ノアコイン (Noah Coin/NOAH) の将来性と詐欺の疑惑について解説!

1分で理解する要約
  • ノアコインの特徴がわかる
  • ノアコインの最新情報がわかる
  • ノアコインの事件についてわかる

本記事では「ノアコイン」について解説します。

ノアコインは詐欺コインだと、ネットで噂になった仮想通貨です。ノアコインの「特徴・最新情報・詐欺だといわれた経緯」などについて見ていきましょう。ノアコインに関する情報を簡単に解説していきます。

ノアコイン (Noah Coin/NOAH) とは

ノアコインについて解説していきます。ノアコインは2017年にICOを行い、約40億円の資金調達に成功した仮想通貨です。

フィリピンの社会問題の解決・経済成長の支援を目標にしています。しかし誇大広告や返金騒動などが原因で信頼性が低くなり、詐欺コインといわれている仮想通貨です。

2019年9月時点では「ノアアークコイン」に通貨名を変更しています。

ICOとは
Initial Coin Offeringの略称。企業が仮想通貨を発行・販売し、プロジェクト遂行の資金を集める行為。

ノアコイン (Noah Coin/NOAH) の最新情報

ノアコインの最新情報を解説します。

ノアコイン (Noah Coin/NOAH) 開発会社が東証二部上場企業の株主に

ノアコインは「NOAH ARK TECHNOLOGIES LIMITED」という会社が発行・運営しています。NOAH ARK TECHNOLOGIES LIMITEDは2018年4月25日に、東証2部上場企業「ビート・ホールディングス・リミテッド」の新株予約権300万個を取得すると発表しました。

ビート・ホールディングス・リミテッドは医療・健康関連の事業を手がけている企業です。ノアコインはビート・ホールディングス・リミテッドの持つ市場規模に着目し、ノアコインの知名度をよりアップさせるため株主になりました。しかし2019年9月時点では、全ての株を売却しています。

フィリピンの大手決済サービス会社と提携

ノアコインは2018年6月12日に、フィリピンにある大手決済サービス会社「ペイ・レミット社」との提携を発表しました。ペイ・レミット社の決済サービスを使えば、国外で働くフィリピン人が家族間でお金をやり取りしやすくなります。

またペイ・レミット社と提携しているショップを利用すれば、国外からでも家族に商品を遅れるので、ペイ・レミット社の提供サービスはフィリピン人にとってありがたいサービスです。以上の点に着目し、ノアコインはペイ・レミット社と提携を発表しました。

大手仮想通貨決済会社がノアコイン (Noah Coin/NOAH) の取り扱いを開始

大手仮想通貨決済会社である「Coinpayments」が、2018年8月15日にノアコインの取り扱いを開始しました。CoinpaymentsはPaypalと同等規模で、2013年にバンクーバーで設立された企業です。

Coinpaymentsは182ヶ所の国で、約220万人の団体やショップが導入しています。Coinpaymentsほどの大手決済サービスでノアコインが利用されれば、よりノアコインが普及されると期待されます。

ノアコイン (Noah Coin/NOAH) が仮想通貨取引所BTCNEXTを開設

ノアコインは「ノアコイン財団」という団体が運営・発行しています。

ノアコイン財団は2019年6月12日にフィリピンとエストニアで仮想通貨取引所のライセンスを取得したと発表しました。ライセンスを獲得したノアコイン財団は、仮想通貨取引所「BTCNEXT」を開設しています

BTCNEXTはビットコインや主要アルトコインに加えて、エイダコインやノアコインを取り扱ってる取引所です。またBTCNEXTは、中国で電子決済システムを提供している「UnionPay」との提携を発表しました。

UnionPayとの提携により、BTCNEXTで口座開設したユーザーはUnionPayのクレジットカードを発行できるようになります。

ノアコイン (Noah Coin/NOAH) の特徴

ノアコインの特徴や目的を解説していきます。

フィリピンの社会問題を解決する仮想通貨

ノアコインは「フィリピンの社会問題を解決すること」が目的の仮想通貨です。フィリピン人は海外で出稼ぎし、自国に住む家族に仕送りする方が多くいます。しかし銀行の国際送金は時間と手数料が多く必要なため、気軽に家族への仕送りができません。

ノアコインは国際送金に必要な時間と手数料を削減し、フィリピンの社会問題である「国際送金の手数料・時間の緩和」を解決すると公表しています。

銀行では国際送金をするとき、通常は「手数料10%・送金時間数日」が必要です。しかしノアコインを使えば「手数料格安・送金時間数秒」で、家族への仕送りができます。

ノアコインと銀行の比較
項目銀行ノアコイン
手数料約10%格安
時間数日数秒

ノアシティとノアリゾートの開発を予定

ノアコインはフィリピンの社会問題「国際送金の手数料・時間の緩和」を解決する以外に、ノアシティとノアリゾートの開発を予定しています

ノアコインはノアシティとノアリゾートの開発により、フィリピンの国土開発を行う予定です。ノアシティはルソン島に作り、カジノや大型商業施設の建設を予定しています。

そしてノアリゾートはミンダナオ島に開発し、いくつかのスパ・リゾート施設を建設予定です。ノアシティとノアリゾートはノアコインの使用を想定しており、ノアコインはフィリピンにノアコイン経済圏を作ろうとしています。

配当金が40年間もらえる

ノアコインは「PoS (プルーフ・オブ・ステーク) 」をマイニング方式としている仮想通貨です。

プルーフ・オブ・ステークでは対象の仮想通貨を一定数保有しているだけで、配当金のマイナー報酬を受け取れます。1年目の報酬はノアコイン保有量の20%で、以降は1年ごとに0.86%報酬が減少していく仕組みです。

最大で40年までもらえるため、仮想通貨の投資家から注目を集めていました。しかしノアコインは、配当金が原因で騒動へと発展していきます。

ノアコインのマイナー報酬割合
マイニング1年目2年目3年目~40年目
20%17.2%14.8%~0.06%

ノアコイン (Noah Coin/NOAH) の価格・チャート

ノアコインは2018年3月12日に、海外大手取引所「HitBTC」で上場しました。

上場から12日後の24日に、最高値である約3円まで値上がりしています。しかしノアコインは上場後に様々な騒動を起こし、詐欺コインとまで呼ばれるようになりました。2019年9月19日には約0.03円まで下落しています。

HitBTC上場当時から、価格は「100分の1」まで下落してしまいました。

ノアコイン (Noah Coin/NOAH) が詐欺と疑われた経緯

ノアコインが詐欺と疑われた経緯について解説します。

ICOで40億円以上の資金調達に成功

2017年1月11日に、ノアコインは日本とフィリピン限定でICOを行いました。プレセールは2回行われ、約40億の資金調達に成功したといわれています。

調達した資金に関しては、80億だったり200億だったりと様々でした。資金調達により集まった資金は、ほぼ日本人投資家による資金が多いです

日本でノアコインの広告塔を担っていたのは、情報商材の宣伝で有名なアフィリエイター「泉忠司氏」でした。ADAの広告塔や仮想通貨バイブルの出版を行い、いずれも怪しいといわれています。そのためノアコインはICO当時から怪しいといわれていました。

フィリピン大使館の公式な「無関係」宣言

ノアコインはICO時に「フィリピン政府の国家プロジェクト」であると、大々的に謳って宣伝していました。

多くの仮想通貨投資家が詳細を知るため、フィリピン大使館に問い合わせています。しかしフィリピン大使館はフィリピン中央銀行と証券取引委員会の調査を行い、正式に「無関係である」と宣言しました

さらにフィリピン大使館は、ノアコインのICOが政府の認可が下りていないことや、登録住所に会社がないことも発表しています。フィリピン政府によるプロジェクトだと勘違いしていた投資家が多かったので、すでに多額の資金が集まっていました。事実を知った投資家たちは、徐々にノアコインへの不満を募らせます。

事態はとうとう返金騒動へ

ICO時に誇大広告を行ったノアコインは、フィリピン政府から警告を受けます。警告を受けたノアコイン財団は、2017年7月4日にプロジェクトの停止・延期を発表しました。またノアコインは事前購入権を販売していたため、多くの投資家が返金を要求する騒動に発展。

ノアコイン財団はプレセールへの参加禁止を条件に、7月10日から約2ヶ月間にわたって返金を行いました。またノアコインの広告塔だった泉忠司氏も謝罪文を発表し、騒動は沈静化しています。

ノアコイン (Noah Coin/NOAH) 事件から学ぶべきこと

返金騒動にまで発展したノアコイン事件から、学ぶべきことを解説します。

ICO未公開事業に投資するリスク

ICO未公開事業に投資するのは、高いリスクを伴います。

ノアコイン事件からわかる通り、ICOは認可なしで資金調達可能です。そのため多くのICO詐欺が横行し、詐欺の被害にあう投資家が後を絶ちませんでした。日本国内では金融庁がICOを規制し、認可なしでICOを行った場合罰すると発表しています。

国内でのICOに規制をかけられますが、国外のICOに関しては規制対象ではありません。なるべく国外で行われているICOには、詐欺に巻き込まれないためにも参加しないのが賢明です。

誇大広告は詐欺の臭い

ICOではプロジェクトを掲げて、投資家から資金調達を行います。ノアコインの場合はフィリピンの社会問題解決が目標でした。ノアコインは政府から認可が下りていないにもかかわらず、「フィリピン政府のプロジェクト」であると誇大広告したICOを行っています

ノアコインのように誇大広告しているICOは、高確率で詐欺です。実現に気の遠くなるような目標を掲げているICOにはなるべく参加しないようにしましょう。

仮想通貨を購入するなら信頼性の高い通貨がおすすめ

ノアコインは騒動が原因で信頼性が低いです。仮想通貨に投資するなら、信頼性の高い仮想通貨に投資しましょう。日本は仮想通貨に対する規制が厳しいため、国内取引所に上場している仮想通貨は信頼性が高いです。

Coincheck (コインチェック)

Coincheck (コインチェック)
取扱通貨
29銘柄
取引手数料
販売所:無料 取引所:無料
最大レバレッジ
-
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

Coincheck (コインチェック) は、2012年8月設立の日本の老舗暗号資産(仮想通貨)取引所です。東証プライム上場企業であるマネックスグループが主要株主になっており、セキュリティがしっかりとしています。また、スマホアプリが使いやすいと評判で、初心者にたいして門戸が広い取引所です。

Coincheckは大手証券会社マネックスグループが運営する仮想通貨取引所です。

ビットコインやイーサリアムに加えて、リップルやモナコインなど10種類の通貨が取り扱われています。スマホアプリも使いやすく、多くの投資家に人気のある取引所です。


GMOコイン

GMOCoin (GMOコイン)
取扱通貨
26銘柄
取引手数料
販売所:無料 取引所:Maker -0.01% / Taker 0.05%
最大レバレッジ
2倍
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネットグループの子会社であるGMOコイン株式会社が運営する仮想通貨取引所です。GMOインターネットグループが培ってきたIT・金融関連事業でのノウハウを活かし、安心のセキュリティ体制と取引環境を提供しています。

GMOコインは東証1部上場企業のGMOインターネットグループが運営している、仮想通貨取引所です。

入出金・取引の手数料が安いと有名で、多くの投資家がリップルなどを取引するために利用しています。スマホアプリにも対応しているため、外出先からでも気軽にアクセスできる取引所です。

bitbank

Bitbank (ビットバンク)
取扱通貨
30銘柄
取引手数料
販売所:無料 取引所:無料
最大レバレッジ
-
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

bitbank (ビットバンク) は、リップル社公式の取引量ランキング「XRP Market」の過去30日間統計において、11,749,018,567.14USD を記録し、XRP (リップル) の取引量世界No.1に選ばれました。

bitbankはセキュリティレベルの高い取引所で、ハッキング被害を受けたことがない取引所です

顧客の資産をコールドウォレットで保管しているため、ハッキングにより資金が流出する心配はありません。またbitbankもスマホアプリに対応しており、公式アプリの使いやすさが抜群です。

まとめ

ノアコインは誇大広告を堂々と行い、返金騒動にまで発展した仮想通貨です。

2019年9月現在は同年に開設した「BTCNEXT」取引所に注目が集まっています。また今後ノアコインはアップデートを行うため、アップデート後はBTCNEXTにノアコインを送金しないと使えなくなるとも発表しました。

ノアコインは現在信頼性の低い仮想通貨で、投資するのは危険だといえます。仮想通貨に投資するなら、比較的安全なビットコインや主要アルトコインに投資しましょう

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