- リーシングでエアドロップを受け取れる
- スマホアプリは日本語対応
- DEX(分散型取引所)も対応
ロシアで開発されている仮想通貨ウェーブス (Waves/WAVES)のためのウォレットとして開発されたWaves Walletですが、その利用はWavesだけに留まりません。
DEXやマルチゲートウェイといった機能も有し、使いやすいと評判のウォレットです。
この記事では、Waves Wallet の作成・登録方法から使い方までくわしくご紹介します。
Waves Wallet (ウェーブスウォレット) とは
Waves Wallet (ウェーブスウォレット)の特徴
Wavesのために開発されたウォレットですが、Waves Platform上で発行された仮想通貨のウォレットとして利用することもできます。
またユーザー同士の取引が可能なDEX (分散型取引所)や、マルチゲートウェイの採用によって法定通貨の利用も可能な点が画期的です。使いやすくユーザビリティに優れたウォレットです。
Waves Wallet (ウェーブスウォレット)で管理できる仮想通貨
Waves WalletではWAVESのほか、Waves Platformで作成した通貨を管理することができます。
Waves Platformで発行された仮想通貨には、モバイルゲームに特化したMobileGo (MGO) 、マーケティングツールのIncent (INCNT) 、鉱物にブロックチェーンを融合させたZrCoin (ZRC) などがあります。
Waves Wallet (ウェーブスウォレット) の貸し出しの仕組み
Waves Walletに保管しているWAVESは、誰かに貸し出すことができます。貸し出したWAVESは配当(利子)とともに返されるので、WAVESを長期保有する場合は利用したい仕組みです。
配当として得られるのはわずかな額ですが、ローリスクな方法のため、WAVESをしばらく保有しておきたい場合にはぜひ利用したいサービスです。
Waves Wallet (ウェーブスウォレット)のリーシング機能
Waves Walletの貸し出し機能は「リーシング」といいます。貸し出すことで得られる配当(利子)は、AirDropとして受け取ることができます。
貸出先は選択できるようになっており、貸出先によってAirDropで得られる金額や、通貨の種類が異なります。
Waves Platformでトークン簡単発行
仮想通貨Wavesは新しい通貨を作るためのプラットフォームとしての利用も可能です。
大手ファストフードチェーン店のバーガーキングが、従来のポイントの代わりにWaves Platformを利用した「**Whoppercoin (ワッパーコイン) **」を発行したことが、大きな話題にもなりました。
Waves Platform上で発行された仮想通貨はすでに2万種類を超えるといわれています。仮想通貨の新規発行にかかる費用はわずか1WAVESのみのため、大規模なICO(Initial Coin Offerin)から個人的な小さいコミュニティでの利用を目的とするものなど、幅広く利用されています。
Waves Wallet (ウェーブスウォレット) の作成方法
Waves Walletはパソコンでの利用を想定したブラウザ用のほか、iPhoneやandroidで利用できるスマホアプリがリリースされています。またこれらは同期させて利用することもできます。
Waves Wallet (ウェーブスウォレット) ブラウザ用の登録手順
Waves Wallet公式サイトにアクセスし、「NEW ACCOUNT」をクリックします。
利用規約が表示されるので、「I UNDERSTAND」をクリックします。
画面が切り替わり、登録画面に移ります。上にWALLET SEED、アドレスが表示され、下にアカウント名とパスワードを入力するフォームがあるので、入力しましょう。
WALLET SEEDは他の端末でログインしたり、パスワードを紛失したりした場合に必要になります。何かに記録しておいてください。
全て入力できたら「REGISTER」をクリックします。
Waves Wallet (ウェーブスウォレット) Android用の登録手順
まずアプリをインストールします。アプリを起動させると言語選択の画面になります。ここでは日本語の選択ができます。
Waves Walletについて解説があるので目を通しておきましょう。次に「新しいアカウントを作成する」をタップします。アバターを選択しアカウント名とパスワードを入力し、「確定する」をタップします
次に「今すぐバックアップする」と「あとで」を選択できますが、「今すぐバックアップする」を選んで「バックアップフレーズ」を記録しておきましょう。バックアップフレーズは端末を変えたりパスワードを紛失したりしたときに必要になるので、何かに控えておきましょう。
書き留めた単語は次の確認画面で確認が行われます。
次に4桁のパスコードを作成します。この数字も忘れないようにしましょう。
そして利用規約などの確認が求められます。問題がなければ3つのチェックボックスにチェックを入れ、「同意して利用する」をタップします。
ウォレットが表示されれば登録完了です。
Waves Wallet (ウェーブスウォレット) iPhone用の登録手順
iPhoneの場合もandroidとほぼ同じです。android用の手順を参考にしながら登録を行ってください。
Waves Wallet (ウェーブスウォレット)の使い方
仮想通貨の取引方法
Waves Walletでは通貨によってはクレジットカードで購入することもできます。ただし他の取引所で購入してWaves Walletに送金する方が、手数料などが安くすみます。WAVESの取り扱いがある仮想通貨取引所の口座を開設する必要がありますが、できればそちらをおすすめします。
Waves Wallet (ウェーブスウォレット)へ入金する
例としてBitcoin (BTC) の入金についてご説明します。
画面上部のアイコンからウォレットのアイコンを選択し、BTCの「DEPOSIT」をクリックします。
アドレスが表示されるのでそのアドレスあてに送金してください。またBTCの場合は最小送金額が0.001BTC以上とされているので、それ以上になるように注意してください。
アドレスを誤ったり最小金額より小さい金額で送金してしまうと、送金した通貨は完全に失われる可能性もあります。
Waves Wallet (ウェーブスウォレット)から出金する
画面上部のアイコンからポートフォリオのアイコンをクリックします。するとWaves Walletで保有している資産の一覧が表示されるので、送金したい通貨の右に表示されている「TRANSFER」をクリックします。
次に送金先のアドレス、送金額、コメント(任意)を入力し、「TRANSFER」をクリックします。確認画面が表示されるので間違いなければ「CONFIRM」をクリックします。
仮想通貨の取引を行う
Waves WalletはDEX (分散型取引所) としての機能を持っているため、他のユーザーと直接取引することができます。
Waves Wallet上部のアイコンから取引所のアイコンを選んでクリックすると、取引所画面に移ります。
ここで取引したいペアを選択します。入力するのは各通貨のIDです。名称やシンボルではないので注意しましょう。
例えばWAVESを買いたい場合は左の「BUY WAVES」に金額と数量を入力し、「BUY」をクリックします。WAVESを売りたい場合は右の「SELL WAVES」に金額と数量を入力し、「SELL」をクリックします。
Waves Wallet (ウェーブスウォレット)でAirDrop (エアドロップ)をもらう方法
AirDropを受け取るためにはリーシング機能を利用します。WAVESでマイニングを行うには1万WAVES以上を保有する必要があり、さらに様々な設定や義務を果たして「フルノード」になる必要があります。
しかしフルノードにならなくても、自分が保有するWAVESをフルノードに貸し出すことで、報酬の一部を得ることができます。マイニングが成功したときにWAVESが配当としてAirDropされるほか、それ以外の通貨が突然AirDropされることもあります。
まず画面上部のアイコンからLeasingを選択します。次に貸出先のアドレスと貸出金額を入力し「LEASE」をクリックします。
貸出先アドレスは「Waves Wallet Lease」などで検索してみてください。
ちなみに「WavesGo」が最もLEASE先として選ばれているフルノードで、貸出先アドレスは「3P2HNUd5VUPLMQkJmctTPEeeHumiPN2GkTb」になります。
まとめ
Waves Walletは以前は「使いやすいウォレットだけど、日本語には対応していなくてハードルが高いかも」との評価が一般的でした。しかしスマホアプリでは日本語にも対応し、日本人も利用しやすい環境が整いつつあります。
また電力を消費しない新しいマイニングとして「リーシング」が行われており、さらにDEX (分散型取引所) では法定通貨の利用もできるという他の仮想通貨の先を行く存在として大きな注目を集めています。
Waves Platformの利用も進み、Wavesは今後も大きく発展することが期待されている仮想通貨です。
Wavesの発展とともにWaves Walletも今よりさらに便利で先進的なツールに成長すると見られており、大きな注目を集めています。