サイコロジカルラインとは | 計算式の作成方法や効果的な活用方法を解説


サイコロジカルラインは価格上昇と下落の割合をデータ化したテクニカル分析
投資家心理のトレンドの裏をかく逆張りに活用可能
価格変動と離れた動きをすることもあり、ほかのテクニカル分析との併用が大切

サイコロジカルラインとは、その名の通り市場に参加する人の心理状態を特に重視したテクニカル分析手法です。サイコロジカルラインを活用することで、相場の勢いや売買タイミングを掴むことができます。

本記事ではそんなサイコロジカルラインの特徴や具体的な活用方法を解説していきます!

サイコロジカルラインの基本情報


ひとこと特徴,市場参加者の心理を数値化した指標
ジャンル,オシレーター系
難易度,中級テクニカル分析
使うタイミング,主にトレンド相場
主な使い方,期間を12日に設定する

サイコロジカルラインとは、市場に参加している「投資家の心理」を数値化した指標です。例えばコインを投げて裏表のどちらが出るかを予想するゲームで、10回連続で表が出たら次のゲームではどちらにかけるのが良いでしょうか。実際には表と裏どちらも出る確率は常に50%なので、どちらにかけても当たる確率は変わりませんが、ゲームに参加している人は「10回も表が出たから次はさすがに裏が出るはず」という心理に傾く可能性が高くなります。

これと同じ現象が市場で起こると、10日連続で上昇を続けた後に「さすがにもう下がるはず」と考えるトレーダーが多くなり、市場では売りが多くなることで価格が下がる可能性が高まります。

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サイコロジカルラインの理論に基づくと、期間を12日に設定した場合、そのうち9日以上価格が上がることはほとんどありません。また、同じく9日以上価格が下がることもほとんどありません。よって、サイコロジカルラインの値の幅は0%~100%までありますが、50%を通常の値として75%を超えたら買われすぎ、25%を下回ったら売られすぎと判断します。

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さらに、ユーザー間のチャットやチャットルームの作成も可能で、全世界で数多くのトレーダーに愛用されています。

他にも公式に発表されたニュースや指標も見ることができます。トレードに必要な情報はこれ1つですべて手に入るといっても過言ではありません。

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サイコロジカルラインとは

サイコロジカルラインとは、市場に参加している「投資家の心理」を数字として表した指標です。

他のRSIやストキャスティクスのような指標ほどポピュラーではありませんが、計算式が易しく使いやすいため好んで使う投資家も多いです。

例えばコインを投げて裏表のどちらが出るかを予想するゲームで、10回連続で表が出たら次のゲームではどちらにかけるのが良いでしょうか。

実際には表と裏どちらも出る確率は常に50%なので、どちらにかけても当たる確率は変わりません。しかしゲームに参加している人は「10回も表が出たから次はさすがに裏が出るはず」という心理に傾く可能性が高くなります。

これと同じ現象が市場で起こったらどうでしょうか。10日連続で上昇を続けた後に「さすがにもう下がるはず」と考えるトレーダーが多くなれば、市場では売りが多くなる一方で買いが少なくなり価格が下がる可能性が高まります。

このような投資家の心理状態を数字として表した指標がサイコロジカルラインです。

サイコロジカルラインは主に売買のタイミングや相場の強弱を見極める場面で効果を発揮します。

サイコロジカルラインの計算式

サイコロジカルラインはこちらの計算式から算出されます。期間は12日に設定されることが多いです。


(対象期間の価格上昇日の日数) ÷ (対象期間の日数) × 100%

例えば、12日中3日しか価格が上昇しなかった場合にはサイコロジカルラインの値は25%になります。

相場が上昇傾向にあるときはサイコロジカルラインは50%を超えることが多く、逆に下落傾向にあるときには50%を下回ることが多いです。

サイコロジカルラインの使い方

期間を12日に設定した場合、そのうち9日以上価格が上がることはほとんどありません。また、同じく9日以上価格が下がることもほとんどありません。

よって、サイコロジカルラインの値の幅は0%~100%までありますが、50%を通常の値として75%を超えたら買われすぎ、25%を下回ったら売られすぎと判断します。

そして実際の売買タイミングとしては、75%を超えた後に75%を上から下に抜けたら売りシグナルとし、25%以下になった後に25%を下から上に抜けたら買いシグナルとします。

ただし、サイコロジカルラインは計算の精度がそれほど高くない指標なので個別銘柄の分析はあまり得意ではありません。それよりも日経平均のような株価指数の動きを捉えるのに有効な指標です。

サイコロジカルラインを使ったトレードの実例

投資家心理が買いと売りのどちらかに大きく傾いた隙を狙うのがサイコロジカルラインの活用法です。画像のようにグラフがどん底まで来たときを①買いポイントとして攻め、②の価格上昇にあやかりましょう。

サイコロジカルラインの注意点

サイコロジカルラインが買われすぎや売られすぎを示しても、トレンドが反転しないなどのダマシが出るケースもあります。チャートと全く違う動きをするなど気まぐれな面も多く、日足のように短い時間で区切っての使用には向いていないと考えられます。

また終値が前日比でたった1円プラスでも「上昇」とするなどデータ集計方法がドライなのもサイコロジカルラインの特徴です。そのためまとまった利益を狙って利用しても思い通りに機能しない可能性があります。

勝率にこだわるならほかのテクニカル分析と併せた活用が推奨されます。

サイコロジカルラインとの組み合わせが有効なテクニカル分析

一目均衡表



ひとこと特徴,相場の動向を見るためのテクニカル指標
ジャンル,オシレーター系
難易度,初級テクニカル分析
使うタイミング,主にレンジ相場
主な使い方,相場の動き出しを予想

一目均衡表は、相場は「売り手」と「買い手」の均衡が崩れた方向へ動き、方向性が確立したあとの相場の行方というものは「一目瞭然」であるという考えに基づいています。一度方向性が確認されれば、その流れは続いていくだろうということです。

相場のパワーバランスを眺めながら、「いつ相場が変化するか」「いつ目標値が達成されるのか」など、時間軸を重要視して相場の動向を予測します。

一目均衡表は「基準線」「転換線」「先行スパン1」「先行スパン2」「遅行スパン」という5つの指標が存在します。それぞれ表しているものが異なるので、確認しておきましょう。

勝率を上げるための+α
「転換線が基準線を上抜けたとき」、「遅行スパンがローソク足を上抜けたとき」、「ローソク足が雲を上抜けたとき」は買いシグナルとなり好転したといえます。さらに、上記全ての買いシグナルがそろった状態は「三役好転」といい、より強い買いシグナルとなります。

ストキャスティクス



ひとこと特徴,買われすぎ・売られすぎを判断するテクニカル指標
ジャンル,オシレーター系
難易度,初級テクニカル分析
使うタイミング,主にレンジ相場
主な使い方,**%Kが75%以上**で売り、**%Kが25%以下**で買い

ストキャスティクスは一定期間の高値と下値を元にして、現在の相場が買われすぎなのか売られすぎなのかを判断する指標です。一定期間の値動きの中で現在の相場がどの位置にあるかで算出されます。売買のポイントとしては、「%Kが%Dを上抜いた地点が買いシグナル」「%Kが%Dを下抜いた地点が売りシグナル」となります。

一定の範囲で値動きを繰り返すレンジ相場や相場のトレンドが転換するタイミングではっきりとしたシグナルを出すので使いやすいですが、明確なトレンドが発生している場面ではダマシが多いのが欠点です。

ストキャスティクスは過去の値動きを元に今後の相場の動きを推測する指標なので、他のテクニカル指標と合わせて使うことをおすすめします。

勝率を上げるための+α
ストキャスティクスは厳密には「ファーストストキャスティクス」と「スローストキャスティクス」の2種類が存在します。ファーストストキャスティクスはその名の通り素早く売買シグナルを出す短期売買向けの指標ですが、ダマシが多いという欠点があります。それをカバーするのがスローストキャスティクスで、こちらを利用することの方が多いです。

サイコロジカルラインまとめ

サイコロジカルラインは大まかなチャートの流れをつかむのには有効ですが、ダマシが多いので他の指標のように売買ポイントを的確に捉えるのは難しいです。

よって、サイコロジカルラインは他のオシレーター系の指標と一緒に補完的に利用するのが賢い使い方だと言えるでしょ
う。

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こちらは編集部おすすめの、本当にトレードで役立つテクニカル分析まとめです。トレードでの勝率をさらに高めたいという方は気になったものから1つずつ覚えていきましょう!


ボリンジャーバンド,勢いの変化や反転の目安、方向を見るテクニカル指標
MACD,移動平均線を元にしたテクニカル指標
ローソク足,価格を4つの値段で表し、価格推移を表示したもの
移動平均線,相場の方向性を見るテクニカル指標
ゴールデンクロス,価格の上昇を判断するテクニカル分析手法
出来高,売買の数量を確認できる指標
ダウ理論,全てのテクニカル分析の基礎として現在も多くの投資家に支持されている
支持線,過去の価格推移から反発を予想
新値足,トレンドを把握するためのテクニカル分析
サヤ,価格変動において生じる値幅のこと
ストキャスティクス,買われすぎ・売られすぎを判断するテクニカル指標
一目均衡表,相場の動向を見るためのテクニカル指標
RSI,買われすぎ・売られすぎを判断するテクニカル指標
ダイバージェンス,様々なオシレータ系指標に見られる現象
逆ウォッチ曲線,価格と出来高から相場を分析する手法
コマ足,売買シグナルをわかりやすく出してくれる


VWAP,大口取引を行う、機関投資家などを中心に目標値とされている
モメンタム,トレンドの転換や強弱を表す指標
逆三尊,トレンドが転換するときに形成されるチャートパターン
ソーサー,頻繁に出現するチャートパターン
エリオット波動,相場は5つの上昇波と3つの下降波で1つの周期を形成するという考え方
パラボリック,トレンド追随型のテクニカル分析
三段高下,上昇・下降相場の波動理論
グランビルの法則,移動平均線とレートの関係性から売買タイミングを判断する
ダブルトップ,上昇トレンドが終了する際に現れるチャートパターン
DMI,市場の状態を見極めるための順張り指標
ポイントアンドフィギュア,○と×だけで値動きを表現して相場のトレンドを把握し予測する
アームズボックス,その日の高値と安値を示し、取引量を把握可能
練行足,一定の値幅を決めて、その値幅以上の値動きがあったときに足を記入する
リスクリワードレシオ,利益確定と損切りのバランスを表す指標
%Rオシレーター計算式,買われすぎ・売られすぎを判断するテクニカル指標
フィボナッチ,サポートとレジスタンスの地点を判断する指標
RCI,買われすぎ・売られすぎを判断するテクニカル指標
サイコロジカルライン,市場参加者の心理を数値化した指標
酒田五法,日本の江戸時代に開発され、現在も使われる相場分析方法

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