マイニングするマシンってどんなもの?収益性についても解説

編集:
Kasobu 編集部 (Kasobu editorial team)
この記事の編集者
Kasobu 編集部

本サイトに掲載される記事の執筆と管理を行っております。ユーザーの皆様が納得して意思決定を行えるよう、経験豊富なライターや専門家とともに、世界中の情報を網羅的かつ正確に、理解しやすいコンテンツにまとめています。ユーザーの皆様の中には、初めての投資をする方、熟練の投資家の方、企業経営者の方、専門家の方、仮想通貨について学習したい方など、多様なバックグラウンドを持つ方々がいらっしゃると思いますが、仮にどなたであっても、私達の「Kasobu」がお力になれることと存じます。

編集ポリシー
1分で理解する要約
  • マイニングとは総当たり方式でブロックハッシュを求める計算を行うこと
  • マイニング機器は、14万円程度で購入できる
  • ビットコインのマイニングに参加しても、報酬を得るのは難しい

この記事では、マイニングマシンについての概要と、利用した時の収益性について解説します。この記事を読むと、マイニングの仕組みが分かり、どのような通貨を選んだら利益が出るかわかります。

マイニングとは

マイニングとはブロックチェーン上でブロックを生成したり、トランザクションを承認することで、仮想通貨を報酬として獲得することです。

トランザクションを承認するとは、トランザクションデータが第三者によって書き換えられることを防ぐために検証することです。取引が正当であるかを仮想通貨の保有者で確認し合い、公平性が認められれば取引が成立します。

マイニングの名前の由来

マイニングのプロセスが「鉱山から鉱夫が金を掘る(マイニングする)」ことと似ているため、名前がマイニングとなりました。

マイニングはブロックを生成した報酬として、コンピュータが新しく発行されたコインを獲得することを言います。

マイニング報酬の仕組み

先ほど、マイニングとは新しいブロックを生成してその報酬として新しいコインを獲得することと述べました。では、新しいブロックを生成するとは、具体的にどういう状態にするということでしょうか?

新しいブロックを生成するということは、関数を使って求められる「ブロックハッシュ」という英数字の羅列をブロックの中に挿入することです。「ブロックハッシュ」には1つ前のブロックの情報が含まれているため、ブロック同士が時系列につながります。

ブロックハッシュを求める際、ブロックハッシュを求めるための計算式の要素である「ナンス(ランダムな数値)」を求めます。

その際、ナンスを0から順番に、総当たり方式で計算式に当てはめていく必要があります。

ブロックハッシュの算出
(1)ナンス=0 ⇒計算⇒ブロックハッシュ8b9b994・・・ >NG
(2)ナンス=1 ⇒計算⇒ブロックハッシュ5b7ce5bc・・・ >NG
・・・
(1000)ナンス=1000 ⇒計算⇒ブロックハッシュ00000000000000000004a2b・・・>OK

例えば上記のように、何度もブロックハッシュを求める計算を繰り返します。

「ブロックハッシュの先頭にいくつ0が連続するか**」があらかじめネットワークの状態によって決められており、その条件に当てはまったブロックハッシュを算出できたら成功となります。最も速くブロックハッシュを算出できたコンピュータに、報酬が与えられます。

したがって、コンピュータは一定時間に行えるハッシュ算出回数が多いほど計算能力が高いと言え、その数値はhash/sという単位で表されます。

アルトコインのマイニング

アルトコインの方がマイニングにおすすめです。なぜなら、競争がビットコインに比べて激しくなく、マイニングが成功する確率が高いからです。

例えば、2021年2月現在のビットコインとイーサリアム、モナコインのネットワークハッシュレートを比較してみましょう。

ハッシュレート比較

通貨名

ネットワークハッシュレート

ビットコイン

153.37M TH/秒

イーサリアム

413.57 TH/秒

モナコイン

175.86392 TH/秒

ご覧の通り、ビットコインのハッシュレートは他の通貨に比べて格段に高く、参戦するのが厳しいことが分かります。

マイニングの初期費用はいくら?

GPUマイニングの場合、マイニングを0から始めると、133,700円程度からかかります。

内訳は以下のとおりです。

マイニングの初期費用内訳

マザーボード

約10000円

windows10

約17000円

SSD

約10000円

メモリ

約10000円

CPU

約10000円

電源

約10000円

ポータブルDVDドライブ

約3000円

USB型無線LAN

約2000円

グラフィックボード

約30000円×2

USBファン

約1300円

電源ボタンスイッチ

約400円

ただしマイニングする通貨に最適なマイニング方法や、必要なハッシュレートによって求められるスペックは変わりますので、ご注意ください。

マイニング収入と電気代+初期費用を比較しよう

あらかじめ「見込まれるマイニング報酬」から「電気代」を引いた「収益」を算出し、「マイニング機器代金」がどのくらいの期間でペイできるか計算が必要です。

ランニングコストに電気代や、マイニング機器を購入する初期費用を計算しないと、マイニングに成功したからと言って黒字になるかどうかはわからないからです。

マイニングマシン・機器の特徴

マイニングマシン・機器とは

マイニングマシンとは、仮想通貨のマイニングを行う機械のことです。主に、CPU・GPU・ASICの3種類の計算処理装置のいずれかを搭載したコンピュータで計算を行うことで、マイニングを行います。

マイニングマシンは一度購入して稼働させてしまえば、24時間自動で仮想通貨をマイニングすることが可能です。マイニングマシンは始めるのも非常に簡単なので、初心者の方にもオススメ出来ます。

マイニングマシン・機器で利益は出せる?

現在、ビットコインにおいてマイニングの利益を出すのは大変難しいです。なぜなら、競争が激化しているからです。

用意する機材のスペックや台数によっても変わりますが、機器1台のみで行った場合、全くマイニングに成功することはないでしょう。2021年2月現在のビットコインのハッシュレート(ビットコインネットワーク全体における、1秒当たりのハッシュ値の計算回数)は160.271Ehash/秒です。

個人で参入した場合、計算上このハッシュレートではマイニングに成功するのは大変困難です。全くの赤字になってしまう可能性が高いでしょう。

マイニング機器の購入費用が初期投資でかかりますし、ランニングコストに電気代もかかりますので、赤字になるでしょう。ですから、複数のユーザーで協力してマイニングするマイニングプールやマイニング業者に資金を提供するクラウドマイニングの方がマイニングできる確率は上がるでしょう。

GMOのマイニングマシン・機器の性能

ここでは、インターネットインフラ事業を行うGMOインターネットが発売したマイニング機器について解説します。2018年7月2日、GMOインターネットはビットコイン向けマイニングマシン「GMOマイナー B3」を発売すると発表しました。

※注意
GMOマイナー B3」は、現在販売が停止されています。

GMOマイナーB3の販売価格

GMOマイナーB3の販売価格は、1,999ドル(税込約22万円・送料別)です。

GMOのマイニングマシンは1日にいくら稼げる?

GMOマイナーB3 1台で掘れるビットコインは、1日当たり0.001182BTCです。これは、GMOマイナーB3が発売された2018年9月のレートで計算すると、827円でした(1BTC=70万円)。

【計算】GMOマイニングマシンで掘れる量

1日当たり新規発行されるビットコイン数量・・・(1)

1800BTC

2018年9月現在のビットコインのハッシュレート・・・(2)

5千京ハッシュ/秒(50exahash/秒)

全ハッシュレートに対するGMOマイナーB3 1台あたりの割合・・・(3)

0.000066%(33テラハッシュ÷(2)×100)

GMOマイナーB3で掘れる1日あたりのビットコイン

0.001188BTC((1)×(3))

マイニングにかかる電気代は?

GMOマイナーB3にかかる電気代は、1日当たり2,214円です。

【計算】GMOマイニングマシンの電気代

1日当たりの電気代

3417W×27円/kWh÷1000×24時間=2214円

マイニングで得られる利益は?

マイニングで得られる利益は、一日あたりマイナス1,387円でした。

【計算】GMOマイニングマシンで得られる利益

マイニングで得られる利益

ビットコイン収益827円-電気代2214円

マイニングマシン・機器 まとめ

マイニングで収益を上げるには、ハッシュレートが低く、マイニング報酬が高い通貨を選ぶことがポイントです。「通貨のハッシュレート」が高いと、マイニングするコンピュータの台数が多かったり、その計算能力が高かったりするため、参加しても報酬を獲得するのが難しくなります。

「得られるマイニング報酬」は仮想通貨ベースで試算できますが、そのコインの対日本円のレートが安いと日本円ベースの収益は低くなります。

マイニングを行う時は、あらかじめ収益性を計算することが大切です。