この記事のポイント
  • 資産運用の基本的な知識
  • 500万円で行える運用方法
  • 資産運用する際の注意点

500万円の資金をお持ちの場合、資産運用を考える方も多くいるはずです。ですが、500万円で資産運用をする場合、どのような方法で運用していけば良いのか、それに伴うリスクはあるのかなど、たくさんの疑問が初心者の頭の中に浮かぶはずです。

そこで本記事では 初心者でもわかりやすく、資産運用の基本からリスク、500万円での投資スタイル、シュミレーションなどまとめています。実際に資産運用をされるのであれば、基本的な知識を抑えておくとスムーズに投資の世界に入っていけます。

資産運用の基本情報

まず最初に500万円で資産運用を行う場合の基本情報を表を使ってまとめてみました。投資先によってリスクが違ってきたり、運用が必要だったり、投資スタイルも違ってくるのでよく確認して知識をつけておきましょう。

▶ 『資産運用』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

投資先によって異なるリスクとリターン

投資にリスクとリターンはつきものでリスクが低いものに関してはその分リターンも低くなります。その逆も然りで、リスクが大きければリターンも大きくなります。では何がどう違うのか、投資方法をリスク別に表にまとめました。

投資先とリスク・リターン
商品安全性元本からみたリスク
ローリスク・ローリターン定期預金・個人向け国債元本補償
ミドルリスク・ミドルリターン株・投資信託・ETF/REIT元本割れ
ハイリスク・ハイリターンFX・先物取引元本以上のロスが出る

年間2%以上の運用が必要

近年、話題になっていたアベノミクスをご存知の方は多いかと思われます。では、アベノミクスの狙いは何でしょうか。それは 年に2%物価を上昇させ続けることです。ですので、今購入している商品も来年以降同じ値段で購入できないことになります。つまり、投資をするなら 年間2%以上のリターンを得なけば、お金がどんどん減ってきてしまいます

運用率と利益の関係
運用利益
2%以上↗︎ (プラス)
2%+-0
2%未満↘︎ (マイナス)

初心者向きの投資スタイル

初心者であれば「ミドルリスク・ミドルリターン」の投資スタイルをおすすめします。これはなぜかというと元本割れの可能性がありますが、しっかり選べば年間2%以上のリターンを生み出せすことが可能だからです。

もちろん、「ローリスク・ローリターン」の方法もありますが、これでは現実的に年間2%以上の利益を生み出すのは難しいでしょう。また「ハイリスク・ハイリターン」であるFXや先物取引は一攫千金を狙えますが、投資初心者で成功することはまずないので、投資経験が浅いうちは絶対にやめておきましょう。

投資スタイル一覧
商品種類特徴
ローリスク・ローリターン定期預金・個人向け国債リスクは低いが、年間2%以上のリターンを得るのに現実的ではない・元本割れしない
ミドルリスク・ミドルリターン株・投資信託・ETF/REIT元本割れする可能性があるが、しっかり選べば年間2%以上のリターンを得られる投資が可能・初心者におすすめ
ハイリスク・ハイリターンFX・先物取引多額のマイナスを生む可能性がある・初心者に不向き

▶ 『初心者向けの資産運用情報まとめ』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

資産運用するのに500万円で足りる?

資産運用をするのに 500万円は十分な金額と言えます。しかし、1点のみに集中して資産運用をしてしまうのはリスクが大きいです。そのため500万円を分配して資産運用することが大切です。

また分配的に投資をするにしても株やFXは情報収集をするのに莫大な時間が取られてしまいます。なので、仕事をしながら片手間に運用するのは困難でしょう。もしあなた自身が仕事をしながら資産運用をするのであれば、プロに資産を任せて運用するのも1つの方法です。

500万円を利用した投資手段

分配的に500万円を資産運用することの大切さはおわかり頂けたと思います。それでは500万円を資産運用する場合はどのような投資手段があるのでしょうか。それをここではいくつか紹介するので、 自分の生活スタイルに最適な投資をすると良いでしょう

複利を活用する

複利とは 元本により得た利益を次の期間における元本に組み入れて、利益を発生させる方法です。例えば、元本500万円に対して年利10%の複利運用をここで考えてみましょう。1年後の利益は50万円ですが、この50万円の利益をさらに元本である500万円に組み入れると550万円になります。2年目にこの550万円を年利10%で運用すると55万円の利益が得られます。このように3年目も4年目もくりかえし、得た利益を元本に組み入れることによって、どんどん得られる利益が増えます。

積立を活用する

積立とは、 一定のタイミングで一定の投資額を投入し続ける方法です。例えば、年利10%の投資を100万円からスタートすれば、500万円の元手を投入しきった後でも利益から毎年100万円の積立金を投資することが可能です。複利の場合は時間を要しますが、 長期で考えれば積立の方が目標額に速く到達できます。なので速く且つ確実に資産を増やしたい場合は積立を活用することも視野に入れておくと良いでしょう。

投資額を一気に増やす

投資額を一気に増やす方法もあります。例えば、500万円を元手に、最初の数年間は年利50%程度の投資で数倍に増やし、より大きな元本で開始する方法です。もちろんその分大きなリスクもありますが、500万円を5年で3000万円に増やした場合、 その後の複利や積立は元本3000万円でスタートできます。なので、より大きな資産を早く構築するのであれば最適な方法です。ただそれには自分なりの情報収集や学習が必要になってくるでしょう。

▶ 『1000万円の資産運用』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

500万円の資産運用をした場合のシュミレーション

実際に今、500万円を持っていたとしても、資産運用を開始するのは少し怖いという方に向けてここでシュミレーションをしてみます。 シュミレーションをすることによって資産運用をする前に頭の中でイメージが出来上がり、実際に開始する際の不安を和らげることもできます

500万円を10年間運用するケース

500万円を国債の最低保証金利の0.05%で10年間運用した場合、わずか2.5万円しか利益が出ていません。ところが4%で運用した場合、740.1万円といった感じで237万円の差が生まれてきます。税引前で計算していますが、年利によってこれだけ差がついてしまうので、最初にどのぐらいの年利でスタートさせるかが重要になるでしょう。

500万円の資産運用シミュレーション
運用資金 (元本)500万円
運用期間10年間
想定利回り (年率)0.05%、1%、2%、3%、4%
運用結果502.5万円、552.3万円、609.5万円、672.0万円、740.1万円

目標金額を600万円ととしたケース

ここで目標金額を600万円とした場合のシュミレーションをしてみましょう。こちらも予めシュミレーションをして見ると、実際にどのぐらいの年利で資産運用していけば良いのか明確になります。なので資産運用を開始する前に自分の目標金額を決めたら、目標金額を達成するまでにどのような資産運用で行うのか、年利はどのぐらいで運用すれば良いのか明確にしましょう。

目標金額600万円のシミュレーション
運用資金 (元本)500万円
目標金額600万円
想定利回り (年利)1%、2%、3%、4%、5%
達成までの年数18年4ヶ月、9年2ヶ月、6年2ヶ月、4年8ヶ月、3年9ヶ月

上記の表を見ての通り、年利1%で運用した場合、目標の600万円に達成するまでに18年4ヶ月かかりますが、 5%で運用した場合はわずか3年9ヶ月で達成することが可能です。なお上の表はあくまでもシュミレーションであるため、考慮しなければならない投資リスクは反映されていません。そのため実際の投資結果だと少し違ってくるケースもあります。

500万円を資産運用する際のおすすめ方法

資産運用には様々な方法がありますが、500万円を実際に資産運用をする場合どの方法がおすすめなのかを解説します。それぞれ、ローリスク・ローリターン、ミドルリスク・ミドルリターン、ハイリスク・ハイリターンの方法があるので、 自分に合う方法で運用すると良いでしょう。

ローリスク・ローリターンで運用したい方

ローリスク・ローリターンで運用したい方におすすめの方法を解説します。主に5つの方法になりますが、リスクが低い分大きなリターンが得られないことを承知で運用すると良いでしょう。

銀行預金

最も安全な投資先が銀行預金です。500万円を預金して、銀行が倒産したとしても1000万円までは補填されるしくみがあるので安心ですが、預金をしたとしも年利は0.01%です。つまり、500万円を運用すると得られる利益は500円となります。これでは大きな資産を築くことはほぼ不可能でしょう。なので実際に500万円を資産運用している方で銀行に預けている人は少ないはずです。

個人向け国債

個人向け国債とは国にお金を貸して、定期的に利益を得る方法のことです。投資先が日本という国であることから極めて安全性の高い投資方法ではありますが、利率が低いためそれほど大きな利益が得られる魅力はありません。ただ気軽にはじめられる投資方法であり、1万円から国債を購入できます。また、個人向け国債は満期を迎えたら額面金額通りのお金を受け取れます。

保険

一定期間お金を積立る貯蓄型の保険も投資の1つです。毎月引き落としで保険料が支払われるため、手間もかかりません。また保険料は控除の対象になり、所得税や住民税の節税にもつながります。ただあくまでも保険であるため、大きなリターンを得られる投資方法とは言えません。節税対策などの付加価値で検討する価値のある投資方法です。メインで投資する方法としては不向きだと言えます。

確定拠出年金

近年注目を集めているのが、確定拠出年金です。老後に向けた年金制度の1つであり、 個人で定期預金や投資信託などの商品を購入して掛け金と積立金を運用する投資方法です。確定拠出年金の年利は4%〜6%と言われていますが、ファンドによって大きく開いてきます。また60歳まで年金資金を引き出せないため、最終的な年利を検討できません。安全面はかなり高い投資方法ですが、中途解約もできず将来の年金額も確定していないためその部分をクリアできるのであれば、長期的に投資する方法として候補に入れておいても良いかもしれません。

純金積立

純金とは実物資産への投資方法です 純金は投資して儲けるというよりも一部の資産として保有するイメージで捉えておくと良いでしょう。価値は安定していますが、利益を生み出すことはないため、年利は期待できません。なので、有事の時に威力を発揮する資産だと思っておくのが良いでしょう。もし、純金を購入する場合は年会費や購入手数料がかかります。また、取扱会社によってコストが違うので慎重に選びましょう。

▶ 『そのほかの資産運用の種類』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

ミドルリスク・ミドルリターンで運用したい方

ここのラインから本格的な資産運用ができると言えます。ただ、元本割れするリスクもあるので、自分で情報収集や学習する必要もこのラインから出てきます。それでは、ミドルリスク・ミドルリターンのおすすめの方法を5つ紹介します。

株式投資

会社が発行する株を売買することで利益を得る投資方法です。株価が安い時に購入して株価が高い時に売却すれば、その差額が利益になります。会社の業績が上がれば大きなリターンが得られますが、不祥事・倒産・景気の悪化により大きく下落すれば大きく下落する可能性もあるでしょう。また、会社の情報を自分で収集しなければならないため、時間も必要とされます。ただ、しっかりと選べば安定的に運用できるので初心者におすすめの方法と言えます。

投資信託

投資信託は資金を用意して資産運用自体は専門家に任せる方法です。500万円の資金があるけれど、どうやって運用すれば良いのかわからない人にはおすすめの方法で、リスクも抑えられて初心者の人でもはじめやすいです。注意点としては、それぞれの投資信託によって投資対象や運用方法も異なるため、その投資信託がどのような運用をしているのか軽く調べておく必要はあります。また、運用実績によっては元本を下回ってしまうリスクもあるので注意しましょう。

J-REIT (不動産投資信託)

J-REITとは上場不動産投資信託のことです。不動産投資法人が投資家から集めた資金で収益不動産を購入し、賃料や売買益を分配する商品です。J-REITは証券取引所を通じて売買する点で株式投資と似ています。株式投資と同様に価値が下がれば損をするリスクがありますが、価値が上がれば大きく利益を得られる可能性があります。J-REITも1つの商品ではなく、株式投資と同じように分散投資することがリスク軽減となります。

不動産投資

マンションやアパートなどの物件を購入して入居者から家賃収入をあげる方法が不動産投資です。比較的大きなリターンを期待できますが、物件選びや入居者の家賃滞納が発生するといった環境に左右されやすい投資方法です。ただ、不動産投資会社に出資すれば、物件選びから管理までを任せられるため手軽に開始できます。また、どうしても資金が足りない場合はローンを利用して不動産投資を開始できます。

ETF/REIT

ETF/REITは証券取引所で取引を行える投資方法であり、少額ではじめられます。また様々な商品と組み合わせて分散投資ができる方法です。利益に関しては「売却益」と「配当益」に分けられ、配当益に関しては高くても4%程度です。売却益はファンドによって差が出ます。投資信託と似ている投資方法ですが、いつでも売買できる点と手数料が安い点が大きな違いとなっています。注意点としては、外部要因で価格が変動する可能性があることと、どのファンドが良いのか自分で情報収集する必要もあります。

▶ 『投資の失敗』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

ハイリスク・ハイリターンで運用したい方

基本的にはハイリスク・ハイリターンの投資方法は初心者におすすめはできません。ですが、投資の世界である程度経験を積んでこれからハイリスク・ハイリターンの方法をやられる場合はその中でもおすすめの方法があるのでいくつか紹介します。

FX

FXは他国の通貨を売買して利益を出す方法です。為替レートの変動を利用して売買益を得るため株式投資と似ている部分はあります。為替レートは毎日変化しているため、タイミングが合えば短期間で大きな利益を得られます。また資金が少なくてもレバレッジをかけられるため、手元に10万円しかなかったとしても、レバレッジを10倍かけて100万円分の取引ができます。しかし情報を見誤れば大きな損害を受けるリスクがあるので、十分な知識がないうちにFXを開始するのはやめておいた方が良いでしょう

先物取引

先物取引とは将来の売買に関して予め取引をしておくことを意味します。投資先は様々で、原油や金、小麦、コーンなどがあります。取引注文は「買い」と「売り」が可能で、銘柄によっては価格の変動が激しい場合もあるでしょう。先物取引は相場表を使って前日の値動きを確認できますが、流動性が不安定なことから相場が定まっていないのが現状です。また予想に反した値動きをした場合は資金がゼロになり、新たに追加投資をしなければなりません。

暗号資産(仮想通貨)

インターネット上に存在する暗号資産(仮想通貨)を売買することによって利益を得るのも1つの投資方法です。ただ、最近できた投資方法であり不確定要素が大きすぎるというリスクがあるうえ、価格変動が大きいためハイリターンと同時にハイリスクな運用方法です。また資産運用の中でも税金が特に高い点も注意しておきましょう。

▶ 『仮想通貨・ビットコイン取引所の口座開設・登録が多い人気ランキング』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

500万円で行う資産運用に関するQ&A

500万円を資産運用する場合、様々な疑問が出てくるはずです。そこで初心者によく聞かれるQ&Aを2つほど挙げてみました。ぜひ参考にすしてみてください。

500万円をローリスクで運用す方法は何がありますか?

資産運用初心者の場合、なるべくリスクを抑えて資産運用をしたいのが本音です。そこで、ローリスクで運用するのであれば以下の3つ方法がおすすめです。本記事でも解説した方法なので、興味があれば調べてみると良いでしょう。

  • 定期預金 (銀行にお金を預けること)
  • 個人向け国債
  • 貯蓄型の保険

500万円の運用する際の注意点は何ですか?

500万円を運用する際の注意点は主に2つあります。 それは分散投資をすること、運用先は自分でもリサーチすることです。分散投資をした方が良い理由は、1つの投資方法につぎ込んでしまうと万が一の時に全ての資産を失う可能性があります。運用先に関しても、窓口ですすめられるがままに購入してしまうと思った以上に手数料が高かったりするケースもあるのでリサーチしておきましょう。

500万円で行う資産運用に関するまとめ

500万円があれば様々な資産運用の方法があることがおわかり頂けたはずです。ただ運用をするにしても、ローリスク・ローリターンの方法からハイリスク・ハイリターンの方法まであります。初心者であれば、ミドルリスク・ミドルリターンによる資産運用をおすすめしますが、どの方法を行うにしてもリスクはつきものです。

また自分でリサーチをする必要も出てくるでしょう。実際に運用する際も目標金額を決めたり、シュミレーションをしたり、メンタル面を整える必要もあります。資産運用には様々な点を考慮する必要がありますが、実際にお金が増える体験をすると将来に希望が持てたり運用事態が楽しかったりするので、500万円をお持ちの方は積極的に資産運用をしてくと良いでしょう。

▶ 『資産運用のおすすめ』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

執筆者情報
仮想通貨部 かそ部 編集部

名前。 はじめまして。本サイトの執筆を担当している、「仮想通貨部 かそ部」編集部です。本サイトは、仮想通貨の総合情報サイト「仮想通貨部 かそ部」の運営や、各種Web情報メディア事業を展開するドットメディア株式会社により運営されております。編集部一同、正確な論拠に基づいた調査のもと、読者(ユーザー)様にとって正確かつ最新の情報をお届けできるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。

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