクが高騰し、日本の取扱銘柄1位に
- Coincheckによるリスクのステーキングサービス開始などが背景にある
- 今買いたい人のために、リスクが買えるおすすめ取引所も紹介
2020年にリスクが高騰したことで話題です。これをきっかけにリスクを初めて知り、試しに買ってみたいと考えている人もいるでしょう。
本記事では今回のリスク高騰の背景を解説します。関連情報として仮想通貨としてのリスクの特徴やおすすめの取引所も紹介するので、これを読めばリスクの現況を知りつつ投資を判断できます。
高騰しているリスク (Lisk/LSK) とは?
リスクは2016年5月に登場した、分散型アプリケーションプラットフォームです。イーサリアムと同じくスマートコントラクトを備え、決済や取引に便利なツールとして世界的な話題になっています。ビットコインなどにはない独自のしくみにより、リスクは将来性が高いと評判です。
プログラミング言語により組み込まれた、契約を自動的に進めるシステムです。これにより第三者の仲介なしで取引の証拠をブロックチェーンに残せます。
高騰しているリスク (Lisk/LSK) の特徴
2020年明けに価格が急上昇したことで話題のリスクには、スタンダードなプログラミング言語やサイドチェーンなどさまざまな特徴があります。この章ではリスクの特色となる主なポイントを2つまとめました。
プログラミング言語に Javascript を利用
リスクではスマートコントラクト記述言語としてJavascriptを使っています。これはコンピューター業界で知名度が高く、多くのプログラミングスクールで題材になっています。
Javascriptの知識がある程度あれば、リスクをベースに新しいシステムの開発が可能です。ここから人気アプリやゲームなどが誕生するかもしれません。以上からリスクは開発志向の高い人におすすめのプラットフォームです。
サイドチェーンを使用
リスクにはサイドチェーンがあり、安全かつ高速な取引を進められるしくみです。サイドチェーンとは仮想通貨の取引などを記録するメインのブロックチェーンから枝わかれした領域です。メインのブロックと負担をわけ合えるメリットがあります。
サイドチェーンがあれば、スケーラビリティの問題も解決でき、データ処理速度キープに貢献できます。
スケーラビリティの問題とは、ブロックの空き容量が埋まりすぎた結果、データ処理に時間がかかり、取引完了が遅れることへの課題です。
リスク (Lisk/LSK) の高騰の原因は?2020年日本の取扱銘柄1位に
2020年1月からリスクの価格上昇が本格化し、2月上旬まで伸び続けました。前年12月31日の終値60.06円に対し、2月10日の最高値は304.21円と約5倍の伸び率を誇っています。2020年の国内における取扱銘柄としても、ビットコインなどを押さえて1位に立つなど話題になりました。
その背景にはCoincheckによる国内初のステーキングサービス開始に、リスクが採用を受けたことなどが考えられています。
Coincheck (コインチェック) が日本初ステーキングサービスを実施
Coincheckは2020年1月9日、日本では初めてとなるステーキングサービスを開始しました。ステーキング対象通貨としてリスクを指定しており、保有者を対象に報酬をもらえるイベントです。この件でリスクは世界で初めてステーキングサービスの対象になりました。
これまでの仮想通貨による報酬は、取引承認にいち早く成功することでもらえるマイニングがメインでしたが、今後はステーキングサービスにも要注目です。今回のCoincheckの発表により、ステーキングの報酬目当てでリスクへの買い注文が殺到し価格上昇につながったと考えられます。
リスク (Lisk/LSK) の高騰を続ける最大の理由!ステーキングとは?
Coincheckがリスクのステーキングサービスを始めたことが高騰理由に挙がっていますが、ステーキング自体を知らない人もまだまだいるでしょう。この章ではサービスの基本的な内容を解説します。
ステーキングのサービス概要
ステーキングとは仮想通貨の保有によりブロックチェーンの貢献度を評価してもらい、対価として報酬をもらうことです。Coincheckのステーキングサービスではリスク保有により報酬をもらえる可能性が出ます。
個人でたしなむ程度に仮想通貨に投資している人でも、リスクさえあれば報酬獲得のチャンスを得られます。Coincheckの前から海外の仮想通貨取引所でステーキングを行う例もあり、今後要注目のサービスです。
報酬を受けるための条件
コインチェック (Coincheck) 側の条件
Coincheckでは、デリゲートに対する投票を行います。デリゲートとは新しいブロックの作成や取引承認に使うアドレスであり、上位101位以内が当選対象です。
この投票ではCoincheckのユーザーが直接参加できるわけでなく、取引所側が選ぶ形です。上位101位以内に入るという条件もあるので、誰でもリスクの報酬を得られるとは限りません。
ユーザー側の条件
リスクのステーキングサービスに参加できるユーザーは、対象期間中常に1日10LSKを持っていることが条件です。
リスクの相場は2020年明けの高騰における2月10日の最高値でも約304円です。高くても約3000円あれば10LSKを持てるので、参加へのハードルは低いといえます。ただしCoincheckへ貸出中のリスクは除くので注意しましょう。
報酬をもらえる時点でアカウントが有効になっている必要もあります。取引または貸仮想通貨用のアカウントがあれば参加可能です。
報酬がもらえるタイミング
リスクのステーキングサービスによる報酬がもらえるのは毎週水曜日です。10LSKを継続保有し、デリゲート投票で当選していれば、何もしなくても毎週臨時収入が入ります。
報酬はCoincheckが利益として上げたリスクから出て、ユーザーの保有量に合わせて配分を行います。株式の配当などと似たやり方なので、保有量が多いほどまとまった報酬ももらいやすいといえるでしょう。
リスク (Lisk/LSK) は今後も高騰をする?その理由
リスクは現在、相場が落ち着いて100円前後を推移している状況です。しかし今後の動向次第では年明けのような高騰を見せる可能性もあります。今後の価格予測に重要なリスク関連情報を4つにまとめました。
SDK配布による価格上昇への期待
SDKとは「Sidechain Development Kit」の略で、ブロックチェーンアプリケーション開発のモジュール群です。Javascriptによるリスクの開発機能を生かしたツールですが、2018年4月の配布予定が延期となり、正式な続報も見られません。
しかしSDKはリスク開発に重要なツールをそろえているので、配布に関する情報が出れば、期待感から価格上昇も考えられます。
今後もアップデートが予定されている
リスクは今後のアップデート展開への期待感からも価格上昇の可能性を見出せます。
2018年4月10日に「LISK core 1.0.0ベータ版」がリリースを受けました。このアップデートにより今後のリスクの利便性向上が期待できます。このときはあくまでもベータ版であり、正式版の登場を期待する声も見られます。
ベータ版から正式版へのアップデートへの期待感から、リスクの将来性を買った投資が目立つ可能性もあるでしょう。
プライベートチェーンを活かした開発に期待ができる
リスクのサイドチェーンはプライベート型です。ビットコインのブロックチェーンなどはパブリック型で、世界中の誰もが見られる一方、書き換えやシステム変更が難しいしくみです。
プライベートチェーンなら特定のサーバーからしかアクセスできないので、システム変更の難易度が下がります。プライベート型のサイドチェーン使用により、リスクはいつでも処理速度向上などのアップデートが期待でき、価格上昇につながるかもしれません。
発展段階だからこそ長期的に買い
リスクはまだ開発初期段階ですが、その時点で多くの魅力がわかっているため、将来性が高く買いといえます。
国内での知名度はビットコインなどにはまだ劣ることから、短期での価格上昇は見込めませんが、開発の発展次第では高騰が見込めるので、長期保有で資産運用の効果を望めるでしょう。
リスクには今後の動向次第で世界中に魅力が広まる可能性を秘めており、長期的な価値の上昇が期待できます。
高騰しているリスク (Lisk/LSK) を購入できるおすすめの取引所
2020年明けの高騰を見て、リスクを買ってみたい人のために、おすすめの取引所を紹介します。リスク購入にはお得な取引にふさわしい環境が大切なので、それぞれの取引所を比較し、どれが使いやすいかを見極めましょう。
1位 Coincheck (コインチェック)
Coincheckは2012年設立以来、初心者が使いやすい仮想通貨取引所として人気です。2018年4月にはマネックスグループに入り、さらに強力な体制での運営を行っています。
ハイレベルなセキュリティにより、初心者から上級者まで安心して使えることが特徴です。PCの注文画面だけでなくスマートフォンアプリも見やすいので、リスクを買うのに手間取る心配もないでしょう。
Coincheckでは2020年1月に、リスクを使った国内初のステーキングサービスを実現しています。リスクのステーキング自体が世界初であり、このイベントによりCoincheckがリスクに力を入れていることがうかがえます。
2位 bitFlyer (ビットフライヤー)
bitflyerは2014年の設立以来、国内トップクラスのビットコイン取引高などで話題です。アメリカやヨーロッパなど海外でもライセンスを取得しており、グローバル志向の高さでも人気です。
特徴はセキュリティの強さで、顧客資産のオフライン管理やマルチシグという二重の秘密鍵を使っています。
3位 Binance (バイナンス)
Binanceは2017年に中国で活動開始しましたが、現在はマルタ島に移転しています。世界トップクラスのユーザー数を誇り、リスクに限らず、日本国内では買えないような珍しい仮想通貨も多数上場しています。
手数料の安さが強みであり、特にBNBトークンで支払う形で仮想通貨を購入すれば、もともとの0.1%から0.05%まで半減でが可能です。以上からBinanceはリスクのお得な取引に向いています。
リスク (Lisk/LSK) の過去の高騰要因
リスクの高騰の話題は今に始まったことではありません。2019年3月など過去にもリスクの高騰例があります。リスクの価格を引き上げたニュースの代表例を3つ紹介するので、今後のリスクの価格予測に役立てましょう。
INATBA協会に参入
2019年3月12日にリスクは、欧州連盟委員会がサポートする「国際信用ブロックチェーンアプリケーション協会」に加入しました。
INATBAという略称があるこの協会では、リップル社やカルダノ財団など人気仮想通貨の開発グループが複数参加しています。ブロックチェーンの普及活動や法整備を目指す団体であり、参加による影響力が大きかったようです。
その結果10日の終値が140.41円だったのに対し、14日にかけて一時183.72円まで上昇し、30%の伸び幅を記録しました。
「サイドチェーン」の進捗
同時期にリスクは、サイドチェーンのクオリティアップが明らかになっています。共同開発企業GNYがリスクのサイドチェーンと自社開発の機械学習アルゴリズムの互換性を実現し、リスクの利便性向上を明らかにしました。
開発ベースとしての運用も期待できるリスクにとっては大きな一歩となり、将来性の高さを評価した投資家からの買い注文殺到につながったと考えられます。
Lisk主催のミートアップ
3月29日にはドイツのベルリンで、リスク主催のブロックチェーン題材のイベント開催がありました。
このときはリスクの取引承認ルールである「DPoS」の改善案が話題になりました。「DPoS」ではリスクの保有量が多いほど取引承認による報酬獲得の権利を得やすいしくみです。
以上からリスク主催のイベントなど、主要なニュースが出ているときは価格が上がりやすいと考えられます。
リスク (Lisk/LSK) の高騰まとめ
リスクは高速送金としての実用性を望める一方、開発ベースとしてのプラットフォームとしての活用も期待できることから、将来性を高く見る評価があります。2020年のCoincheckによるステーキングイベントなどの話題から、価格高騰にいたった実績にも注目しましょう。
将来性の優れたプラットフォームなどで、リスクの今後からは目が離せません。この記事でリスクを買ってみたいと考えたら、Coincheckなどの優良な取引所で売買を始めてみませんか。