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ライトコイン (Litecoin/LTC) とは

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Kasobu 編集部 (Kasobu editorial team)
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Kasobu 編集部

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1分で理解する要約
  • 承認時間が2分半とビットコインと比べ短い時間で済む
  • ライトコインはSegwitを導入している
  • ライトコインはScryptという暗号化方式を採用している

ライトコインとは

ライトコインとは、Google エンジニアであったチャーリー・リー氏の手により開発された仮想通貨(暗号資産)です。誕生したのは2011 年 10 月です。

2019 年 7 月において時価総額は、約 55 億ドル(約 6,000 億円)。いろいろあるアルトコインの中でも初期に作られたものであり、ビットコインのプログラムコードをもとに開発されました。2014 年以後アルトコインが乱立している中、比較的安定し成長している仮想通貨ということができます。

ライトコインは、ビットコインと同様にしてピアツーピアの決済通貨を目指し、ビットコインにおいてのトランザクションの問題の解決を目指しています。

基本のメカニズムは、ビットコインと同じなのですが、決済利用にともなう膨大なトランザクションに対応できるよう取引の承認時間はビットコインの4分の1である2分半にセッティングされ、ビットコインと比較し取引の承認がスピーディーです。

ビットコインは約10分なのに対して、ライトコインは4分の1、更に暗号化方式は、
SHA-256ではなくScryptを採用しています。

コインの発行量は、ビットコインの4倍にあたる8400万です。

承認時間が短い

まず、ライトコインで注目したい点は、承認時間が2分半とビットコインと比べ短い時間で済むことです。短いほど利用する人たちは便利だと感じるでしょう。ただそれだけでなく、承認時間を短くすることでダブルスペント(二重支払い)と言った悪意な攻撃を受けてしまう被害を防止するのにも役立てることができます。

ダブルスペント(二重支払い)とは、同じ仮想通貨が二重に送金されてしまうことを言います。

田中さんから鈴木さんに1BTC支払いしたというデータがあります。ダブルスペントが起きてしまうことで、田中さんから鈴木さんに2回以上1BTCを支払う結果が起こります。また、別に太田さんにも1BTCを支払いしてしまうことがあります。まさにダブルスペントは、信用の欠落の事態を招き入れてしまうことになります。

電子マネーの場合には、中央に存在しているサーバーが取引の履歴を管理して、ダブルスペントを防いでいます。ビットコインは、電子マネーとは違い、中央にはサーバーがありません。

ですから、データの送受信を管理する難しさもあり、データの複製も比較的簡単に出来てしまうと考えることができます。しかし、承認時間(ブロック生成間隔)を短くすることができれば、それだけダブルスペントが行われる可能性を最小限に留めることができます。

ただし、まだ、約2.5分という時間は要しているため100%ダブルスペントを回避することができる訳ではありません。

Segwitを導入している

ライトコインは、いろいろな優れたメカニズムの上成り立つ仮想通貨です。ビットコインの方では、スケーラビリティ(拡張性)問題など囁かれることがありましたが、ライトコインの誕生によってそのような問題がいくつか解決することができました。

ビットコインなど仮想通貨は、複数のトランザクションをひとつのブロックに詰め込んでブロックチェーン上に数珠つなぎにしていくシステムが採用されています。

ビットコインのブロックの容量は、1MB(メガバイト)規模です。
そこには、だいたい3000もの取引データが記録されています。全世界の方々がビットコインに注目をして取引の数がどんどん増していくことでブロックの生成が追いつかないという事態を招く可能性があります。(スケーラビリティ問題)

ビットコインでは、10分という承認時間の中で最大3000程度の取引しか承認出来ないということです。それ以上は送金詰まりという現象が起きてしまうでしょう。

ライトコインではそのような問題を解決するため、Segwit(セグウィット)というシステムが採用されています。Segwit(セグウィット)という方法によって、約60%のデータ圧縮が可能になりました。

Scryptを採用している

ライトコインは、「Scrypt」という方法を採用しています。Scryptという方式は、当初はビットコインが採用している方法より計算が複雑で、メモリを多く必要としました。

ビットコインはマイニング専用の特定用途向け集積回路(ASIC)を採用しています。ある特定の環境が用意されていないとマイニング参加の難易度はとても高い状態でした。

しかし、「Scrypt」はまだ特定用途向け集積回路が開発されておらずマイニング参加が比較的容易だったため、多くの人たちが関わることができました。現在はでScryptに対応する専用ハードウェアASICが開発され、少コストでマイニングが可能です。

ライトコインのまとめ

ライトコインは、承認時間が2分半。短い時間で処理できることによってメリットがもたらされています。さらにSegwitを導入しダブルスペント(二重支払い)被害を防止します。
ライトコインは、ビットコインと同様にピアツーピアの決済通貨を目指し、ビットコインのトランザクションの問題解決を目指しています。

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