- PancakeSwapの使い方・始め方を網羅
- PancakeSwapでは仮想通貨の交換ができる
- PancakeSwapでは預けた通貨を用いてお金を稼ぐこともできる
PancakeSwapとは、仮想通貨の交換(スワップ)ができるDEX(無人銀行)です。
ただし、PancakeSwapでは、預け入れた仮想通貨を用いて不労所得を狙える銀行でもあります。
本記事では、PancakeSwapにおける仮想通貨の交換(スワップ)からお金の稼ぎ方まで、全ての使い方を解説していきます。
また、今までPancakeSwapを使ったことがない方でもわかるように、始め方も紹介していきます。
PancakeSwap (パンケーキスワップ) の使い方とできることを解説
PancakeSwapは、バイナンススマートチェーン (BSC) 上で稼働する分散型取引所(無人銀行)です。
PancakeSwapは、保有している仮想通貨を別の仮想通貨と交換するにはスワップが行える取引所です。
PancakeSwapの最大の特徴は、仮想通貨を預けると、その報酬としてCakeトークンを獲得することのできる「ファーミング」です。
受け取ったLPトークンをファームに預けておくと、経過時間に応じてCakeトークンを収穫できます。
ここで、稼いだCakeトークンを「シロッププール」に預けておくと、仮想通貨を複利で稼ぐことができます。
PancakeSwap (パンケーキスワップ) を使う前に用意しておく何?
PancakeSwapの利用を開始するにあたって、まず以下の4つを用意する必要があります。
- 国内取引所アカウント:日本円で仮想通貨を購入しBINANCEに送金するため
- BINANCEのアカウント:バイナンスコイン (BNB) 購入するため
- バイナンスコイン (BNB) :PancakeSwap内で手数料として使用するため
- PancakeSwap対応のウォレット(MetaMask等):PancakeSwap内にはウォレットが無く、外部ウォレットと接続して使用する必要があるため
複雑に見えますが、高利率と言われるPancakeSwapでの運用に漕ぎ着けるためにはどれも必須の手順です。以下で詳しく手順を紹介していきます。
PancakeSwap (パンケーキスワップ) の一番簡単な始め方
詳細な説明に入る前に、まずは全体の手順を簡単に説明します。こちらで大まかな流れをつかんでください。
- STEP1 MetaMaskをBSCネットワークに接続する。
- STEP2 国内取引所で元手となる仮想通貨を購入し、BINANCEへ送金する
- STEP3 BINANCEで元手をバイナンスコイン (BNB) を変換する
- STEP4 Metamaskにバイナンスコイン (BNB) を送金する
BINANCEの口座を開設していない方は、先に口座の解説を済ませておきましょう。
STEP1 MetaMaskをBSCネットワークに接続する。
最初に、BSCネットワーク対応したウォレットを用意します。
こちらでは、MetaMaskを利用した際の方法を解説します。
初期設定状態のMetaMaskはイーサリアムネットワークにしか対応しておらず、このままではバイナンスコイン (BNB) を送金しても表示することができません。
そこで、MetaMaskにバイナンスコイン (BNB) を対応させるためにBSC(バイナンススマートチェーン)用のネットワーク登録を行います。
MetaMaskのアプリケーションをインストールし、画面左上のメニューアイコンをタップします。
こちらの画面にはMetaMaskに初期状態で設定されているネットワークが表示されています。画面一番したの「ネットワークの追加」をタップします。
ネットワークの登録画面が表示されますので、それぞれの欄に以下の内容をコピペで正確に転記してください。完了したら「Save」をタップします。
- Network Name:Binance Smart Chain
- RPC Url:https://bsc-dataseed.binance.org
- Chain ID:56
- Symbol:BNB
- Block Explore URL:https://bscscan.com/
上記が完了したら、アプリのトップページに戻ります。
一番上の「Wallet」という表示の下にあるグレーの文字が「Binance Smart Chain」に変更されていることを確認できたら完了です。
STEP2 国内取引所で元手となる仮想通貨を購入し、BINANCEへ送金する
次に、日本円入金に対応している取引所で、元手となる仮想通貨を購入します。
というのも、最終的にはBINANCEでバイナンスコイン (BNB) を購入したいのですが、BINANCEは日本円に対応していません。
そこで、一度日本円に対応した取引所で仮想通貨を購入した上でBINANCEに送金する必要があるのです。
国内取引所の口座をお持ちではない方は、Coioncheckの口座を開設しましょう。
Coincheckはシンプルな取引画面で、初心者でも安心して売買ができる取引所です。
STEP3 BINANCEで元手をバイナンスコイン (BNB) を変換する
次に、先ほど購入した仮想通貨をBINANCEに送金します。送金の詳しい手順は以下の記事を参照してください。
送金の際には情報を正確に入力する必要がありますが、失敗するとその時に送った通貨は消失してしまいます。一度にすべてを送るのではなく、必ず小額でテスト送金をしましょう。
送金完了後、BINANCEに移動し、「マーケット」からバイナンスコイン (BNB) を選択して取引を行い、元手の仮想通貨をバイナンスコイン (BNB) に変えます。
なお、Binanceでクレジットカードを使って直接バイナンスコイン (BNB) を購入する方法もあるのですが、手数料が高いため、おすすめ致しません。
STEP4 Metamaskにバイナンスコイン (BNB) を送金する
次に、購入したバイナンスコイン (BNB) をMetamaskに出金します。
BINANCEからの出金方法は、以下の記事にまとまっていますので、必要に応じてご確認ください。
Pancakeswap (パンケーキスワップ) で仮想通貨を交換する方法
ここからは、Pancakeswapのメイン機能、スワップ(仮想通貨の交換)のやり方を説明します。
まずは、MetaMaskをPancakeSwapと接続します。
https://pancakeswap.finance(Pancakeswapの公式ページ)
PancakeSwapのサイトに入り、右上にある水色の「Connect」ボタンをタップします。
「MetaMask」をタップすると「このサイトとMetaMaskをコネクトしますか?」という確認メッセージが出るので、「Connect Wallet」をタップします。
万一、上記の手順でうまく接続できない場合は、ページを更新する、アプリや端末を再起動する、PancakeSwapのネットワークを変更するなどを試してみてください。
ここでは、ネットワーク変更を試す際の手順をお伝えします。
MetaMaskのネットワークは先ほど設定済みのBSCになっていますが、これを一度イーサリアムなどのネットワークに変更します。最後に、また元のBSCに戻すと、正しく接続されることがあります。
PancakeSwapで仮想通貨の交換を行うには、画面上部の「Trade」をクリックします。
本記事の手法では、元手としてバイナンスコイン (BNB) がMetamaskに入っているはずですので、交換元に「BNB」を選択します。
矢印の下には交換先の仮想通貨を入力します。
2つの通貨を入れると、「Enter an amount」の表示が「Swap」に切り替わりますので、クリックして仮想通貨の交換が完了です。
PancakeSwap (パンケーキスワップ) でお金を稼ぐ方法
PancakeSwap (パンケーキスワップ) のファーミングで高利回りをねらう
PancakeSwapのファーミングでは、2つの異なる通貨をペアを預けることで報酬を得ることができます。
Metamaskにバイナンスコイン (BNB) しか入っていない方は、先述したスワップ機能で、ある程度他の通貨に替えておきましょう。
PancakeSwapのファーミングは以下の手順で行います。
PancakeSwapの左上メニューから「Trade」→「Swap」、さらに「Liquidity」をクリックします。
「Add liquidity」をクリックしてください。
こちらの画面で、通貨ペアを指定します。
その際、バイナンスコイン (BNB) はガス代として後で使用するため、Balanceに表示されている数量よりも少なく入力してください。
入力が終わったら「Supply」をクリックします。
確認画面に遷移するので「Confirm Supply」をクリックして完了です。
しばらくすると、メニュー内「Trade」の「Liquidity」のページにて預けている通貨を確認することができます。
LPトークンを入手したら、次はファーミングを行います。このファーミングによってCakeを増やすことができます。
まずメニューの「Earn」から「Farms」に入り「Stake LP」をクリックします。
初回は「Unlock Wallet」と表示されている場合もあるので、クリックした後で「Stake LP」をクリックします。
ステークしたいLPトークンの数量を入力し「Confirm」をクリックします。
この後はしばらく放置し「CAKE EARNED」の数字が増えてきたら「Harvest」をクリックして収穫します。
収穫には数円〜数十円程度のガス代(手数料)がかかります。ステーキングする量を増やす場合には「+」をクリックしましょう。
PancakeSwap (パンケーキスワップ) のファーミングをやめる方法
ペアにした通貨をまた一つづつの通貨に戻したい時も、Liquidity」のページから行うことができます。
通貨ペアの横にある下矢印をクリックして隠れている部分を開き「Remove」をクリックします。
「(通貨ペア) STAKED」の横のマイナスマークをクリックすることで、ファーミングから戻すことができます。
さらに「Trade」内「Liquidity」からペア解除したい通貨ペアを選択し「Remove」をクリックします。
画面が遷移するので、所持している通貨ペアのうち何%を解除するか選択します。100%を選択するとすべてのペアが解除されます。
入力完了したら「Enable」→「Remove」の順にクリックしてください。
最後に確認画面が表示されるので「Confirm」をクリックして完了です。
PancakeSwap (パンケーキスワップ) のステーキングで複利収入をふやす
PancakeSwapで報酬を得るもう一つの方法が、プールでのステーキングです。
APR(Annual Percentage Rate、年利率)は2021年12月現在で100%を超えており、他の投資にはなかなかないスピードで増えていきます。
まずPancakeSwapのメニューから「Pool」を選択します。
「Auto Cake」の枠内の「Stake」をクリックしてください。
遷移先のページにて、所持している何%をステーキングするか入力します。
バーを動かすか、ボタンを押して割合を選択してください。割合を選択後「Confirm」をクリックします。
ここでMetaMaskの確認画面が出ます。問題なければ「確認」をクリックしてください。
これでステーキングの手順は完了です。AutoCakeの欄の+ボタンでステーキングの量を増やし、ーボタンで回収することができます。
PancakeSwap (パンケーキスワップ) の出金方法
PancakeSwapからの出金は、ここまでやった方法の逆を行えば大丈夫です。
まずは、ファーミングしているLPトークンを「ー」ボタンタップで引き出します。
先ほど説明したLiquidityの画面より、ペアになっているLPをそれぞれバラの仮想通貨に戻します。
次に、PancakeSwapのスワッピング機能を使ってCAKEなどを希望の仮想通貨に交換します。交換した仮想通貨はMetaMaskからBINANCEに送金します。その際、必ずBEP20規格で送金してください。
BINANCEに着金後、希望の仮想通貨に変換したり日本円を取り扱っている取引所へ送金します。
日本円で引き出す場合は日本円に対応した取引所から出金を行ってください。
入金の際と同様、出金の際にも必ず小額でのテスト送金を実施し、資金がロストしないように注意を払いながら実施しましょう。
PancakeSwap (パンケーキスワップ) の使い方まとめ
PancakeSwapを始めるには以下の手順を踏む必要があります。
- STEP1 MetaMaskをBSCネットワークに接続する。
- STEP2 国内取引所で元手となる仮想通貨を購入し、BINANCEへ送金する
- STEP3 BINANCEで元手をバイナンスコイン (BNB) を変換する
- STEP4 Metamaskにバイナンスコイン (BNB) を送金する
上記の準備が整ったら、MetaMask内で通貨ペアを用意しプールに預け、LPトークンを受け取ることができます。
また、PancakeSwapでできることは、スワップ(交換)、ファーミング(高利回り預金)、ステーキング(複利収入)です。
手順は煩雑に見えますが、一つ一つは難しくありません。ぜひ本記事を参考に、バイナンスコイン (BNB) を取得して、PancakeSwapの利用を検討してみてください。