TRON (トロン)

1分で理解する要約
  • エンターテイメントコンテンツに特化した分散型アプリケーションプラットフォーム
  • スマートコントラクトを実装している
  • 2018年6月からメインネットに移行され、様々な機能が実装される

世界中の動画配信者やデザイナー、画家などのクリエイターはYouTubeやTwitterなどの各プラットフォームで作成したコンテンツを配信しています。

しかしそれぞれのプラットフォームは特定の企業などによって管理されており、そのプラットフォームがなくなると発表したコンテンツも消えてしまいます。コンテンツ配信の新しいプラットフォームになるべく開発を続けているのがトロン (Tron/TRX) です。

本記事ではトロン (Tron/TRX) の特徴や購入方法、将来性を解説します

トロン (Tron/TRX) とは

トロン (Tron/TRX) は2017年に開発された仮想通貨

トロンは2017年にリリースされた仮想通貨です。比較的歴史の浅い仮想通貨ですが、ICOでは絶大な人気を誇りました。

世界最大の取引所BINANCEでおこなわれたトロンのICOでは、開始30秒で販売分の5億TRXが売り切れました。

日本円では当時の価格で、10億円以上に値していました。2回目のICOでもたったの10秒3億TRXが完売し、大きな注目が集まる仮想通貨になりました。

2019年7月25日現在 トロンは仮想通貨全体の時価総額では、12位に位置しており人気のあるコインになります。

トロン (Tron/TRX) の開発者は中国のエリート

トロンは中国のジャスティンサン氏によって開発されました。ジャスティンサン氏は世界最大の経済誌であるForbesで、アジア圏での30歳以下の30人として紹介された人物です。2011年に北京大学を卒業後、2013年にはペンシルベニア大学にて修士号を取得しました。

ジャスティンサン氏は中国の音楽ストリーミングサービスであるPeiwoを創業しました。すでに1000万人以上のユーザーが存在している人気のサービスとして確立しています。さらにリップルの開発にも関わっており、まさにアジアを代表する人物として活躍しています。

ジャスティンサン氏が開発したトロンは多くの人から期待を集めています。

トロン (Tron/TRX) の特徴

ここでは、トロンの特徴を主に5つ紹介していきます。

クリエイターを応援する仮想通貨

現在世界中には数多のクリエイターが存在しており、各々が活動しています。今の環境でクリエイターが活動する場合、例えばYouTubeTwitterなど各サービスを仲介する必要があります。このようなコンテンツプラットフォームでは、自身の活動を収益化する際に仲介手数料を支払うことがあります。

トロンのプロジェクトではトロンが持つブロックチェーン分散型ストレージ技術の2つの技術を使い、無料で世界的に大きいコンテンツシステムを構築しようとしています。トロンによるシステムが完成することで中央集権者の管理なしでクリエイターの活動が実現し、余計な搾取をされることなく収益化が可能になります。

トロンはクリエイターの活躍の幅と可能性を広げる仮想通貨です。

コンテンツ配信でICOができる

トロンでは自由にICOをおこなえる特徴があります。ICOとは新規のトークン発行を通じて資金調達をおこなう方法です。クリエイターはコンテンツ作成を通してファンを集めることで、必要な資金を獲得しやすくなります。

発行した新トークンはネットワーク上を流通します。そのクリエイターの作品に価値がつくようになればトークンもレアリティが上がり、価格も上昇します。

ICOによる独自トークンが流通することでクリエイターの実力が可視化して、クリエイターは発揮した実力の分だけ収益化が可能です。さらにクリエイターを応援するファンも利益を享受でき、お互いにWIN-WINな環境が実現します。

注目度が高くわずか10秒で完売

トロンは世界で活躍するジャスティンサン氏が開発した仮想通貨ということで、大きな注目を集めました。さらに中国有数の投資ファンドが投資をおこなったことで、世界的にも期待が集まりました。

トロンのICOは2017年8月におこなわれ、結果として開始30秒で完売しました。配られたトロンは5億TRXで、当時の価値としては10~30億円です。2回目のICOの際も、3億TRXが開始10秒で完売しました。

トロン (Tron/TRX) は分散型のストレージを採用しているのでセキュリティ面も強い

トロンのプラットフォームは分散型のストレージを採用しています。

多くのサーバーをつなげて大規模な仮想通貨ストレージを作ることにより、災害時やハッキングなどのトラブル時にサーバーに悪影響を及ぼされたとしても、早急に回復や対処を取ることが出来ます。また、ストレージの拡張も容易に行うことが出来るようになっています。

「草コイン」なのに知名度が高い

トロンはいわゆる「草コイン」という、知名度や流動性がない仮想通貨に分類されます。

しかし、トロンは、冒頭でも紹介した通り「Peiwo」のCEOであるJustin Sun (ジャスティン・サン) 氏が発案し、世界最大のマイニング企業である「Bitmine」創業者の「ジハン・ウー」氏が支援を行っています。

このように、トロンは他の草コインと比べて後ろ盾が非常に強い仮想通貨であるという特徴もあります。

トロン (Tron/TRX) のメリット

メリット1マーケティングが活発

トロンのメリットの1つとしてマーケティングが活発である点があります。トロンの公式Twitterアカウントでは週ごとに成果を報告しており、継続的な開発などプロジェクトの進展具合がアピールされています。トロンの開発者のジャスティンサン氏はTwitterで日本に来日したことをツイートしており、日本の取引所への上場などを匂わせるなど期待を高める行動もマーケティングの上手さが見られます。

また具体的なロードマップが公開されていることも、将来性が期待できる要素の1つです。

加えてトロンでは企業との提携も進んでいます。ジャスティンサン氏の運営するPeiwoやシンガポールの自転車レンタルサービスoBike、さらには中国最大のマイニング企業であるBitmainなど多くの提携先を増やしています。

メリット2 データの解放

トロンネットワーク上では、自由かつ無制限に、文章、写真、音声、映像などさまざまなコンテンツをアップロードし、保存・拡散することができます。既存のコンテンツプラットフォームでは運営元のルールに従ってアップする必要があり、作者が自由に投稿することはできませんでした。

メリット3 エンターテイメントコンテンツシステム

トロンは、世界中の人に満足のいくエンターテイメントを提供するためにデザインされています。コンテンツ作成者自身がコンテンツの所有権を持つ、無料のコンテンツエンターテイメントシステムを提供します。

コンテンツ作成者は、以前のように中央集権型のプラットフォームに高いチャネル料金を支払う必要はありません。

コンテンツ閲覧者は、好みのコンテンツを純粋に楽しむことのできるプラットフォームを利用できます。Facebookなどの既存のプラットフォームで配信されるコンテンツは、運営側が見せたいものを、閲覧者に見せるようにコントロールされています。

トロンでは、既存のプラットフォームのように広告から収益を上げるのではなく、コンテンツから収益を上げる仕組みを構築します。コンテンツ作成者がコンテンツを配布し、ファンにサポートされることによって、トロンネットワークの経済が回る仕組みを目指しています。

メリット4 個人でICOができる

トロンではTRON20トークンの発行が可能です。発行したトークンは個人ICOの形で不特定多数の人々に販売できます。販売したトークンの代わりにクリエイターは資金調達ができ、それぞれの活動費などで使用されます。トークンはクリエイターの作成したコンテンツが人気になることで、価値をあげていきます。

メリット5 インフラの構築

トロンが提供するインフラは以下の通りです。

  • 高品質なコンテンツプラットフォーム
  • すべての人をつなぐソーシャルネットワーク
  • ブリッジ通貨としてのデジタル通貨
  • 支払いシステム
  • 自律エコシステム

メリット6 DPoSマイニング

トロンでは、DPoSを改良したものをコンセンサスアルゴリズムに採用しています。

DPoSとは、Delegated Proof of Stakeの略で、間接民主制のようなシステムです。通貨の保有者による投票を経て取引の承認者が選出され、選出された承認者がブロックを生成し、ブロック報酬を得ることができます。

トロンが採用しているコンセンサスアルゴリズムがDPoSと異なる点は、投票で選出された承認者以外に、報酬を獲得する参加者がランダムに選出されることです。これは、投票権を持つトークン所有者にインセンティブが与えられるべきであるという考えを反映しています。

参照:https://tron.network/enfaq.html

メリット7 クリエイターを応援できる

トロンはクリエイターを応援できるプラットフォームです。

商品を購入したりメッセージを送ったりという従来の応援の仕方に加えて、お金を使った応援が可能となります。ファンは、クリエイターが発行した独自通貨を購入するという形で、直接クリエイターを支援することができます。また、お気に入りのクリエイターに対してチップをあげることによる支援も可能です。

クリエイターはファンから資金の面で支援してもらうことで、よりよいコンテンツを作成することが可能となります。さらにファンと直接交流でき、コミュニティを形成することができます。

メリット8 伸び代が大きい

トロンは伸び代が大きい通貨と言えます。

なぜなら、機能のほとんどは開発中の段階であるため、アップデートを経るにつれて大きく価値が伸びるからです。トロンは6段階を経て完成するとしていますが、1段階目の目玉であるメインネットの公開は2018年5月末の予定です。記事執筆段階では、開発の超初期段階ですので、まだまだ価値を延ばしていくと思われます。

すでに価格が高い状態である通貨は、長期にわたって開発を進めているため、完成形に近づきつつあります。そのため、これから大きく価格を伸ばすことは難しいでしょう。

TRONは1枚当たりの価格も安いため、大きく価値が上がる期待を持てる通貨と言えます。

トロン (Tron/TRX) のデメリット

デメリット1 開発者の発言が市場に大きな影響を与える

トロンは開発者のジャスティンサン氏による影響力が強い仮想通貨です。ジャスティンサン氏のツイート1つでトロンの価格が変化する状況となっています。ポジティブなツイートによる価格の上昇もたやすく価格操作が可能なため、見方を変えればジャスティンサン氏を含む関係者が高値で売り抜けることもたやすいでしょう。

健全な市場を形成する意味では、トロンは大きなリスクを抱えているといえます。

デメリット2 日本の取引所で購入できない

トロンは日本の取引所では取り扱いがありません。トロンを購入するには海外の取引所を利用する必要があります。日本の取引所なら銀行口座から振り込みすることですぐに取引可能ですが、海外の取引所の場合は銀行振り込みができません。

日本円を国内取引所に入金して仮想通貨を購入し、海外の取引所に送金する手間がかかります。仮想通貨投資を始めて間もない人にとっては、ハードルが高いかもしれません。

デメリット3 詐欺の疑いがある

トロンは一時期、詐欺の疑いが強まっていました。しかし現在では詐欺の疑いは解消されています。
詐欺が疑われたきっかけは以下の3つです。

開発が進んでいない

2017年12月末に発表したソースコードには、プロダクトとしての機能がありませんでした。そのため開発が進んでいないことが分かり、一部の人が詐欺だと大騒ぎしたのがきっかけです。

1月23日には開発1段階目のエクソダスのローンチを発表し、開発が進んでいることをアピールしたため、疑惑は解消されています。

ホワイトペーパー盗用の疑い

1月7日、トロンのホワイトペーパーの一部が、ほかの通貨のホワイトペーパーからコピーされたものであることが分かりました。トロン社側は、「コピーではなく、参照として利用した。しかし著作権に留意していなかったため、今後気を付ける」とコメントを発表しました。

創始者ジャスティン氏が大量のTRXを売却した疑惑

1月5日、アメリカのウェブサイト「Raddit」に「ジャスティン氏が60億TRXを売却して現金化した」と書き込みがありました。これをきっかけに「開発せずにお金を持ち逃げするのでは」といった疑惑が膨れ上がり、書き込みが相次ぎました。

なぜ投稿者がそう思ったかというと、60億TRXを売却したアドレスが、Justinpetsというアカウントでゲームサイトに登録されていたからです。ジャスティン氏はこのアドレスは自分でもトロン財団にも関係ないと否定しています。

デメリット4 セキュリティの危険性

トロンの重要な課題にセキュリティが挙げられます。

トロンプラットフォーム上では、たくさんの人が独自通貨を売買するため、完全にセキュリティが保たれているプラットフォームであることが必要です。

トロンでは、集められた資金を分散管理することでセキュリティを担保する予定です。これにより、ハッカー攻撃やお金が突然無くなってしまうなどのリスクを防ぎます。

しかしトロンが開発する技術は、まだ誰も使ったことのない新技術であるため、予想されないセキュリティリスクがあることも考えられます。動作検証やテストなどで脆弱な部分をアップデートしていく必要があるでしょう。

トロン (Tron/TRX) の買い方・購入方法

トロン (Tron/TRX) は海外取引所でしか購入できない

トロンは国内取引所では取り扱いがないため、海外取引所を利用します。トロンを購入できる海外取引所は多くありますが、手数料が安く済む取引所を選択することで余計な出費を抑えることができます。

トロン (Tron/TRX) を購入する手順

トロンの買い方を紹介します。今回は国内取引所としてCoincheckを利用します。また海外取引所ではBINANCEを使用します。トロン購入までの手順には以下の流れがあります。

トロンの購入手順
STEP1Coincheckの口座開設
STEP2ビットコインを購入
STEP3CoincheckからBINANCEにビットコインを送金
STEP4BINANCEでトロンを購入

STEP1 Coincheckの口座開設

初めにCoincheck公式ページから、登録をおこないます。メールアドレスとパスワードを入力したら「新規登録」を押しましょう。入力したメールアドレス宛に確認メールが届きます。

メール内のリンクからログインページに入り、登録したメールアドレスとパスワードを入力してログイン完了です。

この段階ではまだCoincheckで仮想通貨取引ができない状態です。電話番号認証と本人確認書類の提出を完了することで、Coincheckによる審査後にハガキが届きます。その後Coincheckでの取引が可能になります。日本円の入金をおこない、次のステップに進みます。

STEP2 国内取引所でビットコイン (Bitcoin/BTC) を購入

次にCoincheckでビットコインを購入します。メニューの「コイン購入」を選択したらCoincheckで購入できる通貨の一覧が表示されます。「BTC」を選択して、購入数量を入力します。その後「購入する」を押すことで、ビットコインの購入が完了します。

STEP3 国内取引所からBINANCEへビットコイン (Bitcoin/BTC) を送金

CoincheckからBINANCEにビットコインを送金するために、まずはBINANCE公式ページに登録し、ビットコインアドレスを取得します。

BINANCEにログインしたら「Wallet」を選択して下に表示された「Deposit」(入金)を選択します。Coinの表示がBTCになっていることを確認します。もしBTC以外の通貨が選択されていれば、通貨を選択してBTCに変更しましょう。

BTCの選択後横にBTC Addressが表示されるのでAddressをコピーします。
次はCoincheckでの操作になります。「コイン送金」を選択して取り扱い通貨一覧が表示されます。「ビットコインを送る」を選択したら下の「送金先リストの編集」を押しましょう。

新規先ラベルにはBINANCEなど分かりやすい名前を入力します。また新規宛先に、先ほどコピーしたBINANCEのビットコインアドレスを貼り付けます。その後「追加」を押してBINANCEのビットコインアドレスが追加されます。
宛先」から登録したBINANCEのビットコインアドレスを選択します。「金額」の欄に送金するビットコインの数量を入力します。最後に「送金する」を選択して、不備がなければ送金が始まります。

BINANCEにビットコインが送金されるためには、マイナーによるトランザクションの承認が必要です。数分から長ければ数日で、送金は完了します。

STEP4 海外取引所でトロン (Tron/TRX) を購入

BINANCEにビットコインが送金されたら、トロンを購入します。「Exchenge」から「Basic」を選択します。出てきたチャート画面の右に通貨ペアを選択する所があるので、「BTC」を選択して検索欄にTRXと入力します。TRX/BTCが表示されるので選択します。

左上の通貨ペアがTRX/BTCになっていることを確認します。
チャート画面から下にスクロールして購入画面にいきます。「Exchenge」を選択して「Market」(成行注文)を選択します。成行注文は購入量の入力のみで仮想通貨を取引できる一番簡単な方法です。

「Amount」にトロンの購入量を入力します。最後に「Buy TRX」を押します。入力内容に不備がなければ、購入が完了します。

トロン (Tron/TRX) の情報取集におすすめの手段

最後に、TRONの情報を集めるのにおススメなSNSやメディアを2つ紹介します

Twitter

Twitterで「#TRON」や「#トロン」で検索すると、たくさんの仮想通貨TRONについての情報が出てきます。

また、TRONの創業者であるJustin Sun (ジャスティン・サン) 氏や、マカフィー氏もTwitterを利用しているので、TRONの情報集めにTwitterは欠かせません。

CoinMarketCap

CoinMarketCapでは、TRONの現在値を見ることが出来ます。

また、TRONを実際に保有している投資家たちの意見を見られる掲示板もあります。

最新の情報が書き込まれていることもあるため、要チェックです。

トロン (Tron/TRX) におすすめのウォレット一覧

Ledger Nano S (レジャーナノS)

LedgerNanoS (レジャーナノS) は、フランスのLedger社が販売しているUSB型のハードウェアウォレットで、ハードウェアウォレットの中では多くの人に使用されている代表的なウォレットです。特徴としては、仕組みの異なる仮想通貨を一緒に管理でき、対応可能な仮想通貨は、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ネオなど、30種類あります。価格は、79ユーロ(約10,235円)です。

MyEtherWallet (マイイーサウォレット)

ウォレットは仮想通貨の中核となる秘密鍵を保管するためのお財布です。MyEtherWalletはパソコン上に秘密鍵を保管するデスクトップウォレットです。パソコンをハッキングされない限り秘密鍵が流出することはないので、安全な管理が可能です。

パソコン自体が盗難されてしまうとトロンや保存した仮想通貨を送金できなくなるので、厳重に保管しましょう。普段使用しないパソコンにMyEtherWalletをインストールして使わないときはオフラインで保管しておくと、パソコンをハッキングから守れます。

imToken

imTokenはスマホで秘密鍵を管理するモバイルウォレットです。持ち運びの簡単なスマホにウォレットを入れることで、気軽にトロンの送金や決済がおこなえます

imTokenの特徴として取引手数料を自由に上げられる点があります。取引の際は取引情報(トランザクション)をマイナーと呼ばれる人たちが承認することで完了しますが、取引手数料が多いほど承認が優先されます。つまり素早く送金をしたい場合は手数料を上げることで迅速な取引がおこなえます。

トロン (Tron/TRX) の開発状況

今後の計画

トロンの今後の計画をまとめました。
トロンは6つのアップデートを経て、8~10年かけて完成する見通しです。

Exodus(エクソダス)

エクソダスフェーズでは、データを公開・保存・配布するためのプラットフォームを提供します。2017年8月~2018年12月にかけてアップデートが行われます。

実装される項目は以下。

  • コインの管理手法を、ビットコインでも使われているUTXOベースに
  • 毎秒1,000トランザクションの高速取引が可能に
  • 超低料金の取引手数料0.000001TRXを実現
  • TVM (トロン仮想マシン) の実装
  • スマートコントラクトの記述言語にJavaを採用
  • コンセンサスアルゴリズムとブロックチェーン技術を共通ABCIに提供
  • TRONネットワークを監視するユーティリティを提供し、潜在的なリスクの発見が容易に

Odyssey(オデッセイ)

オデッセイでは、コンテンツ作成者がファンからチップをもらうことが可能となります。2019年1月~2020年6月にかけて行われます。

Great Voyage(グレート ヴォヤージュ)

個人が独自トークンを発行し、ICOを実施できるようになります。2020年7月~2021年7月にかけて行われます。

Apollo(アポロ)

個人が独自トークンを発行することによって、経済活動が活発に行われます。円滑に行われるようにプラットフォームを調整します。2021年8月~2023年3月にかけて行われます。

Star Trek(スター・トレック)

トロンネットワークは、オンラインゲームを構築できるプラットフォームとなります。2023年4月~2025年9月にかけて行われます。

Eternity(エターニティ)

分散型ゲームのプラットフォームとなります。2023年4月~2025年9月にかけて行われます。

トロン (Tron/TRX) の今後の展望・将来性評価

提携先が広がっている

トロンのマーケティング能力は優れており、多くの企業と提携を結んでいます。以下の企業との提携の他にも様々な企業との提携を進めています。

トロンの提携企業
提携会社事業内容
Peiwo中国の音楽ストリーミングサービス
Seedit決済システムの提供
oBikeシンガポールのレンタル自転車サービス
Game.com中国のオンラインゲームプラットフォーム
Baofeng中国の動画配信サービス
GSCSNS提供

今後もトロンの提携が広がることで、トロンの需要は広がるでしょう。さらに日本企業との提携が決まることで日本での知名度も広がり、国内取引所での取り扱いも始まるかもしれません。

Obike

2017年12月23日、トロンは、シンガポールに本社を置き、自転車シェアリングサービス事業を行っているObikeとの技術提携を発表しました。Obikeはヨーロッパ、アジア、オーストラリアなど20ヶ国に事業展開し、1,000万人のユーザーを持つ企業です。

今後Obikeは、トロンの技術を使った「Ocoin」と自転車シェアリングアプリケーションをリリースするとのこと。

BAOFeng

2018年1月10日、Baofengはトロンと技術提携を発表しました。Baofengは、中国で最も人気のある動画ストリーミングサイトで、2億人以上のユーザーが利用しています。

Baofengとトロンが協力する点は以下の通り。
・ブロックチェーンフルノードの展開
・オンラインエンターテイメント業界とブロックチェーンの統合
・オープンソースコミュニティの構築

Peiwo App

2018年2月7日、ライブストリーミングアプリPeiwoで、演者に贈るギフトの購入にTRXでの支払いが利用できるようになりました。Peiwoはトロンの創始者ジャスティン氏がCEOを務めている企業です。

LINEが運営する取引所に上場

BITBOXはラインが運営する取引所です。BITBOXは日本人のアクセスが禁止されている韓国の取引所ですが、トロンは大手企業の運営する取引所で上場されている仮想通貨ということで一定の安心感があります。世界の取引所でもBINANCEをはじめ有名な取引所で取り扱いがあるため、身元の分からないアルトコインよりも安心して取引できます。

トロン (Tron/TRX) の今後・将来性に関わるニュース

では、TRONの今後の価格に関わるニュースと過去のニュースを1つずつ紹介したいと思います。

近々日本の取引所に上場する

トロンのCEOであるJustin Sun (ジャスティン・サン) 氏は、2017年12月25日にツイッターで「日本の金融規制当局に上場申請をする予定である」とツイートをしました。

日本は世界で最も仮想通貨取引が頻繁に行われている国です。

仮に、コインチェックやZaifなどの日本の取引所でTRONが取引できるようになれば、価格が高騰する可能性が高いです。

マカフィー砲

2017年12月26日、ウィルスソフトで有名な大企業マカフィ社の創業者であるジョン・マカフィー氏が「TRONは長期的に保有すべき銘柄だ。」という旨のツイートをしました。

これはいわゆる「マカフィー砲」と呼ばれ、TRONの時価総額は1日でおよそ56億円も上昇しました。

トロン (Tron/TRX) の詐欺コイン疑惑について

さて、インターネットで「TRON 仮想通貨」と検索すると「TRONは詐欺コイン」というワードがよく出てきます。これはいったいどういう意味なのでしょうか。

トロン (Tron/TRX) が詐欺コインと言われる理由

TRONが詐欺コインだと言われている理由の根源は「ICOの際にわずか1分以内に売り切れてしまった」ことにあります。

ICOの際に高騰したことが原因で、ICO詐欺にTRONが使われるようになり、結果的にトロンは詐欺通貨だという声が上がっているそうです。

トロン (Tron/TRX) が詐欺コインかどうか

結論から申し上げますと、TRONが「詐欺コイン」だという可能性はかなり低いと考えられます。

TRONは、ICO詐欺を用いて金儲けをしようとしている悪質な詐欺軍団に利用されている「被害者」だともいえるので、TRON自体には何の悪要素もないと考えるのが自然ではないでしょうか。

トロン (Tron/TRX) についてのQ&A

トロン (Tron/TRX) は詐欺コインじゃないの?

2018年1月5日にRedditでトロンの開発者ジャスティンサン氏が、オンライン掲示板のRedditで60億円相当のトロンを売却したという疑惑が流れました。

「トロンが儲けるためだけの詐欺コインなのではないか?」と疑われる中でジャスティンサン氏自身が反論しました。ジャスティンサン氏は「もしアカウント登録をするなら中国名を使用する」と発言したことで疑いは晴れました。

whitepaperがコピペって本当?

2018年1月8日のTwitterでトロンのホワイトペーパーがIPFSやFilecoinのコピペになっていると投稿されました。ジャスティンサン氏はツイートに対して以下のように回答しています。
ホワイトペーパーのオリジナルが中国語版です。英語や韓国語、日本語やスペイン語のバージョンは有志によって翻訳されており、結果として中国語版以外の翻訳版には重要な情報が欠如しています。

トロン (Tron/TRX) のまとめ

トロンはForbesに紹介されたジャスティンサン氏によって開発され、順調に進展を続けています。ロードマップでは、2025年までかけて万全なシステムを開発していきます。クリエイターのためのシステムが完成することでコンテンツ配信をおこなう新しいプラットフォームが出来上がります。

さらに提携企業も増えており、トロンの需要も拡大しています。いずれ日本企業とも業務提携がおこなわれ、国内取引所での取り扱いも始まるかもしれません。

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