- 話題のDEX(分散型取引所)で簡単にスワップできる
- プールすることで流動性を提供し報酬を得られる
- 本人確認不要で使い方もシンプル
- 独自のガバナンストークンを持っている
- ガバナンストークンはBINANCEなどの海外取引所で取引できる
本記事では、DEX(分散型取引所)最大手のUniswapについて特徴や使い方をお伝えしていきます。暗号資産(仮想通貨)を取引する際に大変便利なサービスなので、ぜひ最後まで見ていきましょう。さらに、Uniswapのガバナンストークン、Uniトークン (UNI)に関しても解説していきます。
「Uniswapってどうやって使うの?分散型取引所って難しそう・・・」という方にもわかりやすいように画像つきで解説しています。最後まで読めばUniswap の知識が網羅的に得られます。
Uniswap (ユニスワップ) の2つの機能
スワップ (交換)
Uniswapの1つ目の機能はスワップ(交換)です。ERC20規格で発行されたトークン同士をスワップできる機能が特徴的です。また中央管理者が存在しないため、DeFi(分散型金融)とも呼ばれています。
簡単に言うと、「取引所」になりますが、Uniswapの場合は非中央集権型なので手数料が取られることはありません。
DeFiについてより詳しく知りたい方は以下のガイドを参考にしてみてください。
参考 : DeFi(Decentralized Finance)とは
流動性プールに流動性を提供
2つ目の機能は「流動性プール」と言われるものです。Uniswapでは、所有しているトークンをプールに預金すると、スワップ手数料をそのプールの通貨ペアーで受け取れます。資産をロックして、その見返り報酬をもらうシステムはステーキングの仕組みと似ています。
ステーキングとの違いを挙げるとするなら、2種類の通貨をを同じ割合でセットにして預金する必要があります。多くの人がプールに預金することでUniswap の流動性が向上し、なおかつリターンを獲得できるためユーザー側にもメリットがあるシステムであることがわかります。
Uniswap (ユニスワップ) でスワップをする方法
ここではUniswapで暗号資産(仮想通貨)を交換する方法について説明します。
Uniswapでは、以下の5STEPsで暗号資産(仮想通貨)を交換することが出来ます。
- STEP1 ガス代を確認
- STEP2 ウォレットに接続
- STEP3 交換したい暗号資産(仮想通貨)を選ぶ
- STEP4 実際に交換する
- STEP5 トランザクションを確認する
STEP1 ガス代を確認
Uniswapはイーサリアム (ETH) のネットワーク上でトランザクションを行います。そのため、ネットワークの混雑によるガス代の高騰には注意しましょう。以下のリンクからガス代を事前に確認し、あまりに高いようでは別の時間帯に試すことも視野に入れると支出をおさえることができます。
参考 : イーサリアムのガス代確認
STEP2 ウォレットに接続
Uniswapで交換を行うには、交換元となる資産を事前にウォレットに入金しておきます。今回はMetamaskとTrustWalletの2つの例を簡単に紹介していきます。
Metamaskの場合
Metamaskはイーサリアムの専用のウォレットとして有名なウォレットです。接続にはまず、グーグルクロームの拡張機能でアクセスするか、もしくはスマホ版の場合はアプリをダウンロードしましょう。
接続までの大まかな流れは以下の5STEPsです。
- STEP 1 : Google Chromeの拡張機能からMetamaskを追加する
- STEP 2 : Metamaskに入金する
- STEP 3 : Uniswapにアクセスし、「Launch App」を選択
- STEP 4 : Uniswap上で「Connect to a wallet」を選択する
- STEP 5 : 入金されたMetamaskのウォレット選択し、Uniswapと紐付ける(接続完了)
Metamaskの詳しい解説はこちらをご確認ください。設定の仕方から入金までを画像つきでわかりやすいように説明しています。
参考 : 【完全ガイド】MetaMask (メタマスク) 使い方・作成手順をわかりやすく解説!!
TrustWalletの場合
スマホで接続する際に便利なアプリはTrustWalletです。一般的なウォレットでは、トークンは着金後にユーザーの方で表示設定を行わなければならないのに対し、こちらのウォレットはERC20トークンのようなイーサリアム (ETH) のトークンが自動で表示されるので便利です。尚、スマホでログインする際は「WalletConnect」が一般的な方法なので、以下順番に接続方法を見ていきましょう。
接続までの大まかな流れは以下の5STEPsです。
- STEP 1 : スマホ版アプリをインストール
- STEP 2 : TrustWalletに入金する
- STEP 3 : Uniswapにアクセスし、「Launch App」を選択
- STEP 4 : Uniswap上で「Connect to a wallet」し、その後の画面で「Wallet Connect」を選択する(下図参照)
- STEP 5 : スマホにてTrustWalletを起動させ、Uniswap上で表示させたQRコードを読み込んでUniswapと紐付ける(接続完了)
また、以下の記事で補足説明を行っていますので、更に詳しい接続方法を知りたい方は是非参考にしてください。
参考 : 【完全ガイド】Trust Wallet (トラストウォレット) の使い方・作成手順をわかりやすく解説
STEP3 交換したい暗号資産(仮想通貨)を選ぶ
ウォレットに接続したら上の画面が表示されます。ここで、項目の説明をすると、まず最上段で「Swap」を選択します。中央のポップアップは、中央上段がと自分の保有している暗号資産(仮想通貨)の交換元、中央下段が交換したい暗号資産(仮想通貨)です。上の画像では交換元がイーサリアム (ETH) 、交換後がアーべ (AAVE) となります。
尚、中央上段の交換元資産で通貨量を設定すると、自動的に交換先の暗号資産(仮想通貨)に通貨量が設定されます。このようにシンプルな操作で交換できるため、初心者でも迷わずに使えるでしょう。
また、Uniswapからスワップ自体に対する手数料は徴収されませんが、スワップの途中でイーサリアム (ETH) のネットワーク手数料を支払う必要がありますので、ウォレットに入金した全額をスワップしようとするガス代が払えずスワップが成功しません。ウォレットにはガス代用に若干の残金を用意しましょう。
STEP4 実際に交換する
設定が完了したら、中央最下段の「Enter an amaount」という表示が「Swap」に変わっているはずです。「Swap」をクリックして完了です。尚、Uniswapにはまだ対応していない通貨ペアもあるため注意しましょう。もし対応していない暗号資産(仮想通貨)を交換する場合、対応しているものに変えてから行う必要があります。
STEP 5 トランザクションを確認する
最後に行った取引をEtherscanで確認します。Etherscanはイーサリアム (ETH) のトランザクション状況を把握することができるサイトです。
Etherscanに行ったら、上記の画像で囲われた検索窓にご自身のウォレットアドレスをコピー&ペーストします。
そうすると、そのウォレットが行ったトランザクションが確認できます。左側の目のマークを押して詳細のステータスを確認しましょう。
緑色で「Success」と表示が出ていたら、取引が無事成功してることがわかります。ネットワークの混雑状況によっては、すぐに「Success」と表示されないこともあります。
Uniswap (ユニスワップ) にプールする方法
ここではUniswapでプールに流動性提供をする方法について説明します。
以下の4STEPsでプールに流動性提供できます。STEP1はすでに説明しているため、STEP2からの説明とします。
- STEP1 ウォレットに接続 (済)
- STEP2 預け入れる資産ペアーを選択
- STEP3 「Comfirm Supply」をクリック
- STEP4 「Remove」をクリック
STEP2. 預け入れる資産ペアーを選択
ユーザーはUniswap に2つの銘柄を1:1の比率でプールすることでトークンの交換や報酬を得られます。そこで、Uniswapにプールするためにタブ「Pool」に切り替えましょう。
タブを「Pool」に切り替えたあとは、「New Position」を選択します。まだどの通貨ペアーを入金するか迷っている方は、中央右の「Top Pools」をクリックして人気のプールのさらなる流動性に貢献してみましょう。もしくは、自分が今後伸びると信じている資産をプールしましょう。
預け入れる資産が決まったら、次のプール額と流動性の設定をします。上記の画面は「New Position」をクリックした後の画面です。まず画面の左上からプールするペアーを選択します。次に手数料を選択します。この手数料は流動性提供の報酬のようなもので、資産を入金したプールで取引が起こるとその流動性の対価として手数料が支払われます。手数料選択もまた、V3アップデートにより搭載された新機能です。0.05%、0.3%、1%の3種類から手数料を選びます。それぞれの手数料の特徴は以下のようになっています。
集中流動性 (Concentrated Liquidity) について
Uniswapの最新版、Uniswap v3では流動性を提供する価格帯の指定が可能です。プールの特定の範囲を指定して流動性を提供することを集中流動性 (Concentrated Liquidity) と呼びます。集中流動性は、今までは価格帯を指定せずに均等に流動性を提供していたのに対し、自分の資産を特定の価格帯に集中させてその範囲内で流動性を提供します。従って、預け入れた資産が指定した価格帯のレンジ内にある時には効率よく金利が回収できます。その一方で、資産価格が指定した価格帯の外に変動してしまうと、損をしてしまいます。
集中流動性でプールに流動性を提供したくない場合は、画面右下の「Full Range」で全価格帯に均等に流動性を提供します。Uniswapになれるまでは「Full Range」に設定しておくのも手です。
STEP3 預け入れの承認
流動性の設定までが終わると、画面右下にプレビューボタンが表示されますのでそれをクリックし、取引額や手数料の確認を経て、流動性がプールに追加されます
###STEP4 「Remove」をクリック
プールが完了すると「Pool」タブにて状況を確認できます。画面中央下の「Position」欄から有効な流動性を確認できます。尚、ここから引き出したい場合は、引き出したい暗号資産(仮想通貨)の量を設定し、「Remove」を選択するとウォレットに暗号資産(仮想通貨)が戻ってきます。
Uniswap (ユニスワップ) とは
また、同名の独自トークン、トークン(UNI) も高い時価総額を誇る大型アルトコインとなっています。
Uniswap (ユニスワップ) の特徴
分散型取引所 (DEX) とは?
Uniswapの特徴を知る前に、DEXを知る必要があります。DEXとは、Decentralized Exchangesの略語であり分散型取引所を指しています。DEXのメリットは中央管理者が存在しておらず、非営利企業となるためユーザーの費用負担が不要なところです。
国内の暗号資産(仮想通貨)取引所の場合、中央管理者が存在し営利目的の運営とされているため、ユーザーは取引の際に手数料を支払わなければなりません。中央管理者が存在するシステムを利用する際は運営側が有利であることは否めないでしょう。
しかしDEXは、それとは真逆で、取引の際に手数料は発生しません。更に、本人確認も行う必要がありません。スムーズに利用を開始できるという点もメリットです。ただ、認知度が低く取引しているユーザーが少ないため、一般的には流動性 (どれくらいの量の仮想通貨がネットワーク上で取引されるかの指標) が低い点があります。
イーサリアム (ETH) やERC20トークンを交換する
イーサリアム (ETH) には、投機の目的以前にアプリケーションを作成するブロックチェーンという開発目的がありました。そうした性能のおかげで、イーサリアム (ETH) 上ではトークンの発行が可能です。Uniswapはこうして発行されたトークンの規格の一つ、ERC20トークンとイーサリアム (ETH) の交換を行います。
高い流動性
Uniswapは従来のDEXが持つ流動性の低さを補ったサービスです。Uniswapでは、ユーザーがプールと呼ばれる共同預金口座に資産を預け入れて流動性を提供します。DEXのデメリットである低い流動性を補っていることで注目を浴びています。
また、通算3回目の大規模アップデートを経た最新版のUniswap v3では「集中流動性 (Concentrated liquidity) 」というユーザーがプールする金額帯を選べるシステムが導入されるなど流動性自体に投資の戦略を立てることが可能になりました。
1週間取引高・累計取引量がトップ
Uniswapは2021年8月末時点で100ほどあるDEX[1] CoinMarketCap, トップ仮想通貨分散取引所, 2021年8月31日時点 Etherscan, Top DEX Tracker Statistics, 2021年8月31日時点の中で1週間取引高・累計取引量がダントツトップです。1週間の取引高ではDEX全体の取引のおよそ85%以上をUniswapが独占しています[2]
。更に、 今年の2月半ばにはUniswapの累計取引高が10兆円を超えたことが創業者、アダムス氏のツイッターで伝えられました。
Uniswapは非常に多くのユーザーを抱えていてプール金が豊富です。それを知った新規参入者が資産を新たにプールしてくれることでさらなる流動性が生まれています。
誰でも簡単に暗号資産(仮想通貨)を上場出来る
Uniswapに資産をプールする時は、2つの仮想通貨を同額分用意して、そのペアーのプールに入金します。このプールのペアーは誰でも追加可能なので、ERC20トークンであれば誰でもがコインをUniswapに上場させることができます。
つまり取引する機会がなくなった暗号資産(仮想通貨)を取引することが可能であり、Uniswapには大きな可能性を秘めた草コインがたくさん上場されています。もちろん、誰にでも上場できるメリットを悪用してフィッシングと呼ばれるスキャムも後を絶ちません。DEXを利用する際は、後述するスキャム対策は徹底して行いましょう。
まさに、一攫千金を狙えるDEXとも言えるでしょう。しかし現在国内では、Uniswapが主流ではないため、一部のユーザーのみに知られているというのが現状です。
ガス代が安め
ガス代とは端的にいえばイーサリアム (ETH) のネットワーク利用手数料です。DEXに加え、近年のNFTのブームによりガス代が急騰しています。しかし、UniswapではUniswap v3へのアップデートによってガス代を若干減少させることに成功しました。さらに、公式サイトではイーサリアム (ETH) のセカンドレイヤーの実装が実現すれば、ガス代は格段に安くなるだろうと名言しています[3] Uniswap, Introducing Uniswap V3, 2021年3月21日参照 Uniswap, Uniswap on Optimism (Alpha launch), 2021年7月13日参照。2021年8月末時点で、Uniswapはイーサリアム (ETH) のセカンドレイヤー『Optimism』にアルファローンチしており、今後より密度の高い実装にむけて進んでいくものと思われます[4]
。
NFTについてさらに詳しく見てみたい方は以下の記事を参考にしてください。
参考 : NFT(Non-Fungible Tokens)とは
資金を預け入れれば報酬が貰える
また、かつては流動性マイニングというマイニングが行われていました。流動性マイニングは通常のマイニングとは違い、資金をUniswapに預けるだけで報酬を「UNI」と言われるトークンの形で得られるシステムです。Uniswapに資金を預けることは流動性を提供することになり、その対価として得たUNIトークン (UNI) は価格が設定されているためスワップすることも可能です。
2020年11月に一旦終了した流動性マイニングですが、Uniswap v3で再び実施しようとする提案が提出されています[5] Uniswap Governance,Uniswap Liquidity Program v0.1, 2021年7月16日参照。
Uniswap (ユニスワップ) のUNIトークン (UNI) とは
Uniswapの流動性マイニングで報酬として得られるUNIトークン (UNI) とは何なのか解説します。はじめはUniswap側に資金をプールして流動性を提供したユーザーのみに提供されたものでしたが、現在では時価総額11位[6] Market Kasobu,Uniswap, 2021年8月31日時点の大型アルトコインとなっています。
また、UNIトークン (UNI) を無料で配っていた時期もあり、こうしたイベントによってUniswapの知名度を得てきたという背景もあります。残念ながら、現在は流動性マイニングは実施されておらず、UNIトークン (UNI) を取引するのであれば海外取引所で取引する必要があります。
ただUniswapに資金をプールするとスワップ手数料が得られるので、資金をたくさん持っている方にはかなり大きなメリットがあります。
UNIトークン (UNI) の最新の値動きや取引所別の価格、チャートなどは以下のページから確認できます。
参考 : Uniswap (ユニスワップ)基礎情報
UNIトークン (UNI) の特徴
Uniswap (ユニスワップ) のガバナンストークン
中央管理者が存在するサービスの場合、ユーザー側がそのサービスの在り方を決めることはできません。基本的には、運営側が在り方を決めて、手数料の面などで運営側に有利なシステムを作ります。
しかしUniswap の場合は、非中央集権型の取引所であるため、ユーザー側がUniswapの在り方を決められるのです。そのしくみとして、UNIトークン (UNI) ガバナンス投票に使用可能であり、一定量「UNI」を保有している方は今後のマイニングプロトコル管理などの方針決めに参加できます。
運営方針はみんなで決める、というのはDEXはじめとした分散型組織の基本です。そして、その「みんな」というのはUNIトークン (UNI) を保有している人ということになります。以下のリンクからUniswapの運営コミュニティページに飛ぶことができます。リンク先は英語のみの表示ですが、Uniswapの今後の運営を舵取る議論が盛んに行われているので見に行ってみると現状の課題感や今後の方向性を抑えることができます。
別の暗号資産(仮想通貨)と交換できる
UNIトークンの使用の幅は広く、はじめのころは流動性マイニングで無料でもらえていましたが、現在では他の暗号資産(仮想通貨)と交換できます。交換できる取引所としては、Uniswapのような分散型取引所はもちろん、BINANCEといった中央集権管理者が存在する大手海外取引所があります。
たとえばBINANCEでは、ビットコイン (BTC) ・バイナンスコイン (BNB) ・バイナンスUSD (BUSD) ・テザー (USDT) とペアで取引できます。BINANCE以外でもさまざまな海外取引所で取り扱われているので、保有している方は暗号資産(仮想通貨)の交換を試してみてもいいでしょう。
UNIトークン (UNI) の買い方やおすすめ取引所は以下の記事にまとまっています。トークンの購入も検討している方はぜひ覗いてみてください。
参考 : 今注目されているUniswap (ユニスワップ) の買い方とは?ウォレットの接続方法も詳しく解説
参考 : 【2021年最新版】ユニスワップ (Uniswap/UNI) 取引所おすすめ人気比較ランキング
600億円相当のUNIトークン (UNI) がエアドロップされた
最近の大きな話題に600億円相当のUNIトークンがエアドロップされていたことが話題となっています。2020年9月1日までにUniswapを利用したアドレスに一律400UNIが配布されました。400UNIは当時のレートで12万円ほどでこれは日本やアメリカを始めとする各国の新型コロナ給付金の額を上回ります。この予想外の給付金は、UNI給付金と呼ばれ世界的に話題となっていることで有名になりました。
UNI給付金は一人一口ではなく、一アカウント一口なので、アカウントを複数持っていたユーザーは巨万の富を蓄えることができました。
エアドロップ額の調査では、1億円を超える金額を受け取ったユーザーは30人を超えており、最も高い金額で8億円相当となっています。このように社会貢献性も秘めている暗号資産(仮想通貨)であることが証明されたので、今後もますます成長に期待できること間違いありません。
UNIトークン (UNI) のおすすめ取引所
UNIトークン (UNI) は時価総額の高さやUNI給付金による保有者の多さから海外の大手取引所にも上場しています。中でも、BINANCEはUNIトークンの世界一の取引高を持ち、かつ取引手数料も一律0.1%と低い上にシンプルなので初心者の方でも安心です。
また、デリバティブ取引の世界的大手BybitではUNIトークン (UNI) に最大25倍のレバレッジをかけた取引が可能です。こちらはテザー (USDT) とのペアーで行われます。レバレッジ取引に興味がある方はBybitの利用をおすすめします。
Uniトークン (UNI) の買い方やおすすめ取引所に関する詳細は以下の記事から確認できます。
参考 : 今注目されているUniswap (ユニスワップ) の買い方とは?ウォレットの接続方法も詳しく解説
参考 : 【2021年最新版】ユニスワップ (Uniswap/UNI) 取引所おすすめ人気比較ランキング
【2021年版】プールUniswap (ユニスワップ) にプールするおすすめトークン
【2021年版】プールプールにおすすめのトークン3選
コンパウンド (COMP)
コンパウンドはイーサリアム (ETH) 上で稼働しているDEXの1つですが、メインのサービスがUniswapとは異なります。コンパウンドはユーザー同士で仮想通貨の貸し借りをすることができるレンディングプラットフォームです。そして、コンパンドはガバナンストークンとして同名のトークン、コンパウンド (COMP) を発行しています。コンパウンド (COMP) は現在時価総額49位[7] Market Kasobu, コンパウンド (COMP) 基礎情報, 2021年9月1日時点 Uniswap, Top Pools, 2021年9月1日時点で、Uniswap上ではコンパウンド (COMP) /イーサリアム (ETH) の0.3%手数料のペアーが24時間出来高10位に位置しています[8]
。コンパウンド (COMP) もERC20規格のトークンなので、Uniswapで取引が可能です。
コンパウンド (COMP) はBINANCEで入手することができます。入手したコンパウンド (COMP) をMetamaskなどのウォレットに送り、そこからUniswapへ送ります。
バイナンスコイン (BNB)
バイナンスコイン (BNB) とは世界最大手の取引所BINANCEが発行するトークンです。BINANCE内ではビットコイン (BTC) などと並んで基軸通貨となっています。つまり、BINANCEでは日本円をいくら持っていてもそのお金で取引は一切できませんが、バイナンスコイン (BNB) を使っての取引には多くのペアーが用意されています。時価総額は4位で[9] Market Kasobu, バイナンスコイン (BNB) 基礎情報, 2021年9月1日時点世界を代表するアルトコインです。
バイナンスコイン (BNB) はBINANCEで入手することができます。入手したバイナンスコイン (BNB) をMetamaskなどのウォレットに送り、そこからUniswapへ送ります。
アクシーインフィニティ (AXS)
アクシーインフィニティ (AXS) は同名のゲームにおけるガバナンストークンです。獲得には同名のゲームでランキング上位に入ったり、ステーキングをしておく必要があり、とても限定的な配布となっていることが特徴です。時価総額は34位で[10] Market Kasobu, アクシーインフィニティ (AXS) 基礎情報, 2021年9月1日時点 Uniswap, Top Pools, 2021年9月1日時点、Uniswap上ではアクシーインフィニティ (AXS) /イーサリアム (ETH) の0.3%手数料のペアーが24時間出来高10位に位置しています[11]
。
アクシーインフィニティ (AXS) はBINANCEで入手することができます。入手したアクシーインフィニティ (AXS) をMetamaskなどのウォレットに送り、そこからUniswapへ送ります。
【2021年版】プールにおすすめのステーブルコイン3選
次に、高い利回りよりも価格変動の少なさに投資の重きをおいている方のためにおすすめのステーブルコインを3通貨ご紹介します。
テザー (USDT)
テザー (USDT) は米国テザー者が発行する、ステーブルコインで米ドルを担保にしています。スマートコイントラクトの実装などを通じたより安全な取引を予定していて[12] Tether Limiteed, Tether: Fiat currencies on the Bitcoin blockchain, 2021年9月1日参照 Market Kasobu, テザー (USDT) 基礎情報, 2021年9月1日時点 Uniswap, Top Pools, 2021年9月1日時点、今後も需要は続くでしょう。時価総額は5位[13]
で、Uniswap上では イーサリアム (ETH) /テザー (USDT) の0.05%手数料のペアーが24時間出来高10位に位置しています[14]
。
テザー (USDT) はBINANCEで入手することができます。入手したテザー (USDT) をMetamaskなどのウォレットに送り、そこからUniswapへ送ります。
USDコイン (USDC)
USDコイン (USDC) は米国のサークル社と大手取引所のCoinbaseによって2018年9月に発行されたステーブルコインで米ドルを担保にしています。原則1USDコイン (USDC) が1ドルとなるように、サークル社が発行枚数と同額の米国ドルを所持します。月単位で発行したUSDコイン (USDC) に対する米ドルの裏付けを公開しているため、とても高い信頼性があります。時価総額は10位[15] Market Kasobu, USDコイン (USDC) 基礎情報, 2021年9月1日時点 Uniswap, Top Pools, 2021年9月1日時点で、Uniswap上ではUSDコイン(USDC) /イーサリアム (ETH) の0.05%手数料のペアーが24時間出来高1位に位置しています[16]
。
USDコイン(USDC) はBINANCEで入手することができます。入手したUSDコイン(USDC) をMetamaskなどのウォレットに送り、そこからUniswapへ送ります。
JPYCoin (JPYC)
JPYCoin(JPYC)は1JPYC=1円で日本円と連動するステーブルコインです。日本円を担保した史上初のトークンとして誕生しました。まだまだ世界的な規模の市場には成長していませんが、馴染みある円と連動するトークンにかけてみるのも面白いのではないでしょうか。
JPYCoin (JPYC) は以下の公式フォームから日本円で購入が可能です。
Uniswap (ユニスワップ) でスキャムトークンを避ける方法
Uniswap (ユニスワップ) にはスキャムトークンが上場されている
Uniswapを使用する際の注意点としてスキャムトークンに注意することです。スキャムトークンとは偽物のトークンのことを言い、同じ名前で別物のトークンが出回っている可能性があります。
たとえば本物のバイナンスコイン (BNB) がある場合、偽物で無価値なバイナンスコイン (BNB) があるとユーザー側は偽物を交換させられるリスクがあることも覚えておかなければなりません。したがってマイナーなトークンを交換する際は、確実にスキャムでないことを確認してからの交換がオススメです。確認方法としてはコントラクトアドレスを用いる方法があります。イーサリアム (ETH) やそのトークンは契約の情報をコントラクトアドレスというアドレスに書き込んだ上で、送付先のアドレスに送金します。Uniswapではコントラクトアドレス貼り付けてもスワップや流動性提供が可能なので、今回はこちらの制度を利用します。
コントラクトアドレスの調べ方に関してもEtherscanで説明します。
Etherscan (イーサスキャン) を用いた方法
Etherscanにアクセスしたら、右上の「Tokens」を選択しトークンの一覧を表示させるか、検索窓でトークンを検索します。目当てのトークンを見つけたらダブルクリックで詳細ページに飛びます。
試しにバイナンスコイン(BNB) の詳細ページに来ました。こちらの「Contract」をコピーします。
おなじみのトークンを選択するポップアップです。こちらをクリックした先の検索窓にEtherscanからコピーしたバイナンスコイン (BNB) のコントラクトアドレスを貼り付けることでスキャムを掴まされずに取引が可能です。
Uniswap (ユニスワップ) とその他DEXの比較
主要なDEXとUniswapの相違点をまとめました。
Uniswap (ユニスワップ) の今後・将来性
DEX自体に伸びしろがあるか
Uniswapの将来性はDEXにどのくらい需要があり続けるのかにかかってくるでしょう。Uniswap自体は現状DEXの取引高の大半を占めており、今後イーサリアム (ETH) のレイヤー2対応のペアーが増えたり、ガス代が大幅に小さくなればDEXの需要がある限りある程度安定した流動性があり続けるでしょう。
Uniswapの今後についてより深く知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
ユニスワップ (Uniswap/UNI) の今後・将来性まとめ | 過去の価格推移も踏まえながら解説
Uniswap (ユニスワップ) の使い方に関するQ&A
Uniswap (ユニスワップ) と通常の取引所の違いは?
Uniswapは通常の取引所と違って中央管理者が存在しません。そのため非営利目的で運営されており、取引の際に手数料が発生するといった通常の取引所にあるデメリットを回避しています。
また同じような形で、DEXと言われるものがありますが、DEXでは認知度が低くユーザー数が少なめのため流動性が低いことが挙げられています。
しかしUniswapの場合、その流動性の低さを補うため、プールへの流動性を提供しています。
Uniswap (ユニスワップ) にはどんな機能があるの?
Uniswapにはスワップと流動性提供プールという2つの機能があります。スワップはERC20規格で発行されたトークン同士を交換できます。またUniswapは、中央集権型の取引所でスワップが可能で、通常の暗号資産(仮想通貨)と同様の扱いを受けることも可能です。
2つ目は流動性提供プールといって、自分が保有している暗号資産(仮想通貨)をUniswapに預けることでユーザーは流動性を提供し、代わりに報酬を得られる機能です。
Uniswap (ユニスワップ) の使い方に関するまとめ
Uniswapは中央管理者ありきの暗号資産(仮想通貨)取引所の常識を覆す可能性を秘めています。従来の取引所では、運営側に有利なシステムが組み込まれてしまいユーザー側に方針を決める権利はありませんでした。
しかしUniswapの登場で、独自ガバナンストークンのUNIトークン (UNI) を一定保有しているユーザーに方針を決める権利を与えるなど、新しい取引所の形が作られています。また、本人確認が不要で使い方はいたってシンプルであり、今後ますます注目を浴びる取引所であること間違いありません。