- OKEx (オーケーイーエックス) は世界的規模の仮想通貨取引所
- メールアドレスがあれば口座開設可能
- 二段階認証やFund Passwordの設定を必ず行おう
仮想通貨取引所OKEx (オーケーイーエックス) は日本での知名度はあまり高くないものの、世界的に見た場合は活発に取引が行われており、多くのユーザーから利用されている取引所です。
この記事では仮想通貨取引所OKExの基本情報とともに、口座の開設方法を分かりやすく解説します。
OKEx (オーケーイーエックス) とは
OKExは地中海のマルタに拠点をおく仮想通貨取引所です。当初は香港に拠点をおいていましたが、2018年4月に、仮想通貨に好意的なマルタへの移転が発表されました。
取扱通貨は150種類を超え400以上の取引ペアがあります。その中にはOKExでしか取引できない通貨もあります。また24時間当たりの取引出来高ランキングでは、CoinMarketCapによると、Binanceに次いで2位に位置しています。
CoinMarketCap - 仮想通貨時価総額上位100 -
出来高が高いということは取引が成立しやすいということです。売りたいときに売れない、買いたいときに買えないといったことが起こりにくく、特に市場の小さなアルトコインにおいては、それは大きなメリットと言えるでしょう。
日本語には対応していませんが、日本語で解説されたサイトも多くあるので、利用するにあたって困ることは少ないでしょう。ただし何かトラブルが起こった場合は、英語でのやり取りが必要になるので注意が必要です。
OKEx (オーケーイーエックス) の口座開設、登録方法
OKExで口座を開設するために必要となるのは、メールアドレスだけです。ただしそれだけでは出金ができません。パスポート番号を入力することでアカウントレベルを1にすることができるので、できればパスポートも用意しておきましょう。
OKEx (オーケーイーエックス) の口座開設
OKExの公式サイトにアクセスしたら右上の「Sign Up」をクリックします。
次に各欄に必要事項を入力します。「Email」欄にメールアドレスを入力し、次の「Enter code」欄の右にある「Get code」ボタンをクリックすると、メールで6桁のコードが送られてきます。コードの有効期限は60秒なので60秒以内に「Sign Up」まで終わらせる必要があります。
「Password」欄にはパスワードを「Confirm Password」欄には確認のためにもう一度パスワードを入力します。パスワードは6文字以上必要です。
チェックボックスの右に書かれていることを訳すと、「私は、利用規約、リスク&コンプライアンス開示、プライバシーポリシー、および声明を読み、理解しました。」となります。問題がなければチェックボックスをクリックしてチェックをいれます。
最後に「Sign Up」をクリックします。これでアカウントの登録が完了しました。メールを確認すると登録完了のお知らせが届きます。ただしアカウントレベルは0なので、入金はできますが出金はできません。
次に初心者か経験者か質問する画面へと移りますが、初心者を選ぶとこの後の手続きが説明され、経験者を選ぶと入金に進むことができます。もちろんどちらも日本語ではありません。
OKEx (オーケーイーエックス) のセキュリティに関する設定方法
本人確認登録(KYC)
パスワードの番号を入力することでアカウントレベルが1になり、出金ができるようになります。アカウントを登録したら続けてアカウントレベルを1にしておきましょう。
画面右上のメールアドレスが表示されているあたりにカーソルをあわせると、その下にメニューが表示されます。そこから「Verification」を選びます。
国を選択し姓、名を入力します。証明書類はパスポートしか選択できません。パスポートIDを入力し、最後に「Submit」をクリックして完了です。ただしパスポートの番号がすでに入力されている場合は「**This ID has been authenticated(このIDは認証済みです)**」というメッセージが表示されて、再入力を求められます。
なおアカウントレベル1で出金できるのは、24時間につき2BTCまでです。パスポートの画像などを登録することでアカウントレベルを2にしておくと、100BTCまで出金できるようになります。想定する取引額に応じてアカウントレベルをあげておきましょう。
二段階認証の設定方法
二段階認証とはログインや送金の際に使い捨てのワンタイムパスワードを発行し、それがなければ先に進めないというものです。ほとんどの仮想通貨取引所で採用されています。二段階認証は必須ではありませんが、自分の資産を守るためにも必ず設定しておいてください。
ハッキングなどの犯罪に巻きこまれた場合も、二段階認証の設定をしていなければ、適切に自分の口座を管理していなかったということで、補償の対象外になる場合もあります。
画面右上のメールアドレスが表示されているあたりにカーソルを合わせると、その下にメニューが表示されます。そこから「Security」を選びます。
Securityメニューの中にGoogle Authenticatorの項目があるので、右の「setting」をクリックします。
二段階認証にはスマホアプリの「Google Authenticator」を利用します。もしまだインストールしていない場合は、QRコードを読み取ってインストールしておきましょう。
Google AuthenticatorをインストールしたらQRコードをGoogle Authenticatorアプリで読みとります。
Google Authenticatorで表示された6桁の数字を入力し「Get code」をクリックしてメールで送られてきたコードを入力します。
最後に「Confirm」をクリックすると、二段階認証の設定が完了です。
先ほどのSecurityの画面に戻るとGoogle Authenticatorの左に緑のチェックがはいっています。メールを確認するとGoogle Authenticatorの設定が完了したとの通知が届いています。
なおGoogle Authenticatorの設定を行うと24時間は引出ができなくなりますので、ご注意ください。
Fund Password(ファンドパスワード・資産パスワード)の設定方法
「Fund Password」というのは他の取引所ではあまり見かけないものです。また同じような機能を持つパスワードで、別の言い方をする場合もあります。
OKExのFund Passwordは取引や出金など、口座から資産が減る可能性があるときに入力を求められるパスワードです。
SecurityのメニューでGoogle Authenticatorの下に、Fund Passwordの設定欄があります。まずFund Passwordの右の「Setting」をクリックします。
Fund Password、Google Authenticatorで表示された6桁の数字を入力し、最後に「Confirm」をクリックします。
Securityの画面に戻るとFund Passwordの左に緑のチェックが入っています。メールを確認するとFund Passwordの設定が完了したとの通知が届いているはずです。
SMS認証の設定方法
SMS認証の設定は必須ではありませんが、大きな資産を扱う場合などはセキュリティレベルをあげるためにぜひ設定しましょう。
Securityの画面からLink Mobile Number右の「Setting」をクリックします。
国を選択し携帯電話番号を入力します。このとき先頭の「0」を除いた10桁で入力します。たとえば携帯電話番号が「090-1234-5678」の場合は、「9012345678」と入力します。
「Get code」をクリックすると携帯にSMSで6桁のコードが送られてきますので、それを入力し、最後に「Confirm」をクリックします。
Securityの画面に戻ると、Link Mobile Numberの左に緑のチェックが入っています。メールと携帯のSMSには、Link Mobile Numberの設定が完了したとの通知が届きます。
まとめ
冒頭にも述べましたが、OKExは世界規模の流通量を誇っているにも関わらず、日本での知名度が低い取引所となっています。
活発に取引の場として利用されており、セキュリティにも十分配慮した運営が行われており、安心して利用できると思っていて問題ないでしょう。国内の仮想通貨取引所に物足りなさを感じているなら、OKExの利用も検討してみてはいかがでしょうか。
OKEx (オーケーイーエックス) が一概に悪徳業者と断定はできませんが、日本人にも人気の海外業者の中には詐欺まがいの行為を行なっている業者が紛れていることも事実です。また暗号資産(仮想通貨)交換業として登録していない取引所が日本でサービスを行うことは法律で固く禁じられています。海外暗号資産(仮想通貨)取引所の多くは、日本国内での法律に違反していることが多いため、被害に遭って大きな損害を受けてしまう恐れもあります。当サイトとしては万が一のリスクに備え、安全な国内業者を利用されることを強くおすすめいたします。どの取引所を選べば良いか迷っている方はぜひ「国内おすすめ仮想通貨取引所比較ランキング」をご覧ください。