- リップル (XRP) を取引する取引所の選び方がわかる
- おすすめの取引所がわかる
リップルは安価な手数料での国際送金を可能にするなど、ほかの仮想通貨には見られないような特徴があります。こうした特徴に将来性を見込み、投資を考えている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、国内・国外のリップル (XRP) のおすすめ取引所を紹介します。
リップル (XRP) の取引所とは
リップルの取引所は、ユーザー間同士でリップルの売買をする場です。取引所では、注文をすると板と呼ばれる注文リストに自分の注文が入ります。
- 売買数量
- 希望価格
上記を自分で指定できるので、希望通りに売買できれば利益につながりやすいです。その一方で需給バランスによっては、注文が成立しない可能性もあります。注文前でも板の状況は確認できるので、リップルの需給バランスを確かめてから、取引をするようにしましょう。
リップル (XRP) の取引所の選び方
流動性の高さ
リップルの取引所を選ぶときには、流動性の高さを意識しましょう。流動性は「取引の成立のしやすさ」を表す指標です。流動性は取引所内の取引高の多さや板の厚みによって決まり、それらの値が高いほど自分の希望する価格や数量で取引が成立しやすい傾向があります。
逆に流動性が低いと、自分の希望条件では売買できず、思ったように取引が成立しなかったり、買い時・売り時を逃してしまう可能性があります。利益が出ないどころか、流動性が低い取引所では、注文をしても成立しない可能性すらあります。
手数料の安さ
各取引所ごとに手数料が異なるので、できるだけ手数料が安い取引所を選ぶのが良いでしょう。取引所に支払う手数料には、いくつか種類があります。
- 入出金手数料
- 取引手数料
- 送金手数料
特に上記の手数料は、使用するシーンが多いので手数料が安い取引所を選ぶのが大切です。入出金手数料とは、取引所の口座に日本円を入出金するときにかかる手数料です。多くの取引所では入金手数料は無料ですが、金融機関の振込手数料がかかります。
取引手数料とは、取引所で売買が成立した際にかかる手数料です。売買手数料とも呼ばれます。
送金手数料とは、他の取引所口座やウォレットに送る際にかかる手数料です。
これらの手数料を最も抑えられるのはSBI VCトレードです。取引手数料と送金手数料が無料であり、出金手数料もSBIネット銀行を経由すれば50円に抑えられます。[1] SBI VC トレード公式, SBI VC トレードのTransaction fees手数料, 2021年6月25日参照
種類の豊富さ
取引所ごとに、取引ができる仮想通貨の種類は異なるので、自分の希望する仮想通貨の取引ができるか確認しておきましょう。取引所の取り扱い通貨数や種類とあわせて、それぞれの仮想通貨の流動性も確認しておくと更に安心です。
国内取引所で最も取扱通貨が多いのはCoinCheckです。リップルを含む16通貨を購入することができます。
セキュリティ管理
取引所を選ぶときには、各取引所が行っているセキュリティ体制も確認しておきましょう。仮想通貨はハッキング被害などの対策をしておく必要があります。管理がずさんな取引所を選んでしまうと、ハッキング被害にあってあなたの保有する仮想通貨を失ってしまう可能性もあります。
各取引所が行っている主なセキュリティ対策は以下の通りです。
- 取引所の資産とユーザーの資産を分けて管理する
- ユーザーの資産をコールドウォレットで管理する
- 不正ログイン対策
特に重要なのは、資産をオフライン上であるコールドウォレットで管理するセキュリティ対策です。インターネットにつながっているホットウォレットだと、ハッキング被害にあう恐れがあります。
できるだけユーザーの資産をコールドウォレット上で管理する取引所を選びましょう。
リップル (XRP) のおすすめ国内取引所3選
Coincheck (コインチェック)
Coincheckはスマホアプリが使いやすいと評判の取引所です。主な特徴は以下の通りです。
- 取引量やユーザー数が日本最大級の取引所
- 取り扱い仮想通貨数は10種類
- マネックスグループの傘下になりセキュリティ対策が改善された
Coincheckは、仮想通貨取引や投資自体が初めての方でも使いやすいスマホアプリが人気です。iOS版、Android版それぞれのスマホアプリが配信されています。スマホのウィジェット機能にも対応しているので、リアルタイムの価格情報もチェックしやすくなっています。
DMM Bitcoin (DMM ビットコイン)
DMM Bitcoinは手数料の安さが魅力的な取引所です。主な特徴は以下の通りです。
- 大手DMM社が運営している
- スプレッド以外のほぼすべての手数料が無料
- これまで一度も行政指導やハッキング被害にあった経験がない
DMM Bitcoinはマルチシグやコールドウォレットを採用した強固なセキュリティ対策が行われており、安心して資産を預け入れられる取引所です。大手DMM社が運営しているだけでなく、過去にハッキング被害にあった経験もないので、信頼性が高いといえるでしょう。
そしてスプレッド以外の手数料はほぼ無料なので初期費用が少ない方にも向いています。
bitFlyer (ビットフライヤー)
bitFlyerは取引量が日本で1番多い国内最大級の仮想通貨取引所です。主な特徴は以下の通りです。
- 過去にハッキング被害が起きた経験が一度もない
- レバレッジ取引ツール「bitFlyer Lightning」が使いやすい
- 国内初となる補償サービスを提供している
bitFlyerは、サービスの安定性やセキュリティ対策に優れている信頼性の高い取引所です。取引ツールbitFlyer Lightningは独自開発されていて、FXや先物取引などにも対応可能となっています。
リップル (XRP) のおすすめ海外取引所3選
Bybit (バイビット)
Bybitは日本語にも対応している海外取引所のひとつです。主な特徴は以下の通り。
- シンガポールを拠点とする日本語対応の取引所
- 最大100倍のレバレッジ取引ができる
- サーバーが強固で遅延が発生しにくい
Bybitではレバレッジが最大100倍までかけられるので、少ない資金で利益を出しやすくなっています。またサーバーが強固で注文や約定の遅延が発生しにくいのも魅力的です。
CryptoGT (クリプトGT)
CryptoGTは、レバレッジ取引に特化した海外取引所です。主な取引所は以下の通り。
- 最大500倍までのレバレッジ取引が可能
- 全ての仮想通貨でレバレッジ取引が可能
- 日本語にも対応している
CryptoGTの特徴は最大500倍までレバレッジ取引ができる点です。初期費用が少ない方や多少リスクがあっても短期間で多額の利益を出したい方に向いています。
BINANCE (バイナンス)
BINANCEはマルタに拠点を持つ海外取引所です。主な特徴は以下の通り。
- 以前は中国に拠点を持っていた世界最大級の取引所
- 取り扱い通貨数が100種類以上
- 独自トークンであるバイナンスコインを発行
BINANCEは中国の仮想通貨への規制強化の影響を受けて、拠点をマルタに移しました。取扱通貨数が多く、独自トークンのバイナンスコインを利用すると手数料が割引されるのが特徴となっています。
リップル (XRP) は販売所よりも取引所がおすすめ
リップルを売買するのであれば、販売所よりも取引所を利用するのが良いでしょう。販売所と取引所の違いは以下の通りです。
販売所は、運営会社を相手に売買するので、仮想通貨の価格が固定されています。販売所では売値と価格の差であるスプレッドも広いので、よりお得に仮想通貨を購入したいのであれば取引所を利用するのが良いでしょう。
取引所でのリップル (XRP) 取引方法
取引所にてリップルを取引する際には、大きく分けて以下の2種類の方法があります。
- 現物取引
- レバレッジ取引
現物取引はシンプルで安いときにリップルを購入し、値上がりしたら売却して差額を利益とする方法です。自分の手持ち以上の損失を出さなくてすむので投資初心者にも向いています。
レバレッジ取引は少ない資金で大きなお金を動かす取引が可能です。自己資金が少ない方でも多額の利益を出せる一方で、リスクも高いので投資初心者のうちは注意する必要があります。
各取引所のリップル (XRP) 取引手数料比較
取引所を選ぶ際には、取引手数料に注意しておきましょう。各取引所ごとで手数料がそれぞれ異なります。
特に支払い頻度が多く意識しておきたい手数料の種類は以下の2つです。
- 送金手数料
- 取引手数料
海外取引所でも取引を行いたい方は、送金手数料が安い取引所を選ぶのが良いかと思います。海外取引所の多くは、日本円での入出金ができません。国内の取引所にて保有している仮想通貨を海外取引所に送金する必要があるので、送金手数料の金額が重要になります。
リップル (XRP) の取引所に関するまとめ
リップルを取り扱いしている取引所はいくつかあるので、自分に合った取引所を選びましょう。
本記事で紹介した取引所選びのポイントは以下の3つです。
- 流動性の高さ
- 手数料の安さ
- 取り扱い通貨数の多さ
またリップルの売買は、販売所と取引所のどちらでもできますが、自分の希望する価格で売買しやすい取引所を利用するのが良いかと思います。