- マイニングは取引情報を承認して報酬をもらう作業
- 初めてマイニングをするならプールマイニングがおすすめ
- モナコインの需要が高まれば、マイニングで報酬を得やすくなる
モナコイン (MonaCoin/MONA)とは2ch発国産仮想通貨です。多くの根強いファンに支えられて需要をひろげています。モナコインはマイニングも可能で、提供されたサービスを利用して簡単にマイニングをはじめることが可能です。
本記事ではモナコインの解説とマイニングの基礎知識、さらにマイニングの始め方を解説します。
モナコイン (MonaCoin/MONA) とは
モナコインとは2ch生まれの日本発仮想通貨です。モナコインはライトコインをメインに作成されており、性能もライトコインに近いものになっています。モナコインには実用的な性能の他にも、根強い人気や様々な使い道があります。
segwit実装
segwitとは取引情報(トランザクション)を圧縮して、一つのブロックに入るトランザクションの量を増やす方法です。segwitが実装されると、取引量の急激な増加に対する処理速度の低下を防ぐことができます。
モナコインはsegwitが実装された初めての主要仮想通貨です。1つのブロック形成の時間はBTCが10分ほどに対して、モナコインは90秒となります。segwitが実装されたことで、トランザクションの処理速度が速く実用性のある仮想通貨になっています。
根強いコミュニティ人気
モナコインの大きな特徴として、根強い人気があります。2ch発の仮想通貨としても、多くの人に指示されており値段の変化を期待するよりも、モナコインを活用して生活を盛り上げようといった雰囲気があります。
モナコインには多くのコミュニティが存在していて、Ask MonaやMONA JAPAN、Monappy、ツイッターなど多くのコミュニティで活発な議論やモナコインのやりとりがおこなわれています。
アトミックスワップを導入
アトミックスワップとは、取引所を経由せずにユーザー同士の直取引が可能な技術です。この技術によって、モナコインユーザーはおたがい気軽にモナコインを送金できます。
アトミックスワップを採用することで、ユーザー間の取引が可能になるのはもちろんですが、ほかにも取引所を経由する場合の複雑なチェックが不要になることや、仮想通貨を構成する重要なプライベートキーを、第三者にゆだねることなく取引が可能になる、といったメリットがあります。
モナコイン (MonaCoin/MONA)の使い道
モナコインは使用可能店舗も多く、様々な使い道があります。秋葉原ではメイドカフェやモナコイン対応店舗が多く、また個人間での支払いも可能です。
モナコインはもともとチップ(投げ銭)として利用されていたことから、tipmonaなどの投げ銭ができるサイトを利用し、ツイッターにモナコインが送金されていました。また応援したい作家やイラストレーター、漫画家など、好きなクリエイターにチップを送ることも可能です。
モナコインを使ってお互いに応援しあうような文化が、モナコインコミュニティにはあります。
モナコイン (MonaCoin/MONA) のマイニングとは
通常、仮想通貨には中央管理者がいない
仮想通貨は法定通貨と違い、日本円であれば日本銀行のような流通を管理する主体がありません。仮想通貨はブロックチェーンという仕組みが用いられた通貨で、法定通貨でいうところの管理者は仮想通貨を取り扱う人全体をさします。
モナコインをはじめとした仮想通貨の動きはブロックチェーンにすべて記録されており、モナコインを取り扱う人すべてで監視できます。そのため中央管理者は必要なく、特定の何かを信頼することなくモナコインを取り扱うことが可能です。
マイニングとは取引の記録に欠かせない作業
ブロックチェーンは、取引の情報(トランザクション)がたくさん記録されたブロックが一つ一つ連なることで構成されます。マイニングはトランザクションを監視し承認する作業です。
マイニングでは、マイナーが専用の高性能マシンを使用しますが、マイニング作業があることで、誰かが中央管理者として流れを管理しなくてもブロックチェーンの仕組みが働くようになっています。
マイニングの仕組み
マイニングは、トランザクションを検証し承認する役割をもちます。マイニングには高性能のマシンが必要で、高度な計算力を使ってトランザクションを検証します。検証され正当性が証明されたトランザクションは、ブロックとして前のブロックにつながります。検証されたトランザクションが、不正を受けて改変されることは困難で、信頼性の持てる情報になります。
また一番早いマイニングを完了させたマイナーは、マイニング報酬としてモナコインを受け取ります。報酬を得られるメリットが存在することで、マイナーは正しくマイニング作業をこなし、ブロックチェーンの正当性が担保されます。
モナコイン (MonaCoin/MONA) のマイニング方法
ウォレットを準備する
マイニングをするには、まず受取先のウォレットが必要です。今回はモナコインのマイニングをおこなうので、マイニングしたモナコインを受け取るアドレスを用意しましょう。
モナコインのアドレスの指定はとくにないので、取引所のウォレットからデスクトップウォレット、モバイルウォレット、ハードウォレットのアドレスのどれでも構いません。余裕があるならセキュリティが頑丈なハードウォレットを選ぶといいでしょう。
マイニング方法を選ぶ
マイニングの方法には3種類の方法があります。それぞれのマイニング方法を紹介していきます。
- ソロマイニング
- プールマイニング
- クラウドマイニング
ソロマイニング
ソロマイニングは、自前で高性能マシンを用意してマイニングをおこなう方法です。ソロマイニングでは、マイニング報酬はすべて自分のものにできます。以下の二つのマイニング方法よりも得られる報酬が大きく、自分で設備を整えられる人におすすめのマイニング方法です。
デメリットは、電気代や高性能マシンをすべて自前で用意する必要がある点です。企業など競合相手も多く赤字にもなりやすいので、ちみつな計算と計画を練ってマイニングに取り組むことが大事です。
プールマイニング
不特定多数の人と、共同でマイニングをする方法です。ソロマイニングをするよりもかかるコストが少なく済み、参加者全員の力でマイニングに取り組めます。しかしマイニング報酬も参加者で分けられるため、利益は少ないです。
初めてのマイニングならプールマイニングがおすすめです。
クラウドマイニング
マイニングをおこなう企業や団体に投資をして、利益を得る方法です。クラウドマイニングでは、自分でマイニングマシンや電気代を支払わないでマイニングに参加できます。さらに、クラウドマイニングでは何年契約のように一定期間で契約をすることが多く、期間中は安定して稼ぐことが可能になります。
クラウドマイニングのデメリットとして、投資した団体や企業が倒産すると資金は戻りません。またクラウドマイニングをうたい、資金を集めるだけして持ち逃げする団体もあるので見極めが大事です。
デメリットの二つ目は、マイニング期間中に対象の仮想通貨が暴落した場合に影響を受けてしまう点です。また契約期間中は投資資金を動かせないので、他に投資のチャンスがあっても別の資金を使用する必要があります。
ツール設定
①Vip Poolにアクセスし、会員登録
今回はモナコインのマイニングで多くの人に利用されているVip Poolを使用します。
Vip Poolにアクセスして会員登録をおこないます。以下の項目を入力、またはチェックをして登録を押しましょう。
- ユーザー名
- パスワード
- メールアドレス
- 利用規約とプライバシーポリシーの内容を読みチェックを入れる
②認証メールをクリック
登録したメールアドレス宛に認証メールが届くので、メール内のリンクをクリックします。
③ログインしてトップページに入る
再びログイン画面に戻るので、登録したメールアドレスとパスワードを入力してログインします。
④モナコインを受け取るアドレスを登録する
左のメニューから「アカウント」を押し「アカウント編集」を選択します。アカウント詳細の画面が出てくるので、「コイン送付先アドレス」欄を入力して画面下の「アカウント更新」をクリックします。
⑤ワーカーを追加
「アカウント」から「ワーカー」を選択します。新しいワーカーの追加欄の、ワーカー名とパスワードを入力して、「ワーカーの追加」を押します。
これでVip Poolでの準備が完了しました。
⑥マイニングツールのccminerをダウンロード
次にマイニングに必要なソフトウェアのccminer(『2.2-mod-r2-CUDA9.binary.zip』)をダウンロードします。
『2.2-mod-r2-CUDA9.binary.zip』 Download
⑦VIP Poolで登録したユーザー名、ワーカー名・ワーカーパスワードを.batファイルに記入
LYRA2REv2-STARTと記入されたファイルの文をすべて削除して、以下の内容を記入します。
- ccminer.exe -a lyra2v2 -o stratum+tcp://vippool.net:8888 -u ユーザー名.ワーカー名 -p ワーカーパスワード
入力後、モナコインのマイニングが始まります。
モナコイン (MonaCoin/MONA) のマイニングって利益出るの?
現在はあまり稼げない
モナコインのマイニングは現在ではあまり稼げないようです。主な理由として、モナコインの価格が値下がりしていることや、以前よりマイニングに取り組むマイナーが増えマイニング報酬が得にくくなったことがあります。結果としてマイニングで報酬を得るためにより高性能なマシンが必要になり、電気代や設備投資代もかかります。
ソロマイニングで安定したマイニング報酬を狙うなら、電気代のかからない土地選びや高性能マシン、タイミング、環境整備など多角的に考えた戦略を練る必要があります。プールマイニングやクラウドマイニングでも、かけたコストに対してリターンが釣り合うかどうか検証しながら、マイニングに取り組むことが大切です。
今後利益が上がる可能性大!
以前はモナコインのマイニングで効率よく稼げていたようです。そのため再びモナコインの価格が上昇すれば、マイニングしたモナコインの単価も上がり、稼ぎやすくなるかもしれません。
国内での取り扱いが増えればマイニングで利益が上がりやすい!
2019年6月5日よりCoincheckでもモナコインの取り扱いが開始されました。Coincheckの追加により、国内取引所でモナコインを取り扱うのはbitFlyer、Zaif、bitbank、Fisco、BitTrade、Coincheckの6社になっています。また、海外の取引所でもBitやBINANCEなど有名な取引所がとりあつかっています。
今後もモナコインをとりあつかう取引所が増えると、モナコインの流通量が増えマイニングで利益をだしやすくなります。
モナコイン (MonaCoin/MONA) マイニングまとめ
モナコインはもともと2ch発の国産仮想通貨でしたが、根強いコミュニティによって利用が促進され人気の仮想通貨となりました。実用的な機能に加えて秋葉原ではメイド喫茶などモナコイン使用可能店舗が多く、まさに一つのコミュニティが一つの仮想通貨の知名度を広げた一例といえます。
モナコインはマイニングも可能で、Vip Poolなどいくつかのマイニングサービスを活用してマイニングをおこなえます。初めてマイニングに取り組んでみたい人にはおすすめのサービスです。
今後もモナコインの需要が上がっていけば、モナコインのマイニングで稼ぐチャンスもさらに増えるので、興味があればマイニングに挑戦してみてください。