- 出金手数料は出金額と金融機関によって異なる
- 入金は住信SBIネット銀行のみ対応
- 他の取引所よりも手数料が安く設定されている
SBI VCトレードは国内大手のネット証券を運営している、SBIグループが提供する仮想通貨取引所です。
信頼性の高さだけではなく、手数料が安いことでも知られています。コストを抑えて取引できるので、利益につながりやすいでしょう。
本記事ではSBI VCトレードの手数料についてお伝えします。具体的な手数料のご紹介はもちろん、他の取引所と手数料の比較も行っているので、ぜひチェックしてみてください。
SBI VCトレード (SBI VCTRADE) とは
SBI VCトレードは証券や保険などを取り扱っている「SBIグループ」が運営しています。2019年7月に「SBI バーチャル・カレンシーズ株式会社」から「SBI VCトレード株式会社」へ社名を変更しました。
SBI VCトレード (SBI VCTRADE) の基本情報
SBI VCトレードは2018年7月からサービスが本格的にはじまった仮想通貨取引所です。「SBI VCトレード株式会社」が運営し、サービス名は「VCTRADE」と示されます。
SBI VCトレードの基本情報を以下にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
定期メンテナンスの他、臨時メンテナンスを行う場合もあるので注意しましょう。
成行注文は価格を指定しない注文方法で、提示価格に対して買い+5%、売り-5%なら約定します。買う際は1.05倍の買付余力が必要です。価格指定注文は任意の価格を決め、指定した価格よりも有利なら約定し、不利なときは約定しません。
SBI VCトレードでは日本時間午前7時から翌午前6時を取引日と定め、0時から定期メンテナンス開始までに約定した取引は前日とみなされます。なお受渡日は日本の銀行営業日に準じ、祝日は受渡日が異なる場合もあるので気をつけてください。
取扱通貨
SBI VCトレードの取扱通貨は次の3種類です。
SBI VCトレードは他の仮想通貨取引所よりも取扱通貨が少ないものの、メジャーな通貨はそろっています。以前はビットコインキャッシュも取り扱っていましたが、2020年10月15日時点では廃止されています。
注文数 (取引単位)
SBI VCトレードの注文数 (取引単位) は「日本円の金額」または「仮想通貨の数量」から選択可能です。それぞれの注文数は以下を参考にしてみてください。
SBI VCトレード (SBI VCTRADE) 手数料について
SBI VCトレードの手数料は主に次の4種類があります。
- 入金手数料
- 出金手数料
- 取引手数料
- 送付手数料
SBI VCトレードではどれぐらいの手数料がかかるのか、それぞれ以下でくわしくご紹介します。
SBI VCトレードの入金手数料
取引所の口座に日本円を入金する際にかかる手数料を「入金手数料」と呼びます。
SBI VCトレードの入金手数料は無料です。余計な手数料がかからないので、気軽に入金を依頼できます。
ただし入金は住信SBIネット銀行しか対応していません。SBI VCトレードを利用する人は、住信SBIネット銀行の口座を開設しましょう。
住信SBIネット銀行以外の口座には入金できないため、注意してください。
SBI VCトレードの出金手数料
SBI VCトレードの出金手数料は出金額および住信SBIネット銀行か、住信SBIネット銀行以外の金融機関かで異なります。
入金を行うためには住信SBIネット銀行の口座を開設しなければならないため、出金も住信SBIネット銀行を利用する人が大半のはずです。出金手数料は基本的に50円と捉えてよいでしょう。
SBI VCトレードの取引手数料
SBI VCトレードの取引手数料は無料です。
手数料を含めた金額で売買価格が決められているので、売値と買値の差であるスプレッドが実質的な手数料といえます。
SBI VCトレードのスプレッドは業界最狭水準で、他の仮想通貨取引所よりも狭く設定されている点が魅力的です。スプレッドを考慮しても手数料はさほどかかりません。
ただしスプレッドは固定されていないため、注意が必要です。レートが急に変動した際は、スプレッドが広がる可能性があります。
SBI VCトレードの送付手数料
自分の資産を他のウォレットに移す際の手数料を「送付手数料」といいます。仮想通貨を海外に送金したり、取引相手に送ったりするときに発生する手数料です。
SBI VCトレードの送付手数料は無料で一切かかりません。
仮想通貨取引所のなかには送付手数料が別途かかるケースもあります。SBI VCトレードは送付手数料が無料なので、コストを下げて取引できる点が大きなメリットです。
SBI VCトレード (SBI VCTRADE) を他の取引所と比較
SBI VCトレードと他の取引所の手数料を比較しました。
他の取引所と比べた結果、SBI VCトレードの手数料は総合的に安いと判断できます。
SBI VCトレード (SBI VCTRADE) の特徴やサービス
SBI VCトレードの特徴やサービスについて解説します。
「販売所」と「取引所」、2つの取引環境を選べる!
SBI VCトレードの取引形態には、販売所と取引所の2つがあります。販売所は「VCTRADE」、取引所は「VCTRADE Pro」というサービス名です。ユーザーは好きな形態を選択できます。
販売所のVCTRADEではSBI VCトレードとユーザーが相対取引を行い、ビットコインとリップル、イーサリアムで取引可能です。取引画面はとてもシンプルなので初心者の人も使いやすいでしょう。
VCTRADE Proはユーザー間で取引を行う際に利用します。取扱通貨はビットコインとリップル、イーサリアムの3種類で、指値注文が可能です。高機能なチャートを利用でき、カスタマイズもできます。
操作性重視のスマホアプリ
SBI VCトレードはパソコン用の取引ツールだけではなく、スマホアプリも提供しています。
操作性を重視した、シンプルな画面が魅力です。取引やチャートの操作がとてもスムーズで、高機能なチャートもかんたんに操作できます。気軽に操作できるので、初心者の人にもおすすめです。
スマホアプリは取引所も販売所にも対応しています。このように、仮想通貨取引をスマホアプリで行いたい人にもSBI VCトレードはおすすめです。
取引所サービス「VCTRADE Pro」
取引所としてサービスを提供している「VCTRADE Pro」は、株取引のような板表示で仮想通貨の取引ができます。またSBI VCトレードの口座を持っていれば、VCTRADE Proは無料で利用できます。そして取引手数料も無料で、Maker (メイカー) もTaker (テイカー) も手数料は必要ありません。
取扱通貨ペアはXRP/JPYとBTC/JPY、ETH/JPYの3種類です。
取引画面はシンプルで、板表示やチャート・歩み値といった取引に欠かせない情報がコンパクトにまとめられています。
Cool X Wallet
Cool X WalletとはSBI VCトレードが提供している、カード型のコールドウォレットです。
パソコンは必要なく、スマホがあれば仮想通貨の送受金を行えます。Bluetoothで接続し、スマホと専用アプリがあればすぐに利用可能です。また、クレジットカードと同じサイズなので、財布やカードケースに入れてどこでも持ち運べます。
そしてCool X WalletはCC EAL 5+認定という高いセキュリティ基準を満たし、入出庫に必要な秘密鍵はオフラインでも管理が可能です。セットアップはかんたんで、スマホでいつでも仮想通貨の送受金ができます。
送付手数料はユーザーが自由に設定できますが、極端に低く設定するとキャンセルされる場合があるので注意しましょう。
SBI VCトレード (SBI VCTRADE) の手数料のまとめ
SBI VCトレードの手数料は他の仮想通貨取引所よりも安く設定されています。入金手数料と送付手数料、取引手数料は無料です。
出金手数料は利用する金融機関によって異なります。住信SBIネット銀行では50円で済みますが、それ以外の金融機関では160円または250円かかるので注意しましょう。
このように、SBI VCトレードの手数料は他の取引所よりも安く設定されています。手数料を少しでも安くしたい人は、ぜひSBI VCトレードを検討してみてください。