- テンセント広報も、リップル関係者も事実を否定
- しかし、テンセントがリップルの送金技術に目をつけているのは確か
中国のメッセージアプリ「WeChat」で有名な会社、テンセントがリップルへ20億ドルの出資をすることが報じられました。一方広報担当やリップルCEOは報道を否定。真相について詳しく解説していきます。
「テンセントはリップルに20億ドルの出資をする」RIPPLE NEWS techがスクープ
2018年3月14日、RIPPLE NEWS techの記事によると、テンセントがリップル社のテクノロジーに対し、「投資する準備が整った」と報じています。
中国で人気のメッセージアプリ「WeChat」(中国版のLINEのようなもの)で有名なテンセントは、中国最大手のIT企業で1998年に創業。もともとはオンラインゲームの会社で、2004年には香港市場に上場しオンラインゲームだけで中国で約半数以上のシェアを誇っています。
その後もオンラインゲームだけでなくオンラインチャットやWeChatなどのプラットフォームの開発を行いながら、ニュースやビデオ、音楽モバイル決済など様々なプラットフォームを構築し次々とサービスを展開しています。
スクープ公開日は2018年3月14日(当時1リップル (Ripple/XRP) = 0.75ドル)
テンセントがリップルに出資することがスクープされ公開されたのは2018年3月14日です。この日のリップルの相場は0.75ドルで、もしテンセントから正式な出資の話が出た場合、リップルの価格が大きく跳ね上がることが予想されました。
しかし2018年3月14日から28日にかけて特に高騰などは見られず、むしろ下落していました。
テンセント社の目的はWeChatのモバイルペイメント技術革新
テンセントの目的は、WeChatにリップルの技術を採用することによりAlibabaやAmazonのモバイル決済よりも優位に立つことです。
リップルの技術の現在のおもな顧客は決済プロバイダや銀行で、企業向けにサービスを展開しています。テンセントは企業にとどまらず、アジア圏の一般顧客へもリップルの技術を提供することを目的としています。
テンセント広報担当がスクープに対し内容を否定
テンセント広報担当がリップルに対する投資はガセだと否定
テンセントがリップルに出資するというこのニュースはこの時点ではまだ報道段階で、後日公式に発表があるとされていました。
その後テンセントの広報担当者は、imgur(オンライン画像共有・画像管理サービス)に今回の報道がガセネタであると投稿しました。
しかし会社の中枢部では検討されている場合もあり、その後も公式な発表はされていないため現時点ではどちらか定かでない状況です。
リップルCTOのトーマス氏も投資の事実はないと否定
2018年3月28日リップル社CEOはコインポストの取材に対しリップル社は何も発表していないと否定しました。また今回この情報を報道したRIPPLE NEWS techと全く関係が無いことも明かしました。
テンセントに関する発表や情報は一切行っておらず、このような趣旨の内容は聞いたこともないとし、すべては単なるうわさでありデマであるとしています。
今後の投資の見込みは?長期的な値上がりの見込みは?
11億人の利用者をもつWeChatのモバイルペイメント技術への投資可能性は大きい?
WeChatは約11億人の利用者がいます。モバイルペイメント技術への投資を行えば、WeChatのプラットフォーム上で世界中の利用者がリップルを通して通貨のやり取りをすることになります。
リップルは公式ツイッターで中国でのリップルの広め方を模索している内容の投稿をしています。中国国内でもリップルネットワークの素晴らしさに気付き始めており、テンセントが出資し、リップルと提携することも十分あり得ます。
ちなみにテンセントが参入すると決済市場の約50%を牛耳る形になるともいわれています。
WeChatの現状の送金技術の問題をリップルなら解決できる?
インターネットが1980年に登場して以来、情報量や伝達速度は圧倒的に変化しました。世界的なビジネスも展開されるようになり、物通も加速し同時にお金の流通速度も求められるようになりました。
現時点での課題は金融ネットワークを今の情報の流通速度に合わせてクオリティを上げることが早急に求められています。まさにそれを実現しようとしているのがリップル社のビジョン「Internet of Value」です。
リップル社は、世界の企業や銀行、送金プロバイダと提携し、このビジョンを確立させるためインターネットを活用した新たなお金のネットワークインフラを作り上げようとしています。
リップルに注目が集まり価格高騰している理由もここにあります。
Googleも投資するリップルへの技術的信頼感・期待感は高い?
リップル独自の金融ネットワークは、ビットコインのブロックチェーンやイーサリアムのスマートコントラクトとの相性が良いです。また、送金時間や送金手数料、リップル自体の価格の上下に左右されることが無く法定通貨のような一定の安定性を保つことができ、信頼性を欠くことも避けられます。
それを見込んでGoogleやApple、Microsoftなども投資しており、仮想通貨で決済可能なAPIを実装しており、後は有効化するだけの状態です。
このシステムによりブラウザ上での少額決済や国際送金が可能です。
通貨の価値は、流動性が重要です。今回の提携により、リップルの流動性もさらに拡大し、企業のみならず個人の決済へも拡大していくことが推測されます。
リップルの技術は世界の金融の核となりうるといえます。リップルの価格もその期待感に比例します。
リップル (Ripple/XRP) が取引できるおすすめの仮想通貨取引所は?
bitbank.cc (ビットバンク)
ビットバンクは国内で唯一ランキング上位のアルトコインを指値で注文することができ、他の取引所よりも安く購入出来ます。
豊富なチャートツールでテクニカル分析が出来、多くの投資家から人気があります。9月30日まで手数料無料キャンペーンを行っています。
ビットバンクで購入可能な仮想通貨は以下の通りです。
- ビットコイン(BTC)
- リップル(XRP)
- イーサリアム(ETH)
- ライトコイン(LTC)
- モナコイン(MONA)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
GMOコイン
スプレッド(買いと売りの差)が小さく取引手数料も無料です。大手取引所でスプレッドが明確に固定されているはGMOコインのみです。
GMOコインの特徴は以下の通りです。
- 口座開設や初期手続きがわかりやすい
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- スマホなのでいつでもどこでもビットコインFX可能
GMOコインで購入可能な仮想通貨は以下の通りです。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BTH)
- ライトコイン(LTC)
- リップル(XRP)
Binance (バイナンス)
バイナンスは出来たばかりの元は香港(現在はマルタ)の海外の仮想通貨取引所ですが、世界中での利用者が非常に多く取り扱い通貨も100種類近くあります。
バイナンスの特徴は以下の通りです。
- 日本で買えない通貨を多く取り扱っている
- 日本語対応している
- ビットコインの分裂にいち早く対応
- ユーザー推薦投票で上場銘柄を決定(上場した後は価格が上昇)
- 取引高世界一でもサーバーが落ちにくい
- スマホアプリが使いやすく買いのチャンスを逃さない
更に詳細を知りたい方はこちら:リップル (XRP) のおすすめ取引所比較
まとめ
リップルは今後も多く企業や銀行、金融関係などが採用していく予定です。実際にGoogleとの提携やApple、Microsoftなど世界的にも大手のIT企業がリップルに出資しています。
今回のニュースで中国大手のIT企業テンセントホールディングスもリップルの技術に注目していることが明らかとなりました。
今後もこのような大手の企業が参入してくることで、リップルのさらなる価格上昇が見込まれます。