セリクラとはなにか?セリクラのメリット・デメリットなどについて徹底解説!

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1分で理解する要約
  • セリクラとはなにか?
  • セリクラのメリット・デメリット
  • セリクラの過去の事例

本記事ではセリクラがどのような状況で引き起こされるのか、セリクラのメリットやデメリットとはどんなものなのかをくわしくご紹介します

セリクラは一見デメリットのように感じる人が多いですが、デメリットだけではありません。セリクラをしっかり把握していれば、メリットと捉えられるのです。

セリクラについて過去の事例も含めてくわしく解説していますので、参考にしてみてください。

## セリクラの特徴 こちらではセリクラの特徴についてご紹介します。

セリクラとは

セリクラとは「セリングクライマックス」の略称です。もともと「セリング」は「売り」で、「クライマックス」は最高潮という意味で日本語にすると「売りの最高潮」ともいいます。

中期から長期的な相場のなかで下落寸前になったとき、トレーダーが弱気になってしまい一気に売りに出してしまう状態をいいます。

すると大量の売りが発生し大暴落となってしまうのです。これはトレーダーが弱きになっておこる現象のため別名「パニック売り」ともいわれています。

一般的には大暴落であるセリクラが起こると、反発して相場は上昇する可能性が高いです。そのためセリクラが発生したタイミングで買い注文を出すトレーダーもいます。

セリクラのチャート

セリクラがおきそうなチャートですが、かならずとはいえませんが一定の動きがあるといわれています。

数日かけて急に価格が下落するのです。セリクラをチャンスに変えるのは、中級者から上級者向けのテクニックとなります。

初心者はなるべくセリクラになりそうな相場は避けるのが無難でしょう。トレーダーがセリクラに巻き込まれないために常にチェックしておきたい点が以下になります。

  • ビットコインキャッシュの状況
  • 大口送金状況
  • USDT価格推移
  • BitFlyer上での現物とFXの乖離

下落相場でおこる

セリクラとは下落相場でおこります。しかしセリクラによって下落した相場は買い相場に持ちなおす可能性が高いのです。

つまりセリクラの地点は買い相場の始点ともいえます。

たとえば「買い」のポジションで保有していたトレーダーが、どんどん相場が下がってきて「売り」が優勢になっていったとしましょう。

すると「このままポジションを持っていたら損をするのではないか」と心理的に誰しもが不安になるはずです。

たとえ保有ポジションのすべてを決済しなくとも、リスク管理のために「保有の半分を決済」したとしましょう。

これが各トレーダーの間でおこるだけで、すでにセリクラが発生してしまいます。さらに下落した相場を見て他の投資家も我先に決済にと売り注文に走るでしょう。

大衆心理が影響している

セリクラは先述したように大衆心理が大きく影響しています。下落相場の局面といわれるセリクラは、トレーダー全体の雰囲気が悪化するとおきるといわれているのです。

急な相場の下落や、それを見た他の投資家がどんどんポジションを売却していくなどを目の当たりにし現在の相場に希望が持てなくなってしまいます。

また相場の下落に拍車がかかった場合は、予定通りにロスカットされるトレーダーもいるでしょう。

自ら売りに出した場合も予定通りロスカットされた場合でも、ほかのトレーダーからしたら周りがどんどん売却して相場が下落している事実に変わりはありません。

売りが売りを呼ぶ」といった状態がつづくとセリクラがおきるのです。

セリクラがおきるときはよほど大口の売り注文がない限りは、大衆心理が影響しているとみていいでしょう。

セリクラのメリット・デメリット

こちらではセリクラのメリット・デメリットについてご紹介します。

セリクラのメリット

セリクラは下落相場ですので、デメリットとしか捉えられない人も多いでしょう。しかしセリクラはデメリットばかりではありません。

一般的に多いのはセリクラがおきて相場が思い切り下落したあとに、跳ね上がるように戻ってくることがあります。セリクラ発生後は売りの山場のピークは去っています。

するとここで買戻しに走るトレーダーも多く上昇傾向が見られるのです。セリクラが発生していたら、高確率で相場が上昇傾向になりますので、ここを狙ってトレードするのもおすすめです。

セリクラのデメリット

セリクラのデメリットとしては、本当にそれがセリクラなのかを見極めるのは難しいということでしょう

セリクラは「クライマックス」という意味が含まれているように、これ以上ない売りの山場を意味します。

もしも相場がガクンと大きく下がったときに、これが単なる暴落なのか売りの大口注文がきたからなのか下落の傾向がつづいているだけなのか見極める必要があります。

セリクラだと思ってトレードしてしまい、予想がはずれると大きな損失になりかねませんので注意してください。

セリクラの過去の例

こちらではセリクラの過去の例についてご紹介します。

ビットコイン

ビットコインでも過去にセリクラが発生しています。

2017年 中国大手仮想通貨取引所の閉鎖

ビットコインのセリクラは、2017年9月におきました。もともと中国の三大取引所とよばれているBTC Chinaがサービスを閉鎖すると発表したのが原因です。

その後BTC Chinaはおよそ1年後の2018年10月に韓国でサービスを再開したとされています。当時三大取引所であるBTC Chinaがサービス閉鎖になり、トレーダーの間では大きな波紋を呼びました。

またBTC Chinaが世界有数の取引量を誇っていたのもセリクラにつながった大きな原因の1つといえるでしょう。

2018年2月Coincheck事件後

Coincheck事件は2018年2月の出来事で、かつ日本でおきました。こちらの方がよく覚えている人も多いでしょう。Coincheckはおよそ580億の仮想通貨が不正流出したため、大きなニュースとなりました。

不正流出したのはセキュリティが甘かったのが原因といわれていますが、これによりトレーダーの不信感がつのりビットコインの相場は大暴落しセリクラがおきました。

ちなみに2020年現在のCoincheckはセキュリティを強化し、利用者も順調に増やして以前より安心して使えるサービスとなっています。

2019年12月

2019年12月にもセリクラは発生しています。19日時点でビットコインの価格は77万4862円でした。前日とくらべても+6.95%と上昇していますが、その後なんと71万2000円台にまで下落しました。

数時間で6万円の下落は大きいといえるでしょう。しかしこのあと買戻しが発生し、相場は一気に上昇へ転機しました。結果としてこれまた数時間で81万円代まで価格が戻ったのです。

リップル

ビットコインのセリクラが発生した同時刻に、リップルの価格は日本円にしておよそ20.48円でした。前日とくらべると+1.34%上昇しています。

ビットコインが下落したタイミングで、リップルは反発する動きを見せました。一時的ではありますが21.87円まで上昇したのです。

しかしリップルの取引自体はあまり活発ではなく、ビットコインにつられている印象が強いといえます

2019年12月

2019年の12月、リップルの価格は日本円でおよそ20.48円でした。前日との比較では+1.34%の上昇となっているが、最終的に日本円でおよそ19円まで下落しました。

イーサリアム

ビットコインのセリクラが発生した際のイーサリアムの価格は日本円にして1万4,032円でした。前日とくらべると+4.71%の上昇となっています。

一時的に1万2,789円と下降しましたが、ビットコインのセリクラ後の急騰とともに反発して持ち直しました。持ち直し後の価格は1万4,588円です。

しかし、イーサリアムに関してはそのあと少しずつ下降し9,094円まで下落しました。

セリクラを見分ける方法

こちらではセリクラを見分ける方法についてご紹介します。

ボリンジャーバンドを確認する

セリクラは一時的な下降なのか、それとも暴落なのか区別がつきにくいといわれています。

そこでボリンジャーバンドというテクニカル指標を覚えると、セリクラかどうかを見抜く判断の1つとして役立つでしょう。

ボリンジャーバンドは相場の勢いの変化や反転の目安を見るためのテクニカル指標で、相場の方向性もチェックできます。

このボリンジャーバンドは移動平均線に対してシグマを3倍まで加算したものを「**+1σ~+3σ」とあらわし、減産したものを「-1σ~-3σ**」とあらわします。ローソク足が-3σを突き抜けたらセリクラの可能性が高いです。

まれに見る大暴落となる

セリクラを見極める際には相場が前日や直近とくらべどのくらい暴落しているかをチェックしましょう。

セリクラはセリングクライマックスの略で日本語にすると「売りの最高潮」を意味します。

セリクラが起こる際はかなり悲観的な相場といえるでしょう。そのため、中途半端な下落程度で「これはセリクラ」と思い込んでしまうのは危険です。ただ下降トレンドがつづいているだけかもしれません。

セリクラは大暴落と呼ばれるレベルです。焦らずによく観察してから判断しましょう。

相場を常に観察する

セリクラかどうか見極めるには、相場が悲観的かどうかを常にチェックするのが大切です。セリクラはチャートだけみていてもわかりません。ツイッターなどのSNSも活用しましょう。

ビットコインなどの仮想通貨に関するニュースサイトでもいいでしょう。チャートだけでなく、外部の情報サイトもチェックして、相場が悲観的になっているかどうかをチェックしてください。

たとえばSNSや仮想通貨の情報サイトなどで「ビットコインは終局に差し掛かっている」などと書かれはじめたら、セリクラが訪れる可能性は高いでしょう。

出来高を確認する

つづいてセリクラかどうか見極めるために、出来高をチェックするのもおすすめです。出来高は期間中に成立した売買の数量をあらわします。

つまり出来高が多ければ多いほど、その期間に成立した売買の数量が多く活発に取引が行われているのです。そのためセリクラかどうか判断するには一定の期間の間にどれくらい売りに出されているかをチェックするといいでしょう。

中期間で見たときに売りがつづいており、かつ相場も下落傾向にあるようでしたらセリクラの可能性が高いです。

終了後に上昇トレンドになる

セリクラは大暴落とよばれていますが、一般的にはセリクラのあとには下降トレンドから一転し上昇トレンドになる傾向があります。

セリクラを知っているトレーダーたちは、セリクラ直後に相場が上昇するとわかっているので一気に買いに走るのです。セリクラを狙っているトレーダーもいるほどです。

セリクラをすぐに判断できなくても大暴落もしくは大きく下落したあとに上昇トレンドに切り替わってきたらこれはセリクラである可能性が高いといえます。

セリクラがおこる要因

こちらではセリクラがおこる原因についてご紹介します。

ビットコインキャッシュ

セリクラがおこるかどうか見極めるためには、まず「ビットコインキャッシュハードフォーク」は注意してチェックしておきたいところでしょう。ビットコインキャッシュハードフォークとは、仮想通貨内でのアップデートです。

アップデートにより仮想通貨独自のブロックチェーンが分裂する可能性があるといわれています。これにより売りに転じるトレーダーが出る可能性があるからです。

USDTの価格動向

つづいてUSDTの価格動向についてもチェックしておきましょう。過去にUSDTのチャートで0ドルを記録したことがあります。

しかしこの0ドルは、ビットコインの急落時と同時刻に発生しておりなんらかの関係があるとみられています。

そのため、ビットコインのチャートだけをチェックするのではなくUSDTのチャートもチェックしておく方が無難でしょう。

大口の送金

ビットコインでセリクラが発生するには大口の送金がある場合が要因となりうる可能性もあります

これは大口送金のブロックチェーン情報をトラッキングするボットの仕業で、トレーダーが直接取引をしたわけではありません。

このトラッキングBOTは全部で2回あわせて16万132BTCの送金を行いました。このように大量の金額のビットコインが動くことでセリクラを引き起こす可能性もあるのです。

また念のため取引所が調査したところ、ハッキングではなかったです。

bitFlyerでの現物とFXの乖離

セリクラの要因として気をつけておきたいのは、bitFlyerでの現物とFXの乖離です。これは相場のチャートでは確認できない要素の1つです。

またテクニカル面のほかファンダメンタルズ分析でも不確定要素が多いため、こればかりはトレーダー本人がその都度気にかけていくしかありません。

セリクラを利用し儲けるためのトレード方法

こちらではセリクラを利用し儲けるためのトレード方法についてご紹介します。

下落相場中に売り注文を入れる

1つ目のセリクラを利用し儲けるためのトレード方法は、下落している相場のときに売り注文入れる方法です。売り注文を入れた時点より更に下落すれば、その分儲けられるでしょう。

ただしこの方法はオススメ出来ません。なぜなら下落相場はどこまで下がるかの予想が難しく実際は少ししか下落せず、すぐに大きく上昇してしまうかもしれません。

下落相場が終わったら買い注文を入れる

セリクラで儲けるためには、セリクラ後の下落相場で買い注文をいれるといいでしょう。セリクラのあとは一般的には上昇傾向になるといわわれています。

そこでテクニカル分析にもあるローソク足の基礎である「ヒゲ足」がついたのを確認してから買いに走るのがおすすめです。絶対はありませんが、ヒゲがついたあとはある程度へ移行したあとにそのまま少しずつ上昇していく傾向にあります。

またこれだけだと根拠が薄いため、セリクラがおきたときにボリンジャーバンドもチェックしてみてください。

ボリンジャーバンドとローソク足のヒゲの2種類が確認できたら、チャート上昇の可能性は高まるでしょう

セリクラに関する注意点

こちらではセリクラに関する注意点をご紹介します。

強制ロスカットの可能性がある

セリクラは突然の下落です。しかし下落前には下落相場の幅や期間・出来高などそれらしい予兆はあるといわれています

相場が悲観的であるかどうかも判断の1つです。しかしこれらをチェックしていても、実際にセリクラが発生し下落する際はあっというまです。

こうなってくると保有していたポジションが強制ロスカットされてしまうケースがあるため気をつけましょう。

さらにセリクラだと判断して逆張りをする人もいますが、本当にセリクラかどうかの見極めは難しいです。

こちらも逆張りして外すと、強制ロスカットの対象となりますので注意してください。

セリクラに関するQ&A

こちらではセリクラに関するQ&Aについてご紹介します。 

セリクラとはなんですか?

セリクラとは「セリングクライマックス」の略称で、日本語に直訳すると「売りが最高潮に高まった状態」です。セリクラは大暴落や大幅な下落を意味します。

しかしちょっとした下落程度ではセリクラとはいいませんので、間違えないようにしましょう。

セリクラの対策方法はありますか?

セリクラへの対応策としては逆指値注文を行うのがおすすめです。逆指値注文を使ったことがない人には少し難しいかもしれませんが、慣れればかんたんに操作できますので安心してください。

まず現状ビットコインの推移が50万円台だったとしましょう。このとき直近でセリクラがおきそうと不安になったら、「40万円」で逆指値注文を出しましょう。

するとその後もしもセリクラのような大暴落がおきたとしても、40万円まで下がった段階で売っているためそこまでの損失にはならずに済むのです。

セリクラに関するまとめ

セリクラは「セリングクライマックス」の略で、日本語にすると「売りの最高潮」を意味します。

セリングクライマックスがおきる要因はさまざまで、これといった断定はできませんがある程度の予兆はあるといわれています。

たとえばある一定期間中の出来高を見たときに、あまり売買されておらず売りが優勢だった場合です。またSNSや経済新聞などで「ビットコインの終局」などと悲観的な内容がかかれているなど、とにかく相場が悲観的になるような状態です。

こういった状態がつづいているなら、もしかすると近々セリクラが発生する可能性があるかもしれません。セリクラがおきそうになったら逆指値注文で、必要最低限の損失に押さえましょう。